『カラオケに行こう:11(ダブル・ワン)』

 

 

『っつーわけで、みんなでカラオケ第二弾ッ! 司会進行はお馴染みゾディアックが引き受けてるぜッ!』
『解説兼審査委員は前回に引き続きレイジングハートと』
『バルディッシュの2名でお送りする』
『私は例によってまた鐘か……』
『おひさしぶりなのですよー♪』
『では、参加者の紹介に移ります』

 参加者一覧


 高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやて、ユーノ・スクライア、クロノ・ハラオウン、リンディ・ハラオウン
 シグナム、ヴィータ、ディルカ・ムルシエラゴ、リラ・ヴィアラッテア、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ
 スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター

 審査委員
 レイジングハート、バルディッシュ、グラーフアイゼン、リインフォースU

 審査委員長:ゾディアック

 

『えー、言うまでもないと思うが、今回も原作ソングと声優ネタ、あと前回歌った歌は禁止だ』
『順番も決まったようですので早速始めましょう』

『では、エントリーナンバー1番ですが、いきなりデュエットのようです。どうでしょう? 解説のバルディッシュさん』
『前回と変わらぬ意見で申し訳ないが、選曲次第だ』

「1番、高町なのはと」
「八神はやて!」
「曲は『ねこねこロックンロール』!」

「小粋なねこだぜ、へへいへーい♪」
「いかすぜとばすぜ、へへいへーい♪」
『ねーこねこ、ねーこねこ♪ ロケンローーー♪』
「おーらい!」

『はぁ、まさかとは思ったが……、一発目でこれかよ……。反則! おしおきだッ!!!!』(ここだけCV:千葉繁)

 ちゅどーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!

「うにゃーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」

「なんで、なのはちゃんだけふっとばされるねん?」
『夜天の王の疑問に答えよう。今歌ったのは『とらいあんぐるハート3』で原作版の高町嬢が夜天の王と同じ関西弁ヒロ
イン『鳳蓮飛』と歌った曲だ。ちなみにそちらは料理が出来る病弱少女、どこか設定的に通じるものがある……』
「原作版もダメなんか!? なんでうちはいつもまともに点が入らへんのやーーーーーー!!!!」(エコー付き)

 それはおそらく作者の趣味……

 

『気を取り直してエントリーナンバー2番の方は、どうぞステージへ上がってください』
「ステージがあったんだ……」
 フェイトのツッコミはもっともな事だが、ここではスルーされるのがオチである……

「はいはーい! 2番、スバル・ナカジマです! 曲は『W-Infinity』!」

『胸の奥でふるーえーてーるー♪ 想ーいがー目覚ーめるー♪ そのー瞬間ー待ーってるー♪』

『えーと、今データが届きました。TVアニメ『GEAR戦士電童』のOPテーマです』
『ガンダムSEEDの監督がやっているようだが、嫁の暴走は比較的少なく、王道的なスーパーロボットアニメのようだ』
『ただ、脚本家の一人が嫁の設定改変にブチ切れて降板。
 でもって『ケロロ軍曹』までサンライズの仕事引き受けなくなったって逸話があるけどな』
『えーとですね、その人は今(2007年4月現在)、仮面ライダー電王とクレイモアのメイン脚本を書いてるのです。
 少なくとも嫁とこの人じゃ同じ腐女子でも、クリエイターとしての実力も格も違い過ぎるですよ』

『どんなー時も失くーせーなーいー♪ 希望はー僕ーらのー最後のーGEARさー♪
 ふーたーつーのー心ーぶーつーけてー♪ 生まれるーパワーでー突き抜けようー彼方へー♪』

『カラコロカララーン♪』
『採点が出たですよー』
『総合得点83点! まあ悪くねーが、一人でデュエットソングはキツイぞ』
「そうなんですよー。ほんとはティアと歌いたかったのにー」
「うっさい! なんでもかんでもアンタとセットにされんのが嫌なのよ! 電童だって途中から一人乗りじゃない!」
「あっ♪ ティア、貸したDVD−BOX見てくれたんだー♪」
「し、しまった……orz」

 とりあえず、シューティングアーツ=電童+銃闘技(GO DA GUN)と見て間違いない!

