「六課野球大会」 延長戦


「さて作者のサボりによりおよそ1ヶ月以上も空いてしまいましたこの機動六課野球大会。実況はおなじみ事象の拒絶も可能、エイミィ・ハラオウンです!作者の都合により11−11のまま延長戦に突入してしまったこの試合ですが延長戦に突入してからGGGスバル選手は必殺、真・肉○拳(サイモンさん、今更ですけどありがとうございます。)で抑え、ルミナスナイツも10回表途中から登板したヴェロッサ選手が魚人(鯱)の力とかいう謎のパワーでGGGを抑え、両チーム点を奪えずゼロ行進が続き、もうプロ野球規定を越えた延長13回に入ろうとしています。」
それを聞いていたGGGベンチで騒ぐ影がひとつあった。その人物は
「ゼロ!?ゼロはどこにいるの?」
スバルだった。昔のことで何か聞きたいことがあるようだ。しかし
「そんな人いないわ!!この世界には☆はいないの!あんたにあんな変な耳はない!」
と、同じくわけのわからないことを言うティアナに羽交い絞めにされていた。
「あいかわらず何をやってるんでしょうか、スバル選手は。」
「サボりの間も作者はいろいろネタを調達してきたみたいですので暴走度が増したんでしょうね。」
そう言うのはリィンUである。なぜかヴィヴィオと一緒にピザ○ットのピザを食べながら解説している。
「そういえば作者はついこないだアニ○ックスでコード○アスを見終えたんでしたね。さっそく利用してきましたか。」
「でもスバルは一体どんな育ち方をしてきたのか気になります。今度ギンガに聞いてみるですの。」
「教育方針間違えたかしら。気をつけてたつもりだったのに。」
「ってギンガさん、あんたいつから解説席に!?」
「ひどっ!?延長10回裏からずっといたじゃないですか!」
「このピザおいしいね。」
ヴィヴィオは笑顔でそう言った。何気に一番ひどいが子供なので許してあげましょう。

「では気を取り直して、13回表GGGの攻撃はシグナム選手からです!」

先頭バッター5番シグナムはセンターライナーに倒れてしまう。だが、続く6番ティアナは
「マテリア○イズ!」と叫びユニフォームを変えてから打席に向かう。なんかナノマシンがそうさせるらしい。というわけでライトオーバー2ベースヒット。そして
「次のバッターは7番ユーノ選手ですが・・・どうしたんでしょうか?何か雰囲気がすごいことになってますけど・・・。何か黒いオーラ的なものが出てます。」
「パパ、前に「もっと本編での出番をよこせ!」とか言って荒れてたことがあるよ。」
「その怒りを今思い出したんですか?」
「ついでになのはさんの魔王パワーも注入されているようですね。それもR指定的な方法で。」
「何か怖いですの・・・。」
7番ユーノ 本編での出番の少なさに対する怒りをこめて
「誰のおかげでなのはシリーズが始まったと思ってるんだーーー!」
「打ったー!これは文句なし!場外2ランホムーランです!13−11、GGGついに勝ち越し!さらに次のバッターは8番なのは選手!何かユーノ選手とは対称的にすごい幸せそうな顔をしてますけど。」
「ちょっと上の方を読めば理由がわかりますよ。」
「というわけでなのは選手もホームラン!14−11!ついにアベック弾が出た!」
それを聞いたGGGベンチのある場所の温度が約5度上昇。他のメンバーはみんなブラックコーヒーを飲みだしている。
「スバルはブラックなんて絶対飲めないはずなのに・・・。すごいですね、愛って。」
ギンガがしみじみとつぶやいた。

9番シャーリー 三振
そして、次は
「期待のスバル選手です!さあ一体何をやるのか!ヴェロッサ選手踏ん張りどころです!さあ第1球投げた!」
「もらった!」
コキン!
「なんとセーフティーバントです。いや、あれはまさか!?」
「超速○殻撃(ジェッ○・ラム・アタック)!」
スバルが超高速で駆け抜ける!
「セーフ、セーフです!なんと瀬○の○嫁(CDドラマ版)からきました!アルフ選手が何故か悔しそうな顔をしています!」
「あたしがやろうと思ってたのに!」
1塁上でスバルはガッツポーズを見せる。
しかし、続く2番アリサはやる気なく三振し、スリーアウトチェンジ。

