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デバイス学園分岐点”出会いが紡ぎうる物語”
“デバイス学園 an Extra もう一つの分岐点(彼らにあるのは  の未来)”へ
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“デバイス学園 終章? おまけ「肌寒い時には中が温かかくなる時もある」”へ
“おまけ没ネタ=ユノリンその後。「肌寒いときは何もかもが冷たくなるもんだ」”へ






“デバイス学園 中章「デバイス達の会議録」”

クラ「大ピンチです」
レヴァ「なんだやぶから棒に?」
クラ「悠長に回転寿司(全品100円皿)を食べてる場合じゃないのよ!!」
シュ「もう一つケーキー♪」
レイ「私はプリンを」
グラ「私はあんみつを」
デュ「…寿司頼めよお前等」

ガシッ!
レヴァ「ん?」
クラ「話を聞いてぇーーーーー!!!」
 ブオンブオンブオンブオンブオン!!
 ドンガラガッシャンドガンパリンドギャァアアアアアアアアアアアアアアアン!!
ゴァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!?
 クラールは叫びながらレヴァンティンを引っ掴んでぶん回した!!
 頭部に被弾したシュベルツに12のダメージ!
 鳩尾に喰らったグラーフに20のダメージ!
 かすったデュランに6のダメージ!
 バルディッシュはレイジングハートを庇った。
 バルディッシュは22のダメージを受けた!
 武器代わりにされたレヴァンティンは60のダメージを受けた!!

クラ「はぁっはぁ…話しを聞いてくれる気になった?」
一同「コクコク!」
クラ「それでは…コホン……皆さんは現状の危機をどれ位認知していますか?」
S2U「危険?」
レイ「なにかあるんですか?」
クラ「大有りよ!!」
グラ「それはレヴァンティンをボロ雑巾にする事より大事なのか?」
クラ「次の週には回復するから大丈夫よ…それより! 今現在私達は存在の危機に直面しているのよ!!」
バル「存在の危機?」
シュ「何ですかそれ〜!?」
クラ「それはね…本編が私達デバイスサイドじゃなくて、先生方…ユーノさんとリインさんがメインに変わってしまうかもしれないという話よ!!」
デュ「別に良いじゃねえか…これ以上阿呆な事につき合わされなくて済むなら俺は嬉しいぞ」
クラ「お黙り」カプッ!
デュ「イッテェエエエエエエエエエエエエエエエ!!? なんだコイツはぁ!?」
???「モキュ♪」(・ω・)/
デュ「なんだこれはぁああああああああああああああ!!!?」
シュ「かわいーもー♪」
デュ「乗るな阿呆娘ぇええー!!!」

クラ「兎に角。私達の出番が増える為にはどうすれば良いのか。それを皆で話し合いたいと思います」
S2U「拒否権は?」
クラ「ある訳無いじゃない」
グラ「だろうな」
クラ「で、何か案がある人、順に言ってみて」
シュ「クラールお姉様が脱ぐ♪」
クラ「そこでデュランと遊んでなさい」
レイ「普通に学園生活を過ごすべきではないでしょうか?」
クラ「今の状態だと先生たちが終わりそうに無いから不可」
バル「デバイス同士の模擬戦」
クラ「作者に戦闘描写は自殺行為よ」
グラ「また温泉に行くのはどうかのう?」
クラ「同じネタはウケが悪いから×」
S2U「いっその事ここで終りにする」
クラ「貴方の命を?

レヴァ「我は危うく死に掛けたがな」
クラ「あら、レヴァン、遅かったわね…復活するの」
レヴァ「打ち所が悪くて関節が動かなかったぞ」
クラ「そんな事よりレヴァンも何か意見…ダメね
レヴァ「待て、貴様我を愚弄していないか!?」
クラ「だって貴方が面白いギャグや甘い恋愛話に繋がりそうなネタを持ってる訳無いじゃない!!」
レヴァ「当たり前だ! そもそも、何ゆえそこまでして考えなければならんのだ!」
クラ「私達のようなオチキャラ(存在)は出番があってナンボなのよ!!」
レヴァ「それはお前一人で十分だ!」
クラ「酷!? レヴァン今のは傷付いたわよ!」
レヴァ「我は心身ともに傷ついたわ!」
クラ「なによ!」
レヴァ「なんだ!」

クラ「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……」
レヴァ「ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド……」
???「ドンドコドンドコドンドコンドコドンドコドンドコ……」□ヾヾ(+ω+)
デュ「何故太鼓を叩く?」

クラ「もうあったまきたわ!」
レヴァ「こちらもいい加減お前のとっぴな行動にはうんざりだ!!」

クラ「って訳で次回へ続くわ!!
レヴァ「引っ張るのか!!?




マジで続く……のか?

クラ「だって…出番が欲しかったんだもん」
レヴァ「だからと言ってコレはないだろう?」
クラ「でも……出番が無くなったら…貴方と一緒にいられないじゃない」
レヴァ「そんな事心配する必要があるか?」
クラ「そんな事って!」
レヴァ「少なくとも我はお前と長い間離れる予定は無いぞ?」
クラ「あ、ぅ…そ、そういう事じゃなくて!!」
レヴァ「なら、なんだ?」
クラ「も、もう…いいわよ!」 プイ(///л)
レヴァ「なんなのだ?」(´−`?)


レイ「何と言うか」
バル「こんなオチか?」
シュ「やっぱり二人はラヴラヴ〜♪」
デュ「ほらな、言った通りだろ?」
グラ「……若いのう」
S2U(でも事実上ネタ切れ間近という危機&現実は回避できてないんだけど…ここで切り出すのもなんだかなぁ…)



 今回は突発的に考えたネタ!
ヤバイす。もうネタが…ネタが切れてきた…ユノリンネタは結構ストックあるのに!!
書き始めてから30分強で上がったこのSSS!
現在製作中のユノリンSSSと比べると量が明らかに少ない!
もはやこれまでかデバイスチーム!?
ユノリンの方が長くなったら立場逆転してしまうぞ!?
がんばれデバイスチーム!
量産型も空の彼方。界王星で見守ってるぞ!
特に08小隊とか(笑)






“デバイス学園 中章おまけ・「一日の終りは平穏に」”

ユーノ「そう、その調子だよリイン」
リイン「――――ぷはっ! はふぅ〜」
ユーノ「お疲れ様」
リイン「ありがとうございますユーノさん」
ユーノ「大分泳げるようになったね」
リイン「みんなユーノさんのお蔭です」
ユーノ「僕はそんな大した事してないよ。全部リインが頑張った結果さ」
リイン「でも、ユーノさんがいなかったらリインはここまで泳げませんでした。だから、ありがとうです♪」
ユーノ「はは、どういたしまして」
リイン「この調子で他のアトラクションも制覇してみせますよ〜☆」

 くぅ〜……

リイン「…あぅ……」(///ω)
ユーノ「ずっと泳ぎっぱなしだったからね。何か食べにいこうか?」
リイン「はぅぅぅ……はい〜」(恥)
ユーノ「っと結構込んでるみたいだね」
リイン「お店の中は人がいっぱいですぅ〜」
ユーノ「これじゃあ買っても座れないね…仕方ない。僕が並ぶから、リインはここら辺で座れそうな場所を探して」
リイン「いえ、ここはリインが並びにいきます」
ユーノ「でも」
リイン「大丈夫なのです! リインに任せてユーノさんは少し休んでてください」
ユーノ「リインだって疲れてるんじゃない?」
リイン「ユーノさんこそ、司書の仕事の合間にリインに付き合ってくれてるから……休めてないんじゃないですか?」
ユーノ「大丈夫だよ。ちゃんと必要な分は休んでるから」
リイン「ダメです。マイスターはやてもお姉ちゃん達もユーノさんはよく無茶するって話してましたから、ここはリインが並びます」
ユーノ「はやて達よりは無茶してないと思うけど」
リイン「とにかく、リインに任せてください」
ユーノ「解ったよ。それじゃあ頼むねリイン」
リイン「はい。頼まれました♪」

テッテッテッテッテ……

ユーノ「さて、どこか良い場所は……あ、あそこのベンチが空いてる」
 リインと別れた場所からそれほど遠くない場所にある白いベンチに腰掛ける。
 しばらくそこで座っていると、段々と瞼が重くなり激しい眠気に襲われる。
ユーノ「っむ…おかしいな……ちゃんと睡眠はとってる筈なんだけど」
 程よい気候に整えられた室内。人口整備による快適な環境につい身体が睡眠を求めてしまったようだ。
 うつらうつらと危なっかしく首が動くが、何とか起きていようと堪える。
ユーノ「ここで寝たらリインが困っちゃうだろうし…ね……」


リイン「ふぅー、苦しかったですぅ」
 皆さん酷いです。押さないでくださいって言っても全然聞いてくれないんですから。
 こうゆう時シグナムお姉ちゃんがいたら上手く動けたんでしょうか?
 何となく変なことになる予感もするするけど気のせいですよね。
 それよりも早くユーノさんの所へもどろう♪
リイン「そういえばユーノさんはどこにいるんでしょう?」
 念話を使っても答えてくれないし…ユーノさんに限って先に帰るなんて事は急な任務が入った時以外はないですし。
 もし、任務だったとしても連絡はしてくれる筈です。
リイン「はれ?」
 あ、向こうの方のベンチで横になってるの………やっぱりユーノさんです。
 近づいてみると、ユーノさんは気持ち良さそうにスヤスヤと眠っていました。
リイン「ユーノさーん?」
 ちょっと声を掛けてみましたけど、全然反応がありません。
 やっぱり凄く疲れていたみたいです。
 それでも…リインに付き合ってくれたんですね
リイン「ありがとうございます…ユーノさん」

 でもこのままじゃ風邪を引いてしまいますね。
 何か掛けるものを持ってこないと、タオルとかが良いんでしょうか?

