―――吹き荒れる蒼い炎。いや、あれは刃か?
己に向かってくるそれを認め、シグナムは動く事も出来ずにただそれを眺めていた。見た目は、確かに蒼い炎だ。しかしそれはそんな生易しいものではない―――あれに飲み込まれたものは、塵も残さず消滅するだろう。
そしてそれが眼前に迫り―――シグナムは、唐突に来た衝撃に息を詰まらせた。一瞬視界が暗転し、すぐさまそれが復活する。

「はぁ・・・・・・・・・おーい、生きてるかお前らー?」

そして―――聞こえてきたのは、そんなやる気のこもっていない声だった。己の置かれた状況が分からず目を瞬かせ―――不意に、自分が今先ほど戦っていた相手に抱えられている事に気がついた。

「なっ!?」
「お、そっちは生きてたか。高町、そっちは?」
「はにゃあ・・・・・・」
「問題ないな」

右になのはとヴィータ、左にシグナム。それぞれ小脇に抱えたアレンは、先ほど襲いかかろうとしていた蒼い炎を眺めて小さく嘆息を漏らした。

「あの犬め・・・・・・何つー厄介な武装を片さないでおいたんだよ」
「な、なな・・・・・・何をしている!?」
「ああ? 助けてやったのに礼も無しかこの野郎。ほれ、よく見てみろ」

あごをしゃくり、アレンは壁に開いた穴の先を示す。そこには―――右手に蒼い飾り布のついた刀を携えた、金髪の少女の姿があった。

「・・・・・・ちなみに思ったんだがな、シグナムとやら」
「な、何だ?」
「侵入者ってのは俺じゃなくてあれの事を言ってたんじゃないのか?」
「・・・・・・・・・そ、それは・・・・・・って何だ、その心底『助けなければ良かった』とでも言いたげな表情は!?」
「『助けなければ良かった』」
「だからって口に出すな!」
「注文の多い奴だな」

言いつつ、アレンはぱっとその両手を離した。なのはがヴィータに押し潰されて中々愉快な声を上げていたが、それはともかく。その金髪の少女を見つめるアレンの視線は、ただただ皮肉った笑みに彩られていた。



(―――前と同じカタチ、とはな。メルレリウスの奴はネタに乏しいのかね)

かつて相対した古代魔導族、それが使っていた《人形》―――そのカタチは、レイヴァンと戦う事を想定しての物だったのか。

(どっちにしろ、無意味だろうがな・・・・・・奴も、その女の事は吹っ切ったようだし)

苦笑を交えて、前に出る。途中シグナムの手から武器を引ったくり、アレンはその少女へ向けて歩を進めた。

「おい、剣。お前の主とその友人を助けたいと思うなら、俺に力を貸せ」
『・・・・・・Ja!』
「ク・・・・・・いい返事だ」

後ろから聞こえてくるシグナムの抗議の声を完全にスルーし、アレンは小さく笑みを浮かべた。そのまま、軽く地面を蹴る―――相手もまた、その刃をアレンに向けて飛び掛る。
魔力をコーティングされたレヴァンティンと、蒼い刀―――《レーグナム》が打ち合わされた。

「アレン=セーズ!」
「有名人だな、ったく・・・・・・えーと、ラルフィーネだったか?」
「私はフィラクシアスだ―――」

蒼い飾り布が独りでに動き、アレンの身体を捕らえようと伸びる。咄嗟にそれから距離を置き、その口の端を笑みの形に歪めた。

「そうか。今度はオリジナルの記憶は模倣してないって訳か」
「―――?」
「別に知らんでもいいさ・・・・・・んで、何でこんな所にあのクソジジイの《人形》がいる訳だ?」
「主の遺志を継ぐ為だ」

