ボーっと、クローセスは瞳と同じ色の空を見上げていた。冬から春に変わりつつある季節は非常に過ごしやすく、日差しも程よく身体を温めてくれる。

「・・・・・・・・・間に合わないかな、ユーノは」

ポツリと呟いて、ともすれば落ちてきそうな目蓋を支える。仕事が終わり次第合流すると言っていた無限書庫の司書は、この昼時には間に合いそうになかった。もったいないなぁ、と呟いて、持っていた二つの弁当箱を隣に置く。
―――ただし、これはフェイトと自分の分である。

「わざとだよなぁ、リンディさん・・・・・・弁当入れ忘れたって」

にっこりと笑って手渡された二人分の弁当に、クローセスは半分落ちかけた目蓋の奥から視線を向けた。とりあえず、温風で包み込んで温度を保つというサービスは忘れていないが。温まったら困るデザートのタッパーを覗き込みつつ、クローセスは再び一人ごちる。

「ふぁ・・・・・・こんなにまったりしてていいのかな・・・・・・」

実際の所、クローセスがこの世界に来てから一週間、一度も古代魔導族が現れる事はなかった。そのため目的も、相手の数を調べる事も出来ず、動きようのない状態である。

「ねえ、クリア・・・・・・敵には一体、どれぐらいの相手がいると思う?」
『判断しかねますね。ですが、第二階梯がいるかもしれない事は覚悟しておくべきでしょう』
「だね・・・・・・」

デバイスから響いた声に同意し、クローセスは嘆息した。
階梯とは、古代魔導族のランクを示すもの。第一階梯が最強であり、第五階梯が最弱。シアシスティーナが第四階梯であると説明したときには、皆顔色を変えていたものだが―――

(階梯の判断は、第三階梯までは魔力値で測られる。なのはたちの魔力なら、第三階梯とも十分に渡り合えるはず・・・・・・)

シアシスティーナの場合、魔力値の低さゆえに第四階梯止まりとなっている。ただしクローセスと同じく、個人戦闘能力に限っては非常に高いのだ。
まあそれでも、第五階梯でも最低Aランクはあるのだが。

『しかし・・・・・・流石に、第一階梯の方々はいらっしゃらないでしょう』
「まあ、ね・・・・・・二人は味方だし、二人は大昔に死んでるし・・・・・・もう一人は・・・・・・」
『炎竜王の手によって確実に滅ぼされましたからね』

第一階梯の古代魔導族は、僅かに五人。その内四人は確実に敵に回ることはない。そして最後の一人―――その一人こそ、二年前の戦争の原因となった存在だった。結局総力戦で彼は敗れ、肉体は滅び魔力も完全に消滅しているはずだ。

「・・・・・・まあ、第二階梯は最悪な連中も多いし、気をつけて置こうか」
『・・・・・・確かに、外道は多いですね』

殺気が滲み出そうになるのを抑えながら、クローセスは小さく呟いた。第二階梯以上の古代魔導族は、皆特殊な能力を持っている。それを利用して彼らは好き勝手な行動をし、幾人もの人間の人生を狂わせてきたのだ。

「―――お、いたいた」
「あ、みんな」

声をかけられ視線を向けると、白い制服を着た少女達がこちらに歩いてくる所だった。今までの物騒な思考をカットし、自然な笑顔を向ける。

「どうやって入り込んだのよ、あんた」
「いやまあ、光学迷彩掛けて飛んできたんだけどね」

魔法を使っての飛行はまだ慣れていないが、魔導で作り出した風で身体を浮かび上がらせる事は可能だ。さらに光の魔導で光の屈折率を変え、おまけにクリアスゼロが微弱な人払いの結界を施している。多少やり過ぎとも思われるが、念を押して損する事は無い。