 取り合えず一枚しかないけど、更衣室から持ってきたタオルをユーノさんに被せます。
 よいしょっ…これでよしっです。
 でも、これからどうしましょう?
 ここでジッとしているのも退屈だし、かと言ってユーノさんを放っておいて遊ぶなんて出来ません。
 う〜。
ユーノ「ぅぅ……ん」
リイン「ユーノさん?」
 ……寝返りですか。
 一瞬起こしちゃったかと思いました。
 それにしても、本当に気持ち良さそうに寝てますね〜。
 このベンチ…ちょっと広いからリインが座ってもユーノさんは落ちないですよね?
 現に横に寝返り打ててますしね。
リイン「それでは……失礼しますぅ」
 ユーノさんを起こさないように小声で同じベンチに座らせてもらいます。
 やっぱり疲れてるのか、ユーノさんは全然起きそうにありません。
 そこで、手に持った食べ物の事を思い出しました。
リイン「これ…どうしましょう?」
 一人で食べるのも何だか寂しいです。
 パックに入ってるから後で食べても大丈夫ですよね?
 ちょっとベンチの下に置いておきましょう。
リイン「ふわぁぁぁ…」
 ユーノさんを見てたらリインも眠くなっちゃいました。
 けど、ここはユーノさんが使っちゃってるし……ユーノさんを起こす訳にはいきませんし…どうしましょう?



ユーノ「…ん、んん?」
 頭の中がぼんやりとして、意識がまだハッキリしない。
 どうやら少しの間眠ってたみたいだ。
ユーノ「えっと…」
 まだ眠気が抜けない所為か、さっきまで自分が何をやってたかが良く解らなかった。
 確か今日はリインと一緒に町に出て…それからえーっと?
 グッ!
ユーノ「あれ?」
 頭を抑えて今日の行動を振り返ってみようとしたら、右腕が上がらなかった。
 まるで何かに押さえつけられてるみたいだ。
 疑問に思って右腕の方を見てみると、僕の目の前にリインの顔が出て凄く驚いた。
ユーノ「な、なんで!?」
 慌てたけど、よく見てみるとリインは僕の腕を抱きしめたまま寝てるみたいだ。
 身を丸めてるのか、ちょっと足…多分腿も使って僕の腕を離さそうとしない。
ユーノ「と兎に角離れないと!!」
リイン「んぅ〜」
 ギュゥッ
 動かそうとするとリインも力を入れて離そうとしない。
 その反動で僕たちの身体が一層くっ付く…これはもう密着してると言っても良いかもしれない。
 これはちょっと世間体にも色んな意味で不味いんじゃないかな?
 どうやらタオルが掛けられてるみたいだけど、これだと逆に……何て言うか余計ヤラシイ事してるみたいに見られないかな。
リイン「ゅーの…ん」
ユーノ「リイン」
リイン「んにゅ」
 スリスリ。
 呼びかけに反応してくれたと思ったら、リインは僕の肩の方に頭を寄せて頬擦りしてきた。
 動きたいけど、この状態で迂闊に動いたら変な所触りそうで動くに動けない。って言うか動いたら確実に触っちゃうよ
天の声「既に触ってるようなもんだろ」
ユーノ「起きて、リイン。リインってば」
リイン「ん…ぅん」
 何度も呼んでみたけど、全く起きる気配が無い。
 はぁ、仕方ない……リインが起きるまでもう少し寝てようかな。
 どうせ動くに動けないし…。
ユーノ「おやすみ、リイン」
リイン「はぅ…ぃ」
ユーノ「本当は起きてない?」
 そう言っても彼女は答えてくれない。
 それも当たり前か。

 短く結論付けて、僕は一度明るい天上を眺めた。
 暫くすると段々眠気が強くなって、何時の間にか眠っていた。



ユーノ「すぅすぅ」
リイン「くぅー…くぅー」


 二人ともすっかり寝ちゃってますね。
 ふふ、二人して可愛い寝顔♪
 こうしてみると可愛い恋人同士みたい。

???「こんなフェンスの向こうで様子見とは…余程暇なんだな」
シャ○「い、良いじゃないですか。私のささやかな楽しみなんですから」
???「傍観するのも良いが…他人のを見てばかりだと自分がいき遅れるぞ」
シャ○「別に構いませんもん。他人からオタクとか奇人とか電波人間とか言われたって…
     私は2次元の世界で素晴らしいカップリングで結び結ばれ幸せ生活を送ってるんですから! 
     だからあの子達みたいな甘い恋愛なんて……あれ? どうしてでしょう? 頬が濡れてる……」
???「俺から一言言わせてもらおう」
シャ○「なんですか?」
???「仕方ないよ…だってシャマルさんだもの
シャ○「う、うう…うえ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!」


オマケード

どうして僕たちは…こんな所まで来てしまったんだろう?
byクロノ・ハラウオン。

フェイト「このままじゃ!!」
はやて「まだ厄介なの仰山おるで!!」
クロノ「まだロストロギアも残ってる!!」
エイミィ「このままじゃ」
一同
なのは(ちゃん)を止められない!!
 バシュバシュバシュ!!
はやて「ちょ、まちい! こっちかてなのはちゃんを止めようと…ああ、もう!!」
 ドドドドドドドドドドドド!!!


ピキィィイイイイン!!
???「む!?」
 バッ! ドシュドシュゥ!!
なのは「貴方は! 貴方だけはぁ!!!」
???「ふん、いくら叫ぼうが今さらァ!!」
 背中のジャケットから武装がパージされ、それぞれが独立して動く。
???「愛と信じ、解らぬと逃げ! 怨み妬む…それが嫉妬さ!! 知りながらも突き進んだ道だろう!!」
なのは「違う! なのはは、なのははそんなっキャラじゃない!!」
???「そして別れる…彼とは……別れるべくしてなぁ!!」
なのは「それ(アイドルとしてのユーノくん)しか知らない貴方がぁ!!」
???「知らんさ! 故に知れ! 己の嫉妬に飲まれて愛は滅ぶと!!」

局員ズ『うぉぉぉぉおおおおお!?』
敵ーズ『ギャァァァぁーーーーース!?』
フェイト「なのは…こんな事しても戻るものなんて何もないのに」
クロノ「格好つけてる場合じゃないぞ! こっちにも当たる!! 見境無しだ!!」

???「もはや止める術はない! 新しいカップリングが成立すればユノリンSSSが開始される!」
はやて「なにゃて!?」(なんやて!?)
なのは「え?」
???「(ユーノの)理性は焼かれ…何かと(歓喜の)悲鳴は新たなカップリングの幕開けとなる!!」
なのは「そんな!?」
クロノ「何かって何だ?」
???「もはや止める事はできん! 人(ユーノ&リインファンクラブ)が数多持つ予言の日だ!!」
なのは「そんなことお!!」←(超必死
???「(このSSSが始まってから)それだけの(ユーノくんとの)日々…重ねてきたのは誰だぁ!!
なのは「それでも……守りたい愛があるんだぁ!!」
 なのはの魔法弾が仮面の男の片手のデバイスを打ち砕き、激しい爆発を起こす!
 男は壊れたデバイスを捨てつつ一気に後退し、なのはは逃がすまいと瞬時に飛び上がる。
 桜色の羽を羽ばたかせて左右の手に6本の、計12本のデバイスを握り締めてなのはは一直線に飛び込んでいく。
 仮面の男のデバイスが魔法弾を打ち出し、なのはの手や背負っているデバイスに直撃。
 次々と砕け散るデバイス達。だが、なのはは止まらない!
局員A「ジョニー! ボナンザ! ミッちょん! ベイゴン! ミクラス! ウインダム! アギラ! ジョナサン! 丈太郎ぅうううーーーー!!?
なのは「ああああああああああああ!!」
 エースを起動させて突っ込むなのは。
 最高速に乗った彼女の攻撃、それを回避する速さは仮面の男には無い。
???「よし! 箸を持つ方に避けるんだ!!」
なのは「!!?」

 なのはは(本編では)根が純粋な娘だった為につい男の言葉につられて方向を変えてしまった。
 その時の行動はコンマ数秒ほどの出来事…ゆっくりと時が流れる様に感じながら仮面の男は笑みを浮かべる。
 だが、仮面の男は重要なことを見逃していた。
 仮面の男は右に避けた。対するなのはは彼女から見て左…つまり仮面の男と同じ方向へと曲がったのだ!!
???「えぇ〜? なんで逆に避けるんだよ?」
なのは「うぐぅ…左利きぃ



???「なるほど……確かにこれは私の責任かな?」



なのは「アンソニィイイイイーーーーーーーー!!!!
 ボグシャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
???「アンソニィの……バカァ……」
 ドガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンン…!!

 虚空の空に奇抜な仮面が漂うように飛んでいく。
 なのはの完全なる勝利…だが、なのはの心は虚しさしか残っていない。
 だからだろうか? 横から眩い明かりが近づいていることに彼女が気付かなかったのは。
 プァアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
なのは「へ?」
 ドガシャァアアアアアアアアアアアン!!
なのは「にゃのら!?Σ=( ゜Д∴゜)//
???「アシベロ!?Σ=( /□з::□)/

状況説明。
なのは+αは巨大車両に衝突


轢き逃げされました!


なのは「な、なんでこんな所に列車が?」 ガクリ (\_ _)\
はやて「メー○ルや! メーテ○がおったで!!」
クロノ「いや、関係ないし!?」

二人は戦っている内に、何時の間にか銀河鉄道の路線に入り込んでいた。
そこには柵なんてないから、気付かなかったのも無理は無いだろう。


ちなみに二人を轢き飛ばした列車は先端にMGのマークがあり、その後ろをのぞみ型車両と獣型。
そして救急110番系統の車両が合わさった感じの列車がついていったという。

御終傷様






 ああどうしよう。防壁が無くなっちゃったよ。
なのはさん迎え撃つにはまだ準備が足りてない。
っていうか、正ヒロインがリインで悪役ヒロイン? がなのはみたいな形になってるのはマズイか!?
皆さんはどっちの方が好みなんだ!?
困った。困ったぞ?

