「―――っと」

引っ張られるような感覚にバランスを崩しかけ、ルヴィリスは顔をしかめた。その一瞬で、己の置かれた状況を理解したためだ。薄暗い、隔離型の結界の内部。気配は、己の他に二人。

「・・・・・・そっちは大丈夫? アルフ、クロノ」
「―――!? あ、ああ」
「も、問題ないよ」

転移が終了した瞬間に声をかけたため、クロノが思わず仰け反る。普段なら小さく笑う所だが、生憎そんな事をしている余裕は無かった。
状況が掴めない。もとより戦局を握れるとは思っていなかったが、ここまで手玉にされては放置する訳にも行かない。虚空を見上げ、ルヴィリスは呟いた。

「・・・・・・めんどくさい魔導式ね。こりゃ、アースラに通信が繋がるにもしばらくかかるわ」
「分かるのかい? あたしにゃさっぱりなんだけど・・・・・・」
「まあ、ね。分かったからって私に干渉できる訳じゃないけど。ここまで大規模だとこの剣で解除するのも難しいし」

短剣である《ルヴィリス》を握り、小さく嘆息する。他のメンバーの無事が確認できないのも痛い。

「・・・・・・あのジジイ、少しずつおびき出して《写本》を試すつもり? となると、面倒ね・・・・・・」
「どちらにしろ、このまま突っ立っているのは危険なんじゃないか?」
「このまま迎撃するんでも構わないけどね。どうせ―――」

頭上を見上げる。そこに浮かぶ、紅の射手の姿を。

「あの女があたしを狙って来るわけだし」
「ッ!」
「早速お出ましかい!」

宙に浮かび、その手に矢を出したカルハリアを見上げ、ルヴィリスは小さく目を細めた。まだ偉そうにあの弓を持っている彼女に、険悪な視線を向ける。

「お久しぶりです、お姉ぇさま」
「ま、会うのはここで最後になるでしょうけどね、カル」
「ふふっ・・・・・・元気がいいですね。私に勝てると思ってるんですか?」

ピクリ、とルヴィリスの眉が跳ねた。しかし、距離のせいかカルハリアは気付かず、そのまま上機嫌に声を上げる。

「その短剣・・・・・・お姉ぇさまの本体の能力は分かりました。それ一つだけでは、術式を消滅させても威力を殺せません・・・・・・あの時は、あの子供がいたから防げていただけ・・・・・・一人では、私には勝てませんよ」
「・・・・・・・・・・・・」

カルハリアがパチン、と指を鳴らす。同時、ルヴィリスたちの後方に無数の影が現れた。そちらへと向き直るクロノとアルフへ、不機嫌さを隠そうともしない口調でルヴィリスは言い放つ。

「二人とも、そっちは任せるわ。あの馬鹿女を殺してくるから」
「なっ!? 待て、封印は―――」
「あたしの攻撃、加減なんて出来ないの。当たったら一撃死。それに、封印したっていずれ騎士団に処分されるんだから。それにね―――」

左腕の腕輪が、光を放つ―――そしてその手首の部分より、長大な弓が姿を現した。収束弓《クルス》―――カルハリアが持つものと全く同じそれを構え、ルヴィリスは目を細める。

「あそこまで馬鹿にされて黙ってられるほど、あたしの沸点は高くないのよ。ま、正当防衛よ?」
「・・・・・・極力、殺すな」
「善処するわ」

無表情に言い放ち、ルヴィリスはクロノとアルフの事を完全に意識から外した。最早カルハリアに何一つ思い通りにさせるつもりは無い―――その表情である。

「・・・・・・待たせたわね、カル。どうしたの? せっかく隙をあげたのに矢を収束もさせないのかしら?」
「・・・・・・な、んで・・・・・・」

目を見開き、カルハリアは絶句する。それに対し、ルヴィリスは小さく笑みを浮かべた。

「別に、疑問に思うほどの事じゃないでしょ。それとも、第三階梯程度のアンタじゃ、レイの固有能力なんて知らなかったのかしら?」
「レイムルド様の・・・・・・固有能力・・・・・・?」
「ま、知らないならそれでいいわよ。この際関係ないわ」