「じゃ、食べようか」
「うん、そうだね」
「ユーノ君、間に合わなかったなぁ・・・・・・」

残念そうに呟くなのはに苦笑しつつ、クローセスはフェイトに弁当箱を手渡した。まだ温まっているそれに驚いた表情を見せるが、次の瞬間にはそれを嬉しそうに綻ばせる。

「ありがとう、クロス」
「どういたしまして・・・・・・なのは、ユーノも忙しいみたいだから」
「うー、分かってるけど・・・・・・」
「無理に言って無茶させちゃうのも悪いよ、なのはちゃん」
「まー、来たら来たでただじゃ置かないんだけどね・・・・・・」

ふふふ、と怪しい笑顔で笑うアリサに全員で苦笑する。まあ、これはユーノの自業自得という事でしょうがないのだろうが・・・・・・

(ペットとして密着生活してたなんて、僕でもフォローのしようが無いよ、ユーノ・・・・・・)

互いの誤解があったそうだが、それは流石にどうだろうか、としか言いようがない。すずかは今は許しているようだが、初めてバレた時にはきっついお灸を据えてあげたらしい。ユーノは今でもたまに夢でうなされるそうだが―――

(何したんだろ、大人しそうな顔して・・・・・・)

程よく温まっている弁当をフォークでつつきつつ、クローセスは嘆息した。

「それにしても・・・・・・最近はあんた達どこも行かないわね。研修中じゃなかったの?」
「うん。でも、しばらくはここでお仕事」

嬉しそうに頷いて、フェイトは弁当の中身を摘む。上手く箸を扱っているその手に視線を向けつつ、クローセスは声を上げた。

「敵がこの世界に紛れ込んだからね・・・・・・しばらくは、皆ここにいることになると思うよ」
「敵って・・・・・・大丈夫なの、クロス君?」
「ああ、大した事ないから」

実際にはまるっきり逆であるが、クローセスはそう笑顔で告げる。必要以上の不安を抱かせる事はない。

「はやてちゃんたちも、最近はずっとこっちにいるみたいだしね」
「そうねー・・・・・・ま、しばらくは皆で楽しみましょうか」
「だね」

笑顔をかわす四人の少女に多少の居心地の悪さを感じつつ、クローセスは再び今ここにいない友人の事を思い出した。やっぱり、無理にでも来て貰うべきだったか、と。

「―――あ、そうそう。忘れるとこだったわ」
「?」

ぽんと手を打って、アリサが声を上げた。首を傾げて彼女の方に視線を向けると、びしっと箸を突きつけて叫んでくる。

「あんたが使ってるの、なのは達とはまた別の魔法なのよね?」
「え? ああ、うん。そうだけど」

まあ、同じ魔法も使ってはいるのだが。名前の差やら何やら説明したらきりが無いので、特に細かい説明を入れる気にはならなかった。
クローセスの返答を聞き、アリサはどこか期待を込めた表情でこちらに視線を向けてきた。

「じゃあ、それってあたし達にも使えるの!?」
「・・・・・・・・・どう思う、クリア?」
『理論的に言えば、魔導はどのような生物にも使用可能ですが・・・・・・とは言え、世界が違うのでそれも確実とは言い難いですね』

クリアスゼロから返ってきた答えに、クローセスはふむ、と首を傾げた。魔力が『生命エネルギーを燃焼させた後に生まれるもの』と定義する魔導であれば、理論的に言えばどのような生物でも扱うことは可能となる。魔法も魔導も扱う魔力は同一ではあるが、この決め方ならば基本的に魔力を持たない人間はいない。
このとき魔力の受け皿となるのが、クローセスの世界で言う魔力容量であり、こちらで言うリンカーコアなのだ。

「まあでも、教えろって言うのは勘弁してもらえないかなぁ・・・・・・」
「何でよ?」
「僕らが魔導を使うには、基本的にはエレメントが必要になる。だけど、エレメントは例外を除いて消耗品なんだ。僕じゃエレメントは作れないし、いざって言う時の増幅器だから・・・・・・君たちに教えるために使うのはちょっと」
「・・・・・・ねえ、クロス君」

