前回のあらすじ

なのは「入院中のすずかちゃんを襲った変態……」

はやて「それは、女性局員のアンケートでもワースト1位の男やった」

フェイト「寝ているところを何度も忍び込んできて胸を揉まれたすずかは、キレタのでした」

はやて「うちの許しなくすずかちゃんの胸を揉むなんて揺るさへん。すずかちゃんの胸を揉んだのは何処の誰や!!」

なのは「はやてちゃん。其の台詞、ヤバイんじゃ……」




フェイト「『魔法少女リリカルなのは〜失われし世界の遺産〜』はじまります」








 魔法少女リリカルなのは〜失われし世界の遺産〜
 第四話『もう一人の天才科学者なの』





 8月6日 AM7:00 本局食堂
「聞いたか!? あの噂」
「あの噂?」
 局員が聞き返す。
「あの変態ドクター、病院送りになったらしいぜ」
 既に、局員の間に知れ渡っているようだ。
「聞いた。聞いた」
「其れで、病院送りになった原因が入院中の少女の胸を触ったためらしい」
「あの変態、今度は、少女にまで手を出したのか?」
「昨夜もデバイス室の局員を病院送りにした後、襲いに行ったらしいぜ」
「其の後、如何なったんだ?」
「其の後、襲おうとした少女がキレて体中の骨を粉々にしたそうだ」
「あの、金属バットで殴ってもピンピンしていた教授が?」
「飴細工の用に軽々、折っていたそうだ」
「あの変態教授をボロ雑巾にしたって言うくらいだから余程頭にきたんだろ」


 同日 AM8:30 集中治療室
「あの尼、私の体中の骨を粉々にしてくれたお礼を必ずするのデス」
 変態教授ことダンタリオンは、包帯ぐるぐる巻きで寝かされている。
「今回は、派手に暴れたそうね」
 提督の服を着た女性が話しかける。
「ベルペオール様……」
「今回ばかりは、幾ら私でも庇えないわよ」
 庇えないと言うベルペオール。
「デバイス室を機能不全にした上に入院中の少女の胸を触ったそうじゃない」
「何故、知っているのデス」
「本局の提督クラスは皆知っているわよ。クロノ・ハラオウン提督から話しが来たから……」
「じゃぁ、私は如何なるのデス」
「多分、三提督の耳にも入っているから厳しい処分が待っていると思いなさい」
 そう言って、一枚の紙を見せる。
「其れは、何なのデス!?」
「教授。貴方が起こした騒動の請求書よ」
 請求書には、デバイス室の修理費、局員の治療代、慰謝料などが書かれていた。
「此の慰謝料の額は、何なのデス?」
 慰謝料の額は、修理費など遥かに上回った額だった。
「医局のサド先生、可也怒っていたよ。『入院患者で実験して悪化させて入院期間を伸ばした上、ワシらの仕事を増やすな』と」
 そう言って、医局からの請求書も渡した。
 其れに書かれていたのは、治療費、スタッフの時間外手当、入院費、集中治療室の修理費だ。
「何で私が、あの胸の大きい娘の分まで払わないといけないのデス」
「其の娘に手を出した本人が一番良く分かっているでしょ」
「私には、分からないのデス」
 ベルペオールは、ため息をついた。
「其の娘の治療費は、本来なら局の経費で落ちる予定だったんだけど、あんたが病状を悪化させて入院期間を延ばしたから、其の費用をあんたに請求する事になったのさ。今後の定期検査の費用請求も教授に行くから」
「私は、一切払う気は、無いのデス」
 一切払う気がないと言うダンタリオン。
「所で、教授…… 何をコソコソ見ているの!?」
 ダンタリオンが、見ていたのは女性局員の着替えだった。
「何も見ていないのデス」
 だが、後の祭りだった。
「教授、貴方の個人端末を没収します」
 其処へサナダがやって来てダンタリオンの端末を使用不能にする作業に入った。