 

『続いてエントリーナンバー3だ』
「ティアナ・ランスターです。くれぐれもあそこの脳天お花畑をセットにしないで下さい。
 私は私です。曲は『REBIRTH』で行きます」

『真夜中のー鏡にー自分をー映しーたらー♪ 真実ーがー見えーるとー言うけど! Let me know the truth♪
 迷い続けていたー道さえ今はもうー光ー溢れーてーるー♪』

「こいつはまた、ある意味ピッタシだが……」
「本編の行く末を予想しているとしか言いようがありませんね……」

『迷い続ーけてーいたー♪ 道さえー今はーもうー光ー溢れーてるー♪
 君だけはーずーっとー信じたー♪ …You'll be in my heart forever♪』


「あー、仮面ライダー剣の第2期エンディングテーマ、歌ってるのはギャレンもといダディャーナザンだ……」

『新しい強さでーよみがえる想いー♪ はじき出されてくーもっと出来ることー♪ 探した答えはー変わり続けてくー♪
 生っまれー変わるほどー強ーくなーれるー♪ 辛味噌ッ! ……辛味噌ッ!!』

「でも確かその人、もずくにつかったり、凄く弱かったりしたヘタレさんですよ。
 ティアナさんは拳銃使ってるから、後々ヘタレさんになるってことなのですか?」

 リインフォースU、小さいため何気に毒舌……ナチュラルに毒舌……

『総合82点! 最後の最後はまぁ、常識だな……。前回の八神嬢ちゃんと違って大半はちゃんと歌ったからこの点だ』

 

「エントリー4番、烈火の将シグナム。曲は『牙狼 −SAVIOR IN THE DARK−』だ」
『うわーっ、アツイ人やって来ちゃったー』(ここだけCV:岸尾大輔)

『なにゆーえー戦うのかーそれはー剣にー聞ーけー♪ 正義ーだーとーかー愛などー俺はー追いかけないー♪
 闇に生まれー闇に忍びー闇をー切ーりー裂ーくー♪ 遥かなー古から受けー継ーいだー使命だーからー♪』

「えーと、曲名の通り『牙狼 −GARO−』のOPテーマで、歌っているのはJAMprojectの方々です」
「烈火の将にあつらえたような歌だな」

『立ーてー修羅のごとくー魔戒ーのー剣士ーよー♪ 運ー命の歌のー命ずーるーまーまーにー♪
 月夜に輝くー孤高ーのー戦士ーよー♪ 迫り来る影をー、一網打尽叩き斬ってー♪ 気高くー吼えろー牙狼ー♪』


『カラコロカララーン♪』
『うおっ、すっげ! 93点だ』
「ふっ、私の実力からすればこんな物だ……」

 

「エントリーナンバー5、クロノ・ハラオウンだ。歌は『モザイクカケラ』」

「犯罪者の皆さん死んでもらえませんか♪ 皆も一緒に虐殺して下さいなの♪」
「間違ったやり方で得た結果に価値なんか無いよ! なのは」
「男は床で寝ろ! なのです」
「さよなら、なのは……。たぶん初恋だった……」
「さすがねえ、高町! あんたこそまさにカオスの権化よ!」

 悪魔じみた無邪気な笑みを浮かべるなのは、どこからか黒に塗り替えたロボを持ち出すフェイト、ピザハッ○のピザ食ってるリイン、仮面とマントでコスプレするユーノ、変な走り方してるリラ、どいつもこいつも悪ノリが過ぎていた……

「おーい、高町、フェイト、ちび、スクライア、ヴィアラッテア、戻って来ーい……」(←ディルカ)

『モザイク、カケラ♪ 一つ、一つ繋ぎ合っわせて、描いてゆく♪ あなたが、くれた、出会いーとーわーかーれーもー♪』

「コードギアス第2クールのエンディングテーマだ」

『こんなはずじゃない、そう思ってたのにー♪ 目覚めればいつも、のー変わらなーい空回りー♪』

『カラコロカララーン』
『惜しいな、89点』

 

「6番! 鉄槌の騎士ヴィータ! 『獣拳戦隊ゲキレンジャー』!」

『そうさ! ゲキ! ゲキ! 過激に〜♪ ガン! ガン! 行こうぜ〜♪
 燃えろ〜! 明日を〜! 変ーえーる為に! ゲキレンジャー♪』

「日々是精進心を磨く! オネストハート! エリオ・モンディアル!」
「技が彩る大輪の花! ファンタスティックテクニック! ティアナ・ランスター!」
「体に溢れる無限の力! アンブレイカブルボディ! ヴィータ!」

