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Star GazerS『小話編』


※注:このお話は本編と全く関係の無いショートギャグです。


Part.1『君は僕に似ている』


「やめてよねっ! 本気で戦ったら、リラさんが私に敵うわけないなの!」

「どうして戦いは終わらないの……? 私は何と戦えばいいの?」

白い服の魔導師は呟く。

本当に護るべき者の為に、少女は新たな剣を取る!

「いくよ! レイジングハート!」

「アンタって女はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!


「あなたが立ちはだかるから、私は……ッ!」



「はははっ! さすが奇麗事は白い悪魔のお家芸ね!」

「力が無いのが悔しかった……」

黒いスーツの魔導師は呟く。

「あたしはこのゾディアックで全てを薙ぎ払ってやるッ!」

怒りを糧にして少女は今、全てを破壊する!

「アンタは一体何なのよーーーーーーーーッ!」


『すれ違う翼! デバプラ!』




Part.2『地獄』


「いい顔になったわね。高町」

リラは自分が蹴り殺した武装局員の頭を遊ぶように小突く。

「あたしと一緒に、地獄に堕ちる?」

「これ以上の地獄がどこにあるって言うの?」

リラはデバイスをなのはに投げ渡す。
そして、なのはの顔をそっと抱き寄せ、優しい声で囁いた。

「あたしの……妹になれ」


「はは……あははははっ! あははははははっ!」

なのははリラの肩に腕を回して支えられ、トンネルの中を歩いていく。
狂った笑い声が狭い空間に反響していた。

「もうリラさんだけだよ……私に振り向いてくれるのは……」

その様を見てリラは口を開く。

「二人で歩いて行こう。ゴールのない、暗闇の中を……」



あとがき

本編ほったらかして何やってるんだ俺は……orz
今回はパロディギャグです。
もしかしたらもしかすると、まだまだやるかもしれません。
と言う事でそれでは、最短だと一週間後にまた






Part.3 『地獄三姉妹』

 

 

「ごみ捨て場……ここがウチに相応しい場所や」

 

 八神はやては独り、廃車の上に寝転がっている。今の彼女は世界の全てに裏切られた気分だった……

 

『はやて、僕はフェイトが好きなんだ。と言うか既にラブラブの仲なんだ。君の想いには応えてあげられない』

『ら……らぶらぶ……?』

 

 そう、自分が惚れた男はとっくの昔に病的なシスコンだったのだ……。

 そして、フェイトの方も一つ屋根の下で共に暮らすうち自然にブラコンと化していた……。

 はやてはその時点で既に勝ち目が無かった事も、既に二人が相思相愛だったことにも、全く気付いていなかった。

 

「もう、嫌や…… このまんま朽ち果ててまいたい……]

 

「あんたはいいわねぇ……」

「わたしも一度でいいから、『主なのは』って呼ばれてみたいなぁ」

 

 二つの声がはやての耳に届いた。

 その内の一人は、自分でもよく知っている少女であったが、見る影も無いほどやさぐれている。

 もう一人の背の高い女性は、あまりよく知らない。なのはの新しい友人だろうか。

 

「失恋は、最高の暗闇よ……」

「はやてちゃんも、地獄に堕ちようよ」

 

「ウチはいま機嫌が悪いねん……、ウチは八つ当たりに於いても頂点に立ったる!」

 

 人としてその頂点に立ってはならないと言う事には誰もツッコまない。

 三人が三人とも冷静な判断力など皆無だからだ。

 

『変身!』

『Stand by Ready!』

『Anfang!』

『Equip!』

 

 三人ともがバリアジャケットで武装する。一触即発の空気が動いた。

 

(以降中略)

 

 ぴょーーーーーーーーーーーーーい!

 

 はやては二人に派手に吹き飛ばされ、廃車の中へ頭から飛び込んだ。

 

「さ……最悪や……」

 

 打ち上げられた魚のように、ぴくぴくと震えながらつぶやくはやての元に二人が歩み寄ってくる……

「最悪は…最高なんだよ。はやてちゃん」

「あんたも、あたしの妹になれ」

 

「リラ姉ぇやぁん♪」

 はやてはリラに向けて、子供のように頬擦りして甘えている。

「妹が増えたね、わたしも嬉しいよ、お姉ちゃん」

 

 どうして、男と女でここまで違ってくるのだろうか?