結構リイン評判良いみたいだからマジで本編交代するか? ……取り合えずなのはとリインはぶつかり合う運命です。
ユーノ中心で巻き起こるバトルをお楽しみに…彼が酷い目に会うかはその時の乗り次第。
デバ学のネタどうすっかなぁ…
こうなればカノンのアニメを見ながら奇跡が起こるのを待つしか。
あああ、高校時代が超懐かしい! つか戻りてぇ(切実)






“デバイス学園 an Extra DTV”


???「どうしても行くのか?」
???「うん…だって次は俺の順番だし」
???「だからって……お前まで死にに行く事ないじゃないか!!」
???「それじゃあ、先に散っていった奴等に合わせる顔が無いよ」
???「TANAKA…!!」
田中(仮)「じゃあ行ってくるよ」
???「待つんだ田中! もういいんだ! 必要とされているのは量産型デバイスだけなんだ!」
???「少しでもカスタムされたお前まで行く事はないんだ!」
田中+a「「え?」」
???「そうよ田中君! もう終わったのよ!!」
???「お前まで死ぬ必要はないんだよ!」
田中(仮)「み、みんな…!?」
???「良かったな…良かったな田中ぁ!!」
田中(仮)「ありがとう…ありがとうみんな!!」

???「あ〜マイクテス、マイクテス…」
一同 「ん?」
???「えーデバイス支給班に連絡〜。銀河鉄道軌道上に新たに敵部隊発見。
     高町なのはに量産・ジャンク・改良なんでも良い。兎に角ありったけのデバイス持って来い!!」

局員K「二つ三つじゃ絶対足りないよな?」
局員M「……二個小隊分…いや、リサイクル含めてありったけ出しとけ


田中+その他大勢
『逝ってまいります』


???「3−B金八部隊ぃいいいいい!!!


コズミックコロニーM78暦。
開戦当初、超巨大要塞など予想外の敵の戦力に苦戦を強いられていた管理局L級艦サンダルフォンだったが、
好転しない戦況にサンダルフォン艦長は、管理局の白い悪魔の異名を持つ高町なのはへの増援を要請。
一気に反撃に出た。
コレに際し、レイジングハートに変わるデバイスの発見・支給が間に合わず、やむを得ず量産型デバイスを使用。
だが、通常のデバイスが彼女の力に耐えられるはずも無く…戦場には無数のデバイス達が現れては散って逝く事となった。

射出されるデバイス達。
その中にはカスタム機、新型機も入り乱れて戦場へと送られていく。

田中(仮)「デバイスゴールデンエイツ…TANAKA式…逝きます!!


デバイス達の影がタイトルの後ろに係り、哀愁を漂わせる。
ガンダムSEEDMSVを思い浮かべながら読んでください(嘘)


デバイス学園 an Extra Device Tool Variation
(英語が合っているかは不明です)


はやて「はー、これまたごっついのが回ってきたわ〜」
クロノ「本当は量産型しか支給されないはずじゃあ?」
局員F「開発局が言うには色々試すには丁度良いから気にするな! と顔文字つきでメールがきてますけど」
クロノ「誰から?」
局員F「sia…シアン―」
クロノ「解ったもういい」
フェイト「クロノ? 私達も出た方が良くない?」
はやて「そやで、なのはちゃん所はええけど、他の局員さん方はえらい苦戦してる」
クロノ「そうだな、それではキミ、その支給されてきたデバイスを」
局員F「どぞ」

ガラガラガラガラガラガラガラガラガラーーーーーーーーーー!!!!
…カチャン。


クロノ「…」
フェイト「えっと」
はやて「多!? めっちゃ多いやん!?」
クロノ「これは全部でいくつあるんだ?」
局員F「……こち亀千話突破くらいの厚さはありました」
クロノ「深くは突っ込まないでおこう」
フェイト「これ、どれを選んでも良いの?」
局員F「はい、むしろ壊してって言ってました」
クロノ「何を考えてるんだ」
局員F「気にするな。被害なんてものは俺には関係ない…って事も話してましたが」
はやて「ほなら何本も持ってって良いんですか?」
局員F「お好きなように」
はやて「それじゃ皆もここに呼ぼか」
局員F「ヴォルケンリッターの方々は既に持って行ってるようですけど?」
はやて「え?」
クロノ「いつの間に」
フェイト「あそこにいるのってシグナム?」

彼女の姿を確認した時、その前方には鉤爪付きの青い盾を装備した敵魔道師の集団。
彼らと交戦している局員の放つ魔法弾は彼らが持つその盾で軌道を変えられ、魔力を削る事さえ阻止される。
どうやら魔力を強引に捻じ曲げる能力があるらしい。


そこにシグナムが駆けつけ、両手に持つ西洋、東洋別々の形をした刀剣型のデバイスを振り抜く!!

シグナム「切り裂け! ヴリトラ!! ムラマサソー!」

まず魔法効果が付属されづらいが、マジックコーティングされ相手の魔法防御を無視して切り裂く事を重点に置かれた刀ムラマサで盾を弾く。
次にもう片方の手に持った炎の魔力を宿した西洋剣ヴリトラを横薙ぎに振るって敵を近くの敵に衝突するように吹き飛ばす。

シグナム「次!!」

そのまま彼女を筆頭に反撃に出る局員達。
だが、彼女の技量にデバイス達が着いていけてないのか、段々と熱で溶けたり刃こぼれを起こす。
ムラマサ「痛いキツイもっと切れるように扱ってくれ! 叩ききるの専門じゃないんだぁ!!」
ヴリトラ「熱い暑い厚いアツイアツいあついつかアチチチチチチチチッチイチチチイイイイーーーーー!!!?」
シグナム「情けない! それでも騎士の魂を移す剣か!!」
???「もらったぁ!!」
シグナム「しまっ――!?」

ガキィイイイイイイイン!!

???「なにぃ!?」
シグナム「触れる前に…止まった!?」
フェイト「シグナム、大丈夫ですか?」

 両者の丁度中間の何もない空間からフェイトの姿が現われる。
 彼女の手には漆黒色の鎌とも刀剣とも見える妙な形のデバイス
 一番合っているの武器名としてはククリ刀…それで敵の攻撃を抑えている…が握られていた。
 
シグナム「情けない所を見られてしまったな」
フェイト「シグナムらしくありませんよ?」
シグナム「返す言葉も無い」
???「この、なめるなぁ!!」

ドガァン!!

???「ナベし!?」
シグナム「ブーメラン付きか…そちらは中々良いデバイスだな」
フェイト「でも、接合が弱くて脆いみたいですよ?」

ククリ刀デバイス
「し、死ぬ…からだ…こわれ……ゲフッ!?」
バチバチ…ギギ……ガキッビキ!!

シグナム「これでは使い物にならんな」
フェイト「長期戦には向きませんね」

 彼等(デバイス達)の名誉の為に言わせてもらうが、彼らがひ弱なのではない。
 あなた方が規格外ほどにハチャメチャなのです!!
 byデバイス仙人。


ヴぃータ「ブッ飛ばせ! グラヴィトンハンマー!!」

 叫びながら彼女が振るうのは先端に球体があり、半球体同士を合わせた様な妙なハンマー。
 名前の通り重力操作系特化のデバイスだ。
 いつも通りの感覚で振り回しているからか、中心の棒部分が微妙に曲がっているように見える。

ハン「ぐぎゃぁあああああああ!! 腰が!! 背骨が砕け…死ぬ!! ホンマ堪忍ゴァ!!?!

渋髭 「ぬぉ!?」
オレンジ「く!?」

 敵側も攻撃を避けつつ反撃する。
 杖型のデバイス先端に付属された四つのバレルが離脱し、有線につながれながらヴィータの周りを旋回する。
 それぞれ独立した動きを見せつつ、違うタイミングで攻撃を仕掛け、更に渋髭も杖から魔力刃を作り切り掛かる。

ヴィータ「こんなもん!」
オレンジ「この、ロリっ娘がぁ!!」
ヴィータ「このっチョコマカするんじゃねえ!!」

 旋回、急停止、反り返り、反転様々な動きをしながらヴィータの攻撃をかわす基本色オレンジのやつ。
 だが、火力が足りないようで彼もヴィータに決定打を与えられない。
 そこから離れた場所で彼女を狙う影がいた。
 ライフル銃と管理局量産型デバイスを合わせた様なデバイスの銃口から強力な砲撃魔法が打ち出されようとしていた。

 が、突然彼の視界に新たな影が被さり、否応無く照準を外される。
 その影は彼の前に座すと挑発するように、手の平を上に向けて自分の方へ来るよう促す。

ライフル魔「!!?」
局員R「乱戦の中、長距離からの狙撃か…中々の腕前のようだが…ここまでだ」
はやて「うちの子に手出しはさせへんで!!」

 ライフル魔の目の前にはシールドとライフルが合わさったようなデバイスを肩に取り付けたはやて。
 隣には僅かに金の装飾の施された以外コレといった飾り気の無いロッドを持ち、中国拳法に似た構えを取る男性。

ライフル「ちっ!! なめてんじゃねえ!!」
 ドンドンドン!!
はやて「ひゃぁ!?」
局員R「実弾入りか!?」

 はやてはシールド状のデバイスで、局員はロッドをバトンの様に回して弾を弾く!

局員R「だが……その程度!!」
 ジャラララララララ!!!
ライフル「なにぃ!?」

 局員がロッドを大きく振るうと、金の装飾部が分割されニ分・三分割され、鎖付きの三節根ならぬ多節根となる。
 変幻自在・縦横無尽に掛ける鎖の根は相手の動きを制しつつ反撃の隙を与えない!
 その隙にはやては広域魔法の詠唱を終え、デバイスから放たんとしていた。
盾デバ「無理無理無理無理無理無理無理mるえいrjかせsktでゅいgはjkgんstまrklthじおsthじゃえるいl!!!!?
 当然耐えられるはずも無く、すでに彼方此方から火花が飛び散り、今にも砕け散らんばかりだ!!

はやて「ラグナロク!」
盾デバ「ggかjlh;ぐや!?
 はやての言葉と同時に盛大に爆発を起こすデバイス。
 それでも発射はしたのだから頑張った方だろう。
 かなり拡散されて被害が出たのは仕方が無い!
 割り切れ!