そう言って笑み、ルヴィリスは弦を引く。そこに向かって急速に炎の魔力が収束する―――その構成速度は、カルハリアのそれよりも遥かに上だった。スターライトブレイカーにも近い魔力収束―――

「アンタがあたしに勝ってるのは魔力量だけ・・・・・・同じ土俵で、アンタは勝てるかしら? ―――“Exurere Ardens Ignis”」

魔力が加速、強化される。その言霊を作り出した、その本人の力で―――灼熱の矢は、紅い筋を宙に描いて駆け抜けた。一瞬で迫る矢からカルハリアが身を躱す―――刹那、矢は収束していた炎を炸裂させた。

「がぁっ!?」
「この弓は、あたしがあたしのために作り出した物・・・・・・あたしだからこそ、実用に足る速度で構成できる。知ってるわよねぇ?」

―――今のは牽制程度だ。元より炎の使い手であるカルハリアに、炎の矢は効き難い。
だがそれでも、矢を構成する魔力密度は伊達ではなかった。全身に軽く火傷を負ったカルハリアが、炎の中から姿を現す。

「―――っ、やりましたね! “Exurere Ardens Ignis”!」
「まともに収束できるのは炎だけ、ね。“Conglaciare Albus Glacies”」

引き絞られた弦の中に現れるのは白い矢。灼熱の矢と氷結の矢が、正面から向けられる―――そして、放たれた。刹那の風切音、そしてぶつかり合う二色の矢。
―――砕けたのは、灼熱の矢の方だった。

「―――ッ!」

矢の衝突で出来た隙でカルハリアは身を躱す。だが、掠った矢はその右腕を凍てつかせた。炎で氷を溶かすカルハリアを尻目に、ルヴィリスは再び矢の収束を始める―――

「させません!」
「―――なっ!?」

が、五条の紅い砲撃がルヴィリスの行動を中断させた。咄嗟に飛び上がって躱し、距離を取る―――視線を巡らせると、金属に包まれた蒼い宝玉が九つほど浮いているのが発見できた。

「・・・・・・デバイス、か」
「ええ・・・・・・趣味ではありませんが、お姉ぇさまにお仕置きです」
「言うじゃない青二才が」

本局を襲撃した時に局員から奪ったデバイスか。それぞれ改造して、複数の移動砲台を作り出したらしい。魔力量を生かした弾幕、という作戦だろう。

「面倒ね・・・・・・《クルス》」

的当てと洒落込んでもいいが、それだと本体を仕留めるまでに魔力を使い過ぎてしまう。この後には他の古代魔導族も控えているのだ。ならば―――

「鋭いのを用意しなさい。一撃で行くわよ」

腕輪の中心、弓の生えているちょうどその根元に黒い孔が開く。そこの見えない黒い孔は、周囲の魔力を急速に吸収し始めた。魔力蒐集は《クルス》に任せ、自分は周囲の攻撃に集中する。
―――背後に二つ。身を翻し、短剣を振りかざした。

「づッ!」

熱量を持つ砲撃を、ラベンダーの短剣が斬り裂く。僅かに手を焼かれるが、構わずに横に跳んだ。全方位から飛んでくる砲撃を躱しつつ、さらに魔力を溜め込んでゆく。

「ふふっ♪ 防戦一方ですね、お姉ぇさま」
「口の利き方に気を付けときなさい―――そろそろ、本気で行くわよ」

ルヴィリスの右目―――片方だけ空色であったそれが、左と同じように紅く染まる。クローセスとの同調は止め、力を完全に古代魔導族の物へと戻す。眼術と違って、別段魔力量が上がる訳でも身体能力が上がる訳でもない。だが―――

