リィ「さあ、始まるざますよ!」 シャ「行くでがんす」 スバ「ふんが〜」 ティ「まともに始めなさいよッ!」 『あーいまーい3センチ! そりゃぷにってことかい! ちょ! ラッピーングーが制服! だぁぁ不利ってことない! ぷ』 『えー、こちらは○○県のサイモン・ユージさんからのリクエスト、らき☆すたOPテーマ「もってけセーラー服」でしたー』 『レイジングハート。今日は一体どうしてラジオ番組風なのだ?』 『何か問題でも? それと今の私はさすらいの女DJレイハさんです! アシスタント兼パーソナリティのバルディッシュ さん、今日は二人よろしくお願いします! (私としては不束者ですが末永くと言いたいぐらいなんですけどね)』 『私もやるのか……』 『どうせ私は某魂ラジオのパーソナリティなんて夢のまた夢なんですよ。地獄モードになってしまいたい気分です!!』 『お、落ち着けレイジングハート……洒落にならん』 『では、引き受けてくれますね♪ 今回は久々も久々のお話です!』 『カラオケに行こう:SAGA』 誰よりも上手さを求める、それが人の性(サガ)なのか……? 『あー、いろいろと揉めてるけど、今回からルールを大きく変更していくからよろしくな』 『さあ、ドーンといって見ましょう! ほらバルディッシュ!』 『ど…どーん……』 『ダメだこりゃ。やっこさん、あがっちまってるぜ……』 参加者リスト 高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやて、ユーノ・スクライア、ニートシグナム、ティアナ・ランスター、 スバル・ナカジマ、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ、ディルカ・ムルシエラゴ、リラ・ヴィアラッテア その他、飛び入り途中参加可 『えー、ルールの変更だが、今回から歌に関してはくじ引き製を導入させてもらう』 『単純に作者が書いている時に感じた矛盾の解消のためだけにですけどね……』 『更に今回以降は採点の廃止となるようだ』 バルディッシュの一言を聞いた瞬間、激しい落胆の音が会場を揺るがした。 それは、鐘を鳴らす事以外に存在理由が全く必要の無い空気デバイス、グラーフ・アイゼンの魂の咆哮であった。 『私は……、私は一体これからどうしていけばいいのだァッ! 本編では漢の浪漫であるドリル形態まで出てきたと言うのに何故だッ!? 何故私がこんな扱いを受けなくてはならないのだァァァァァァァァァァァァッ!!』 金槌だからさ…… 『とりあえず、アレはほっといてとっとと始めようや、時間が推してるんでな』 「1番、高町なのは! 引きまーす!」 (お願いだから良い曲来て下さい!) 最近、悪魔だのヤンギレだの魔王だの冥王だの、ロクな呼称のない彼女、せめて歌ぐらいはいいのを歌いたい。 くじ引きなら運の要素が絡んでくるのだから、きっと大丈夫だと一縷の希望を指先に賭けていた……。 そして、なのはがクジ引きの箱に手を入れて引き抜いた曲は!? シューベルト作曲『魔王』 『……』 「……」 会場中が沈黙していた…… 「うわあああああああん!! だからわたし悪魔でも魔王でも冥王でもないんだってばぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」 なのはは泣きながら何処かへと走り去って行ってしまった…… 「ま、自業自得ってところやな」 本人がいなくなったのを確認してから毒を吐く辺り、はやての狸っぷりは磨きがかかっていた…… 『で、では気を取り直して2番行ってみましょうか……』 そして二番目に現れたのは……戦闘機人が一人。 「ノーヴェ!?」 「おー、結局本編じゃ序盤から引っ張っといてロクに目立たなかったけどな。 あんなヒデェ内容にしやがった監督も脚本もプロデューサーも、まとめて叩き潰してやりてえんだよ! こちとらッ」 「それは禁句や……」 はやてのツッコミを完全に無視し、憤怒を滾らせながらノーヴェはくじ引き箱に手を突っ込んでクジを引く。 