シグナム「やはり強度に重点を置いた物でなければ話にならん」
フェイト「色々あって迷いますね」
ヴィータ「また曲がったー!! 他に良いヤツねーのかよ!?」
はやて「他にも仰山あるから怒らんでもえーやん」
クロノ「キミ達は壊しすぎだ」
はやて「そう言うクロノ君はなに選んだん?」
クロノ「僕は…これかな?」

 そう言って彼が手にしていたのは紅色を基本とした杖に、先端には二対銃の砲身とナイフ
 そして飛行機の噴射口を先端に付けた様な、ゴツ目の物だ。

クロノ「無いものねだりをしても戦況は変わらない・・・大事なのは、そこにあるものをどう使うかだ」
局員H「私もお供しましょう」

 クロノに付いて行ったのは全身白色のバリアジャケットに、白色の局員用量産デバイスを持った男。
 彼らの向かう先には一人の少年に圧される局員達。
 少年の背中に背負った機器パックから先端が三角状に開けたアンテナのようなデバイスが伸び、
 先端部から彼を包み込むように防御魔法が展開され局員の攻撃を弾きながら攻撃を仕掛けている。

少年 「あははははは! どうした? 俺に傷をつけてみろザコ共ぉ!!」
局員H「どういう事でしょう? 一つの魔法を随時行使しながら他の魔法を種類関係なく使えるとは」
クロノ「恐らく背中のデバイスに何かの仕掛けが施してあるんだろう…」

 バチッバチバチィ!

クロノ「魔力で出来ているなら、あれを打ち崩すだけの魔力攻撃を行なえば本人が無事でもデバイスは破壊できる」
局員H「ですが、恐らく我等の攻撃では出力不足で通じませんよ?」
クロノ「解ってるさ…魔道師の戦いは魔力量で決まるものじゃない…それを改めてフェイト達に教えてみるか」
少年 「次はお前等かぁ!!」

 バチィッキキ…バシュバシュッゴガ! バチィ!
 ドドンドンドシュウ!! ヴァヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ………!!

 防壁に阻まれ、打ち合い、防ぎ、切り払い、二人同時にタイミングを計り攻撃。
 相手の動きが一瞬だが止まった所をクロノがデバイスを一気に突き出し、防御壁とぶつかり合う!!

 ギギッギギギ…パチッ!!

クロノ「…なるほど」
少年 「無駄だ!!」
 バチィ!!
局員H「ダメだ! ブレイクインパルスを行なう隙が無い!!」
少年 「どうした! もう終りか!!」
クロノ「いや、確かめただけさ」
少年 「減らず口を!!」

 防御膜を展開しながら魔力刃を形成し、切り掛かる少年。
 クロノは杖の刃で切り結んで防御、同時にある魔法を構築する。
 少年の魔力刃を弾き、一度跳躍して後退、地に足が付いたと同時に前方に跳躍しながら魔力開放。
 槍投げのように腕を思い切り振るう!!

クロノ「スナイプショット!!」
少年 「無駄だ!!」

 ババチィ!!
ガキィイイイイイイイイイン!!

少年 「な…!?」
 (コイツ杖ごと投げて膜を突き破っただと!?)
クロノ「デバイスの性能に頼りすぎだ…それだけじゃ格上の敵には勝つ事はできない!」
少年 「ちぃいいい!!」

バッ!!

クロノ「待て!! 逃がしたか…逃げ足は一流だな」
局員H「私はいなくても大丈夫でしたね」
クロノ「いえ、僕は彼女達のようなとんでもない魔力は持ち合わせていませんから…貴方がいてくれたお蔭で安心して賭けに出れましたよ」
局員H「やれやれ、私達からすればデバイス破壊するような事を制御しきる貴方も十分とんでもないのですがね」
クロノ「彼女達には負けるよ」

 そんな彼らの会話を近くで聞いていたジャンク屋がいた。

ジャンク「あのデバイス限界ギリギリだな…普通の魔力を行使するのも危険な状態だぞ」
デバイス「いててててて!! 身体アチコチいてえ!? 回路焼けてそう! いや、焼けてないけど! メッサアツ!? これ生き地獄!? いやマジで!!」

はやて「なんやろう…クロノ君からもうちらと同じ匂いがするで」
フェイト「なんだかクロノに凄く親近感がわいた気がする」
ヴィータ「はやてー! んな事より早くいこー!」
シグナム「ふむ、やはり小太刀二刀流か…いや牙突も捨てがたい」
局員F「はーい、デバイィース…デバイィイスだよ〜♪ 出来立て再利用のデバイス小隊、使い時ですよ〜」
デバイス達『石焼き芋売るみたいに宣伝するなぁあああああ!!!
デバ1「いやだぁあああああああ死にたくないぃいいいい!」
デバ2「まだ新品なのにぃいいいいい!!!」
デバ3「来週追加パーツ貰える予定なんだぁ! せめてそれまで待ってくれええええええええ!!」
デバ4「いやぁあああああああ私に手が伸びてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!?
デバ5「ぐぁああああああああツカマッタァアアアアアア!!!?


ああ悲しき戦いの連鎖。
無残に散るは男の夢か女の想いか。
今日も空からデバイスの残骸が舞い落ちる。
それは舞い散る桜のように…(笑)


デバ6「兄さぁああん!!」
デバ7「春風! 死ぬときは一緒だ!!」
デバ8「二刀小太刀兄妹ぃいい!!」
デバ?「力が無いのが悔しかった…俺はこの死帝弐異で―――」
なのは「クロノ君! 新しいの貸して!!」
局員F「イエッサー!」
デバ?「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!?
デバ3「行き成り逃げ腰!?
ポイッガシ!
なのは「待っててユーノ君…今行くから!!」
デバ?「うわぁあああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・・・!!!!!!!!!!」


その日、ことごとくデバイスを破壊しながら戦場を駆ける彼等の姿に新たな名称がつけられた。
デバイス殺しの戦神。
今日もデバイス達の最後の響き(断末魔)が木霊する。






今回デバイス達の哀の叫反転しようかと思ったけど、こっちの方が良いかと思って断念。
彼らの断末魔の叫びが貴方の瞳にいつまでも焼き付きますように…(笑)
次回はなのはさん、ユーノの危機(幸福)に駆けつけるべく走ります。
ええ。
暴走機関車ごときに轢かれた位で彼女は止まりませんよ。
彼女を止めるには必要なものがあります。
それは、ハムスターオーラ!
いや、死ぬってそれじゃ。
自分もリインの日記とか使ってみるか。
リインVSなのはの日も近い!!






デバイス学園分岐点”出会いが紡ぎうる物語”


それは、ある意味必然だったのかもしれない。

その原因は、出番の無さに業を煮やした猛者が戯れに戦争を起こしたりとか。

その仲間達が巻き込まれて妙な救出劇を行なった事とか。

どっかの次元宇宙で白い覇王が夜空を駆け抜けながら魔道人形を打ち抜き、その残骸を抜き去っていく最中か。

または、覇王と祝福の風が譲れぬものを掛けてぶつかり合った時なのか。

それは定かではない。





二つの場所で巨大な魔力がぶつかり合い、時空の歪みが生まれた。
その歪みはアースラチームの擬人化デバイス達を巻き込み、彼女達を何処かへの次元へと飛ばす。

「う…ん……ここは? バルディッシュ?」
「うみぃ……あれ? デュラッチ?」
「どうなってるんだ……これは?」

見知らぬ世界へと飛ばされた事に対する戸惑い。
そして自分達の身体に起こった変化に困惑する一同。


「なんだコレ?」


そんな彼らの前に現れた一人の少年。
デバイス達は暫く彼の元で世話になる事になった。


「へ〜、この世界にはこういう同人誌があるのね」
「机の下にもいけない小説見つけた〜♪」
「この本棚にはK○N○Nアンソロって……何冊あるんだよ」
ちょ、待って見ないで自分の若さゆえの過ちの全てぇ!!?


平穏な日々。
それはあまりにも突然にして呆気無く崩れ去る。


「なんだこいつは!?」
「逃げて  さん!!」
『GIXAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!』
「うぁあああああああああああああああ!???」


目の前に現われる黒き異形の怪物。
危機に扮した時、彼等の身体にも新たな異変が起こる。



「…これは!?」
「光に…吸い込まれる!?」
「一体なんだというのだ?」


光が収まり、対峙する黒き獣と銀緑の龍。
ぶつかり合う二体の戦いは新たな戦いのゴングとなる。


「貴方が今代の護手(まもりて)なの?」
「えっ!?」


目の前に現われたのは漆黒の長髪を風に靡かせ、嬉しさと寂しさを秘めたような瞳の少女。
彼女が知り、少年達に伝える事。
次々と現われる謎の敵。


「戦火の獣神?」
「ユーノ、それは一体何なんだ?」
「戦火の獣神…それは対夜天の魔道書に対抗するために作られたとされる……戦う事を目的として作られたロストロギアなんだ」


銀緑の龍の前に対峙するもう一人の龍。


「戦火の獣神で青龍を関するのは……俺だ」


生まれる絆は新たな力となり、少年の未来を繋ぐ希望となる。


「レイジングハート!!」
「レヴァン!?」
「グラーフ!!」
『Existence conversion!!』
「これは……この姿は!?」


やがて、導かれるように集まる勇気ある魔道師達。


「なんだか凄く勘違いされている気がするのですが皆さん?」
「主、助けてください! このままでは我等は吸収されてしまいます!」
「なに言ってんのあーたぁああああああああ!!?」
「頑張ってくださいね  さん♪」


「なんだテメー!」
「あら、ちっちゃい子がそんな言葉遣いしたらダメじゃないですか。駄目な子みたいで可哀そうですよ?」
「なんだと! そっちの方がチビじゃねえか!!」
「そうですよ? かなり年をくってるのに物分り悪いんですか? いえ、年くってるからこそですね。失礼しました」
「ムッカー!! あったまきた!! てめえぜってぇーぶっ潰す!!」
「あらあら。こまった人ですね」
(これ以上話しややこしくしないでくださーい!!)