「固有能力、発動」

第二階梯の証たる固有能力は、この身体でも操る事が出来た。ルヴィリス=リーシェレイティアの持つ固有能力は―――《強化》。それも、術式の強化に限ったもの。

「《クルス》―――『魔力蒐集』、《ルヴィリス》―――『術式消滅』」

―――だが、その効果は絶大だった。《クルス》の魔力蒐集は一気に早まり、周囲の魔力素を急速に吸収し始める。それを見て、カルハリアが顔色を変えた。

「く・・・・・・っ! “Exurere Ardens Ignis”!」
「いつまで借り物の力に頼るつもりよ、アンタは」

弓を構え、灼熱の矢を生成する。だがその矢は、ルヴィリスが短剣を向けた瞬間に結合術式を破壊され、一瞬で炎に戻っていた。

「自分の戦い方でやりなさい・・・・・・あたしを馬鹿にするだけじゃ、あたしには勝てないわよ?」
「こ、のぉッ!」

九つのデバイスが、一気に砲撃体勢に入る。《ルヴィリス》をかざして一つ一つ魔法構築を破壊するが、放たれるまでに破壊できたのは六つだけだった。舌打ちし、飛び上がって身を躱す。が、その瞬間最初に術式破壊をしていたデバイスが回り込んできた。

「っ―――ぐっ!」

直撃―――いや、僅かに身を焦がした瞬間に術式を破壊する事には成功する。だが勢いまでは殺せず、ルヴィリスはそのまま地面に叩きつけられた。手に持っていた刃が身体に刺さりかけて冷やりとするが、息を吐き出してすぐさま起き上がる。
―――そこに、巨大な龍の顎が迫っていた。

「わぁお」

単純な魔導によって作られた精緻な造形。術式に縛られた物でないだけに、《ルヴィリス》で破壊する事は不可能だった。口元に笑みを浮かべ、水の魔導を発動する。

「―――やれば出来るじゃないの」

せり上がった巨大な水の掌が、龍の頭を握り潰す。水蒸気が視界を遮り、ルヴィリスは気配を消して地面を蹴った。
魔力蒐集は既に完了。後は、放つタイミングだけ。だが今の状況では相手の位置も掴めず、ルヴィリスはただ距離を取る事に専念した。

「どうして・・・・・・」
「ん?」

徐々に晴れてゆく水蒸気の中から、小さな声が響く。振り返り、ルヴィリスは首を傾げた。現れたカルハリアは、俯きながら続ける。

「お姉ぇさまは第一階梯の方々と共に行ってしまった・・・・・・どうして? なぜあの方の理想に賛同しなかったんですか!?」
「あたしがこっちの方が正しいって思ったから。何より、ガルディアラスがこっちに来たから。事実、『魔導王』は敗北して滅んだ。どっちが正しかったかなんて、目に見えて分かるじゃない」
「お姉ぇさまならこっちに来るって信じてたのに・・・・・・あんなに人間を憎んでたお姉ぇさまなら!」

その言葉にぴくりと眉を動かし、ルヴィリスは嘆息した。何も分かっていない。この小娘は、八百年経とうとも何も理解していない。
―――八百年前、古代魔導族たちはその長たる『魔導王』の命で魔族に挑んだ。その過程で人間の国を混乱させ、戦争を誘発し・・・・・・それに付き合えないと判断した一部の者たちは、魔族の棲まなかった四つの小大陸に移り、巨大な結界で外を完全に遮断したのだ。
結果として古代魔導族は人間と魔族、その両方に敗北した事になる。どうしようもない結果を思い出し、再び嘆息する。

「・・・・・・あたしが憎んだのは人間って言う種族じゃない。あたしの一族を独善的に滅ぼした、その一部の連中だけよ。他の人間の事は、何も思ってない・・・・・・憎んでもいない。ま、今はいくらか違うけどね」
「何で、何で人間なんかに!」
「そんな考え方してた挙句アンタはどうしたの? その蔑んでいた『人間なんか』に封印されたんじゃない」

古代魔導族が蔑んだ人間―――しかし、彼らも無能ではなかった。魔剣の製作技術を発展させ、己が肉体を磨き、新たな魔導という力を使いこなし、その力で古代魔導族に対抗した。第二階梯以上は魔族が、第三階梯以下は人間が―――元より数の少なかった古代魔導族は、それだけで滅ぼされたのだ。

