こちらは文明さんから戴いた作品となっておりますー。

“りりかるなのは? ヤキモキ×そわそわ=不可視の攻防?”へ
“りりかるなのは? 恋愛?×嫉妬!=混沌の渦!?”へ
“りりかるなのは? 観戦×実況=見落し有り?”へ
“りりかるなのは? 優しさ÷怒り?=開眼?”へ
“りりかるなのは?The Final Oyddesy 半嘘予告”へ
“リリカルなのは ザ・ネクスト”へ






“りりかるなのは? ヤキモキ×そわそわ=不可視の攻防?”


なのは「お話し…聞かせてくれるよね?」

 なのはの超高圧的凍気を感じ取ったユーノはおぞましさを感じながらも超高速思考を発動していた。
 しかし、なのはが現れること自体予想外なのに、
 何に対して彼女が凍れる怒気を放っているか見当も付かない為に良案は浮かばなかった。
 全くもってさっぱり浮かばなかった。 だから正直に話す事にした。

ユーノ「話せば長くなる事なんだけど」
なのは「うん。ゆっくり丁寧に聞かせてね?
ユーノ「うん、分かった」
リイン「ユーノさん」
ユーノ「実はツー(リインがレイジングハート達が人型になった時色々教える先生役をリインが頼まれてて、一人で皆を見るのは大変だろうと思ったから僕も手伝う事にしたんだ。その打ち合わせで寝泊りしたけど、シャマルさんが暴走して寝れなかったよ)
    
という訳で」
なのは「じゃぁカー(リインフォースちゃんと仲良くなった経緯は分かったの。それじゃあリインフォースちゃんとご飯食べさせっこしたのは、シャマルさんが暴走して二人にやらせたから)
     
って言う事で良いんだね?」
ユーノ「えっと、何だか妙な見解があるんだけど?」
リイン「今ので分かったんですか!?」
なのは「そうなの。ユーノくんとなのははツーカーで分かり合える仲なの」
ユーノ「念話使っただけだけどね」
なのは「それでユーノくん。噂は本当なのかな?そこを詳しく聞かせて欲しいんだけど
ユーノ「なんの噂かは知らないけど、どうせならなのはもお昼一緒に食べない?」
なのは「え?」
リイン「そうです。みんな一緒の方が楽しいですよー♪」
ユーノ「それとも、アリサやすずかと先に約束してる?」
なのは「そんな事ないの! 何の予定もないよ!!」
ユーノ「それじゃ、任務成功のお祝いに僕が奢るよ」
リイン「ユーノさん太っ腹ですね」
ユーノ「折角なのはが来てくれたことだしね」
なのは「ユーノくん…ありがとう」

 自分の事を心から心配し、気に掛けてくれることが嬉しく思い、なのはの中の黒いナニかは沈静化していった。
 かに見えた。

リイン「じゃ、行きましょうユーノさん♪」
ユーノ「そうだね」
なのは「にゃ!?
ユーノ「なのは?」
なのは「にゅ、ユーノくん」(ユーノくんとリインフォースちゃんが手を握って、すごく自然に…
                なのはだって最近まともに触れてないのに…あんな、へう……ぅぅ〜!!
ユーノ「なのは。なのは? 大丈夫!?」
なのは「ふえ!?」

 ガクガクと後方で震えるなのはの姿に心配になったユーノはすぐに彼女へと駆け寄る。
 なのはが気づいた時、彼女の視界のドアップでユーノの顔が映っていた。

ユーノ「なのは……今回の任務で相当無理したんでしょ?」
なのは「そ、そんな事ないよ! うん、全然!!」

 確かに無理はしていない
 その代わりとんでもないハチャメチャ且つ無茶苦茶な事を遣って退けては見せたが……

ユーノ「うそ、こんなに震えてるじゃないか」
なのは「はぅ」

 ユーノに両肩を掴まれ、更に真剣に自分を心配する眼差しを向けられてなのはは顔を真っ赤に高揚させていく。

なのは「じ、じつは……ちょっと…辛い、かな?」


 嘘だ
 でも今の状態で彼になにを言っても信じてはくれないだろう。
 それに自分も今は彼の優しさに甘えたいと言うのが本音だった。
 これまでヤキモキしてきたのだ。
 少しくらい甘えても良いだろう。