フィラクシアスは刃を構え、アレンに向かって打ちかかる。真っ直ぐに振り下ろされるそれを一歩後退して躱し、アレンは床を蹴ってその頭上を飛び越えた。

「あの陰険クソジジイはようやく死んだか。そいつは重畳」
「―――貴様こそ、何故ここにいる」
「お前が最も注意しなくちゃならん相手のせいさ」

フィラクシアスが振り返りざまに斬撃を放つ―――アレンは一歩踏み出して躱し、地面を擦るように足を滑らせ、その刃で相手の脇腹を薙ぐ。が―――それは、相手に傷一つ付けられずに終わった。

「―――!?」
「ルナティックレイ!」

至近で砲撃が放たれる―――アレンはそれを、掌に発した不可視の障壁で斜めに受け流した。追撃を放たれる前に距離を取り、小さく嘆息を漏らす。

(形態固定化か・・・・・・しかし何だあの魔力量は? 正面からじゃ受け止められないってどんな反則技だ?)

視線を細め、眼術の発動率を高める。術式を掛けられているとしたら、力任せに攻撃したところで通じはしない。術式を凌駕するだけの魔力か、術式を貫通できる武装でもなければならないのだが―――

(さて、方法はあるが・・・・・・せめてこいつらが居なくなってくれんとなぁ・・・・・・)

全力を出せば攻撃は通じるが―――確実に、周囲にいる人間を完全に巻き込んでしまう。そしてその場合、防ぐ事も出来ずに彼女達は燃え尽きるだろう。

(それも寝覚めが悪いしなぁ・・・・・・)

嘆息を漏らし―――アレンは、レヴァンティンをその場で大上段から大きく振り下ろした。放たれた魔力は、巨大な刃の形をとって《固化》する。
―――《魔力固化》・・・・・・それが、アレンの操る流派の持つ特殊技能だった。
直進する巨大な魔力の刃は、フィラクシアスの身体を両断する―――はずだったが、固定化されたその身体には傷一つ付かず、ただ撥ね飛ばされるように吹き飛ぶだけに終わる。

「あー、くそ。色んな意味で反則だぞ畜生」

半眼で呻き、アレンは地面を蹴って跳び上がった。そのまま空中に魔力による足場を作り出し、空中に浮かぶフィラクシアスに肉薄する。浮いているその身体に蹴りを落として地面に叩きつけ、更にそこに掌を向ける。

「―――《天威》」

魔力が固化し、放たれたのは九つの槍と一振りの巨大な剣。槍が身体を貫いて縛り付け、剣が敵の身体を叩き潰すその技は―――しかし、一撃たりとも相手を傷つける事は出来なかった。舌打ちしながら下に向けて飛び降り、拳を固める。

「らあッ!!」

拳を叩きつけられた事で相手の体がバウンドし、僅かに跳ね上がる―――それに向け、アレンは容赦なく蹴りを放った。弾き飛ばされ壁に叩きつけられたフィラクシアスに、油断無く視線を向けながら構え直す。彼女は―――何一つ堪えた様子は無く、そのままの姿で立ち上がった。

「・・・・・・・・・」
「ヘヴィだな畜生め」

うんざりと呻き、どうしたものかと思案する。相手はかなり頑丈な造りの《人形》。しかも最上位に近い性能の魔剣を持っている。完璧に操れている訳ではないが、それでも十分厄介な能力だ。対してこちらは、装備の大半を無くし、使えるのは己が肉体と使いこなせない剣一振り。

(逃げちまった方がいいような気もするが・・・・・・)

視線をちらりとなのはに向ける。くらくらと頭を抱えながら起き上がっている彼女を見て、アレンは小さく笑みを浮かべた。頭の中で、『何か』のスイッチが切り替わる。

「―――ああ、そうだよな、ミリア。そんなのは俺らしくない」

笑う、嗤う、哂う、ワラウ。顔に浮かぶのは獰猛な笑み。
―――荒ぶる龍を連想させる、コワレタ笑み。

「さぁ来いよ、《人形》風情が」
「私を愚弄するか・・・・・・!」
「ハッ、当然だろバカ野郎。お前こそ、俺を誰だと思ってる」

親指を下に向けて突き出し、爛々と龍眼を輝かせながらただただ殺意をばら撒く―――まさしく、彼の二つ名の通りに。

「俺は『龍眼の殺戮者』だ。敵も、立ち塞がる奴も・・・・・・全て焼き尽くして進んできた。テメェだって例外じゃねえぞ」
「フン・・・・・・炎も出せない貴様など、どこに恐れる理由がある」
「ハッ、後悔するなよ・・・・・・レイヴァンの奴には悪いが、テメェは俺が焼き尽くしてやる―――」