そして、重厚なメロディがスピーカーから流れ始めた。 2番、戦闘機人ノーヴェ 『アタシの名は〜♪ アタシの名は〜♪ ノー〜ヴェ〜♪ 潰っせ〜♪ 壊っせ〜♪ 破っ壊〜せ〜よ〜♪ 黒〜い〜♪ 体に光が走〜る〜♪ 俺の〜♪ 俺の使命〜♪ 俺の宿命〜♪ タイプゼロ〜を破〜壊っせ〜よ〜♪ 破〜壊っせ〜よ〜♪』 『曲は水木一郎さんの歌う『ハカイダーの歌』でした〜』 『特撮ドラマ「人造人間キカイダー」の挿入歌であると同時に主人公のライバル、ハカイダーのテーマソングだ。 ちなみにこのハカイダーは後の特撮界に多大な影響を及ぼした人気の高い悪役でもある』 つーかノーヴェはハカイダーな役どころすら貰えなかったよね〜(遠い目)。 『それでは次へと言って見ましょう!』 「あ、私だ。テスタロッサも一緒に引け!」 「私もですか!?」 3番、シグナムとフェイト・テスタロッサ 『胸にー込み上げーてくー♪ あーつくー激しいーこのー想いー♪ 僕らはーゆくー最後の場所へー♪ 手ーを取りー合いー誓いー合ってー♪』 『曲はJAM Projectの『GONG』、「第3次スーパーロボット大戦α〜終焉の銀河へ〜」の主題歌だっぜ!』 中略 『GONG鳴らせッ!!!!』 『今こそ立ーちー上ーがーれー、運命の戦士よー♪ 稲妻のーつーるーぎーでー敵をー蹴ー散ーらーせー! 永久へ〜♪ 永久へ〜え〜ぇ〜♪』 「まぁ、確かに稲妻の剣だよなぁ……ザンバーとライオット……」 「更に強引なこじ付けで『紫電一閃』と言うわけだな?」 「JAMProject関連のリクエストも意外と寄せられましたねー」 「えーっと、次僕ですね」 「あ、ユーノ君」 「なにがでるかな♪ なにがでるかな♪」(※アルフ) 「それはクジ引きやないッ!!」 作者がこのシーンを書いてるのが昼の1時台ではない事も追記しておこう……。 4番、ユーノ・スクライア 『Real-Action』 『誰だーって〜♪ 代ーわりはーいーなーいーよ〜♪ You're the only one! 何一つ忘れたくないよ♪ 少しニガい思い出も〜♪ 僕に起こったすべてを〜♪』 「曲は仮面ライダー電王のEDテーマ、歌は主人公野上良太郎を演じる佐藤健氏自身によるキャラクターソングです」 「まぁ……いつかやるとは思ったぜ……」 『時間のレール〜刻む〜瞬間ごとに〜♪ かけがえのない〜想い〜それぞれにある〜♪ 1つ1つの出逢い〜重ねてそして〜♪ 僕らしい強さを〜探し続けるよ〜♪ ユーキャンドゥイッ! リーアルアクショーン! 怖れずに前見て進め! ユキャンメイキット! リーアルアクショーン! 駆け抜けるラーイナーみたい〜♪ ユーキャンドゥイッ! リーアルアクショーン! 時を超え強くなる進め! ユキャンメイキット! リーアルアクショーン! 僕らならどーこまでも行けるさ〜信じたいからリアルアクショーン♪』 「はぁ、今日はかなり最悪の部類にはいるなこれ……」 「あのさぁ、なのは……」 「なに? フェイトちゃん?」 「最近思ったんだけど、普通のユーノってこんな所でしか見られないよね?」 「てゆーか、フェイトちゃんは何で一人突っ走ってグレたユーノ君といい雰囲気になってるの? 私なんか、StSが始まってからケチの付きっぱなしじゃない? 魔王だの、偽善者だの、エゴイストだの、フリーダムだの、キ○・ヤ○トだの言われたい放題の腹黒女扱いだよ?」 『いや、それはエースの時から言われてたろ……』 「ゾディアック……少し、頭冷やそうか?」 すぐそうゆう行動に走るから俗語になる事に気付かないなのはさんであった……。 「はいはーい、次あたしいきまーす♪」 5番、スバル・ナカジマ 『カサブタ』 ジャーンジャーンジャーン♪ ジャーンジャーンジャーン♪ イントロ中略 シャキーン!