「見せてあげる。あたしの戦い方ってヤツをね!!」
「あんた等も誰かの使い魔かい?」
「アルフ……俺は守護獣だと何度言ったら解る」
「「どっちも同じ様なもんだろ(でしょ)?」」
「あんた達もそう思うだろう? なのにコイツときたら細かい事にうるさくてさぁ」
「細かくは無い、それに論点がずれているぞ」
「あ、それもそうだ。で、あんた等は一体何なんだい?」
「私達は使い間なんかじゃないわ」
「俺たちは―――」


「…やるな」
「お前こそ…不殺を意識してる割にはそれなりに重い一撃だな」
「機動力、技の切れではこちらが上」
「防御力、破壊力ではこちらが上か」

「殺さずに済ます自身が無い…我が身の未熟を許してくれるか?」
「なら……こちらも全力を持ってお前を殺しに行こう」



「はぁあああああああああああああ!!」
「おおおおおおおおおおおおおおお!!」



ガギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!


圧倒的な力。
聳え立つ脅威。
理不尽な世界の流れ。


『OGOVOOOOOAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』
「そんなエクセリオンバスターの直撃に…耐えきるなんて!?」
「しかも直撃した部分がもう再生してる!!」
「あれが戦火の獣神の……力の一部だなんて」


「こうして出会うのは何百年ぶりでしょうね?」
「前大戦は互いに顔を合わせることも無かったからな…それ以前に俺達に時の流れは関係ないだろう?」
「そうですね…私の時を止めた貴方が言うと説得力があります」

「どうして! どうして二人が戦うの!?」
「二人とも…お互いに愛し合っていたんでしょう?」
「そうだ……だからこそ…彼女を殺す」


「えっぐ……ぅぅ…ぐすっっく…っく、ヒック……!!」
「どうしてお前が泣くんだ?」
「わから…ないっけど…なんでか……な」
「泣くな…男の子が情けないぞ」
「……ぐす…っく…ぇぐ!」
「ありがとう」



自分ではなにも出来なくて。
掴みたいものは全てその手から零れ落ちていくようにさえ感じる。
それでも時は進んでいく。
止められない流れとなって流れ逝く。
そして、何にだって最後の時は訪れる。

「あの娘が…戦火の獣神の本体だったの?」
「嘘やろ……あの娘…笑ってたやんか。うち等と同じように…照れて…笑って…なのに!!」
「あの時の私と同じ…目的の為だけに作られた…偽りの命……でも、こんなの!」

「戦火の獣神、魔力数値なおも上昇中!!」
「制限無く上昇を続けている!? そんな事が可能だなんて!?」
「このままだと、それこそ言い様の無い被害が出る!!」
「戦火の獣神の発動を止めるには…それに対抗するロストロギアを宿した者が、その機能を停止させる術を持つと書かれてる」

「あれは死した人の想念を取り込み、成長を続けてきた悲しみの連鎖の化身」
「その鎖に囚われた人達の魂に安らぎはありません」
「胸糞悪いが…これまでの継承者も同じ道を通ってきたって訳よ」
「全てを放棄しても、全て消えれば責めるものもいない…どうするかはお前が決めるんだ」


「どうしたら良いかな?」
「貴方はあなたの思う事を貫けば良いと思います」
「未来を切り開くのは己自身の手だ」
「お前は決して弱くは無い。共に戦ってきた我等が保証しよう」
「そうですよ。貴方の思いに従って素直になればきっと上手くいくわ」
「うむ、わしもお主の心意気を見届けよう」
「お前はもっと自分に自信を持って行動すりゃ良いんだよ」
「がんばるの〜!」
「僕達はキミの味方だよ」

「ん…………分かった!!」

仲間の気持ちを背に受けて、勇気を胸に、己の想いをこの腕に。



翼を広げ、銀緑の龍が光の尾を率いて飛翔する。





それは、出会いが紡ぎうる物語・・・






デバイス学園分岐点
”出会いが紡ぎうる物語”
近日公開未定。



これは未定ですが、なのはvsリインはヤル気満々ですので悪しからず。
では、コレにて失礼!






デバイス学園 an Extra もう一つの分岐点(彼らにあるのは  の未来)”

シュッポシュッポ……ポォォオオオオオオオオオオオオーーーーー!!!

D1 「見て、テツロウ…あそこがかの有名なイスカンダルよ」
D2 「メーテル?」
D3 「現実逃避はやめようよ」
D4 「問題は……目の前の現実をどうするか」
D5 「管理局か…何もかも皆懐かしい」

改王様「在り来たりな駄洒落じゃの…不合格」
D6 「ド畜生がぁあああああああああ!!」
D7 「デパートでパーット買い物をする!」
改王様「音程が変わってるから不可」
D8 「厳しすぎない!?」

 何話か前に白い覇王の手によって6杖同時破壊されたデバイス達+その時単体使用されたデバイス。
 通称デバイス08小隊。
 彼等は歩きで一周する事が可能な星というにはあまりにも小さな惑星に集っていた。
 彼等の頭部には明るい輪っか、通称天使の輪(40ワットのライト引っ張るスイッチ有り)が浮かんでいる。

 何故こうなったかを語ればかなり長くなるので割合するが、簡単に言うなら作者がドラ○ンボー○ネタを使いたかった
 という理由から彼等はこの珍妙なあの世の世界へと強請連行されたのだ。
 ただ違いを挙げるならここの界王様改め改王様は結構厳しかった。
 そのやり取りが冒頭のシーンである。


「頑張ってるな若人ども」
D1 「だれかな?」
D2 「お前は!?」
D3 「本当に誰?」
「見事に揃った言葉をありがとう」
D4 「貴方は…さくs−−−」
「その表記はやめようよ」
D5 「(自分でやっといて)ならどうするの?」
D6 「なんでこんな事をやんなきゃいけないんだ!?」
特に意味は無い!!
D7 「酷!!?」
「そう邪険にしないでよ、キミ達に良い知らせがあって来たのに」
D8 「良い知らせって?」
「キミ達全員またデバ学のおまけに出演が決まったから」
D’s「いやだぁあああああああああああああああああああああ!!!
「なんで?」
D1 「当たり前だよ!?」
D2 「なんで俺たちなんだよ!!」
「いや、普通に覇王の全力シュート使われてコアが残ったのって君等だけなんだよ」
D3 「ぅぅぅ…嫌な理由」
D4 「コア……残ってたの?」
「本体は消し飛んだけど奇跡的にね…ちょっと溶けてた気もするけど
D5 「でも身体がなくちゃどうしようもないんじゃない?」
D6 「そうそう! こんな所で修行なんてしなくても良いじゃないか!!」
「そこん所は大丈夫、ちゃんとドラ○ンボール集めてきたから」
D7 「それって私達のコアじゃないですかぁああああああ!?」
「ああ、どうりでちょっと違和感あるな思ってたんだ」
D8 「ちょっと所じゃない!!」

「ま、それは置いといて」(p0―0)//´⌒∵r¨∴
D’s「投げるなぁ!!
「うっせえなぁ、折角キミ達に新しいボディを用意したっつのに」((〜)υ(〜)q #)
D4 「新しい……?」
D3 「それってどんなの?」
D2 「食いつくな!!」
「ふっ。前回の教訓もとい、My心の師匠S氏のデータ解析及び丁寧な解説のお蔭でそれらしいのが作れそうなのだよ」(0υQq)
D’s「どれらしいのだろう?」
「そもそも、君たちのテーマは集団戦闘・パーフェクトハーモニーだからさ」(p0υ0)ヾ
D’s「だから?」
「早い話、キミ達には合体してもらいます」
D1 「どういう事?」
「だーかーらー、並列制御はキミ達くらい揃ってれば無問題なんすよね?」((〜)υ(〜)ヾq)
D2 「そうだったのか?」
D3 「そうなの?」
D4 「……さぁ?」
D5 「話しではそうだけど……実際やって駄目だったじゃない」
「うん、でもそれは纏まり方が悪かったんじゃないかと思うんだ」(bd  p)0
D6 「だから、どういう意味なんだよ?」
「うむ、昔の勇者もこう言っていた。並列では普通のエネルギーしか出せないが、直列ならもーっと豆電球光りますと」( p)0ヾ+
D’s「どんな言葉だ!!」
「と言う訳で、今回は並列制御ならぬ直列制御にチャレンジしたいので、キミ達のコアを一つのデバにまとめてみようのコーナーなんだ」
D7 「無駄に長くないですか?」
D8 「分からない! 解りづらい!! 判るかー!!!」
「ナイス三段活用!」 狽пi p0)+
D’s「阿呆か!!」
「良いじゃないか、俺はこの世界でのみ明るい壊れキャラとして活動できるんだ。思う存分やらせて貰おう」+6(0仝0q)
D’s「どんな顔だァアアアアアアアア!?」
「兎に角キミ達は最初にフュー○ョン会得しなさい!! じゃなきゃ進まないよ!!」((~)υ(~)q)
D7 「あの、ちょっといいですか?」
「なに?」
D7 「フュージョンの会得は界王星とは別の星だったのでは?」
「・・・」
D’s「・・・」
「ここに予め用意した新しい身体を用意してあります」/((+)ω(+))\
D1 「逃げた?」
D2 「逃げたな」
D3 「それ以前にこれってシェンロ---」
「あ、やべ。間違えたコッチコッチ」
D4 「この残骸……どこかで見た事ある」
D5 「そう言えば…このパーツ……妙に親近感が」
D6 「って、これ俺たちの成れの果てじゃねぇか!!?」
「そう。覇王によって消滅したキミ達+その他色々な方々だ! 程よく溶けてたから一つに纏めやすかったよ!」+(0ω0q)
D7 「りゅー、なんて可哀そうな私」
D8 「人でなし! 人殺し!! デバ殺しー!!」
「酷い言い様だな…んな事言ったら擬人化デバ学に出演さすぞ?」
D1 「そっちの方が安全な気がする」
D2 「選びたくないが…覇王よりマシだろ?」
「そうかな? キミは管理人様の素晴らしいSSを見ていないのかい?」0υ0qへ(p●―●)ゞ
D3 「ちゃんと見てるよ!」
D4 「…面白可笑しく」
「その中で脇キャラ達が格好良く、且つ派手な散り様を繰り広げたのは知らないのか?」(bd p●)+
D1 「ま、まさか……」
D2 「で、でも俺達で…とくにデバ学で集団戦なんて無いだろ?」
「普通に進んでたら無かったね…そう、普通だったらね」( p)●
D’s「ゑ?」
「前回のデバ学…クラールvsレヴァンを覚えているか?」(bd )
D3 「あ、最後反転して終わるやつだよね?」
D4 「……平和に終わってた」
「彼女はこうも言っていた…てな訳で次回へ続くと」( bd )
D5 「まさか…」
「本当はアレ、反転しないで……本気で続き物だったんだよ」( bd)
D6 「マジで?」
「そのネタがどんなものか分かる?」●(q bd)
D7 「えっと…痴話ゲンカしつつも、最後にはお互い素直になって終わるんじゃ?」
「その予定もあるけど……その経過は?」+6(●―●q)
D8 「経過?」
脇キャラが死にまくるドタバタコメディさ!!」狽aip●―●)
D’s「まさか!?」
「そう、デバ学ストーリー選んだ時、お前等は脇キャラらしく名前も無く地味に砕け散るのさ!!」狽X(p●ω●)
D’s「イヤだぁあアアアアアアアアアアアア!!!
D1 「だ、どぉ〜!?」
D2 「落ち着けみんな! こうゆう時sかおgじゃおるまう!!」
D3 「キミが一番落ち着いてないよ!!」
D4 「壊される前に…壊れる?」
D5 「冗談じゃないわ!」
D6 「いやだぁああああ! 名無しでしかも地味に死ぬなんていやだぁああああああ!!」
D7 「知ってますか? 出番が無いから脇キャラって言うんですよ?」
D8 「そんな扱いは無いでしょう!!」
「それが運命なのだよ…デバ君」
D’s「何のノリだぁあああアアアアアアアアアアアア!!?
「な事言ってる間に客が溜まるから早く決めて復活しろ」
D’s「客って誰!?」
「え〜っと…ジョニー・ボナンザ・ミッちょん・カネゴン・ピグモン・ベイゴン・
 ミクラス・ウインダム・アギラ・ガーディ・リドリアス・ジョナサン・丈太郎・
 TANAKA・3−B金八部隊・ヴリトラ・ムラマサソ-・ククリ・グラヴィ・
 盾デバ・07小隊・その他大勢
」(60υ0)◇」p●-●
D’s「何があったんだ!?
「さぁ、早くしないと名前表記すらない背景キャラ逝きだぞ!?」
D’s「それはイヤぁああああああああ!!!
「ならどうする!?」
D’s「どっちも地獄逝きぃいいいい!!
「っち、うるせえ連中だな」(p(~~)υ(~~))б□ ッピ □