 そう考えると、なのはは自分の体重をユーノに預ける。
 ポスンと小さな音を立てるように、なのはの体を受け止め抱きしめる形になるユーノ。

なのは(はぅぅぅぅ〜〜! ユーノくん温かいよ〜♪ それにすごく良いにおゐ♪)
ユーノ「もう、なのははすぐに無茶するんだから」
なのは「ごめんなさーい♪」
ユーノ「はは…ん?」
リイン「む〜」
ユーノ「リイン、どうしたの?」
リイン「…べつに、何でもないですよ?」
ユーノ「そう?」
リイン「そうです。リインはなぁーんにも言ってません」
なのは「リインフォースちゃん?」
リイン「ほぇ?」

なのは(まさか…本当に?)
リイン(なんでしょう?二人を見てると胸のあたりがモヤモヤします。
    お二人が喜んでるのは嬉しいのに…なんだか辛くて……悲しいです)

 チリチリチリチリ……

ユーノ(何だろう?空気が震えてるような、蒸してくるような、冷え込むような、
     すごく不安定な空間が出来上がってる気がする)


 二人の視線が交差する。
 見えない意志の力がぶつかり合い火花を散らす。
 なのはを抱きとめている状態のユーノからは何が起こってるのか判断できないだろう。
 なのはとリインの愛憎渦巻く攻防戦は今まさに始まったばかりだ!




 その様子を物陰から見守る影があった。

???「ユーノくんとなのはちゃんは良い雰囲気みたいだけど」
???「ユーノのやつ…二人の気持ちには気付いてないの?」
???「うん。そうみたいだねアリサちゃん」
アリサ「そうみたいって…すずか、あんた楽しんでない?」
すずか「そんな事ないよ?」
アリサ「そもそも、どうしてあたし達がコソコソ隠れてんのよ?」
すずか「最初に隠れようって言ったのはアリサちゃんだよ?」
アリサ「そ、そうだった?」
すずか「うん、でも仕方ないよ。何だかすごい事になりそうだもん」
アリサ「そうね……まさか偶然来た公園でなのは達に会うなんて……」
すずか「どうするのアリサちゃん?」
アリサ「ここは…親友として見守るべきよね」
すずか「これって……盗み見って言うんじゃ」
アリサ「仕方ないじゃない! すずかだってなのはのあのメール見たでしょ!」
すずか「う、うん」
アリサ「あの状態のなのはを放っておいたら、殺人事件になるわよ!」
すずか「そ、そこまではしないんじゃないかな?」
アリサ「断言できる?」
すずか「ぇぇっと……」


 その頃のシャマルさん。

シャマル「リインフォースぅ〜!!どこなのーーーー!!?

      駄目だわ…全然見つからない…こうなったら(ゴソゴソ)
      じゃ〜ん☆ 最近こり始めたダウジングセットー♪(アノ声風味)
      これを使ってリインフォースの居場所を突き止めるのよ!σ・∀・)σゲッツ!
      それじゃぁさっそく地図を広げてっと………あら?」


 肝心の地図が無い。
 いくら探しても無い。
 そもそも初めから持って無い。
 持って無かったら有る訳無い。
 無いったら無い。
 無いばっかりで限が無い。

シャマル「地図が無くちゃどうしようもないわね…本屋、本屋へ行くのよ!
      早くしないとリインフォースが危ないの!あの娘の命運は貴方が
      握っているのよシャマル! ファイトよシャマル! オー!!」

 拳を振り上げ、猛スピードで駆けてくシャマルさん。
 どうにもこうにも無意味なお姉さんだった。









水面下でバトル勃発。

ふははははははは!!
ユーノ、地雷の上を鋼鉄式スパイク踏み締めて歩いています。

前回までに送った執事SSSと長編可能性のあるSSS。
さて、次回はどうなるかな?