―――刹那。
フィラクシアスが弾かれたように後ろに跳ぶ。それと同時に降り注いだ三本の魔剣が、一瞬前まで彼女がいた場所を貫いた。

「―――こんな所で《リインフォース》を使うつもりだったのか、君は?」
「お前か・・・・・・なんで止める」

ちらり、と視線を動かす―――そこに、黒衣の古代魔導族の姿があった。どこか呆れた、それでいてどこか楽しそうな、そんな表情で。

「まだ君でも操り切れないだろ? 彼女達も灰にするつもりかい?」
「制御してやるさ。やるしか無いってんならな」
「ったく・・・・・・相変わらずの馬鹿っぷりだ。ほら、なら貸してあげるよ」

レイが、アンダースローで何かを放る―――それを受け取り、アレンはその笑みを深めた。手の中にあるのは、クリアスゼロと全く同じ形の、それでいて真紅の輝きを湛えた宝玉。
―――遠い昔に名前は失われてしまったエレメント。彼がつけた名は―――

「《サラマンダー》・・・・・・ああ、感謝するぜレイ。これでようやく満足に戦える」

ニヤリと笑い、アレンはレヴァンティンを放り投げた。そのまま前に進み、突き刺さっていた魔剣の内二本を引き抜いて掲げる。

「完全って訳じゃねえが・・・・・・《人形》ごときにゃ十分だ」
「レイムルド=L=クレスフィード・・・・・・! 我が主の敵ッ!」
「一々フルネームで呼ばないで欲しいね。そもそも、クレスフィードの名は僕にはあまり相応しくないんだけど」

肩をすくめながら、レイは小さく嘆息する。そして―――その表情に、皮肉気な笑みを刻んだ。

「ほら―――ボーっとしてると、そこの龍に焼き殺されるよ?」
「―――ッ!?」
「そうさ、テメェの敵はこの俺だッ! 《火炎剣フレアソード》ッ!!」

一瞬で肉薄し―――刃から放たれた衝撃を伴う火炎の一撃が、フィラクシアスの姿を飲み込み、炎ごと壁の向こうへと弾き飛ばした。壁を融解させる熱量を放ちながらも、火傷一つ負わずにアレンは立ち上がる。

「おら、どうした? 終わりじゃねえだろ!」
「―――のォッ!」

蒼い飾り布が螺旋を描き、炎を弾き飛ばす。蒼い炎が吹き上がり、それを纏いながらフィラクシアスは跳び上がった。それに一歩も退かずに応戦し、振り下ろされる刃を右の剣で受け止め、左の剣に炎を灯す。

「《炎槍撃ブレイズランス》!」
「がッ!?」

放たれた突きがフィラクシアスの腹部に命中、開放された炎が一気にその身体を天井まで吹き飛ばした。そのまま地面を蹴り、何度も作り出した魔力の床を蹴り飛ばして加速しながら、アレンはそこに肉薄する。

「生まれたばかりのガキが! 目上の人に対する礼儀とかそんなモンを身に付けてから出直して来やがれッ!!」
「―――くッ!」

炎を纏う二つの剣が叩き付けられる―――その刹那、フィラクシアスの姿は消え去っていた。天井を破壊しながらも周囲に視線を巡らせるが、その姿は見当たらない。

「―――レイ!」
「・・・・・・まだ本局内にいるね・・・・・・いや、今消え去った」
「どこへ逃げた?」
「・・・・・・流石に、僕一人の知覚範囲じゃどこの次元世界に逃げたかなんて特定できないよ」