不満げな表情のアリサに変わり、今度はすずかが声を上げた。アリサほどではないが、やはりこちらも多少期待するものがあったらしい。

「基本的には、とか例外を除いて、とか言ってたけど・・・・・・それって?」
「そうよ、何かあるんじゃないの?」
「・・・・・・」

抜け目の無い性格、と評価をつけつつ、クローセスは口に運んでいたものを下ろしてから声を上げた。

「最初の方は、たまにエレメントなしでも魔導を扱える人間がいるから・・・・・・まあ、まさに僕がそれなんだけど。で、二つ目の方は、九つだけ消耗品じゃないエレメントがあるから」
「あ、それってあの・・・・・・」
「よく覚えてたね、フェイト。『魔導の欠片』の事だよ」
『私もその内の一つです』

自慢げな口調で声を上げるクリアスゼロに視線を向けつつ、クローセスは下ろしかけていた食べ物をもう一度口に運んだ。そこに、不満げな口調のアリサの声が届く。

「だったら、あんたが協力してくれたらいいじゃない」
「・・・・・・クリア、説明よろしく」
『人にはそれぞれ、得意な属性というものがあります。ですが見た所、貴方達は私とは全く別の属性です。それでは、私を操る事など出来ません』

言いよどむ事無くきっぱりと言い切るクリアスゼロに、クローセスは思わず苦笑した。元からこういう、礼儀正しいが言いたい事はしっかりと言う性格なのだ。残念そうにしている二人に謝りつつ、クローセスはふと視線を海のある方向へと向けた。

「・・・・・・・・・気のせいか」

感じたものを黙殺し、クローセスは食事を続けた。


 * * * * *


「・・・・・・・・・はぁ」

海岸沿いの道路を歩きながら、ユーノは小さく溜め息を吐いた。

「せっかく休みが取れたって言うのに、何してるんだろうな」

海から吹いてくる風を受けつつ、ゆっくりと歩いてゆく。クローセスから伝えられた事も、場所も覚えてはいるが―――生憎、今彼女達に会いに行く度胸はなかった。

「いやまあ、僕が悪いんだけどさ・・・・・・アリサ、何もあそこまでしなくてもいいじゃないか・・・・・・」

彼女から受けた折檻の数々を思い出し、陰鬱に溜め息を吐く。無論、全ては自分がはっきりと断らなかったことが悪いのだが。

「今は許してくれてるけど・・・・・・すずかも、あの改造スタンガンはかなり強烈だったよ・・・・・・」

―――と言うより、あの時なのはとフェイトが止めていなかったら確実に生死の境を彷徨っていたに違いない。潔く謝って、しっかり一発ぶん殴られようと思っていたのだが・・・・・・生憎、その一発が強烈過ぎた。

「―――それに」

小さく、俯く。脳裏に浮かぶのは、なのはの背後に傀儡兵が現れたその瞬間の事。胸に走った衝撃と、なのはの悲鳴―――正直、今はなのはに会いたくはなかった。
きっとクローセスなら、あの場面でなのはも助けて自分も無傷だっただろう―――自分には、それが出来なかった。

―――なのはの隣に立つには力不足だと、改めて思い知らされた。

「結局僕は・・・・・・なのはを護れてなんか、いなかったんだ」

あの時も、泣かせてしまった。命を助けられても、心を助けることは出来なかった。
あの後なのはは会いに来て、ユーノに怒鳴り声を上げていたのだ。何でもっと自分を大切にしないのか、と。その時、彼女は泣いていた。

(・・・・・・だから、いいじゃないか。裏方で、皆を有利にするように舞台を揃えれば。そうすれば、なのははきっと一人でも上手く戦える・・・・・・その方がきっと、上手く戦える)

そしてその時には、彼女の隣にはフェイトが、ヴィータが、あるいはクローセスがいてくれるはずだ。それなら、心配なんて要らない。『背中がいつも暖かいから』―――その言葉の通り、自分よりももっと安心できる人が隣にいてくれるはずなのだから。
だから―――