それがこのSSSの時間稼ぎだと、どれ位の人が思ったかな!?
なのはさん黒化してたから可愛くするのはもう無理かなぁ?

だが見てみよ! 私は書いた! 書いてみせたぞなのはVSリインの続きを!!
リインの焼きもち加減出せるか?

正直に言おう! あの二つのSSSはネタが詰まった時の時間稼ぎだ!
と言うか今話の最初のコンセプトはリインのそわそわ、

なに? 変わらねぇだろって? 誰も違うだなんて言ってないさ!
なのはの焼きもちだった筈…どこで踏み間違えた?
特に期待されていないだろうが、これか臨界点が超低空な俺の悪あがきなのだ
親友二人と緑のお姉さんがこれから関わるかはその時の乗り次第。
って言うかね
正直限界なんだぼく







“りりかるなのは? 恋愛?×嫉妬!=混沌の渦!?”


 突然ですが皆さんご想像してください。
 小っちゃい子犬と猫が両サイドから飼い主に頬擦りする様子。
 傍から見れば愛らしく、微笑ましく、心が和む良い絵となり見る人の心を温まらせ癒すだろう。





 ではもう一つご想像してみてください。
 左右両サイドに可愛らしい女の子を侍らせている眼鏡の少年を。
 両の腕を組みつつ、女の子の方はその腕に頬擦りするその様を。








 ぶち殺したくなりますよね?








「にゃ……」(ギュゥ)
「むぅ……」(ギュゥ)
(なにがどうなっているんだろう!?)

 人が賑わう商店街。
 その道の真ん中を、両腕を可愛い女の子にしがみ付かれたユーノは歩きながら思案する。
 事の始まりは数十分前。




 チリチリと見えないオーラをぶつけ合う二人。
 その緊張を破ったのはユーノだった。

「と、取り合えず二人とも移動しない?」
「うん♪ そうだね」
「ぁ」

 意識しているのかないのか、これ見よがしにユーノの腕にしがみ付くなのは。
 それを見たリインフォースは心の中でモヤモヤしたものが生まれつつあるのを感じた。
 リイン自身気付いていなかったが、表情が少し寂しさを感じさせるくらいものへと変わる。
 そんな彼女にユーノは自然に手を差し出す。

「にゃ!?」
「ほら、リインフォースも」
「あ……はい!!」

ギュっ

 優しく、それでもやや力強さを感じさせる手だった。
 繋がった手から感じられるぬくもりが、恥ずかしさと嬉しさを混ぜたように辺に感じるが嫌ではない。
 むしろ心地よさを感じさせ、リインの頬をほのかに赤くさせていた。
 少し俯きながら、時折様子を伺うように上目遣いでユーノへ視線を向ける。
 リインフォースの視線に気付いたユーノは目が合うと、彼女へ自然に微笑みかける。
 その笑顔を見た時、リインは自身の胸に強い衝撃を受けたように感じ、思わず顔を逸らしてしまう。
 けど、絶対に手は離さない。むしろ握る力は先程より強くなっていた。

スッ

「リイン?」
「……」
「むっ」

 少し歩いていった所でリインフォースもユーノの腕にしがみ付く。
 照れているのか、その顔はまだ赤みがあり視線は斜め下を見ている。

 チリチリチリチリチリチリ……

 一連のやり取りをリインの反対側から見ていたなのはは心の中で黒い衝動が駆け抜けていた。
 彼女の無意識のうちに発する気(魔力?)は、周囲の大気を焦がし震わせていく。
 白い悪魔と呼ばれた風格がここでも現れ始めていた。

(負けないもん!!)