 

 体は百合で出来ている…… 血潮は魔法、心はロザリオ……

 ただの一度もノーマルはなく、ただの一度も男は目立たない

 故にこの世界に男は要らず、世界は無限の百合で出来ていた

(いや、クロフェはノーマルだけどさ……)

 

「ウチは地獄においても頂点に立ったる」

「あんたはいいわねぇ……闇の世界でも前向きで」

「元々闇の書の主やったからかなぁ……」

「はやてちゃん、自分でも分かってないの?」

 

 そんな会話をかわす彼女たちの前に、突然、突拍子もなく、伏線もなく、緑一色の化け物が大群となって姿を現した。

 そう、そいつらは隕石と共にやってきた人間に擬態する怪物……

 

『ワーム……』

 

 三人はそいつらの総称を呟く。

 ここで世界観がどうこうと言うツッコミを入れてはならない! 現に奴らは彼女たちの前にこうして存在しているのだ……

 

「二人とも行くよ! 高町! クライマックス用の歌、念話で流して!」

「りょーかいっ! お姉ちゃん♪」

 

『変身!』

 

 三人がバリアジャケットを身にまとう。リラ、なのははいつもと変わらない。

 

 しかし、愛憎と嫉妬に狂ったはやてだけ、何故か初代暴走リインフォースの姿だったが……、気にしてはならない。

 三人がワームの大群に立ち向かうと共に、なのはによるクライマックスの挿入歌が流れる!

 

『大人にな〜あっても〜わ〜すれない〜♪ まいら〜♪ 』

 

 その瞬間、なのは以外の全てのワームとリラ、はやてが一斉に脱力した……

「歌は選びなさい高町ッ! 緊張感ゼロじゃない!」

「ああ〜〜ごめんなさい〜…」

 なのははわたわたと慌てて歌を変える。

「リテイクでええんやな? ワームさんたちもOKな?」

 この隙に攻撃すればいいものの、何故かワーム軍団もうなずいた。

 

「じゃあ、行くよ二人とも!」

 三人がワームの大群に立ち向かうと共に、なのはによるクライマックスの挿入歌が流れる!

 

『めかりるうぃ〜っしゅ♪ ころ〜んだ〜り〜♪ まよ〜ったりする〜けれど〜♪』

 

 またしてもなのは以外この場にいた全ての存在が一斉に脱力する……一部では派手にズッコケた者もいた……

「高町! あんたワザとやってんじゃないでしょうね!? 普通こう言う局面だったら、

『Take a shot』とか『BRAVE PHOENIX』とかでしょうがッ!」

 そこまで言われて、なのははガクッと肩を落とす。

「じゃあ……お姉ちゃんは、わたしよりフェイトちゃんを妹にしたかったんだね……」

 隅でイジケ始めたなのはは、どうしてか分からないがワーム軍団に同情されている。

「あああ〜、もう違うって! 分かったから、普通にアレ流すから!」

「じゃあ、またリテイクでええな? ワームさんたちOKですか?」

 この隙に攻撃すればいいものの、またしてもワーム軍団はうなずいた。

「じゃあ、今度こそ行くよ二人とも!」

「うん!」

「いよっしゃ!」

 三人がワームの大群に立ち向かうと共に、クライマックスの挿入歌が流れる!

 

『運命のGATE問いかけている〜♪ Left or Right君は辿り着ける〜♪ この空の下で最強なのは〜♪

 That's my prideただ一人〜♪ いつだって真っ直ぐに〜♪ 走れLOAD OF THE SPEED♪』

 

「はじめからこうすれば良かったんちゃう?」

 

 それは言わない約束です……

 

 

 あとがき

 え〜、本編ほったらかして何やってんだ俺な話、パート2です。

 今度の小話、どうしよう。こんどはリラの近くにいる謎の人物『ベガ』が『次元を超えて、あたし参上!』とかかなぁ…

 いや、いっその事ユーノにゾディがとり憑ていもいいかなぁ。で、ユーノが『らめぇぇぇぇぇ!』 ……声が卑猥だ。






 八神家のお風呂場にて

「きょうのSGSは旅にグルメに温泉特集! しちょうりつはいただきだ! アタシも行きて〜」
「ヴィータちゃん、ウソはいけません!」


SterGazerS『小話編』


Part.4『笑いは心のビタミンだ!』


「やあ!大きいお友達、またの名を私たちの変身シーンとかでハァハァしてるキモイ野郎共元気だったかなー?
 今日は水樹さんの歌をみんなで歌うよー! 楽しい小話のはじまりはじまりー♪」(←ティアナです)

『胸にー宿ーるあーつきーすーいーせいはー始まりーのー鼓動ーへー♪』

『震える指ー握りしーめてー静ーかにー願いをー込めたー♪』

「おい! 俺のエビチャーハンどこにやった!」(ディルカです)

『うずくまーってー逃げられーなーい過ー去からー飛ーびー出しーたーいよー♪』

(以下省略)

「あ〜暇ね〜、ゾディアック……あんた最近出番多いよね?」
『スコーパーだって出てるだろ? つーか作者の野郎はいつまで本編書かない気だ?』

 そんな風に語らいながら、リラとゾディアックは一人でしゃぶしゃぶ鍋を温めていた……
 ガタンゴトンと揺れ動く電車の車両内……車両内?