なのは「クロノ君! 新しいの貸して!!」
局員F「イエッサー!」
デバ?「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」

 次に映し出されたのは接近戦を行い、見事に先端部分が砕け散るように破壊される彼の姿。
 ちなみに敵に叩き折られたわけではなく、なのは氏が無理やり力任せに振るった所為だ。
 更に、立て続けに襲い掛かる敵を薙ぎ払う為に彼を振るうなのは。
ガギン…バギィ-ドガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンン!!!

「あ、また(事件台が)二人増えた……」(p0ω0)+

なのは「・・・」(*_*)
 粉々に砕ける敵と両者が持っていたデバイス。
 両手にデバイスの残骸を持ちながら、空中に浮かぶその姿は赤い騎士をバラバラにした自由のMSを連想させた。

D’s「怖!!? しかも何か目ぇ光ってるし!?」

なのは「ユーノくんに合わせて!! でないと…胸が疼くでしょうがぁあああああああああ!!

D's「それ何か違うから!?

 また新しいデバイス片手に飛び立ち、敵を打ち抜くなのは。
 その時、視界に先程吹き飛んだデバイスの欠片が司会を防ぎ、数体の敵への攻撃を外してしまう。
なのは「………」(■л■)

なのは?「魔力に負けた腰抜けデバイスが

バシュゥ-!!
ドカァアアアアアアアアン!!!

彼女が自ら放った桜色の魔力がデバイスを直撃し、粉々に粉砕される。

「・・・」(p(=)υ(=))б□ ブツ!!+
D’s「あ…アア……」
「え〜っと…」(’p(~~)υ)д
D’s「・・・ブルブルガクガク」《゜д゜》
「今日のところは何かもう分からなくなったので…あとは自由!!」( p(◎)υ)
D’s「おおいエエエエーーーーーーーーー!!!?



その後、彼らがどうなったのか。
それは誰にも分からない。






 なのはさんがヤバイ事になってます。
拙いぞ!? このままだと、ユーノより俺が先に殺される!!
電波が、電波が俺に書かせたんだ!! seed系のチャンネルが俺に語りかけたんだ!!
ヤバイコレマジで繋ぎが成り立たなくなりそう。






“デバイス学園 終章? 「デバイスホストクラブ? へようこそ!!」”

 全開までのあらすじ。
 ドラ○ン桜の名学園龍剣道。
 そこで日々指導に命を掛ける超人教師オニッツーカティスチャーを人はグレートテイスチャーオニヤン。
 通称GTオッちゃんは学園の平和を守るため、魔断戦機になったり左手が人外魔境な感じに変化しちゃったりしつつ今日も戦う。
 生徒達を多彩なテクで妄想の海へと連れ回し弄ぶその手腕は高く評価され、22世紀の猫型王の娘野比氏を妃に迎えうる事に候。

S2U「グラーフ…なんかクラールがブツブツ独り言を喋っているんだが……」
グラ「うむ、レイハ嬢とレヴァンの全力全開合体魔法直撃したからのう」

 説明しよう!
 以前出番減少に危機感を抱いたクラールは、新たな新境地と称してユーノ×リインSSSを作成。
 だが、その作品内容を見たグラーフの語る上記二名が悶絶しつつ怒り爆発。
 初のカートリッジシステム使用の矛先がクラールヴィントに向けられ直撃。
 その後重症となったクラールが白目向きつつ痙攣しながら語っていたと言うわけだ。

シュ「うみぃ〜、おねえさまぁ…」
デュ「だからやめろっつっただろうが」

レイ「少し、やりすぎたでしょうか?」
レヴァ「いや、気を抜くな」
クラ「う、うーん」(=д=)ζ
レイ「気が付きましたか?」
レヴァ「おい、クラール」
クラ「オクレ兄さん!!」(゜お゜)
レヴァ「起きろ!!」(~Д´)/ゴスッ!!
クラ「うっ!?」 プルコギッ! プルコギッ! ‐((~д~))‐
レヴァ「うぉ!? なにが起こったんだ!?」
レイ「な、なんだか痙攣が異様な感じが……」
バル「落ち着け、このような場合は同じ衝撃を与えると直ると言うが」
レヴァ「ならば…唸れ! 我がエクスカリバー!!」
 ゴキィ!!!
クラ「あうん!? はっ? 私は一体なにを?」
シュ「お姉様が直った〜♪」
デュ「本当に直ったのか?」
クラ「なによ? みんなして何の話をしてるの?」
グラ「クラールよ、自分の事は分かるか?」
クラ「マイネームイズ…オクr―
レヴァ「ほあたぁ!!」
クラ「きゃうん!?」
デュ「オラァ!」
クラ「おう!?」
シュ「えい♪」
クラ「ひゃうん!?」
??「シュワ!」
クラ「ギャルボ!?」
??「空気砲〜!」
クラ「はぃいいい!?」



数分後。



クラ「私をボコッたの……ダレ?(●ヾ゜)
デュ「そんな事より今回の話はどうするつもりだ?」
シュ「まずはそれを決めないとっね?」
レヴァ「その通りだ」
クラ「腑に落ちないけど、そうね。今回は前回言ったとおり勝負よ!!」
レヴァ「…良いだろう」
レイ「レヴァン今回は妙にノリが良いですね」
バル「これ以上暴走されたら適わないだろうからな」
グラ「で、どのような勝負をするつもりだ?」
クラ「日記を見る限り…おそらく時代はメイドの流れに向いてきてるわ…だから!」
男性デバ
絶対断る!!
クラ「何言ってるのよ。貴方達に着せても………(想像中)」
レヴァ「まて」
シュ「みぃ…(想像中)」
デュ「想像するな阿呆娘ぇ!!」
レイ「バルディッシュのメイド姿…ポ」
バル「レイジングハート!?」
レイ「はっ!? わたしは一体なにを!?」
クラ「いいわぁ」
レヴァ「燃え上がれ我が小宇宙ぉぉおおお!!」



あまりに騒々しいため、CMをご覧ください。


??「今日も良い天気だねー」
??「シュンワッチ!」(うむ、太陽エネルギーも十分吸収できて元気一杯! 今日もがんばれそうだ!)
??「でもぼく達で時間をつぶせって言われてもねぇ?」
??「ヘア、シュンワッチ!」(そうだな、だが任されたからには何とかせねばなるまい。
                  だが、暇をつぶすと言われてもな…ジャンケンはどうだ!)
??「え? ジャンケンでもしないかって?」
??「シュワ!」(そうだ、ジャンケンして勝った方が案を出すと言うのはどうだろう?
           私は3分後には飛び立たなければならないがね!)
??「それは無理だよ」
??「ヘア?」(なぜだ? 私のような時間制限は君にはないだろう? 声変わりは大分前にして、もう定着したのではないか?)
??「だってぼくは……グーしか出せないんだ。手が丸いから」
??「デュワッシャーオ!」(しょうもねー!)