 これまで自分の気持ちを貫き、多くの障害を消し飛ばし歩んできた。
 ならば全力全開でこれに挑み、未来を掴んでみせる。
 そんな感じの気合を込めたように、空いた手で握り拳を作り小さくガッツポーズを取るなのは。

グイッ

「な、なのは?」
「なにかな、ユーノくん?」
「う、ううん。なんでもない」
「……」(む〜〜〜)

 ユーノの腕を必要以上に引き寄せ密着するなのは。
 さり気なく胸元部分を当てる事に重点を置いてるように見えなくもない。
 だが、魔力と違いソッチの方は、まぁアレな感じというかそれなりの成長速度の為効果は絶大だとは言いがたい
 しかし、その微妙な成長の凹凸が良い感じにユーノの腕部分に辺り、彼の意識がかなりソッチに持ってかれそうになっている。
 そんな男の性を感知したのか、はたまた別の理由からかリインフォースは眉を顰めて二人を見ていた。




 っと以上のような事が結構な時間続いたのだ。
 細かく記載するなら他にも多くの事柄が展開されたのだが、そこは割合させていただく事にしよう。
 兎に角、移動中の密着バトルはネタの都合じょ――二人の少女の知識不足により引き分け。
 ある意味千日手状態となり、妙な空気だけが形成され続けていった。

(こ、この空気と冷たさと生暖かさい視線が向けられてるような感じは一体!?)

 大量の汗をかき、顔色激悪な表情をしながらユーノは今の状況を整理する。

今日の二人はなにかおかしい。
なんて言うか、二人とも妙に身体を寄せてくる。
無限書庫で培ってきた知識と今までの人生経験を踏まえた脳内データベース内に超高速検索&計算を行なう。
中で一番この状況と告示しているのはなのはの世界で見せてもらった本に似たような状況があった気がする。
もう一つ、身近な相手がこんな状況になっていたような気がするが、あまり当てにならなそうなので消去。
検索が終了して辿り着いた答え。
二人は嫉妬してる?
誰に?
互いに?
どうして?
それは………いやいやいや、待てユーノスクライア。
そんな美味しい話が簡単に出来るはずがないじゃないか。
嫌いだけど、彼が言ってたように世界は(以下略)

 ユーノが妙な現状に苦悩しながら情報検索行なっている間二人は。

(ユーノくん…やっぱり小さい娘が好みなのかな? 身長……これ以上伸びないほうが良いかな?)
(ユーノさんは大きい女の人の方が良いんでしょうか?)

 なのはは自分の背丈を気にして手の平を頭の少し上に掲げてヒラヒラと降り。
 リインはユーノとなのは、そして自分の体系を見比べていく。
 そして、以前ユーノの腕に押し付けられたままのなのはChestを見て、次に自分の胸部分を見て手を当てる。

「はぅ……」

 やってから思い切り落ち込んだ。
 なんだか雲が頭上に浮いていて嵐が吹き荒れているような幻覚が見える。
 偶然その一連の仕草を見てしまったなのはは、魂の底から共感するものを感じ取って涙しながら頷いていた

「どうかしたのリイン? なんか人生の終りみたいな顔してるけど?」
「……なんでも…なんでもないんです」
「慣れない事を任されてたからね…少し疲れてるんじゃない?」
「いえ、そういう訳じゃ」
「また今度温泉にでも行こうか?」
「ぁ…はい!」
(ユーノくんやっぱり優しい…けど、ちょっと焼けちゃうな)
「また一緒のお部屋で寝ましょうね♪」
「え?」
「はにゃ!?」
ブフォ!?

 リインの台詞にユーノとなのはは思い切り硬直した。
 ついでに台詞を聞いた周囲の人々は一斉に口から何かを吹き出した。

「ゆーのくん?」
「リリ、リイン!?」
「また一緒にプールにも行きましょう?」
「え、あ、うん?」
「そこでまた色々教えてくださいね♪」
「ああ、うん。良いよ」
ふぇええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?
「なのは?」
「教えるって、そんな…二人ともまさか、でも、うにゃ、ふえ? ふぇぇぇぇ〜!?」
「なのは? なのは!? 何か変なスイッチ入ってない!? ねぇなのは!!?」

 なんだか妙な動きまでし始めたなのはを止めに入るユーノ。
 顔を真っ赤にしながら頭か抱えてクネクネする彼女を止めるのは至難の業だ。

ピタッ

 と、思っていたら唐突になのはが動きを止める。

(このままじゃダメなの…リインちゃんに先を越されちゃう。でも、ユーノくんと一番一緒にいたのはわたしなんだから!!)
「なのは〜、もしもーし!」
ユーノくん!!
「はい!?」