『ってここゼロライナーの中じゃねーか! 作品世界違うだろッ!?』
「ああ、あたしら電王ユーノの登場予定変更らしいわよ。本来はリュウタのつもりだったみたいだけどね」

 と言う訳で突然ですが、電王ユーノのキャスト改訂版と発表いたしまーす♪

 野上良太郎→ユーノ・スクライア
 ハナ→フェイト・T・ハラオウン
 野上愛理→高町なのは
 ナオミ→シャマル
 オーナー→レイジングハート(擬人化?)
 マシンデンバード→バルディッシュ
 尾崎正義→クロノ・ハラオウン
 三浦イッセー→ヴェロッサ・アコース
 桜井侑斗→リラ・ヴィアラッテア
 モモタロス→フェイト父もといディルカ・ムルシエラゴ
 ウラタロス→ファルケ・エンデューロ(八神家長編SSのオリキャラ)
 キンタロス→ヴィータ
 リュウタロス→ティアナ・ランスター(地獄仕様)
 デネブ→ゾディアック
 契約者→シグナム、八神はやて、スバル・ナカジマ、あとはまだ考えてない

『考えてないってなんだ! 考えてないって!』
「この作者には予定なんて概念が無いのよ。大抵行き当たりばったりで面白そうなネタが出たら手当たり次第に書き殴るもんだから、作品の進み具合にバラつきが出てくるわけ」
 そこまで言ってリラは鍋を載せたコンロを持ち上げる。
『スコーパー、どこ行こうってんだ?』
「機動六課の食堂、この量は一人じゃ無理! ほらアンタもしゃぶしゃぶの具持って来なさいよ」
 2人は一路機動六課の食堂へと向かった。無論、ゼロライナーも時を越える列車なので未来へも行けるんです。

 場所は変わって、しゃぶしゃぶ鍋とその具を持って現れた二人に対するなのは達の第一声は……。
『でっ……出たああぁぁぁーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!』
 驚愕と恐怖の悲鳴だった……。
「っつーわけで、過去から飛んできたの! 足もちゃんとついてるからね!」
「で、リラさんはどうしてここに来たんですか?」
「べっ! 別になんだっていいじゃない!」
『それはなエリオ、スコーパーがみんなでしゃぶしゃぶ食いたいって思ったからだ♪』
 いつの間にかゾディアックが実体化してエリオに説明している。
「違うわー! なに人の心の中勝手に捏造してんのよ! 食べなきゃ勿体無いだけよ!」
 リラはドロップキックから腕ひしぎ逆十字固めをゾディアックにお見舞いする。
『そんなんだからスコーパーは友達できないんだろー?』
 なんかもういろいろとカオスになりかけていた……

「リラさん、本編とキャラ違いすぎです……」
「本当に父さんの話とか作った人とは思えないよね。空気が」
「もうカオスや。で、リラさんは誰もが疑わないツンデレや」
「おいそこ! 今何時だと思ってんの?
「更新の時間帯があってれば午前0時前後やな」
「いい? この時間ってのはねぇ! これを読んでるヤツらにとって見れば、お父さんやお母さんが寝静まって。
 中坊は受験受験ってうるさい親から解放されてホッと一息ついて!
 高坊はこっそり買ってきたエロゲーをインストールしたり、こっそり借りてきたAVをワクテカしながらデッキに入れたり、でもってトイレに行きたくて起きて来た妹とかに見られて気まずい雰囲気になって!
 ニートなヤツらは布団から出てきて2ちゃんの深夜アニメ実況スレにカキコするの為にテンション上げてるような時間帯なのよ! そんな時間にハードでダークな物語書いて誰が喜ぶってのよ!」
「リラさん、何気に自分の産みの親否定してませんか?」
「とにかく! そんなあたしらに出来る事は体を張って画面の前のマヌケ面を萌え死なせる事よ!」
「殺すんか!」
「つーわけで、高町とフェイト脱いで抱き合いなさい! ついでにあたしも混ざって3Pするから!」
 リラはわきわきと怪しげな手つきで二人に迫っていた……。そこへ突然!