その言葉を受け、アレンは小さく嘆息した。昂ぶっていた感情を落ち着かせ、軽やかな動きで地面に着地する。

「ったく・・・・・・何なんだよ、アレは?」
「さあね・・・・・・まあ、厄介な置き土産だって事は分かるけど。とりあえず、今の所はそれほどの脅威じゃないかな」
「はっ、よく言う。戦ってもいないくせにな」

肩を竦め、半眼を向ける。だがそこに宿っているのは呆れでは無く、どこまでも真剣身の帯びた何かだった。

「あの野郎、戦ってる内に動きが鋭くなっていきやがった。まだ俺の動きに追いつけるほどじゃなかったが、それでもこのまま放っとくと厄介だぞ」
「急速な学習機能ね・・・・・・ま、考えてなかった訳じゃないが、成程厄介だ」

他人事の口調で頷くレイに半眼を向け、嘆息する。しかしあの動きは―――

「クロスと・・・・・・レイヴァンか」
「ん?」
「奴の動きだよ。妙に覚えがあると思ったら、あいつらの動き方に似てる。足捌きはクロス、剣捌きはレイヴァンだ・・・・・・つまり、あいつはもうあの二人と戦ったって事だろ?」

探るような視線を向け、それを小さく細める。その問いに対し、レイは同じく思案するように小さく目線を細めた。

「クロスは分かるけど・・・・・・レイヴァンか。君がこっちに来てる事も合わせると・・・・・・」
「あの野郎が動き出してるのは・・・・・・確実らしいな」

二本の魔剣を地面に突き刺し、小さく嘆息する。レイが《原書》を消失させると共に、先ほど構成した刃は消え去っていた。消失した刃から目を離し、周囲に視線を巡らせる。

「さて・・・・・・随分警戒されちまってるんだが」
「そりゃそうでしょ。やりたい放題やったんだから」
「そうか? 結構控え目なつもりだったんだが。怪我させた奴もほとんどいないし」
「まぁ、一人の骨もへし折ってないのは、君としては珍しいかな」

苦笑と共に発せられたレイの言葉に、アレンは再び半眼の視線を彼に戻していた。唸るような声と共に、威嚇の視線を真っ向から向ける。

「人の事を危険物みたいに言うんじゃねぇ。そもそも、テメェはさっきまで何してやがった? タイミング見たような現れ方しやがって」
「ああ、実はそうなんだ」
「・・・・・・なぁ、お前実は喧嘩売ってるだろ」

半眼の視線を向けて嘆息し、ぽりぽりと頬を掻く。この黒犬はいつもこの調子なので、あまりツッコミを入れても意味が無い事は分かっている。

「にしても―――」
「ん?」
「―――なんでこう、シェイナに似てる奴と縁があるかね、俺は」

なのはの方へ視線を向け、アレンは小さく嘆息した。己が九歳だった頃の記憶を呼び覚まし、胸中で小さく悪態を吐く。

「なのはの事が気に入らないかい?」
「まさか。まぁ、似てて嬉しいとも言わんが」
「そう? ミリアに会えた時は嬉しそうだったけど?」
「んなツラしてない。それに・・・・・・あの頃だったしな」

虚空を見上げ―――皮肉気に表情を歪ませる。込められた自嘲を振り払い、アレンは目を閉じて嘆息した。

「あいつが死んだのもアレぐらいのガキの時だからな・・・・・・思い出さずにはいられないさ。特に髪下ろしたりしてると」
「ふーん・・・・・・それで髪を結んであげたの?」
「悪かったな」

吐き捨て、装着していた《サラマンダー》を放り投げる。魔力の塵となって消失したそれには視線も向けず、アレンはふとその視線を横に向けた。その先から、レヴァンティンを鞘に収めたシグナムがこちらに向けて歩いてくる。ちなみに、ヴィータはその数歩後について警戒の視線を向けていた。

「・・・・・・何か用か?」
「先ほどは失礼した、セーズ殿。情報伝達の齟齬があったようだ・・・・・・シャマルめ」
「別に気にする事じゃない。んで、用事はそれじゃないんだろ?」