「―――だから、収まれよ」

胸を、強く握り締める。それでも、その奥で疼く鈍い痛みは消えようとしない。

「なのはを巻き込んだ僕に、こんな感情を持つ資格なんて無いだろ・・・・・・!」

無関係であったはずの少女を巻き込んでしまった―――こんな事にならなければ、今もきっと幸せに暮らしていたはずなのに。その想いは、いつまで経っても拭いきれない。
―――ユーノ・スクライアが望んでいるのは、何よりも高町なのはの幸福なのだから。

「なのはが幸せなら、それでいいんだ・・・・・・! だから、収まれよ・・・・・・!!」

胸の痛みは、収まろうとしない。どんなに言い繕っても、なのはの事を求めてしまうココロ―――胸の奥で暴れるそれに、ユーノは思わず歯を食いしばっていた。
ほとんど感情的に、隣にあった壁に拳を打ち付ける。一瞬の鋭い痛みと、徐々に響く鈍い痛み―――それで、胸の痛みを誤魔化す。血の滲んだ拳をそのままに、ユーノは近くにあった公園へと入って行った。

「・・・・・・頭、冷やそう」

沈んだ声で呟き、ベンチに腰を下ろす。先ほど打ち付けた拳から血が出ている事に今更気付くが、生憎それを癒すのも面倒だった。晴れ渡った空を見上げて、その色と同じ瞳を持つ少年を思い出す。

「クロスは、強いな・・・・・・」

声にこもった羨望には自分でも気付かず、ユーノはしばしそのまま空を見上げていた。と―――

がさり

「ん?」

すぐ傍の茂みから聞こえてきた音に、ユーノは首を傾げて視線を向けた。見れば、小さな茂みが少し揺れている。そこに視線を向けてしばし待つと、茂みの中から一匹の黒い犬が姿を現した。

「子犬? 見かけない種類だなぁ・・・・・・」

人間を警戒した様子も無い子犬を抱き上げ、ユーノは首を傾げた。つやのある体毛や首の所だけ毛が黄色くラインになっているのも気になるが、何よりその瞳に目が行った。
紅いのだ。まるで、宝石のように。

「紅い目の犬なんていたっけ・・・・・・?」

気になりながらも、疲れているらしいその犬を膝の上に置く。脳裏にこの世界で見た動物図鑑を思い浮かべてみるが、やはりこんな種類の犬など思い当たらない。結局諦め、ユーノは小さく嘆息した。

「でも綺麗だな、お前」
「・・・・・・」

見上げてくる子犬に苦笑し、ユーノはその身体をそっと撫でた。つやのある体毛は手触りもよく、流れに沿って撫でると質のいい毛布のような感触である。

しばらくはこうやって時間を潰そうと、黒犬を優しく撫で続ける―――が、突如として降り注いだ光がそれを許さなかった。

「―――ッ!?」

咄嗟に身を投げ出し、攻撃を躱す。一瞬前まで座っていたベンチは、跡形もなく消し飛んでいた。ぞっとしながら周囲に視線を向けるが、魔力反応や姿を確認することは出来ない。

(止まってたら的か!)

そう判断し、ユーノはバリアジャケットを纏って走り出した。周囲に気を配りつつも、封時結界の術式をマルチタスクで組み上げる―――そして、何故か自分がやけに魔力を失っている事に気がついた。

「何だ、これ・・・・・・ッ!」

再び、攻撃を受ける。衝撃に弾き飛ばされつつも、ユーノはすぐさま組み終わった術式を発動させた。

「封時結界!」

魔方陣が煌くと同時に、周囲の景色が色彩を無くして行く。しかし位相のずれた空間は、予想以上に狭い範囲しか覆う事は出来なかった。途端に魔力欠乏の疲労に襲われ、その場に片膝を着いてしまう。