 ぱらららららららー♪ ちゃららららららー♪

 もう一つの時を越える電車、リリライナーが現れた!
「どうもご無沙汰してまーす!」
 なんと開いたドアから出てきたのは大人になったエリオとキャロだった!
「なんでやねんっ!」
「なんでって、しゃぶしゃぶ食べに来たんですよ」
 大人カップル2人はいそいそとテーブルについて肉に箸を付け始めたのだった……
 しかも降りてきたのは二人だけでは無かったのだ!
「割といい肉使ってるじゃない」
 長い髪をばっさりと切り落として紫色のメッシュと怪しく輝く紫苑の目をした彼女は26歳の大人になったティアナ・ランスターだった。
「うっわー、ティア10年経ったらこんな綺麗になるんだー」
「こっちはひっさびさにその能天気な面拝んだわよ。見れば見るほどイラつくのはさすが10年前てとこね」
 毒舌具合は10年経って格段にレベルアップしていた。
「それよりエビチャーハンだよ! エビチャーハン!」
「あっ、父さん。いつからここに?」
「さっきからいただろーが! 元々エリオの稽古付けて来たの忘れんなよ!」
「ご無沙汰してます。ディルカさん」
「うおっ! エリオとキャロがでけえ!」
「10年も経ってますから」
 大きくなったエリオとキャロを見るのは初めてな分、ディルカの驚きは大きい。
「で、おめー等どこまで行ったよ? 流石にAは行ったよな?」
『結婚しました♪』

『な、なんだってーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!』

「どう言う事なのエリオ! キャロ!」
 一際驚いているのはフェイトだった。無理もない……これまで庇護していた子供2人の口からいきなり結婚したなどと言い出せば誰だって驚く。
「冗談ですよ。年齢的には確かにOKですけど……」
「キャロの苗字が変わるんで、その辺の申請に手間取ってる段階です」
 と言うか10年前の自分たちの前で情報を漏らしてもいいのか?
「小話だから気にしない気にしない♪」
「リラさんは気にしなさすぎです!」
 あまりのいい加減さになのはまでもがツッコミに回った。

 しばらくして、食堂はしゃぶしゃぶ鍋を囲んでのどんちゃん騒ぎになっていた……
「こうなるとしゃぶしゃぶだけじゃ足らへんなー。よしっ! ウチが腕を振るったる!」
 はやてはどっから出したのか分からない撃墜マークが付いた鋼の昆を持ってきた。
 更に無数の穴が空いた中華包丁大小それぞれが違う七本一組の包丁なんかの姿もある。
「行くでええええええええ! ほぉあたたたたたたたたたたたたたたた!」

 息もー出来ないくーらいーねぇ君ーに夢中だよー♪ (ZARDの坂井泉水さんご冥福をお祈りいたします)

 恐ろしいほどのスピードではやては豚一等を鋼の昆でミンチにし、あるいは牛肉を包丁で細かく切り刻んだりする様は手が千手観音のようなありさまになっていた。
「よっしゃ完成や! 名付けて八神はやて版、ビッグバンシュウマイと黄金の笑う饅頭!」
「で、食った瞬間にラリラリの幻覚見て来いってわけね……」

 そして、果てしなく盛り上がる中でとうとう酒までが投入された! まさにこの時事件は起こったのだッ!!!
「芸をやりなさい……!」
 ベロベロに酔っ払ったなのはが言い出したのが全てのきっかけだった。
「全員、芸をやりなさい……芸をしないなら、SLBぶち込んでやるなのーーーーーーー!!」
 大魔王ベルカ式なのはさんが降臨した。
『嫌ああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーー、殺される! 殺される殺される! 間違いなく魔王に殺される!
「ああっ! ティアが2人とも半狂乱になって震えてる!」
「だーれーがー魔王だって言うのーーーーーーーー!」
 ああ、既になのははバリアジャケットとレイハさんを起動している……

「プリンセスモード! ずっきゅぅぅ〜〜〜ん!! じゅ〜ぅすぃ〜♪
 命乞いするような死に方しろおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!」

「はーいキャロでーす! 次回は白い魔王少女に」
「体中をバラバラに引き裂かれて……」
「さらにその人肉を手足の先から頭まで丸焼きにされて食べられて……」
「他にも僕たちの想像にも及ばない残虐でグロテスクな……」
「あんなことやこんなことやそんなことまでされて、ティアはその短い生涯を終えてしまうのです!」
「勝手に殺すなああああああーーーーーーーーーーーっ!」

 一応、まぬがれました……一応……



 あとがき

 本編が進まないのにSGSの小話です。
 パート1〜3はまだコンさんのとこにしか載せてませんごめんなさい。
 元ネタは分かる人なら分かるビーストウォーズメタルスの最終回&仮面ライダー電王。
 その他パロディネタ超多数! でお送りしております。
 うん、リラさんは桜井さん+ティアナで行こうとおもうんだ。
 もうストーリーもクソもない、ただただカオスなSSでしたー。





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