《重戦士》グランゼスト。
第三階梯古代魔導族、黒き魔剣使い。
レイムルド=L=クレスフィードより譲渡された破壊の魔剣《ヴィトラム》を用い、破壊力のみならば第二階梯に及ぶ。古代魔導族としては珍しく人間に対する蔑視を持っておらず、一時期人間と共に暮らしていた事もある。
主である『魔導王』の命により戦争に参加。第一線での戦闘に参加するも、天界騎士団特級騎士『漆黒の魔剣使い』『混沌の翼』レイヴァン=クラウディアに敗れ、消滅。

魔剣《ヴィトラム》の行方は不明。

報告
天界騎士団上級騎士 アレン=セーズ
天界騎士団特級騎士 レイヴァン=クラウディア
天界騎士団上級騎士 ミゼリア=セイレーン



追記
レイヴァンにとっては路傍の石だったようだが、出来れば騎士団に招きたかった。まぁ、今更どうした所で遅いが・・・・・・あいつに出会ったのが運の尽きって所か。ま、精々安らかに眠ってくれ、オッサン。

天界騎士団四天王 クライン=ゲイツマン


 * * * * *


(戦士としての最期ってのは、戦って死にたいって事だったか!)

魔剣から放たれた衝撃波を躱し、ユーノは胸中でそう呟いた。向こうも中々勝手な事を言ってくれる。だが―――

「約束して貰った以上、こっちも全力で答えないと、ね。フィー!」
『はい! Shield mode.』

ユーノが盾の下に短剣を収めると共に、再び盾の魔力が広がった。振り下ろされた魔剣を盾を使って受け流しつつ、右の掌をグランゼストに向ける。

「アクティブチェイン!」

発生した魔方陣から、六本の先端に刃をつけた鎖が飛び出す。光の鎖は蛇のようにうねりながらグランゼストに殺到するが、攻撃はあっさりと魔剣によって打ち払われてしまった。同時に放たれた衝撃波が、鎖を砕きながらユーノに迫る。

『Protection.』

命中の寸前、クレスフィードが自動で発動した防壁が、衝撃波を防ぐ。感謝しつつ、ユーノは再び複数の魔法を構築、設置型バインドをいくつか周囲に設置した。
問題は―――

『Restrict Lock. Delayed Bind.』
「無駄だ!」

増幅した魔剣の力場が、グランゼストを捕らえたバインドを粉々に砕く。いくら捕まえてもすぐに抜けられて、なのはの砲撃すら弾き返す。あの魔剣自体ロストロギアに近い物であるが、対人に限定すればこれほど凶悪な物はそうそう無いだろう。

(力場が増幅した状態で真正面から攻撃を受けたら・・・・・・僕の防御も、やばいかもしれない)

せめてもの救いなのは、あの増幅が一瞬のみであると言う事。そして、その増幅する瞬間に魔剣が僅かに発光するため、読み易いと言う事だ。

「けど―――」

勝機は、ある。作戦を組み上げながら、ユーノは振るわれた魔剣から飛び離れて距離を取った。少し離れたところに着地したユーノに向かって、グランゼストが声を上げる。

「どうした、防戦一方だぞ? ユーノ・スクライア」
「僕は元々、防御とサポート専門なので。でも―――」

手首を返し、指を上に向けた。カランカランと、三本の空薬莢が床で跳ねて軽い音を立てる。
―――上空には、緑色の魔方陣が浮かんでいた。

「アクティブチェイン!」
『Rainfall Shift!』
「ぬぅっ!?」

その名の通り雨のように降り注ぐ刃の鎖に対し、グランゼストは魔剣を盾のように掲げて防御する。しかしそれだけで防ぎきれるはずも無く、何本かの鎖は身体を掠め、細い切り傷をつけた。そして―――

「今ッ!!」
『Divine Buster.』

動きの鈍った所に叩き込まれる、なのはの砲撃。鎖の雨を焼き切りながら迫った魔法は、一直線にグランゼストに迫る。だが、瞬間で差し込まれた魔剣が、再びその砲撃を弾き返した。