「提督、ダンタリオンの端末使用不能作業終わりました」
「ご苦労様、サナダ技術局長!!」
「はぁ。ダンタリオンは、何時も私の邪魔をして迷惑です。此間は、後少しで完成だった高価な部品を使った試作デバイスを修理不能にまで壊してくれました。お陰で一から作り直しになりました」
「貴方も苦労しているわね」
「デバイス室の業務再開は何時になる?」
「最低でも、1週間は掛かります。スタッフの精神の傷が大きいのでもっと遅くなると思われます」
「まったく、あの変態教授、どれだけ迷惑かければ気が済むのやら」
「一応、念話の送受信が出来る装置をデバイスが出来るまでの代用として渡しておきました」
「其れを渡したのは、如何いう子!?」
「テスタロッサ・ハラオウン執務官の友人です」
「もう一人の被害者ね」
 アリサのことを話す二人。
「確か、変な薬を撃たれたて聞いたけど」
「『リンカーコア覚醒剤』です」
「『リンカーコア覚醒剤』!? 聞いたことが無い名前だけど」
「聞いたことが無いのは当然です。まだ、研究段階の物なのです」
 サナダは、事件捜査を担当した執務官から聞いた捜査状況を科学者としての意見を加えて話した。
「変態教授の処分は、お願いします。私は、急いでデバイスを一機創らないといけません」
 此れから、新規でデバイスを創ると言うサナダ。
「デバイス部は、使えないのに如何やって創るき!?」
「私個人の執務室で作ります」
 自分の執務室で創ると言うサナダ。



 同日 AM11:30 サナダの研究室
「ミッドとベルカの複合機か…… となると、魔方陣は、こう言うかんじか!?」
 サナダは、ミッドとベルカの魔方陣を重ね合わせてみる。
 モニターに複合魔方陣が表示される。
「之は、八神と区別捜査官の時以上に苦労しそうだ!!」
 サナダは、はやての時も苦労していた。
 しかも、今度はそれ以上だという。
「あの変態、あの制御チップ一つ数千万するんだぞ!! 造るのにも一週間も掛かったんだぞ」
 サナダは、制御チップを作り直している。
 作業用のテーブルには、無数の部品や工具が散らかっている。
 
 昼休みを知らせるチャイムが鳴るが、サナダは作業を続ける。
 サナダは、昼休みになったことに気づいていないのだ。



 同日 PM0:10 本局食堂
 昼食時間も、変態教授の話が持ちっきりだった
「あの変態教授、病院送りにされているらしいぜ」
「聞いた。聞いた。入院中の子に手を出して返り討ちにあったんだろ!?」
「返り討ちにした子、大怪我で入院しているんだよな」
「変態教授の実験で入院期間が延びたのに良く返り討ちにしたな」
「それで、変態教授は?」
「全身骨折に内臓破裂で全治1年以上らしい」
「当面、一年は安泰だな」
 局員達は、頷いた。
「其れで、其の子は?」
「武装隊の女性局員がガードしているらしい」
「男が、部屋に入ろうものなら刃を向けてくるのか?」
「ごく一部の限られた者意外入れないらしい」


「後で、変態教授を袋にしに行こうぜ!!」
「あぁ。袋にしてやろう」
「殆どの局員が同じことを考えているかもな……」


 同日 PM0:40 本局集中治療室
「変態教授!!」
「あんたたちは、何者デス?」
「貴様には、顔を貸してもらう!!」
 ベットに固定されている変態教授を引っ立てていく魔導師たち。
「何処へ連れて行くのデス!?」
「五月蝿い!!」
 変態教授を殴って黙らせる。