(※SEです) 『明日へー続く坂道の途中でー♪ すれ違う大人たちは呟くのさー♪ 愛とかー夢とか理想もわかるけどー♪ 目の前の現実はそんなに甘くなーいってー♪』 後ろでなぜか子供&ちび官製人格二人が踊っている、が別に特に意味は無い…… 『曲は「金色のガッシュベル!!」の第1期OPテーマです』 『大人になれない僕らのー強がりを一つ聞いてくれー♪ 逃げも隠れもしないからー♪ 笑いたい奴だけわーらーえー♪』 「あははははははははははは!!!!!!!!」 なんかある意味聞いてはいけなさそうな笑い声が聞こえてくるが、気にしたら多分殺される……。 『せーめて頼りない僕らのー♪ 自由の芽を摘み取らないでー♪ 水をあげるその役目をー♪ 果たせば良いんだろうー♪』 ジャジャジャジャジャジャッ! ジャッジャジャッ! 『そう言えばそろそろ原作の方が最終回だ』 『熱くて泣ける少年漫画のお手本ですね』 『そりゃ、作者が藤田の元アシだったからな』 「っしゃぁ! 次はオレだ! 引くぜ引くぜ引くぜぇッ!」 「あ、ディルカさーん。折角やから……ひそひそひそ」 「じゃあ、それ行ってみますか」 「歌うけど良いよね?」 6番、ディルカ・ムルシエラゴ、八神はやて、大人エリオ、ティアナ・ランスター。 ぎゅおおーん……! 『時の列車デンライナー、次の駅は過去か? 未来か……?』 『じか〜ん〜の〜な〜み〜を〜捕〜まえ〜て〜♪ 今すぐに行〜こう約束〜の〜場〜所〜♪ 限界〜無限〜♪ い〜ざ飛〜び込〜め〜クライマーックスジャンッ!!』 『いーじゃんッ! いーじゃんッ! すげーじゃんッ!! いーじゃんッ! いーじゃんッ! すげーじゃんッ!!』(※ディルカ&ティアナ) 『ええやんッ! ええやんッ! すごいやんッ!! ええやんッ! ええやんッ! すごいやんッ!!』(※はやて) 『いーねー♪ いーねー♪ すごいねー♪ いーねー♪ いーねー♪ すごいねー♪』(※大人エリオ) 『仮面ライダー電王のOP『Climax Jump DEN-LINER form』でしたー』 「キャロ、僕に釣られて見る? 答えは聞かないけど♪」 「え、えーと、わたしは……///」 「てゆーか、大人エリオ、ウラなのかリュウなのかハッキリせんかーい!!」 「オイ、ランスターの嬢ちゃんはどこいったよ?」 「あははははははは! 今度はあたしが歌わないとねぇ!!」 「ティアァァァァァァッ!? なんで……なんでこんなことになっちゃったの?」 「おもしろそうだねえ! 僕にも歌わせてよ!!」 7番、地獄ティアナ、地獄ユーノ 『dead end game』 『罪を〜恐れない〜♪ 罰を〜いとわない〜♪ 危うい〜生き方に〜♪ 魅せられて〜ゆく〜♪ 邪魔を〜するのなら〜♪ 誰も〜許さない〜♪ 閃いて〜斬り〜裂く〜♪ 名はアバ〜レキラー♪』 『あー、爆竜戦隊アバレンジャーの登場キャラ『アバレキラー/仲代壬琴』のテーマソングだぜ』 『ちなみに劇中ではBGMのみ使用、曲はCDアルバム『アバソン大百科』に収録とのことだ』 『た〜とえ〜悲劇が〜♪ 待〜ち受〜けようと〜♪ 白く〜ときめ〜く〜♪ 道だ〜け選ぶ〜♪』 『デーッドエンドゲーム♪ スーリール〜だ〜け〜寄越〜せ〜♪ バーッドラックゲーム♪ モーラール〜な〜ど〜壊〜せ〜♪ デーッドエンドゲーム♪ ピーンーチ〜な〜ら〜哂(わら)〜え〜♪ バーッドラックゲーム♪ い〜の〜ち〜弄(あそ)〜ぶ〜ゲーム〜♪ 俺がルールだアアァァァァァァァァァッ!!』 「所詮は人間なんか信じたって意味がない事を証明するゲームなんですよ! なのはさん!!」 「正義のために戦う? そう言うのがダサイって言ってるんだよ!」 『げ……劇中のセリフが噛み合いすぎじゃねーか……』 「イヤやあああぁぁぁぁぁぁぁぁッ!! こんな恐くて殺伐としたカラオケはイヤやあああぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」 「あれっ? ねえはやて、僕今までなにしてたんだ?」 「あたしも記憶が無いんですけど、なのはさんご存知ですか?」 