終了。


 CMが流れてる間、デバイス達は着替え中。
 女性陣は流行ってるのか知らないが、メイド服への着替えを完了したところだ。

クラ「と、言う訳でみんな、冥途…メイド服に着替えは済んだわね?」
シュ「お着替え完りょー☆」
レイ「はぅぅ…なんだか私、流されてる…絶対変な娘になっちゃってますよぉ」(/〜\///)
クラ「可愛いわよレイジングハート」
レヴァ「前もそのネタは使わなかったか?」
クラ「あら、そっちも今終わった…の?」



 男性デバイス達の着替えはシンプルと言えばシンプル。
 各々の身体に合い、ピッタリの黒いタキシードスーツは男らしい胸板、だけどわりと細腰にそれぞれの整った顔立ちを強調する。
 髪型もオールバックにしたり、整髪塗料でもつかったのか先程より艶やかな光沢を放つものもいる。
 魅惑のホスト達が貴方のお越しをお待ちしております。
 まさにそんな感じの空気が彼等男性デバイス一同から溢れ出ていた。

クラ「一杯いくらかしら…」
レヴァ「どうかしたのか?」

 不意打ち気味な衝撃を受けたクラールは思考の制御が弱冠外れてしまっていた。
 どんな外れ具合かと言うと、修学旅行編の彼と彼女の夜を参照して欲しいと言えば分かるだろうか?
 いや、分かるまい。けど面倒なので敢えて表記する事はしない。
 そんな状態の彼女にズイッと近づくレヴァン。
 何故か目線を合わせて指一本分の距離くらいまで顔を近づける。

クラ「なな、なんでもないわよ」(///〜~)
レヴァ「そうか? 顔が赤いが大丈夫なのか?」
クラ「だ、大丈夫よ。そんな何度も風邪を引くほど柔じゃないわ」
レヴァ「ふっ」
クラ「な、なにが可笑しいのよ?」
レヴァ「いや、あまりにもあの時と状況が似ていたのでつい…な」
クラ「あの時?」
レヴァ「皆で温泉に行った時の事だ」
クラ「ぁぅ…あ、あれは……忘れてちょうだい」
レヴァ「なぜだ?」
クラ「なぜって……それは、その……」

 モジモジしながら両手を間誤付かせるクラール。
 傍から見ていると、ホストに口説かれるメイドにしか見えない。

レヴァ「思い出すのもイヤか?」
クラ「そんな訳…ないじゃない」
レヴァ「そうか…なら良いさ」
クラ「うん」

 ホストVSメイド第一試合。
 勝者レヴァン・勝因 クラールのネジの緩みがずれた。

 決め技 思ひでポロポロ。


 一方冷徹ホストとチビッ娘メイドはというと。

デュ「…なにをやってるんだお前は」
シュ「み?」

 彼女達がいるのはどこかの厨房と思わしき空間だった。
 どういう場所だ? とかそういう類の質問は返答しかねる。
 深くは気にしないで頂きたいというのが本音だ。
 そんな場所で、シュベルツは隠れるように下の段の引き出し棚から大量のお菓子を盗み食いしていた。

デュ「な、に、を、し、て、る、ん、だ、ア、ホ、む、す、め?」(^W^#)
シュ「みぃぅううううううう〜〜〜またグリグリするぅうう〜〜〜」(T^T)
デュ「まさかここまで節操ねえとはお兄さん思わなかったよ」
シュ「だってだって! スタッフの人が食べて良いって言ってたんだもん!!
デュ「スタッフって誰だよ!?
シュ「みぃぃぃぃ」
デュ「で、本当にどうして急に盗み食いなんてやってんだよ」
シュ「だって…羨ましかったんだもん」
デュ「なにが?」
シュ「レイハお姉ちゃんやレヴ兄ぃはクラールお姉さまからカートリッジシステムをもらえたじゃない?」
デュ「あれはカートリッジと言って良いのか疑問だがな」
シュ「わたしには無いから…せめて気分だけでも味わいたかったの」

デュ「……今思いついただけだろ?」
シュ「……………………………………そ、そんな事ないもん」

デュ「その長すぎる間はなんだよ」
シュ「シューン」(_ _ )
デュ「ったく…ほらよ」( ~- -)ー
シュ「み?」
デュ「少しくらいなら構わねえだろ。それに何かあったとしても、あの緑持ちにすれば問題なし」( ̄ー)ヾ
シュ「み、悪執事はっけーん☆」
デュ「ドジチビメイドよりマシだろ?」
シュ「みぃ」
デュ「それ上手そうだな」
シュ「食べる?」
デュ「ああ」

 二人はその場で座り込んで菓子を食べ始めた。

シュ「ジー」( ゜-)
デュ「ん? どうした?」(-‘)
シュ「デュラッチ、寄りかかっても良い?」
デュ「なに?」
シュ「ダメ?」
デュ「意味が分からねえよ」
シュ「なんとなく寄りかかりたいなぁって思ったの」
デュ「何となくってな」
シュ「だめ?」
デュ「菓子が食べづらくなるぞ」
シュ「食べさせて♪」
デュ「食べさせって…お前ね」
シュ「?」
デュ「分かったよ」
シュ「ん♪」

ホストVSメイド第二試合。
 両者もとい作者試合放棄・原因 作者の実力不足!!

 決め技 甘SSS突入しかねない空気形成。



レイ「どうですか? バルディッシュ?」
バル「ああ、とても…似合ってる。レイジングハート」
レイ「ありがとうございます…バルディッシュも……格好良いです…とても」
バル「そうか。ありがとう」
レイ「い、いえ」





レイ(気まずい…というのでしょうか?)
バル(気まずい…というのだろうか?)

 お互いに普段なら絶対着ないであろう服。
 それが似合いすぎて妙に意識してしまい、まともに相手の姿を見る事ができない。
 レイジングハートは赤らめた顔を隠すように俯きながらエプロンを握り締め。
 バルディッシュは頬を人差し指で掻きながら空を見上げる。

 ここには自分達の他に人はいない。
 完全に二人の世界が形成されている。

レイ(どうしてでしょう…いつもよりバルディッシュが気になります)
バル(なんだ? この身体の内より湧き出るような…疼くような熱いような……妙な感じは?)

レイ(私…凄くドキドキしてる……)

 高鳴る胸を押さえながら、少しだけ顔を上げて彼を見る。

バル「む」
レイ「あ」

 ふと顔を下げた瞬間彼女と目が合う。
 何の変哲も無い、特に気にする必要もない事の筈。
 何でもない事の筈なのに、彼女と目が合った瞬間身体の鼓動が一際高鳴るのを感じた。

レイ「ば、バルディッシュ」
バル「な、なんだ?」

 二人が感じているのは同じ想い。
 されどその本質に気付いてるのは彼女の方。
 俯き、視線を彼方此方に彷徨わせながら、小さく、ゆっくりとだが一歩一歩彼に近づいていく。

レイ「バルディッシュ」
バル「レイジングハート?」

 挙げた顔は頬赤く染め、水晶のように透き通った揺れる瞳を潤ませながらも彼を捉える。
 二人の距離は、ほぼ無くなっていた。

 最高潮まで達しかねない胸の鼓動。
 揺れる鼓動は秘めた想いを押し出すかのように激しさを増す。

 今なら言えるかもしれない。

 これまで隠してきた(と言っても周りにはバレバレの)想い。
 構築はすでに済んでいる。後はトリガーを引き、言葉にするだけ。

レイ「バルディッシュ…私……私は--!!」

シュバッ!!

レイバル
『え?』

ヒュン!!

クラレヴァ
『な!?』

シュターーーーーーーーーーーーーーン!!

デュ「うぉ!?」
シュ「みゃぁああ!?」

ビィイイイイイイイイイイイイイイイン……

デュ「だ、大丈夫か?」(;゜д゜)υ←+-
シュ「み、みぃぃぃぃなんとかぁ」((;゜+゜))


グラ「なんなのだコレは?」
S2U「矢文?」


バル「なに、擬人化システム搭載デバイス達に伝令。危険指定ロストロギア
    ”レーテの海”が貴公等のいる次元世界へと逃走した模様。
    現地被害を最小限に食い止め、レーテの海を封印、または破壊の任務を与える?」


ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

バル「む!? あれの事か?」

レー「グォオオオオオオーーーーーーーー!!!」
バル「マスター達がいない状態でどこまでやれるか分からないが…行くかレイジングハー…と?」
レイ「ナンデスカ?


 振り向いた先には鬼がいた。
 前髪に陰った瞳が妖しく輝きを放ち、まるでMSのモノアイの如き丸い光りは見るものに恐怖と絶望を与える。
 ついでに風に揺られてなのか、別の要因なのか不明だが、彼女の頭のてっぺんの髪の毛が競りあがるように一本ピンと立つ。

レイ『Change Satan Advent
バル「れ、レイジングハート?」

レイ「折角…折角勇気を出して言えそうだったのに…それなのに……」
レー「フン!」



レイ「オマエヲコロス
バル「レイジングハートぉ!? 戻って来いレイジングハートォオオオオ!!!?」


その後、怒りに燃える彼女はまさしく管理局の白い悪魔を連想させたと言う。
後に遅れてやってきた局員達は彼女の事をこう称えた。
白き覇王の金色破壊杖。




 訳分からない。
ダメだ…もうすでに話に纏めることさえできないのか。
ま、いいや。次回はおまけリイン突入で、その後かな?
多分そこでリインSSSがメインになる。そんな事言いつつも、もしかしたらまた続くかもしれないのでさよならは言わない!!
でも、コンさんのSSS見た後だと…旅に出た方が良くない俺?
見てみると、完成度の次元の違いが分かると言うものよ。

それは兎も角、自分どんな称号ですか!?
私はロリが好きなわけじゃない! 可愛い娘が好きなんだ!! って叫ぶ事じゃないだろう!
違う! 違いますよ!? 私は決して犯罪者心理に陥ってなんか…
こんなこと言ってる時点で危ないか俺?