「さあ再び追い込まれましたルミナスナイツ!3点ビハインドですが9回裏のように粘れるか!しかし、この回からマウンドには再び管理局の白い悪魔こと高町なのは選手が登ります!先頭バッターは6番フェイト選手です!」
だが、追い込まれたのかフェイトは
「キ○ヤ、キ○ヤはどこなの?」
「完全に錯乱していますね。」
そんな状態で打てるはずもなく三振。
だが、
「つぎは7番シャマル選手ですが・・・どうしたんでしょうか?さっきのユーノ選手と同じ空気が流れていますが。」
「たぶん理由も同じでしょうね。」
「魔王を越える怒りによりシャマル選手センター前ヒット!次は怖いバッターすずか選手!おっとなにやらサードを見ています。これは一体?」
「猫神様だからあたりまえだよ!」
「ヴィヴィオちゃん、さっきからずっと聞きたかったんだけど、ヴィヴィオちゃんもかなり詳しいよね。マニアックなネタもあるのに。そんなのどこで覚えたの?」
「教えてもらったの!」
「誰に?まさかアイナさんとか?」
「ううん、ザフィーラ!」
グランドの空気が一瞬固まった。そして魔王とその相方がザフィーラを睨む。いや、2人だけではなく、グランド上の全員が睨んでいた。
「ザフィーラ・・・お前・・・」
「こんな子供に何を・・・。」
「守護獣失格だな。」
「見損なったよ。」
「クロノ君、後でリミッター解除お願いなの。」
「私も。」
「私もお願い。主としてやるべきことをやるから。」
「すでにレジアス中将から許可が下りている。いくらでもやれと言うことだそうだ。」
「中将・・・。早いですね。」
「(というかまさかロ・・・?)」
「俺の人生はここで終わりか・・・。無念。」
さよならザフィーラ先生。

「では気を取り直してすずか選手の打席です!」
「負けないよ、なのはちゃん!私は何としてもサードに行かなきゃならないの!」
「すずか選手、打った!これはいい当たりだ!フェンス直撃だ!センターがクッションボールの処理にてこずる間にシャマル選手ホームイン!14−12!追撃です!さらにバッターランナーすずか選手も一気にサードへ到達!」
有言実行とはこのことである。そして3塁上で
「あの、お願いなんだけど。」
「な、何ですか?」
「お腹減ったからラーメン作って♪」
「私そんなの作れませんって!生まれてこのかた包丁に触れたことすらないのに!」
「大丈夫だって。この空間なら何でもできるから♪」
「無視して行きましょう!次は9番ヴァイス選手!1アウト3塁で一体何を仕掛けてくるのか!?」
「この純白の帝王に任せておけ。」
「名前ネタかよ・・・。」
「しかーし、奇しくも白vs白です。果たして勝つのは魔王か、帝王か!」
だが名前だけの帝王が本物の魔王に勝てるはずもなくあっさり三振。
「くそ、オ○ガさえいれば・・・。」
いねえっての。
「いよいよ2アウトです。バッターは1番エリオ選手!意地を見せることができるのか!?」
だが、エリオはあっさりカウント2−0と追い込まれてしまう。
「ユーノ君、最後はあれで締めるよ!」
「OK!」
「さあ一体何で来るのか!?」
なのはが振りかぶる!ユーノが構える!エリオが冷や汗を流す!グリフィスが小島よ○お的な動きをする(無視)。
「とし子宇宙へーーー!」
バッテリーとエリオ以外のグランド上の全員がこけた。ヴィヴィオだけは目を輝かせていたが。しかし
「いける!」
エリオはフルスイング!だがボールは突然軌道を変えてぐんぐん上昇する。たぶん本当に宇宙まで行っただろう。これで試合終了!・・・かと思いきや
「振り逃げ!」
グリフィスに言われ、気がついたエリオが急いで1塁へ走り出す。刺そうにもボールがないのでどうしようもないバッテリー。そして
「セーフ!なんと、間抜けな魔球で振り逃げ!ボールが帰らない間に3塁ランナーホームイン!14−13!ついに1点差!ちなみにエリオ選手は1塁上で今の魔球に対するショックで固まってしまいました。」