「クロノの為に生き! クロノの為に戦う! ラブウォリアー・S○フェイト!」

「待ってくれフェイト! 僕はそんな君はイヤだ! 僕の事を無条件に好きだなんて言うフェイトは嫌いだ……
 天然で、全然振り向いてくれなくて、兄貴としてしか見てくれなくて……
 でもだから……そんなフェイトだから、僕は振り向いて欲しいって思うんだあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
「うっわー、絶叫告白してるぜ」
「クロノ君、そこまでシスコンやったなんて……orz」
「はやてちゃん、なんで落ち込んでるの?」
「だって、折角クライドさん関連の因縁があるのに、この特撮に狂った作者が絡むとフラグもへったくれもあらへんのやで……。うちだって……、うちだって、クロノ君と恋愛したいのにーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
「でもよぉ、八神。言っとくけど、お前闇の書以外殆ど接点無ぇぞ? しかもアイツ気にも止めてないしな。
 それに、クライドの大バカだってなぁ、大バカなりにあの時必死に考え出した最善だと思った行動を取っただけだ。
 お前だって生まれてもいねえんだから、あいつの事で気に病む理由なんてちっとも無いんだよ。
 だから、八神は八神で、んな因縁だの、フラグだのに頼らねーで、真っ正面からガツンと行け! ガツンと!」
「ディルカさんって、本当は凄く……」
「でも、娘の恋路邪魔したらぶっ飛ばすからな♪」
「折角見直しかけとったのに、爽やかな笑顔でゆうてんやないーーーーーーー!!!!!!!!!」

『えー、いろいろ揉めてるが、85点な』

 

「7番、リンディ・ハラオウンです♪ 曲は『ムーンライト伝説』!」

 ごーーーーーん……。ごーーーーーん……。 ちゃらっ! ちゃらちゃらららん♪
 ちゃらららんららんららんらんらん♪ ちゃらららんららんららんらんらん♪
 ちゃーらーらーんらんらん♪ ちゃらららんらんららんらん♪ じゃーん♪

『ゴメンね、素直じゃなくて♪ ゆめの』

『水でもかぶって反省しなさいッ!!!!!!』

 どっぱぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!

「水星に代わっておしおきですかーーーーーーーーーーー!!!!!」(※実写版ネタ)

 

「ここで真打ち登場よ! 8番、リラ・ヴィアラッテア! 『炎のコンドル』!」

『仲間たちもー孤独のーマイハート♪ わかってるのさ胸のーなーかーでーはー♪
 きっーとーおれはー流星チェイサー♪  好きと上手くー素直にー言えなーいーだけさー♪』

「曲の方は『鳥人戦隊ジェットマン』のレギュラー『ブラックコンドル/結城凱』のテーマソングです」
「てゆーかこれ、いわゆる『ツンデレ』の歌っぽくねーか、今の観点で聞くと……」
「TVシリーズを見ているとレッドよりも見せ場が多く、放送から10年以上経った今でも人気の高いブラックのようだ」

『だから、Hey! Hey! 平気さ! この星護るというならー♪ You! You! みんなとーどこかーでー出会うー♪
 だから、Hey! Hey! ブラック♪ コンドル心を開けばー♪ You! You! 友情! 誰よりー熱ーいーぜー♪』

「カラコロカラコロカララーン!」
『おおっ、出たぜ最高点! 95点でトップに躍り出たッ!』

「ユーノ! 惚れるならあたしに惚れろ!」
「えええっ!」

 突然の告白に戸惑うユーノ。その背後にはリラを狙う黒い影がッ!

「ユーノくんはわたしものなの……」
「ブラックなのはさんが降臨したーーーーーーっ!? こっから先は『激獣こいぬ拳』のアルフが実況しますっ!
 解説はあたしのパートナー(※生涯の)『激獣ウルフ犬拳』のザフィーラさんお願いします!」

「文明さんあたりが書きそうな、嫉妬によってブラックと化したなのはさんが、リラを背後からナイフで刺したーっ!」
 ……グサッ!
「ぐあぁっ!」
「効いてます! と言うか死に掛かってます!
 しかし、リラは足を止めません! いかがでしょう? 解説のザフィーラさん!?」
「どうやら、遅れるわけには行かない目的地があるようだな……」
「はい、ありがとうございましたー! そして慢心相違のリラが辿り着いたのは……
 なんと、ユーノとフェイトの結婚式場だぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!