“デバイス学園 終章? おまけ「肌寒い時には中が温かかくなる時もある」 ”


室内プールから上がった頃には既に日が暮れていました。

リイン「うりゅ〜」
ユーノ「大丈夫?」
リイン「はぅぃ」( -〜ヾ)゜
 うつらうつら…
ユーノ「眠い?」
リイン「はぅ」
ユーノ「おっと」

ポスッ=3
 ユーノが苦笑しながら尋ねると、リインは足がもつれた様にユーノに寄りかかる。

ユーノ「近くで少し休んでいこう?」
リイン「はい」
ユーノ「じゃぁ、あそこにファーストフード店があるから、そこで休憩しよう」
 ガーッ。
店員A「いらっしゃいませー。只今当店では蝶人パピヨンフェア実施中でー」
 ガシャン!
 自動ドアなのに何故か手動で閉めることが出来た。
ユーノ「ここはやめよう」
リイン「うりゅ…」
ユーノ「って、リイン行っちゃダメー!?」

 テクテクテク…ガー。
 ユーノの静止も空しく、リインは蝶々マスクの変体やら妙に顔を隠したコートの人やら
 ガスマスクの小さいのやらなんやらが集まった妙な店の中へと入ってしまう


ユーノ(見える…この間のシャマルさん絡みの店に入ったときと同じような…妙に黒い空間にリインが足を踏み入れてるのが)

 妙な脂汗が次々と溢れ出るように流れ落ちる。
 アニメではよく使われる表現だと思うが、現実にあれだけ流れたら真っ先に病院に連絡する必要がある状態だ。
 出来れば近寄りたくない、と言うか知らずに通り過ぎたい所だがリインを見捨てるわけにもいかないので泣く泣く店に入っていった。


リイン「さっきはごめんなさいユーノさん」
ユーノ「気にしないで良いよ。急な話でリインも疲れてるだろうし」
リイン「でも、それを言ったらユーノさんの方が」
ユーノ「大丈夫だよ。僕も楽しかったし」

 店に入り、注文を済ませて席に着いたところでリインも目が覚めた。
 そこで周りを見渡し、異様な雰囲気に涙目になってユーノにしがみ付いたのだ。


〜回想〜

リイン「ぁうぇぅぁう!?」
ユーノ「えーっと…すみません、やっぱり持ち帰りでお願いします」
 待ち時間中、異様なオーラが背後のテーブルに腰掛けた一団から放たれ続け、二人は嫌な汗を流し続けた。
 注文が届くと瞬時にそれを掴み、間を置かずにリインを抱き抱えて駆け出し店から抜け出した。



リイン「……」(///~///~//)
ユーノ「はぁ、はぁ…ここまで来れば……ってリイン、どうしたの?」
リイン「ゆーのさん…あの……手が、リインの胸に…」
ユーノ「ゑ? あああ!!!? ごごゴメン!?」

 走るために脇に抱えていた為かそれとも別の意思かはさて置き、真っ赤に染まった顔で上目遣いに進言するリイン。
 彼女の愛らしさと言葉の意味、そして自分の手の位置の関連性を理解するのに約1秒かかり、慌てて腕を離す。

リイン「きゃん!?」
ユーノ「あ、ご、ゴメン!!」
リイン「ぃぇ…大丈夫です」
ユーノ「あの、えっとごめん! 本当にごめん!!」<(_ _ |||)>
リイン「あの、だいじょうぶですよ…その……気にしてませんから」( /// へ/)
ユーノ「で、でも……」
リイン「あぅ」
ユーノ「あの…」



ユーノ「こ、これ食べようか?」
リイン「はい…でも、座れる場所がありませんね」
ユーノ「行儀悪いけど歩きながら食べよっか?」
リイン「はやてちゃ…マイスターはやてや他の皆さんに見られたら怒られちゃいますね」
ユーノ「じゃあ二人だけの秘密だね」
リイン「はい、二人だけの秘密です☆」


 そうして二人は食べ歩きながら帰路に着く。


リイン「はむはむ」
ユーノ「おいしい? リイン」
リイン「はいです♪」
ユーノ「そう、よかった」
リイン「ユーノさんは食べないんですか?」
ユーノ「今は両手が塞がってるから」
リイン「あ、ごめんなさい気付かなくて」
ユーノ「良いよ気にしなくて」
リイン「ダメです。リインばっかりじゃ不公平です! それにユーノさんに甘えてばかりじゃ」
ユーノ「大丈夫だよ、これは僕がしたくてやってる事なんだから」
リイン「むぅ……あ、じゃぁユーノさん…ハイ♪」
ユーノ「へ?」
リイン「あーん♪」
ユーノ「ちょ、待ってリインそれは」
リイン「リインばかり色々やってもらうのは不公平ですから」
ユーノ「いや、そうじゃなくて……これはちょっと拙いんじゃ」
リイン「迷惑ですか?」
ユーノ「そんな事ないよ」
リイン「なら…あーんしてください♪」
ユーノ「あ…」
リイン「あーん」
ユーノ「ん」

パクッ

リイン「おいしいですか?」
ユーノ「モグモグ…んん(肯定)」
リイン「はい、ジュースです♪」
ユーノ「ん」


 その後も彼等は人目も憚らず手渡しによる食事を行い、通行人の暖かくも冷やかしの視線を一身に受けながら二人は歩く。
 一部心の中で血の涙を流しながら睨む者もいたがそれはまぁ仕方ない。

 やがて日も沈み、星が輝く夜空となる。
 人々は大半が家路へと向う時刻、二人は人気の少ない駅のホームのような場所に並んで立つ。


ユーノ「すっかり遅くなっちゃったね」
リイン「もう帰る時間なんですね…少し寂しいです」
ユーノ「…また一緒に来ようか?」
リイン「はい!」

ユーノ「あ、雪だ」
リイン「ふわぁ……キレイですぅ」
ユーノ「うん、そうだね」
リイン「…」
ユーノ「寒い?」
リイン「だ、だいじょうぶれす」
ユーノ「我慢するとよくないよ。コレを着て」
リイン「え?」

 リインが問いかけようとした時、彼女に自分の上着が掛けるユーノ。
 それに気付くとリインは驚きと共に顔が熱くなった気がした。
 体格差でぶかぶかだが温かく、彼の優しさが自分を包んでいる、そんな風に感じているのだろうか。

ユーノ「少しは寒くなくなると思うよ」
リイン「でも、それだとユーノさんは?」
ユーノ「今日は結構動いたからね。体が熱くて逆に丁度いいくらいだよ」

 そういう割には身体が震えている気がする。
 曲がりなりにも男の意地と言うやつだろうか。
 そんな事に納得するリインでもない。
 すぐに返そうとするが、ユーノは頑なに断る。

リイン「む〜」
ユーノ「ははは、むくれないでよリイン」
リイン「だって……納得できませんよ」
ユーノ「僕は大丈夫だよ」
リイン「わかりました……ユーノさんがそのつもりならリインも勝手にやらせてもらいますからね!」
ユーノ「へ?」
リイン「どうしても着てくれないならこうしちゃいます…えい!」

ガバッ!!

ユーノ「うわっと、リイン!?」

 後ろから飛び掛るようにユーノに抱きつくリイン。
 危うく転びそうになりながらも踏み止まり、ユーノは背中に張り付いたリインを振り返る。

リイン「えへへ、これなら二人ともあったかいですよ〜?」
ユーノ「危ないよリイン」
リイン「ごめんなさーい♪」
ユーノ「もう」


 シンシンと降る雪の中。
 二人は暫くそのままの状態で立っていた。
 リインは抱きしめたユーノの体温を全身に感じ取り。
 ユーノは回された手の温もりを首に、背負う様に支える彼女の体温を背中に。


 彼女の息遣いが白い煙状に変わり、肩越しに彼女の顔が近い事が分かる。
 この人の顔がすぐ目の前に、すぐ近くに…触れ合えるほどに近い。
 (と言っても今ももたれ掛かって十分触れ合っているのだが…)
 そう思った時、また顔が熱くなったような気がしました。






駄目だ。
俺にはコンさんのような愛造渦巻くSSS描けねええエエエ!!
これはもう壊れなのはさん系で進めていくしかないのか!?
あ、ちなみにプール入ってる季節に雪はおかしくない? と思った方。
入ってたのは室内プールだから無問題です。
深い突っ込みは呪いの元ですのでお気をつけて。
それと今回は追加オマケとは分けます。
っていうか最初から分けとけばネタに困らなかったのでは?
さて、次回のなのはさんはぁ〜☆

星が砕けるかも…(嘘)






 おまけ没ネタ=ユノリンその後。
「肌寒いときは何もかもが冷たくなるもんだ」
         なのはの思念がユーノくんを守るから



リイン「ユーノさん…温かいです」
ユーノ「うん。僕も」
リイン「あ」
ユーノ「どうしたの?」
リイン「ユーノさん、ホッペに雪がついてますよ」
ユーノ「そう? でもすぐに溶けちゃうよ」
リイン「取ってあげますね」
ユーノ「そう?」

 チュッ

ユーノ「!? り、リイン?!」
リイン「取れました?」

 いんや。
 残念だが、ユーノの頬についた雪は取れてなかった。
 ちなみにどうして手を使わなかったかと言うと、手を離すと落ちそうだと言うのと単純に寒いから。
 仕方が無いからもう一度やった。
 
ユーノ「!? ?! !?!”?!」
リイン「ん」

チュッチュパ
ピチャピチャ…

 猫がミルクをなめるように、リインはユーノの頬を舐めていく。
 物足りないのか、しがみつく腕に力を込めて自分の頬をユーノの頬に擦り付ける。

ユーノ「り、リイン!? ちょ、これはまずいから!! ね!?」
リイン「ユーノさん」
ユーノ「な、なに?」
リイン「このまま…二人でどこかに行っちゃいませんか?」
ユーノ「え?」

プァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

???「レッツマイトカイザァー!!!」
ガタンゴトン・ガタンゴトン・ガタンゴトン



甘い一時の中…彼等は気付かなかった。
列車の中から二人の姿を冷たく…射抜くように見下ろす人影がある事に。
その人物がいる車両が二人の下を高速で通り過ぎる瞬間。


 「 ユ ー ノ く ん 」
煤i||゜o゜)t(|||◎Д◎)!?


なのはが見ていた。



はい。
仕様も無いですね。
何故だろう。甘いのを描こうとすると途端に思考がストップする。
これはアレか? 白い覇王からの思念が俺の筆を止めているのか!?
あ、なんか使えそうなネタかもしれないコレ。
ん?
ちょっと待て!? その巨大ランチャーは次回使う予定のローエングリ―――!?



南無





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