「ごめん、ユーノ君、私が調子に乗らなかったら・・・。」
「いいよ、なのは。僕の方こそ止めようとしないでごめん。」
「ユーノ君・・・。」
「なのは・・・。」
「お願いだから2人とももうやめて・・・。既婚者にもきついよ。」

約10分後

「ではそろそろ試合再開!バッターは2番キャロ選手!さあどう対抗するのか!?」
「全力全開!」
「なのは選手投げた!ってあれ?超打ちごろのスローボールだ!一体どうしたんだ!?」
エイミィが突っ込むが、キャロはそ知らぬ顔で
「もらった!」
とフルスイング。
「キャロ選手打った!!打球はぐんぐん伸びて・・・ホームラーン!なんとキャロ選手、サヨナラ2ランホームランです!伏兵の一撃!白熱の試合は15−14で決着!勝者はルミナスナイツです!」
キャロがダイヤモンドを1周し、ホームベースを踏もうとした。しかし、
「あ、あの、なのはさん・・・?」
なのはがホームベース前に立っていた。しかも魔王モードで。デス○ムーア(古!)も裸足で逃げ出すほどの殺気を漂わせている。
「キャロ・・・。わかってるよね?」
「ええと何がですか?」
「それだよ。」
「それとは一体何でしょうか、キャロ選手?」
「キャロ選手、藁人形を持ってますね。しかも釘が刺さってます。おそらくなのはさんは呪われたんでしょうね。あの島ではドラマCDとアニメとでキャストが違いますが姉妹役でしたから。」
「そこには私もいるような気が・・・。」
エイミィの突っ込みは流された。なぜならそれどころではないから。
「キャロを三振に切って、私はユーノ君と勝利の抱き合いという感動のシーンで終わる予定だったのに・・・。なのに、そんな卑怯な手段を使ってまで阻止する・・・?」
「(ま、まずい!?私もホームベース上でエリオ君と感動のワンシーンを狙ってたからなんて言えない!言ったら間違いなく殺される!!でもなのはさんだって狙ってたならあんな大ボケなんかやらなきゃいいのに!私だけ殺られるなんて理不尽だよ!そうよ、あんなバカ・・。)」
「ふうん、そんなこと考えてたんだ。エリオとね・・・。それに私たちバカって、ねぇ・・・。」
「え、心を読まれた!?」
「リィンにギ○ス(猫版)をもらったから。へえ・・・、とても面白いね。」
キャロはそこで気づいた。GGGもルミナスナイツも実況席もすでに全員逃げ出していて、ここには自分となのはとユーノしかいないことに。さらにユーノが結界を張っていて自分が逃げられないことに。そして目の前にはエースオブエース、白い悪魔こと高町なのはが笑顔でそこにいる。レイジングハートがないのが不幸中の幸いといったところか(さっき1回使ってその後使用禁止にされていた)。もっとも、自分もケリュケイオンを今は持っていないが。
しかし、
「ママ、これ持ってきたよ。」
「ありがとうヴィヴィオ。危ないからユーノ君と一緒に外に行っててね。」
「うん。ママ頑張ってね♪」
とことことヴィヴィオがユーノと手をつないで出て行った。彼女がなのはに渡したのは
「やばい、なのはさんの手にレイジングハートが・・・。」
レイジングハートだった。
と、球場内にはそんな様子を見つめる影が実はひとつあった。
「何で僕だけここに残ってるんですか!?」
何故かグリフィスがそこにいた。