纏っている張り詰めた空気を感じ取り、肩をすくめながらそう呟く。その問いにシグナムは小さく頷き、レヴァンティンを目の前に掲げながら声を上げた。
―――その瞳を、爛々と輝かせながら。

「もう一度、私と手合わせ・・・・・・いや、私にご教授願いたい」
「・・・・・・レイ」
「まぁ、そういう性格なんだよ」

『何だこれは』という視線で問い掛けるが、返ってきたのは嘆息の込められた言葉。そういえば騎士団にもこんなタイプの人間がいたと嘆息し、アレンはやれやれとかぶり振った。

「・・・・・・あんたは、何のために戦う?」
「何・・・・・・?」
「俺が満足する答えを出せたら、少しは相手してやる」

いっそ何言っても不合格でいいかなぁ・・・・・・などと胸中で思いつつも、シグナムの返答を待つ。彼女はしばらく真意を測るように視線を細めていたが―――

「主はやてを護るため。それが、我等の戦う理由だ」
「それだけか?」
「それ以外に理由が要るのか」

ただ真っ直ぐに、シグナムはそう告げる。その言葉に、アレンは小さく嘆息を漏らしていた。

「不合格」
「なっ!?」
「確かに、それはあんたの根幹に根ざした想いの一つだろう。だが、足りない。己の感情を自覚できない内じゃ、教えたってどうしようもない・・・・・・あんたな、さっき俺が言った事もう忘れたのか」
「だが―――」

反論しようとする彼女を視線で黙らせ、その低く抑えられた声で告げる。常に飄々とした雰囲気を纏っていたアレンは、それが抜け落ちただけで途端に鋭さが目立つ―――そんな空気を纏っていた。

「何故護りたいと思うのか。己の内側にある感情の全てを自覚しろ。尊い物でも汚い物でも全てだ・・・・・・自分の弱さも自覚できずに、強くなれる訳が無いだろう」
「自覚・・・・・・」
「俺のヒントはここまでだ。後は勝手に考えろ」

嘆息と共に話を打ち切る。不満げな、そして深く思い悩むような表情を浮かべるシグナムから視線を外し、アレンはゆっくりと虚空を見上げた。

(さてと、あの野郎・・・・・・今度は何を企んでるんだか)

―――少なくともまともな事じゃない、と胸中で吐き捨て、これから起こるであろう厄介事にうんざりと頭を抱えていた。









あとがき?



「とりあえず落ち着いたか」

「ま、すぐさま和解って訳には行かないだろうよ。お前さんだってもうそろそろ組織のトップランクに近い所まで行くんだからな、それぐらい分かるだろ」

「当たり前だろうが。んなさっさと信用するなんてあのガキどもでなければ相当なお人好しだ」

「ま、拘束されるぐらいは覚悟しとけよ」

「レイを味方につけて大人しくしてるさ」

「・・・・・・暴れないのか?」

「期待するように聞くなバカ師匠! 何でわざわざ面倒事を増やさにゃならんのだ!?」

「いや、お前だし。『不幸』EXランクのお前が何も起こさずに捕まってるなんて色々とありえないだろ」

「だれがEXランクか! つーか本気の表情で聞くなバカ野郎が!」

「クロスの不幸の感染源が何を言うか」

「俺のせいかよ!?」

「違ったのか!?」

「だから本気の表情で聞くなつってんだろうがあああああああああッ!!」

「ふむ・・・・・・さて、からかうのはこれぐらいにして」

「コロス・・・・・・いつか絶対に殺す・・・・・・」

「次回は・・・・・・アレかね、クロスとの再会って所か」

「まあ、そうだろうな」

「うむ、お前も面白く使えそうでいい感じだな」

「どこが面白いってんだよコラ」

「存在自体?」

「よーしテメェ俺にケンカ売ってんだろそこに直れクソ師匠」

「はっはっは、ではまた次回」

「待たんかコラああああああああッ!!」






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