「―――なのはが、攻撃してくれます。そしてなのはへの攻撃は、僕が通さない」
「なるほど、な・・・・・・」

笑みを浮かべて、グランゼストは頷く。それに同じく頷きで答えて、ユーノは再び作戦を組む。防御を行うのがあの剣である以上、二方向からの攻撃は同時に受けきる事は出来ない。だが、自分の攻撃は威力が低いため、一撃必殺とはなり得ない。ならば―――

「方法は一つだけ、と」

ならば、どうやってその状況に追い込むか。それを思いつく前に、グランゼストが再び刃を振るった。床を裂きつつ迫る衝撃波を横に飛んで交わし、同時に防御魔法を発動させる。

「ラウンドシールド―――」
『―――Exact!』

盾が形成されるのとほぼ同時、横殴りに魔剣の刃が叩きつけられた。二歩も離れていない場所に立つグランゼスト―――彼が魔剣の力場を強化する前に、ユーノとクレスフィードは彼の背後に一つずつ魔方陣を発生させた。

「チェーンバインド!」
『Struggle Bind!』

チェーンバインドがグランゼストの体を絡め取り、ストラグルバインドが魔剣に絡み付いて発動しようとした魔剣の強化をキャンセルする。グランゼストが動く前に距離をとり、ユーノは小さく息を吐いた。
再びバインドを砕いたグランゼストは、刃を下ろして小さく嘆息した。

「これは、あまり使いたくは無かったが―――そうでなければ全力とは言い難いか」
「―――!」

嫌な予感が背筋を這い上がる。彼は、何を隠していたのか―――その答えは、すぐに知れた。

「《ヴィトラム》よ・・・・・・我が魔力を喰らえ」

瞬間、魔剣が光を発する―――そして、それはそのまま持続し続けた。力場のエネルギーは収まらず、軽く触れているだけの床をへこませている。

「―――行くぞ、守護者よ」
「―――ッ!!」
『Round Shield Exact!』

咄嗟に防御魔法を発動する。そしてその瞬間、一気に接近したグランゼストの刃が叩きつけられた。なのはの本気のディバインバスターすら受け止める・・・その自身がある防壁が、一瞬にしてヒビだらけになった。

「くッ! シールドバースト!」
『Shield Burst―――! Protection!』

咄嗟に盾を爆破し、グランゼストから距離を取る―――瞬間、クレスフィードは慌てて防壁を作り出した。それとほぼ同時、煙の中から放たれた衝撃波が防壁を叩き、ユーノの身体を弾き飛ばす。

「ぐぅっ!」

息を詰まらせつつも着地し―――悪寒を感じて、ユーノは横に身体を投げ出した。一瞬の間を空け、ユーノがいた場所の地面がバックリと割れる。グランゼストは、すぐ背後に立っていた。

「速い―――」
「ふッ!!」

翻った魔剣が、体勢を崩しているユーノに叩き付けられる―――防壁を張る暇すらなく、ユーノは咄嗟に盾本体で防御した。特別素材の上レイの術式によって護られた盾が傷つく事は無かったが、ユーノの身体はあっけなく弾き飛ばされた。

「フローター・・・フィールド!」

弾き飛ばされた先に、フローターフィールドを三枚重ねで発動する。クッションのように受け止められつつ、ユーノは地面に着地した。鋭い痛みが左腕を襲う。骨は確実に折れている―――千切れなかっただけ役得と言うものだ。

「ユーノ君!」
「ぐ・・・・・・なのは・・・・・・?」

いつの間にか、ユーノはなのはの傍にまで弾き飛ばされて来ていた。先ほどの一撃で折れた左腕を抱え、真っ直ぐ向かってくるグランゼストに視線を向ける。

「なのは・・・・・・どうも、ラストチャンスみたいだ」
「え・・・・・・」
「言う通りにして・・・・・・僕を、信じて」

ガントレットが二発のカートリッジをロードする。一列目のカートリッジは、これであと二本・・・・・・これで、決める。そう覚悟を決めたユーノの耳に、なのはの声が届いた。