「『魔導王』は超越者だった。唯一、元が人間の古代魔導族。最初に魔導法則に触れた人間。でもま、いくら力を手に入れたからって、脳味噌は結局強欲な人間のままだった。そんなものを信奉する気にはなれなかったわね」
「・・・・・・・・・!」
「あたし達は一時の間だけ現れた間違った存在。いなくなって、それで普通なのよ。掴める未来なんて無いし、排斥される以外の結果も無い。元より滅ぶしかなかった訳だけど、せめて共存を選べばまだマシだった」

自嘲的に呟き、嘆息する。魔導も古代魔導族も、間違って生まれてしまった存在だから―――その存在を肯定する事は、かつての古代魔導族の所業を肯定する事だから。

「だから、アンタが『魔導王』のやった事を肯定する以上、あたしとアンタは相容れない。意見は平行線だし、どこにも妥協できる点は無い」
「そんな・・・・・・」
「ま、それ以前に―――」

《クルス》を構える。弦を引き、先ほど蒐集した魔力を固定化させる―――

「アンタ、あそこまであたしを馬鹿にして、許してもらえると思ってんの? “Luminare Croceus Lucis”」

現れたのは光を固めた黄金の矢。シュツルムファルケンと同等か、それ以上の魔力を固めた一撃。それに対しカルハリアも、分散させていたデバイスを戻して一気に砲撃を放とうと魔力を集中させる。

「「―――貫け」」

―――そして、光が放たれた。




とさり、と左腕が落ちる音が響く。地面に落ちた腕輪のついた左腕を見て、勝者は小さく笑みを浮かべた。

「ったく、散々迷惑かけて」

―――立っていたのは、ルヴィリスだった。僅かに体を煤けさせている以外はほぼ無傷である。《クルス》の弓を仕舞い、ルヴィリスは小さく嘆息した。落ちた左腕を拾い上げ、そこから腕輪を抜き取る。

「あーあ、散々改造されてるわねぇ・・・・・・仕方ない、あとでレイに―――」
「あははっ」

突如として響いた笑い声に、思わず硬直する―――それがいけなかった。僅かな隙に後ろから首を掴まれ、動きを封じられる。

「アンタ・・・・・・っ!」
「おねぇさまも、いっしょにいきましょう?」

身体に大穴の開いたカルハリアが、そこにいた。同時に、その死に行く体から膨大な魔力が放たれる―――残っていた生命魔力の全てを、ここで使い切るつもりなのか。
舌打ちし、ルヴィリスは刃を抜き放つ。

―――そしてそれとほぼ同時、巨大な爆発が二人の姿を消し去っていた。




「―――ルヴィリスッ!?」

爆発の中に姿を消したルヴィリスに、クロノは思わず目を剥いた。そちらへと駆け出そうと足を向けるが、そこに五体の傀儡兵が立ちはだかる。

「邪魔だ! ブレイズキャノン!」
『Blaze Cannon.』

放たれた砲撃が、傀儡兵の姿を消し飛ばす。いくら潰しても数の減らない傀儡兵たちに舌打ちし、クロノはアルフに向かって声を上げた。

「アルフ、援護を!」
「了解!」

近寄ってくる傀儡兵をアルフに任せ、クロノは飛行魔法も使ってルヴィリスがいた場所へと駆けた。苦戦するアルフを援護するためにスティンガースナイプを放ちつつ、爆煙の治まらないそこへ到着する。
―――ルヴィリスとカルハリアの姿は、どこにも無かった。

「・・・・・・・・・ッ」

冷静になれ、と頭が叫ぶ。彼女の身体は作り物、あくまで本体はあのナイフだ。あのナイフが無事なら、彼女が死ぬ事は無いはずだ。ナイフが見当たらないのは、きっとさっきの爆発でどこかに弾き飛ばされただけだ―――
―――決して、全て粉々に砕け散った訳ではないはずだ。