 ベンチに座ってリラとフェイトは語らう……。

「リラ……来てくれたんだね。ありがとう」
「ああ……」
「顔色悪いよ? ちょっと待ってて」

 立ち上がろうとするフェイトの腕をつかんでリラは静止する……。

「なぁに、大丈夫。例によって二日酔いよ。にしても……空が目に染みやがる……きれいな空だ」
「うん、私たちが守って来た……青空だよ」

「これでわかったよね? スバル……本当の私は、こんな人なんだよ……」
「そんな、なのはさんが……本当に人を殺してたなんて」

「微妙に『真っ赤な空を見ただろうか』と繋がってるーーーーーーー!?」

「ってお前らいつまでジェットマンごっこ(+なにか)やってんだッ!
 先に進めねーだろ! 次はやっとオレの出番だってのに!」

 

「おおっっしゃあっ! オレ達! ようやく参上ッ!
「いまさら出てきても遅いなの!」
「今更も何もあるか! オレたちは最初から最後までクライマックスだぜ!
「えと、まあお手柔らかに……」
「行くぜ ディルカ・ムルシエラゴと!」
「ユーノ・スクライア、曲は『Double-Action』で行きます!」

「オレ達のカッコイイ変身、見せてやるからよく見とけ!」

『こぼれおちーる砂ーのーようにー、誰も時ー止ーめらーれーなーいー♪ その運命侵すーもーのー♪
 「僕が」 「オレが」消ーしーて見ーせーるかーなーらずー♪』

「説明する必要ないかもしれないが、『仮面ライダー電王』の挿入歌だ」

『過去ーを壊ーすこーとーなどー、誰ーにもー許されーないー♪
 自分自身ー存在ー 奪ーわれーるーそのー前にー♪』

「まったく、やると思ったよこのバカ親父は……」

『2つの声ー重なるとーきー誰よりもー強くーなーれーるー♪
 動き出そうぜ! Double-Action! 「今と」「未来」 1つになる瞬間ー♪』

「さ、さすが、電王ネタコンビなの……」

『この力ー解ーき放ーつ時ー♪ この時空、赤くー染ーめるー♪
 派手に行くぜ Do the Action! 動き出せばクライマーックス♪』

『こぼれおちーる砂ーのーようにー、誰も時ー止ーめらーれーなーいー♪ その運命侵すーもーのー♪
 「僕が」 「オレが」 消ーしーて見ーせーるかーなーらずー♪』

「ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいッッッ!!!!!!!」

「カラコロカラコロカララーン!」
『惜しいっ! 94点だ! トップは依然としてスコーパーのまんまだぜ!』

 

残るは、エリオ、キャロ、フェイトの三人、勝利の栄冠は誰の手に?

「三人で最高の時間を楽しんで来い!」(←謎のシンガー『ブリード・ムルシエラゴ』の談)

 

「10番、フェイト・T・ハラオウン。曲は『NEXT LEVEL』です」
『マジかっ!? まぁ……いつかやるとは思ったけどよ』

 ジャッ! ジャジャジャッ! ジャージャッジャジャジャジャッ! ジャジャーン!

『君が願う事ーならー♪ 全てーが現実になるーだろーう♪ えーらーばーれしーもーのなーらばー♪
 暴走を始めーてるー♪ 世界を元に戻すにはーもうー♪ じーかーんーがなーいー♪』

「読者の皆様には常識かもしれませんが一応ご説明を、『仮面ライダーカブト』のOPテーマです。
 ところで、バルディッシュ?
 まさかあなた、『キャストオフ』とか抜かして露出度の高い卑猥なデザインのBJなんか用意してませんよね?」
「どこの小話に登場する私だ? クロックアップならともかく、そんな物は搭載していない。安心してくれ
 それに仮にやったとしても、その後のディルカ殿とハラオウン執務官の反応が恐い……」

 病的なシスコンであるクロノ、そして究極的な親バカであるディルカの二人を敵に回せばどうなる事か……
 この二人はフェイトが絡めば無限の魔力と無限の戦闘力を発揮する。
 故にこの二人の目の前でフェイトを傷つけた犯罪者が五体満足だった話など存在が確認されていなかった……

『Moving fast! 心のー♪ 時計ー走らせー♪ 明ー日ーのーそーのー先へー♪』

「ハイパークロックアップ!」

 なんと、今歌っている15歳フェイトの元に未来の19歳フェイト、
 即ちフェイト・T・ハラオウン『ハイパーライトニングフォーム』が現れた!

『君のとーなりー戦うーたびー生まれ変ーわーるー♪
 目ーにー見ーえるースーピーイードー越えてくーMotion♪
 いったい自分以ー外ー誰のつーよさー信じらーれーるー♪
 高速のービージョーン見ー逃すなー♪ ついてこれるーならー♪』

「あれはきっと未来の私。私はいつか『ハイパー・バルディッシュ・アサルト』を使いこなして時空を自在に行き来できるようになるって事だよ。もしかしたら父さんも母さんもアリシアも、悲しい過去から救い出せるかもしれない……」

 

 ※このSSはフィクションなの! だから私が白い悪魔だって言うのも真っ赤な嘘なの!