「そんなの、言うまでもないよ」
「え・・・・・・」
「ユーノ君は私を護ってくれる。言われなくたって、ずっと信じてるよ」

笑顔の言葉―――それだけで、力が湧いた。

「フィー!」
『はいっ! Round Shield Exact―――Full Power!』

真上から振り下ろされる大上段の一撃―――それを、目を焼くほどの輝きを放つ一枚の盾が受け止めた。それでも、盾には徐々にヒビが走ってゆく―――

『ここだと思う時に、僕の前にレイジングハートを突き出して砲撃を!』
『うん!』
「よし・・・・・・」

力強く頷いたなのはに満足し、ユーノは感覚の無い左腕を右腕で押さえながら持ち上げた。

「術式、開始・・・・・・!」
「ぬ、おおおお・・・・・・ッ!!」

クレスフィードと同時並行で術式を組み上げ、新たな式を盾に織り込んでゆく。ヒビは尚も増え続けるが―――まだ、行ける。

『マスター、まずいです・・・・・・っ!』
「大丈夫、まだ、行ける・・・・・・っ! フィー!」
『は、はい! 構築・・・・・・・・・完了! Load Cartridge!』

半ば歓声のようなクレスフィードの声と共に、一発のカートリッジがロードされる。組み込まれた術式に、ユーノはすぐさま魔力を流し込んだ。
―――作り出した術式は、斥力発生。

「術式、起動!」
『Repulsion Shield!!』

バンッ!!

ユーノとクレスフィードの声が発せられたとき、響いたのはそんな音だった。グランゼストは、手の中から消えた魔剣に硬直し―――

「ディバイィィィン・・・・・・」

ユーノの脇から突き出されたレイジングハートに、目を剥いた。慌てて退避しようとするが・・・・・・もう遅い。

「バスタアアアアアアアアアアッ!!」

放たれた桜色の奔流がグランゼストを飲み込み―――その身体を、吹き飛ばした。

「まだだ! フィー!」
『Daggeredge mode.』

空薬莢が跳ねる。盾から飛び出した刃を握り、ユーノはクレスフィードの本体からチェーンバインドを伸ばした。伸びた鎖は、吹き飛ばされてなお立っていたグランゼストの四肢に絡みつく。そしてその鎖を―――ユーノは、すぐさま縮めた。
鎖に引かれて体が飛び出し、グランゼストへと一直線に飛翔する。

「おおおおおおおおおおおッ!!」
「―――――!」

そして、刃は―――グランゼストの左胸に、突き刺さった。





ぐらりと彼の巨体が傾き、ゆっくりと地面に倒れる。その顔には、満足気な笑みが浮かんでいた。

「礼を言う・・・・・・ユーノ・スクライア」
「僕・・・は・・・・・・」

言う事が思いつかない―――そんな中響いたのは、全く別の声だった。

「こうなるとは思ってたけど・・・・・・まぁ、手酷くやられたね」
「―――レイムルド、殿・・・・・・」

人間の姿のレイが、いつの間にかそこに立っていた。無表情にグランゼストの事を見下ろして、嘆息交じりに呟く。

「古代魔導族は・・・・・・人間じゃないものが人間として生まれた突然変異体。心臓を貫かれて生きている道理は無いよ」
「この身体は、メルレリウスの人形であります故・・・・・・」
「うん、知ってるさ」

レイが、横に向かって手を広げる。その手の中に、斥力防御で弾き飛ばされた《ヴィトラム》が現れた。数十キロはありそうなそれを軽々と持ち上げ、レイは呟く。

「けどまぁ、君は魔剣を使い過ぎた。その人形の魔力は無限ではない・・・・・・どの道、この戦闘が終われば君は滅んでいただろうね」
「え・・・・・・?」
「やはり、そうでしたか・・・・・・」

レイの言葉に、ユーノが視線を上げる。それでは、なのはの世界を傷つける事になると言ったのは何だったのか。その疑問を読み取ったのか、レイは肩を竦めて声を上げた。

「グランゼストと言う意識体が滅んでいた、と言う事さ。今の彼の中には、元々の彼の魔力はもうほとんど残っていない。となれば・・・・・・後は、完全な傀儡人形として操られるだけって事。まぁ、どの道彼女はグランゼストを棄てたみたいだけどね」