 同日 PM0:50 本局戦闘訓練室
「此処は、何処なのデス?」
「此処は、訓練室だ!!」
「私は、訓練室につれて来られる必要はないのデス」
「必要だから連れて来たのだ!!」
 魔導師たちが変態教授に向ける。
「此れから我がする質問には“はい”か“イエス”で答えろ!!」
「ノーは、ないのデスか?」
「あると思うか?」
 そう、変態教授ダンタリオンに選択権は、ないのだ。
「お前は、女性局員へセクハラ行為をした。違うか?」
「私は、した覚えが無いのデス」
「誰が喋っていいと言った!! お前に許されたのは、“はい”か“イエス”で答える事だけだ」
 リーダー格の男が合図をすると魔導師たちがダンタリオンへ魔法攻撃をした。
 魔法攻撃を受けたダンタリオンからは、煙が立ち昇る。
「次ぎ、命令以外のことをしたら殺傷設定で攻撃する」
 其れは、死刑宣告だった。
「お前に次の質問をする。此の写真の娘に手を出したか?」
「其の娘か!? 其の娘の胸は、最高の揉み心地だったのデス」
「“はい”か“イエス”で答えろと言ったが、認めたな…… 此の娘、高町戦技教導官のご友人だそうだ」
 ダンタリオンは、気づいていない。魔導師たちから立ち昇る怒りの炎に……
「実を言うと、俺たち高町教導官に指導を受けたことがあるんだ」
 魔導師たちのデバイスに先端に魔力が集まる。
 集まる魔力に動くことが出来ないダンタリオンは、恐怖する。
≪Divine Buster≫
 魔導師たちは、一斉にダンタリオンにデバインバスターを放った。
 爆発の後、包帯が燃え全身が消し炭になったダンタリオンが床に倒れていた。
「わ、わたしが、な、何をしたと、言うの、デス」
「五月蝿い!!」


 ドズッボ!!


 リーダーは、ダンタリオンに蹴りを入れた。
 其の蹴りは、鳩尾に入ったのだった。
「うっげぇぇぇぇっ!!」
 強く急所に入った為、激しく苦しむダンタリオン。
「彼女が、受けた心の傷はこんなものじゃないんだぞ!!」


  ドズッ!!


 再びダンタリオンに蹴りが入った。
 今度は、違う音も聞こえた。


 ブチッブチッ!!


 そう。糸が切れる音だ。
「アガギャァァァァァッ!!」 
 この世の者と思えない声を上げる。
 ダンタリオンから血が溢れ出る。
「今日は、之で撤収だ!! 今ので許したわけじゃないからな」
 魔導師たちは、笑いながら訓練室から出て行った。
 血塗れたダンタリオンを残して……


 血塗られたダンタリオンが発見されたの訓練室を使おうとした部隊がやって来た時だった。





 同日 PM3:50 サナダの研究室
「全く無茶な注文だ!! クラスターシュートを撃てる様にしろだぁ」
 サナダは、存在しない魔法のプログラム化に苦労していた。
 其れは、某管理外世界の質量兵器を魔法化しようと言うものだった。
「デバインバスターからクロスファイヤーシュートやアクセルシュートへ変換しろとでも言うのか?」
 その時、サナダは閃いた。
「そうか!! 何で気づかなんだ!! 実際にデータを取れば良かったんだ」
 そう言って、部屋から飛び出るサナダ。
「作業は、進んでいる!?」
「ベルペオール提督!!」
「さっき、医局から連絡があったのだけど」
「何かあったのですか?」
「教授が武装隊の訓練室で血まみれになっているのが発見されたの」
「其れで、如何なのですか!? 変態教授は……」
「意識不明の重体で、緊急手術中らしい」
「変態教授、借金を返さずに死ぬんじゃねぇぞ」
 サナダは、可也の額を変態教授に貸しているようだ。
「貴方、貸していたの!?」
「はい。10億程……」
「10億も貸してたの」
 驚くベルペオール提督。
「私よりもっと上がいますよ」
 サナダは、自分よりも巨額を貸している人が居ると言う。
「そうなの。其れで、此れから何処へ?」
「特注デバイスの魔法データ収集を……」
「特注デバイス!? 誰のデバイス」
「例の事件で薬を打たれた子のです」
「あぁっ、あの子ね」
「オリジナル魔法が多いからデータ化になんこうしそうです」
「そう、がんばってね」
 そう言って、ベルペオールは去っていった。