 

「いや、あんたが白い悪魔だって事実は、ハイパーゼクターで時を行き来できても捻じ曲げようが無いから……」
「リラさん…… この女ァ! スターライトブリーガーッ!
 死ねなのおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!」


 

『あー、揉めてるようだが、96点だ。スコーパーを抜いたってことでよろしくな……」

 

「11番、キャロ・ル・ルシエと!」
『我こそは! キャロ・ル・ルシエの守護竜、フリードリヒである!』(CV:若本規夫)

「なんで嬢ちゃんのチビ竜まで参加してんだ?」
『あえて言えば楽しむことが目的かな? そう! いちばんの目的は、我らの美声に聞き惚れつつ恐怖におびえ
ひきつった参加者どもの顔を見る事だ!』(CV:完全体セルもとい若本)

「うわっ! とうとう作者があのネタにまで手ェ出しやがったぜ……」
「とりあえず、総員速やかに並んで土下座せよ!」

『サイモン・ユージさんごめんなさい m(_ _)m』

 

「と、とにかく曲は『I'll Come』でお願いします!」

『急いーで♪ ゆくかーら♪ もう心配ーしなーいでー♪ あなたーをー♪ 助けーにー♪ 愛してーいるよー♪』

「この曲は『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』TVシリーズのOPテーマだ」

『不思議な胸さわーぎーあなたからのSOS♪ ゆ・う・べーからーずーうーっとー感じーてるー♪
 突然の嵐ーでー♪ 行く手を塞がーれてーるー♪ ビージューアールがー浮かんだー♪』

『愛とか奇跡とかー♪ バ・カ・に・し・ちゃダメ♪ どん・なに・時がー♪ 新しーいなーみー連ーれてきてもー♪』

『今すーぐー行くかーらー♪ そこからー動ーかずーにー♪
 その夢ー守ーってーずーっとー♪ あなたならでーきるー♪』

『急いーで♪ ゆくかーら♪ もう心配ーしなーいでー♪ あなたーをー♪ 助けーにー♪ 愛してーいるよー♪』

「おおっ! 総合98点! 親を超えたぜキャロ嬢ちゃん!」

 

「エリオくんはいつだって奇跡を起こしてくれたよね?」

 そう口にしたキャロの唇をエリオは唇で塞ぐ。

「まだまだだよ。奇跡はこれからさ! 12番! エリオ・モンディアル! 曲は『Winners』!」

 ステージに上がったエリオにサインが送られる。それはレーサーに指示を送る為のボード。
 そこにあったメッセージは『 絶対勝て!』の一言だった。

「エリオーッ! ここまで来たんだ! 負けてもいいなんて思ったら承知しねーぞッ!」
『エリオ、君の夢はなんだ!?』
「今度もチャンピオンを取るッ!」
『了解した!』

『ひーとーの瞳がー背ー中ーにー付いてなーいーのーはー♪ 前に向ーかーい生ーきーてゆーくー♪
 使命がーあるーからー♪ Bilieve each other♪ 手をやーすーめてー空ーをーあおーぐー時ー♪』

「同じく『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』TVシリーズのEDテーマとなってます」

『Bilieve each other♪ 君のえーがーおがー♪ 心ーの支えーにーなーるー♪』

『今が苦しーいーかーらーこーそー♪ 明日ーがー輝くーのーさー♪ だから後ー悔ーはーしーなーいー♪
 自分がー選んだーゴールーをー♪ さあ風をーはーしーれー♪ いーつーかーはーWe’re winners♪』

『カラコロカラコロカンカンカーン♪』
『ふたたび出たぜパーフェクト! 100点だ』

 

 予告

「エリオとフェイトが声帯に重症だって!?」
「こいつらを助けてくれよ! オレの娘と孫なんだ!」
「エリオくん……ブーストが引けない……じゃなかった、歌うのが恐いの? 大丈夫私がついてるよ?」
「エリオは『ゼロの領域』で歌ってやがる! だったらオレはお前の敵になるぜ!」
「ゼロの領域……あの妙な感覚の事か!」
「母さんに止められてるんじゃなかったのか? フェイト?」
「私の貯金で大会の主催者を買収したから大丈夫だよ!」

 ※この予告は嘘なので本気にしないで下さい


 あとがき

 えー、ようやく加筆完了いたしました。

 後3回ぐらいやろうと思います。『ZERO』『SAGA』『SIN』って副題つけて(笑





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