「―――おい、クロノ! そっち行ったよ!」
「・・・・・・デュランダル」

背後から、傀儡兵の迫ってくる気配。上辺だけの冷静さで煮えくり返る芯を隠しつつ、クロノはデュランダルに命じた。

「―――アイシクルランス」
『Icicle Lance.』

イメージしたのは、ザフィーラの使う鋼の軛。地面から生えた無数の氷の槍が、迫っていた傀儡兵を容赦なく刺し貫く。非殺傷設定など意味の無い、敵を害するための魔法。

「・・・・・・あまり時間をかけてる暇は無い。アルフ、一気に片付けるぞ」
「あ、ああ」

クロノの声の中にある氷の響きにアルフは思わず呆気に取られる。だがすぐさま気を取り直し、飛び離れて傀儡兵たちに掌を向けた。

「あーもー数が多いねぇ・・・・・・動くんじゃないよ! チェーンバインド!」

放たれたオレンジの鎖が傀儡兵を縛り上げ、あるいは転倒させる。ユーノならともかく、アルフではこれだけの数を拘束する事は不可能だ。自身もそれは分かっているようで、表情には焦りが残っている。
が―――その僅かな時間でも、クロノには十分だった。

「悠久なる凍土、凍てつく棺の内にて、永遠の眠りを与えよ―――」

周囲に小さな雪が舞い始める。降り注いで行く雪は地面を、そして傀儡兵たちをゆっくりと凍りつかせ、その動きを奪ってゆく。そして―――

「―――凍て付けッ!!」
『Eternal Coffin.』

凍結の速度は、爆発的なまでに高まった。クロノの宣告と同時に傀儡兵の動きを奪っていた氷は膨張し、一気にその身体を氷の塊へと変える。だがこれはどちらかと言えば封印に近い凍結魔法―――これで敵を破壊する事は出来ない。
―――故にクロノは、最後の一撃を放った。イメージするのは、かつてクローセスが放った破壊魔法。

「―――響け、破壊の調べ。憐れなる者に、最期の安らぎと破滅を与えよ!」
『Descant Ruin.』

叫び、クロノはデュランダルを投擲した。一直線に駆けた氷結の杖は、氷の山に突き刺さり―――その全てを、一瞬で粉々に砕け散らせた。地面に突き刺さったデュランダルを回収し、小さく息を吐く。

「・・・・・・まだまだ改良の余地あり、だな。せめて杖を接触させないでも有効にさせないとな・・・・・・」
「アンタ、魔力は大丈夫なのかい?」
「魔力量はそれなりにあるのでな・・・・・・先に進もう。ルヴィリスの本体が落ちてるかもしれない」

何かを抑え込んだ表情で、クロノはそう呟く。二人はそのまま、結界の中を慎重に進んで行った。








あとがき?



「今回はルヴィリスとクロノとアルフ組だったね」

「うむ。残るはユーノとなのは嬢の組か」

「カルハリアは撃破、残るはメルレリウスとまだ姿を現してないウェルフィレアだね」

「まあ、他にもプレシア・テスタロッサの《人形》とリインフォースの《人形》ってのもあるが。アレはアレで中々大変な戦闘になりそうな気もするがな」

「特にリインフォースの方はそうかな。広域型対広域型となると、中々戦闘が派手になりそうだし。というか、作者もどういう規模で戦闘させるかどうかをまだ悩んでるみたいだけどね」

「・・・・・・ま、なるようになるだろ。ところで、ルヴィリスの方だが」

「最後油断したね、彼女」

「そうだな」

「大丈夫かな?」

「どうだろうな。元々の身体だったら確実に致命傷だろうが」

「今はユニゾンデバイスの模造品の身体だし、どうなるかは分からないね。まあ、流石に本体を壊されれば無理があるけど」

「解釈の難しい所だな」

「まあね。さて、次回は・・・・・・またクロスとフェイトの所に戻るのか」

「ほう。じゃあ、また殺し合いと言うよりは言葉での戦いと言った感じになる訳だ」

「どうだろうね。まあ、それはまた次回に」






BACK

inserted by FC2 system