 急に視線を合わせて叫ぶなのはに思わず敬礼しながら答える。
 高町なのはは決意も新たに、自分の気持ちの確認とリインへの宣戦布告する決意を固めていた。
 そしてコイスルオトメヂカラは力の限り突き進み。
 その思想は理性という名の正常な判断をする為の防壁を50層くらい瞬時に破壊しながら高速で駆け抜け。

また一緒お風呂入ろう!!
「ウェイ!?」
「ふぇ!?」
一緒のおブフォオァアアアアアアアーーーーーーーーーーーーー!??!


 とんでもない事をどうどうと言ってのけた。

「なな、なのは!? その言い方は誤解が」
誤解じゃないもん! 前は一緒に入ってたもん!!
なのはー!? それはもう忘れてお願いだからぁ!!!

 指を組み、髪に懺悔するかのように懇願するユーノ。
 そんなユーノに背後から近づくリインフォース。

「ユーノさん、なのはさんと一緒にお風呂に入ったんですか?
「り、リイン? いや…その」
「うん、何回も入ったよ?
なのはぁああああーーーーー!!?

 傷口をドリルで抉りつつ、塩を振りまくように発言しながら笑顔で語るなのは。
 異様に何回もという部分に力が入って得るのは気の所為ではないだろう。
 ユーノは謝り倒すしか術はない。
 まぁ、事実なのだから弁明しようが無い。
 周りの視線が凄くイタイものに変わって、ヒソヒソ話も出てきたのも全部自業自得だ。
 リインフォースは顔を伏せてワナワナと全身を震わせている。

「…」
「り、リインフォース?」
(ニヤリなの)

 勝利を確信したその時のなのはの顔は、某死神のノートを手にした天才少年が『計画通り』と思った時の表情と一致していた。
 だが、簡単に終わってしまっては物語が途絶えてしまう。
 どんでん返しがあってこそ物語は続くのだ。

「…です」
「え?」
「何ていったのかな? リインフォースちゃん?」
「ずるいです!!」
『ゑ?』
リインもユーノさんと一緒のお風呂に入りたいです〜!!

「え?」
「はにゃぁ!?」




エエエエエゑエエエエエええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!?



 とんでもない発言が繰り返されるこの空間。
 すでに誰の手にも止められない流れが出来始めていた。


 そう、作者自身も予想外というカオスな空間が二人の少女の力によって引き起こされていくのである。
 渦の中心にいるのは一人の少年。
 世界が混沌の渦に飲まれるかは一人の少年の双肩に託されたのだった。
 



その頃のシャマルさん。

ここはドコ?

 気が付けば全く見知らぬ土地に来ていたシャマルさん。
 唯一解る事はここは日本ではないという事。
 下手をしたら別次元の世界かもしれなかった。
 何故なら周りに見えるはサタンシティと書かれた、妙に濃ゆい髭面の格闘技チャンピオンの顔写真看板が目の前に立っている。
 その奥の町並みは何か地球の近未来的建物が見える気がするが、敢えて視界から消し去る。

「この黄色い点滅を目指せば確実だって言ってたのに〜」

 前回本屋へ地図を買いに行った筈のシャマルさん。
 その手には地図ではなく、円形の黄色い点滅が起こるレーダーが握られている。
 あんた一体なにをどうしてそんなもの手に入れたんだ?
 珍妙な謎を残しつつ、今回も無意味なお姉さんなのであった。




なんか当初の予定と大幅に逸れて物語が進行中。
これは如何すればいいんだろう?
今回出てこなかったアリサ、すずかのコンビは次回だろうなぁ。
本当にこれでバトル成り立つのか?
本気でカオスに突入しつつ次回へ続きます。
いや、これ大丈夫なのか自分?