「さて、明日は、あの世界で測定する為の機材を送っておかないといかん」
 サナダは、彼の世界へ機材を送る手配をした。



 同日 PM5:30 海鳴市ハラオウン邸
「クロノ、本局から調査機器が届いたよ」
 エイミィがクロノに言った。
「こっちで調査するのか!? 本局ですればいいだろう」
「ほら、本局は変態教授で使用不能になっているじゃん」
「ダンタリオンのせいでアリサのデバイス作りが遅れているからな」
「明日、誰が来るの?」
「確か、マイスターの称号を持つサナダって言う男だったか」
「サナダって、マイスター・サナダの事!?」
 エイミィが確認をした。
「あぁ。シロウ・サナダだ!!」
「技術部の最高位の人じゃない」
「彼も忙しいのに付き合ってくれんだ!! エイミィ、翠屋に予約を入れといてくれ」
 翠屋に予約を入れるよう頼むクロノ。
「はいはい。何人分、頼めばいいの!?」
「とりあえず、30人分…… いや、40人分か!?」
「40人分でいいの?」
「あぁ、大食いが一人いるからな」
「其の大食いて、ヴィータちゃんのこと?」
「知っているなら聞くな!! もし聞かれたら殺されるぞ」
 クロノは、気づいていなかった。
 当の本人が背後にいる事を……
「あわっわっわっわっ!!」
「如何した、エイミィ!?」
「誰が、大食いだと!!」
「ヴィ、ヴィータ。何時から、其処に……」
「大食いが如何のとか言うところからいたぞ!! てめぇ、其処になおれ!! グラーフアイゼンの頑固な汚れにしてやる」
 そう言ってヴィータは、グラーフアイゼンを起動させる。
「ま、待て」
「問答無用!!」
「此処じゃ、問題あるって……」
「封鎖領域を展開してるから、無問題だ」


 ガシャンとカートリッジが排出される。


「うぎゃぁぁっ!!」
 クロノの悲鳴がこだまする。
 そして、床にピクッピクッするクロノの姿があった。
「之に懲りたら、私の事を大食いと言わん事だ!!」
「はいはい。治療するよクロノくん」
 既に救急箱を用意しているエイミィ。
 救急箱から消毒液と包帯を出して治療を始める。
「クロノくん。大人しくする」
 エイミィは、包帯を巻く。
「エイミィ、もう少しゆるく巻いてくれ!!」
 だが、エイミィはもっときつく巻き始めた。
「痛い。エイミィ、きつく巻きすぎだ」

 クロノが、如何なったかと言うと……
 其の夜、本局から帰って来たリンディにきつくお灸をすえられたらしい。
 そして、翠屋の支払いもクロノ持ちとなったのだ。
「踏んだ入り蹴ったりの上、懐も痛い……」
 クロノは、軽くなった財布を見てため息を吐いた。



 8月7日 AM9:00 海鳴臨海公園
 海鳴臨海公園には封時結界が張られ、各種測定機器が運び込まれていた。
 後は、ある男の到着を待つだけなのだ。
 少し待つ事、結界内に転送陣が現れ一人の男がやって来た。
「此処が、第97管理外世界か……」
「お待ちしていました。Drサナダ」
「本局技術部門の総責任者のサナダです。早速、データ収集をしたいのですが……」
「一応、機材のセットは完了しています」
「では、機材の調整とチェックをするので少し時間をください」
 そう言って、機材のチェックを始めるサナダ。
 マイスターの称号を持っているだけあって其のスピードは速い。
 あっという間に作業を終えてしまった。


「お待たせしました。データ収集を始めたいのですが……」
 サナダが、準備完了を知らせた。
「アリサ、準備が出来たそうだ」
 クロノに呼ばれるアリサ。
「其の子ですか? デバイスを作りたいと言うのは……」
「あぁ」
「はじめまして。私は、シロウ・サナダと申します」
「はじめまして、アリサ・バニングスです」
「ミス、アリサ。此れから、貴女に計測用のデバイス、ミッド式とベルカ式を渡します。其れを使って貴女の魔法を使ってください」
 サナダが計測用デバイスの使い方をアリサに説明する。
 アリサが、飲み込めるよう丁寧に……
 そして、アリサのデバイス作りのためのデータ収集が始まる。