虚空を見上げ、彼女―――恐らく、ウェルフィレアに向かって声を上げる。返答は帰ってこなかったが、小さく息を吐き出すと、レイは再びグランゼストに視線を向けた。

「君が忠誠を誓ったのが『魔導王』の奴でなければ、こんな結果にはならなかった・・・・・・あの時、僕らと共に来ていればよかったのに」
「過去の事です・・・・・・それに我は、二度に渡って戦士として滅ぶ事が出来た。レイヴァン=クラウディアにも、この幼き戦士達にも・・・・・・我は、感謝しております」
「・・・・・・まあ、レイヴァンの事だから君の事なんか既に忘れてるかもしれないけど」

漆黒の魔剣使いの姿を思い浮かべ、レイは深々と嘆息した。

「さて・・・・・・本来なら、君の魔力を根こそぎ奪う所なんだけど・・・・・・どうやら、果たすべき約束をしちゃったみたいだね」
「・・・・・・え?」
「はい・・・・・・」

レイがなのはの方に視線を向け、なのははそれに首を傾げる。小さく笑み、レイは巨大な魔剣を持ち上げた。

「ならば、君の意識が残っているうちに君を滅ぼそう・・・・・・彼女が生きている内に約束を果たさなかったら、魔力輪廻から君を見つけ出して今度こそ僕の糧にしてやるから」
「ええ・・・・・・お願いします」

《ヴィトラム》が魔力を纏い、淡く発光し始める。それを見上げていたグランゼストは、穏やかに目を閉じた。

「・・・・・・高町なのは、ユーノ・スクライア・・・・・・レイジングハート・エクセリオン・・・そして、クレスフィード・・・・・・貴殿らに出会えた事を、我は心より幸福に思う・・・・・・ありがとう」
「―――っ・・・・・・」
「グランゼスト、さん・・・・・・」

ユーノが歯を食いしばり、なのはは涙を流しながら彼の姿を見詰める―――そして、魔剣は振り下ろされた。

「―――気が向いたら、来世の君を見つけておくよ」


―――その最期は、一瞬だった。


衝撃が吹き荒れ、グランゼストの身体は魔力の欠片となって消え去った。光の粒子が虚空に消えてゆく中、小さくなのはの嗚咽が響く―――

嘆息し、レイはユーノに掌を向けた。光が放たれ、左腕に収束する。

「レイさん・・・・・・?」
「後始末は僕がしておく・・・・・・君は、彼女についていてあげて」

ユーノの左腕を癒したレイは、魔剣を片手にその場から立ち去った。その背中に礼をして、なのはの元に駆け寄る。
悔しさと、哀しさで―――彼女は、泣いていた。

「ユーノ、君・・・・・・」
「なのは、大丈夫?」

しゃがみ込んでいるなのはに視線を合わせ、ユーノも彼女の前に膝を着く。感情をかき乱され、何を言えばいいのか分からない。

「―――私、助けられなかった」
「え・・・・・・?」
「哀しい人だったのに・・・・・・助けて、あげられなかったよ・・・・・・」
「なのは・・・・・・」

ぽろぽろと、なのはは悔しさで涙を流す。彼女のそんな顔を見るのは―――ユーノには、耐えられなかった。クレスフィードをモードリリースし、なのはをそっと腕の中に閉じ込める。

「・・・・・・あの人は、僕達に感謝してくれていた・・・・・・最高の結末ではなかったけど、あれがきっと僕らに出来る最善だったんだ」
「でも、それじゃ・・・・・・諦めたのと、同じだよ・・・・・・」
「そうだね・・・うん。僕も、悔しいよ・・・・・・」

なのはを抱き締める手に力がこもる。どんなに強くなっても、何もかも出来るようになる訳じゃない―――それを、思い知った。
腕の力が強くなった事に気付いたなのはも、また彼の心を読み取って顔を俯かせた。弱く、ユーノのバリアジャケットを掴む。