“りりかるなのは? 観戦×実況=見落し有り?”
 そしてそれは私の願いを超えている




 時を幾らか遡ろう。
 それは三人が千日手状態という魔のデットトライアングル空間を形成始めた頃。

「あ〜もう! まどろっこしいわね!!」
「アリサちゃん落ち着いて」

 三人からは見えないように、街路樹の陰に隠れながら尾行する二人。
 すずかが弱冠屈みつつ、アリサはその上から状況を観察している状態だった。

「だってユーノもそろそろ気付いても良いでしょ! あんなに二人とも解りやすい反応してるんだから!!」
「う〜ん。でも、分かってもすぐには決められないと思うよ?」

「それは解ってるわよ…でも見ててイライラするじゃない」
「でも、こうゆうのは本人達の気持ち次第だし」
「なのはは気持ちが先走りすぎじゃない?」
「えっと、あはははは」

 返す言葉が無く、苦笑いで返すしかない。
 そうこうしてる間になのは達に動きがあった。

「…なにをしてるのかしら?」

「何だか身長や胸を気にしてるみたいだけど?」
「差し詰め大きいほうが好みとか考えてるんでしょ」
「大きさってそんなに大事かな?」
「すずか…あんたが言うと嫌味にしかならないわよ」
「どうして?」
「どうしてって…」

 なんだか妙な方向に話がズレ始めた。
 始めの方は友達として親友がどんな恋愛をしていくのか興味があったから。
 同時に親友の恋愛を見守り、幸せにもなって欲しいという思いがあった。
 だから、親友が道を外さないよう見守ろうと後をつけ始めたのだ。

「あれ?」
「どうかしたの?」
「えっと、何か話してるみたいだけど…」
「なのはとユーノが慌ててるわね」

「教えるって、そんな…二人ともまさか、でも、うにゃ、ふえ? ふぇぇぇぇ〜!?」
「なのは? なのは!? 何か変なスイッチ入ってない!? ねぇなのは!!?」

 メールを見た後からは、彼女の愛が殺意へと変わるのではないかと危惧していた。
 少し危なげな気もするが、それもどうやら杞憂に終わりそうだ。


「何やってるのよなのは」
「でも、わたしは可愛いと思うな」
「まぁ、あの妙な動きが無ければね」
「あ、動きが止まったよ」
「さ〜て、何をするつもりかしら。なのはは?」

 後はゆっくり見守っていこう。
 二人は心の中でそう思っていた。


「ユーノくん!!」
「はい!?」


 ゴクリっと唾を飲み込む音が聞こえた気がした。
 そして、大統領室に小包が届けられるかのごとく言葉は発せられた。

「また一緒のお風呂入ろう!!」
「ええ!?」


なに言ってんのよなのはーーーーー!!?
「なのはちゃん……大胆」


 前言撤回。
 友人はまだ何所かがオカシイままだった。




「なな、なのは!? その言い方は誤解が」
「誤解じゃないもん! 前は一緒に入ってたもん!!」
「なのはー!? それはもう忘れてお願いだからぁ!!!」


「なんだかユーノくん…痛々しいね」
「これはリインフォースは幻滅したかもね」

 意気消沈しかけているユーノに少しだけ気の毒に思う二人。
 この二人も一緒に入った仲なのだが、今は触れずにおこう。

「な、なのはちゃんの顔が恐い」
「あれは計画通りに事が運んだ犯罪者の顔ね」
「言い方が酷いよアリサちゃん」
「あたしだってそう思うけど」

 親友二人に酷い言われようななのは。
 このまま終りかと思われた矢先にまたも爆弾が投下された

「リインもユーノさんと一緒のお風呂に入りたいです〜!!」
『エエエエエゑエエエエエええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!?』


「リインフォースちゃんも凄い」
なに考えてるのよあの二人はーーー!?

 二人が驚いてる間にもトンでも発言バトルが開始される。


「そ、それは…ちょっとマズイ」
「ダメですか?(ウルウル)」
「グハッ!?」(直視できない)
「ユーノくん久しぶりに、また一緒のお部屋で寝よ?」
「いや…それは、状況が状況だったからで」
「ユーノくん。なのはと一緒にいるの……イヤ?」
「うぁ…」(顔熱くなる)


「おお!? なのはが圧してる?」
「これはユーノくん効いてますよ」


「また色んなお話しも聞きたいです!」
「またなのはに色んな事教えて欲しいの!!」
「えっと」
「それと、また頬っぺたなめても良いよ?」
「ウェイ!?」

(0M0)ナニイッテンダ!?
(0W0)ウゾダドンドコドーン!?