 次回予告

なのは「アリサちゃんのデバイス作りのためのデータ収集」

フェイト「順調に進むデータ収集」

はやて「其処へ現れる謎のロボ」

なのは「謎のロボのせいで中断になるデータ収集」

アリサ「あたしの邪魔をするロボをぶっ壊してやるから」




なのは「次回「魔法少女リリカルなのは〜失われし世界の遺産〜」」

はやて「第5話!!」

フェイト「『謎のロボ現れるなの』に」

アリサ「向かって」


なのは、フェイト、はやて、アリサ「ドライブ・イグニッション!!」





 アリサ&すずかにおまかせ


アリサ「今回も全力で『アリサ&すずかにおまかせ』行くわよ」

 コーナーのテーマ曲と共に始まる。

アリサ「此の番組は、喫茶翠屋の提供でハラオウン邸からお送りするわ」

クロノ「何時、うちが此のコーナーのスタジオになったんだ!!」

 クロノが反発する。

アリサ「許可ならリンディさんに貰っているわ」

リンディ「う〜ん。甘いお菓子は、最高ね」

クロノ「買収されないでください。母さん!!」

アリサ「番組の邪魔だから、クロノくんは退場!!」

 アリサに退場宣告されるクロノ。

クロノ「何で僕だけ退場なんだぁ!!」

 クロノの叫びがこだまする。

アリサ「エイミィさん。番組が終わるまでクロノくんとデートしてきなさい」

エイミィ「行こう!! クロノくん」

 クロノは、エイミィに無理やり連れて行かれた。


アリサ「それじゃぁ、気を取り直していくわよ」

 気を取り直すアリサ。

アリサ「前回の続き行くわよ」

シグナム「アリサ、お前の試作機。壊れたの知っているか!?」

アリサ「シグナムさん。如何いうこと」

シグナム「お前は、知らないのか……」

アリサ「知っているのなら教えなさい」

 シグナムに急かすアリサ。

シグナム「お前の試作機は、管理局の変態教授…… 月村すずかにセクハラをして病院送りに去れた奴に壊された」

アリサ「何ですってぇ!! すずかにセクハラした奴が壊したですって」

シグナム「おまけに、デバイス室は閉鎖中だ」

アリサ「アイツ、今度殺してやるから……」

シグナム「其れよりテスタロッサから月村すずかのメッセージを預かっているのだが」

アリサ「フェイトがすずかのメッセージを?」

シグナム「あぁ」

 メッセージを記録したディスクを手渡す。

アリサ「それじゃぁ、メッセージスタート!!」

 ディスクが再生され始めべってに起き上がっているすずかが映し出される。

 入院着の隙間から見えるすずかの腹部は、今だ青黒い痣がある。

 そして、一箇所だけドス黒いままだ。

 変態教授につけられた傷だ。

すずか『アリサちゃん。もう少しコーナーをお願いね。変態教授のせいで入院期間が延びちゃったから』

 ディスクからすずかのメッセージが流れる。

すずか『それでお願いが、あるんだけど…… 翠屋のケーキやシュークリームが食べたいな』

 すずかからリクエストが出た。

サド『ケーキなど駄目じゃ!! 変態教授の実験で内臓が痛んで居るんじゃぞ』

すずか『でも、食べたいな』

サド『お前さんに、驚異的な回復力があるとは言え後、1週間は我慢するんじゃ。その後、流動食からならすからな』

すずか『早く翠屋のケーキが食べたい』

サド『普通食が食べれるようになったらケーキを食べさせやるから我慢するんじゃ』

すずか『本当ね……』

 その時、すずかは入院着を脱ぎ始めた。

サド『な、何をしているんじゃ!! 服を脱ぐんじゃない』

フェイト『す、すずか!?』

サド『之は、アレを飲ますしかない!!』

フェイト『これで、終わるから……』

 其処で映像は終わっていた。


アリサ「今、とんでもない光景が写っていたわね。あの後、如何なったの?」

シグナム「サド医師が、サドカクテルを飲ませて眠らせたそうだ」

アリサ「其のカクテル、最凶の威力ね」

 其処で出されるカンペ。

アリサ「今回もお別れの時間が来た見たいね」





アリサ「次回も楽しみにしていなさい!!」






あとがき

 すずかによって病院送りにされた変態教授、私刑にさせました。
 慰謝料、とんでもない額にしていますが、金額は、皆さんの想像におまかせします。
 今回のタイトルにある科学者、実は前話で登場しているんです。誰か分かりますか!?


 ネタバラシは、設定資料で行います。
 早く設定資料を作らないと……
 其の設定作りがなかなか進まない





 ご意見感想、『アリサ&すずかにおまかせ』のネタ、お待ちしています





BACK

inserted by FC2 system