「ゴメンね・・・・・・ユーノ君だって悔しいのに・・・・・・あんな事して、辛かったのに・・・・・・」
「僕は・・・・・・平気だよ。なのはの方が、きっと辛いさ」

力不足から感じる悔しさなんて、もう慣れてるから―――きっと、自分よりなのはの方が辛い。

「言っただろ? ロストロギアの事件は、こんな結末ばっかりだって・・・・・・きっと、これからもこんな事はあるんだ」
「・・・・・・っ、慣れられる、かなぁ・・・・・・」

落ちる雫がバリアジャケットを濡らす―――その冷たさを感じながら、ユーノはそっと目を閉じた。

「慣れなくたっていい。なのはは、諦めないからこそ強いんだ」
「私・・・・・・強くなんか無いよぉ・・・・・・」
「ううん、強いよ。僕なんかより、ずっと・・・・・・」

なのはの背中に回していた手をそっと動かし、その背中を優しく撫でる。腕の中のなのはに、ユーノは小さく囁いた。

「諦めなければ、きっと辛い事だってある・・・・・・そうなったら、思いっきり泣けばいい。思いっきり泣いて、悔しさを吐き出して―――それで、次を頑張ればいい。泣く場所くらい・・・・・・胸ぐらいなら、僕だって貸してあげられるから」
「ユー・・・ノ・・・・・・く、ん・・・・・・」
「―――だから、我慢しないで・・・・・・ね?」

そこが、限界だった。ユーノの身体にしがみ付き、なのははその胸に顔を押し当てる。そして―――我慢する事を、止めた。

「ふ、ぁ・・・ぅあああああああああああああっ!! 助けられなかった・・・救ってあげられなかったっ!」
「・・・・・・う、ん」
「辛そうだったのに、寂しそうだったのに―――私っ、わたしぃっ!!」
「そう、だね・・・・・・っ」

溢れ出るなのはの激情を受け止めながら、ユーノもまた涙を流していた。グランゼストを救えなかった事、そして何よりなのはにこんな事を背負わせてしまった悔しさに。
だから―――

「強く、なろう・・・・・・っ、ね、なのは・・・・・・」
「う・・・ん・・・・・・うんっ・・・・・・ユーノ、くん・・・・・・ッ!!」

―――二人で、そう強く誓った。







あとがき?



「グランゼストとの戦闘、よーやく終了」

「何かもう、エネルギーを出し切った感があるね」

「作者さんもここまで一気に書いてたみたいだし」

「勉強しろ、勉強」

「君にだけは言われたくないと思うけど」

「あはは・・・・・・それにしてもユーノ、結構強かったなぁ」

「まぁ、攻撃手段はアクティブチェインかダガーエッジモードしかないんだけどね。性質上、砲撃魔法とかは使えないし」

「ユーノのデバイスって言うだけあって、ほとんど防御と拘束魔法ばっかりだったけど」

「まぁ、その分硬さは段違いだよ。今までの彼が盾なら、今の彼は城壁ぐらいにはなるんじゃない?」

「それはまた随分と強化したもんだな」

「フルドライブになったらどうなる事やら・・・・・・」

「それはもう・・・・・・なのはと合わせたら移動要塞みたいな」

「それは・・・・・・」

「なるほど・・・・・・それは面白そうだ」

「まぁ、クラインさんからすればそんなもんでしょうけど・・・・・・」

「さて、次からはユーノとなのはの絡みが増えるんだよな」

「クロスとフェイトも増量するつもりらしいけど」

「えーと・・・・・・レイ? 何を・・・・・・」

「(無視)そーだな。まぁ、そろそろ中盤の終わりから終盤に差し掛かってくる辺りだし、色々展開が早くなるかも知れんな」

「(同じく、無視)まぁ、ようやく読者さん達が望んでる物が出てくる、と」

「二人ともー?」

「(再び、無視)しかし、どんな風に話を展開させるつもりなんだ?」

「(言うまでも無く、無視)さぁ、作者だってそうそう手の内を明かしたりするつもりは・・・・・・まぁ、結構やってるけど。でも話の展開は、そう先の事は言わないみたいだし」

「うぅ・・・・・・えと、それでは、次回にお会いしましょう」






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