「よりにもよって記憶ナシかいッ!?」 『まあ、いいんじゃねーの? 覚えてるよりかさぁ』 「さーてと、いよいよあたしの出番ね! ゾディアック! 来い!」 『了解♪』 8番、リラ・ヴィアラッテア、ゾディアック 『Action-ZERO』 「最初に言っておく! あたしはかーなーり上手い!」 『ついでに言っておく! 作者! とっとと本編進めろ!』 グサッ! 『強ーき者に♪ 強ーき力♪ 言っておくかなり強ーいぜーーーー! きーわーめつーけーのベーガ♪ アルターイール♪ 繰り出すアタック! アークションゼロー♪』 『君のー声聞い〜た気がーしてー♪ 失ーわーれたー時間彷徨うー♪ 存在ーさえーわーすれーらーれた〜♪ このおーもいはどこへ続くの〜♪』 『存在〜しなーいー存在をー証明し続けるためにはー♪ ゼロとーゆーうレールかーけーぬけー♪ 止まることなど許されーないー♪』 『孤独だーけーを強ーさにすーる心をー痛いーほどー♪ 分ーかーってーいーるだーかーらいつでもいーっしょにー戦うのさー♪』 『強ーきこーこーろ♪ 強ーきねーがーい♪ 重なるとーき無敵ーにーなるー♪ デューアール仕ー様 ベガ! アルタイル! 始まるバトル! アークショーンゼロー♪』 「ぴ……ぴったり過ぎて笑えへん……」 『またしても仮面ライダー電王の挿入歌、二人目のライダー『ゼロノス』のテーマソングでした』 『今回電王関連は3連発か……』 『さて、控えているのは残り2名、曲は如何に!?』 9番、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ 「二人で引いてみる?」 「そうしよっか♪」 クジを引いた瞬間、激しいビートと英語のラップが流れ出す。 「エリオ、このあんな爺さんマシン持ち出しやがって! 勝つ気でいんのか!?」 「決めたんです。僕は僕のレースをするって」 「勝つことだけが全てじゃないよ」 「無理だ! エリオ!」 『押し寄せるマテーリアルワールド! 加速ーするメターリックターイム! Ah――――! 置き去りにされーてーるー♪ 傷ーつーけば流ーれる〜♪ 赤い〜血を痛みが〜♪ Ah――――! 綱渡りの日々ー♪ どちらにー落ちても〜♪ 命は〜無い〜♪ まーっすぐーに進むだーけさーーー♪』 ジャンジャンジャンジャンジャーン! 『ユールネバールースユアマインド! アイルネバールースマイマーインド! 生ーき様のあかーしー♪ ユールネバールースユアマインド! アイルネバールースマイマーインド! それはー火花ー散ーらしー♪ 熱くー♪』 「私の兄はあるプロジェクトに参加しててね……ストラーダの開発と言うね」 『ユールネバールースユアマインド! アイルネバールースマイマーインド! 未ー来ーが見えなーいー♪ ユールネバールースユアマインド! でも負けーなーいー♪ いつもーもとめーてーいーるー♪ 明日をー♪』 ジャジャジャーン♪ ジャジャジャーン♪ ジャジャジャージャーン♪ ジャジャジャーン♪ ジャジャジャーン♪ ジャジャジャージャーン♪ 『OVAシリーズ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ SAGA』のOPテーマでした』 『ここらへんから嫁が入ってきていろいろと物議かもすハメになるんだよなー……』 『さて、カラオケシリーズもいよいよ大詰めです』 『いつになるのかわかんねーけどな』 『ここで曲を募集するわけだが、歌の募集は、八神はやて女史他、スバル・ナカジマ・ヴォルケンリッターの面々、あるいは今までに出てきていないキャラクターに限らせてもらうと言う事だ』 『ネタが集中しちまってるんだよな。そして作者が苦労してない面々にばかりリクエストがくるから今度は限定だってよ』 『と言う訳で、次回をお楽しみに〜』 あとがき ひさびさとなりましたカラオケシリーズ。 およそ半年が経ちますが、果たしてこれサイトとかに載せていいのか悩みます…… |