「何で、こんなに・・・・・・え?」

視線を下げた先に、一匹の黒い犬。こちらを見上げる紅い瞳は、何故か笑っているようにも思えた。

「―――感謝するよ。正直、魔力が足りてなかったんだ」
「な・・・・・・っ!?」

黒犬が口を開く―――そしてその姿は、急激に膨張した。黒い毛皮は漆黒のローブに、黄色のラインはチョーカーに、一つに括られた黒い長髪はローブの漆黒の中に紛れて消える。真紅の瞳で見下ろすその姿に、ユーノは声を失っていた。

「魔力を持ってる人間に出会えて良かったよ・・・・・・それじゃなきゃ、もっと時間がかかってる所だった」
「貴方は・・・・・・何者、だ?」

魔力の足りない身体で、荒い息を吐きながら聞く。黒い男は、その口元に笑みを浮かべてこう答えた。

「レイ・・・・・・レイムルド=L=クレスフィード―――」

漆黒の中に紅玉の瞳を湛える彼が、その正体を明かす―――

「第一階梯の、古代魔導族さ」

およそ最悪の答えを聞きながら、ユーノはその場に倒れ伏した。







あとがき?



「・・・・・・ありゃ? またクロスの奴がいないな・・・・・・何だこの紙? ・・・・・・『コメントを控えさせて頂きます』? 何だ、このマスコミに問い詰められた芸能人みたいな言葉は。仕方ない、ここは俺だけでやっておくか―――」

「ああああああっ!!」

「ん? おお、なのは嬢か」

「あの時の人! 何でまたいるんですか!?」

「何でと言われてもな・・・・・・」

「あの後大変だったんですよ!?」

「ヴィータ嬢がか?」

「ヴィータちゃんも大変でしたけど、私が! クロノ君に怒られるしリンディさんに怒られるし!」

「そりゃ怒られるだろ。またTRBしたんだから」

「してません! 中破ぐらいです!」

「ふむ、中破か。それなら許されてしかるべきだな」

「・・・・・・そうですか?」

「おう。俺も中破ぐらいならしょっちゅうやってるからな。気にせんでもいいだろう」

「そうなんだ・・・・・・って、誤魔化されませんよ!」

「ちっ・・・・・・いやいや、誤魔化してなんかいないぞ。事実を述べただけだ」

「今、物凄くわざとらしく舌打ちしてませんでした?」

「気のせいだ」

「・・・・・・・・・」

「しかしまあ、この間の侘びをしなければならんのも事実だな。ほれ」

「? これは?」

「翠屋の無料券」

「うちの喫茶店じゃないですか! しかも『本物によく似ています』って書いてあるし!」

「似てるだろ?」

「偽者の証明です!」

「仕方ないな。これで手を打ってもらうか」

「今度は何ですか・・・・・・?」

「ぬいぐるみだ。ほれ」

「え・・・・・・ええっ!? ゆ、ユーノ君ですか、これ!?」

「ぬいぐるみデフォルメユーノ君フェレットタイプ&人間タイプ。無限書庫のショタコン達には大人気だ。欲しいか?」

「う・・・・・・」

「ほれ、本編とこのあとがきは全くの別世界だ。本編のごとく鈍感ではあるまい?」

「う、ううう・・・・・・いただきます」

「うむ。一緒に寝ると夢が見られるかもしれないぞ、と言っておく」

「あう・・・・・・あ、ありがとうございました」

「毎度〜。んじゃ、またな〜・・・・・・さて、馬鹿弟子をぬいぐるみにした時は割と売れたが、この中であれを売っても大した稼ぎにはならんか・・・・・・さて、次はクロスで作るか、それともフィギュアとか言うのでやってみるか・・・・・・」

「(遠くから眺めつつ)・・・・・・・・・僕を作り出したらそろそろ本気で殺しにかかりますから・・・・・・えー、全く本編に関係の無いあとがきになりましたが、この辺りで失礼します。また次回にお会いしましょう」






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