結界の外で一息ついたところではやてはグリフィスの質問に念話で答えていた。
「(生贄や♪)」
「(はいぃぃぃ!?)」
「(冗談や。グリフィス君、君は主審や。審判は最後までゲームを見届ける義務があるねん。まだ公式には試合は終わってない。だからキャロがホームベースを踏んでサヨナラでゲームセットって言うまでは頑張ってな♪念話終了!)」
「(待ってください、はやて部隊長!至急救援を!!・・・ちくしょう、僕の人生ここで終わりかよ・・・。)」
合掌

その後、球場内で、どんな惨劇が繰り広げられたかは誰にもわからない・・・。
「おいぃぃぃ!!!くそ、作者め・・・。初回でタイプミスから生まれた「プレイボーイ!」とか言わせるから僕はこんな目に・・・。あ、初代リィンフォースが僕の前にいるよ。あ、プレシアさんもリニスさんもいる♪何かみんな手招きしてくれてるね。じゃあみなさん僕はあそこへ行くのでここらでさようなら♪」
ホントにこれで終わりです。

試合結果 GGG14−15ルミナスナイツ

個人成績
野手編
チーム GGG
1. スバル 8−5 2打点1エラー
2.ギンガ 4−0 1死球
 走 アリサ 3−0
3.ヴィータ 7−3 1HR2打点
4.クロノ 7−0
5.シグナム 6−2 1四球
6.ティアナ 7−2
7.ユーノ 6−3 1四球1HR3打点
8.高町なのは 7−5 3HR6打点
9.シャーリー 6−3 1死球1HR1打点

チーム ルミナスナイツ
1.エリオ 6−1 1四球1振り逃げ1打点?
2.キャロ 7−2 1HR2打点
3.ザフィーラ 3−0
打 リィンフォースU 0−0 1四球
 走 ヴェロッサ 1−0 1死球
4.八神はやて 6−3 1HR4打点
5.アルフ 6−2 3打点
6.フェイト 6−1 1犠牲フライ1HR2打点
7.シャマル 6−1
8.月村すずか 6−4 2HR3打点
9.ヴァイス 5−1 1死球

投手編
チームGGG
高町なのは 8回2/3 打者40 被安打11 被本塁打4 三振15 四球2
失点11
クロノ・ハラオウン 0回 打者1 被安打1 被本塁打1 失点1
スバル・ナカジマ 4回 打者16 被安打3 三振6 死球2 失点3

チーム ルミナスナイツ
フェイト・T・ハラオウン 8回 打者36 被安打12 被本塁打2 三振9 死球1
失点4
八神はやて 1回1/3 打者14 被安打7 被本塁打2 三振3 四球2 死球1
失点7
ヴェロッサ・アコース 3回2/3 打者15 被安打5 被本塁打2 三振3 失点3

優秀選手
高町なのは、ユーノ・スクライア、八神はやて、月村すずか
MVP
スバル・ナカジマ

「まあ妥当なところ・・・ですかね?」
「成績云々よりもネタの数を考慮、ですね・・・。」
「あと、クロノ選手、ギンガ選手、ザフィーラ選手はグランドの片付け&整備をお願いします。」
「何で私たちが!?」
「成績見りゃわかるでしょ。もうすぐなのはちゃんの×××も終わるだろうし、そしたらよろしくね〜。」
「これだけ壮大にやってきたのにこんなしょーもないオチで終わりか!?いいのか、関西人代表はやて!!」
「めんどいからこれでええよ。」
「・・・やれやれ・・・。」

こうしてひとつの死闘は終わりを告げた。キャロはその後1週間ほど寝込むことになった。理由は精神的ショック。「もう戦いはイヤだ。」とつぶやいていたとかいないとか。
なのはは言うまでもなくユーノと(以下、自主規制)。
MVPのスバルにどんな賞品が与えられたかは読者の想像力にお任せします(何!?)。

終わり

「っておい!!誰か忘れて」
カット!!


あとがき
一応これで終わりです。終わってみればかなりの乱打戦になってしまいました。延長までやった割にしょうもない結末だなと自分でも思いなんかやるせない思いをしております。まあ初めて書くならこんなもんかなと思いある程度満足はいったかなとも。
次は今やってる長編をがんばるとします。もし書けたら短編でも書きたいです。





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