「今のはなに?」
「それより、なのはちゃんがドンドン凄い事になってるよ?」


「前みたいに首とか肩とかも頬擦りしても良いよ? それに(以下省略)」
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あああああ”ああ”あ”あ”あ”!?

 すずかの言葉通り、今まで一緒に一つ屋根の下で暮らしていた時の事を赤裸々に語るなのは。
 罪の意識からか、周りの視線がイタイからかユーノは身悶えしながら…というか頭を抱えて悶絶している。

「ユーノくんが望むならわたし何だってしてみせるよ? でもね。小さくなるのは無理だよ。だからユーノくん。幼児に走っちゃダメだよ!?
 局員さんが言うにはロリ○ドっていう称号が送られちゃうんだよ!? 不満があるなら幾らでもなのはが相手をするから!!」
待って待って待って待って待って待って待って待って待って待ってまってーーーーーーーーーーーーーーー!?
 なのはストップ! タイム!! フリーズ!!! 
 兎に角それ以上はダメーーーー!!!?

「ただ相手するだけじゃダメなら…その時はシャマルさんとクラールヴィントさんからもっと色々教えてもらうから」
あの二人が原因かーーーーーーーーーーーーーーー!!?


「なのは」
「なのはちゃん」


 後戻りでき無そうな、暴走特急と化した友人の姿に心の中で涙する二人。
 もし何でも願いをかなえてくれる伝説の七つの玉があったらと切に願う。
 本当にあったとしたらこう願うだろう。

なのは(ちゃん)を止めて…と………

 混沌とした世界が生まれ、妙な騒々しさが周囲の喧騒を打ち消していく。
 誰もがユーノとなのはの暴走に目を奪われている。 だからだろうか?
 小さな少女の身体から黒い靄のようなものが現れている事に気付く者はその場には誰もいなかった。




その後のシャマルさん。

 成り行きで妙なレーダーを手に入れ、さらに珍妙な玉を集めたシャマルさん。
 聞く所によると、その玉は7つ集めると何でも願いをかなえてくれるそうな。
 それを全部入手したシャマルさんは早速、願いをかなえてくれる龍を召還した。

「出でよシェン○ーン!」

 これで帰れるとハイな感じになっているシャマルさん。
 ちなみにシャマルさんが彼を召還したのは、すずかとアリサがその存在を切に願ったのと同時刻だった。

それは私の力を超絶的に超えている
「わたしをリインフォースの所へって、えええ!?私まだ何も言ってませんよぉ!?」
『他に願いは無いか?』
「他にってまだ何も言ってないのにぃ……あ、そうだわ。なら私のウッカリ属性を改善してー!!」
それも私の力を超えている
「ええーーーーーーーーーーー!?」

 この龍、願いを叶えると言う割りにかなり使えない。
 多くの死闘を繰り広げてきても、願いを叶える道具を見つけても目的地へと行けない。
 どうにもこうにも無意味なお姉さんだった。



段々と壊れていく世界。
世界の崩壊を止める術はあるのか!?
このまま混沌とした流れの渦へと飲まれるしかないのか?!
誰か!? 誰か助けてください!!
本気でヤバイです!!
本気死と書いてマジデス!!
こうなれば無理やりにでも(何を今更)リインを○○してマジバトルをおおおーーー!!
迷いの森に突入しつつ次回へ続く…のか?






“りりかるなのは? 優しさ÷怒り?=開眼?”

「う〜……」

 突然だがリインフォースは不貞腐れていた。
 いや、不貞腐れているというのか微妙だが、とにかく不機嫌だった。
 なぜここまで不機嫌になっているのかリイン自信は知る由もない。
 あえて言うなら目の前の暴走乙女と幼女疑惑司書の所為だ。

「はにゃうにゃあう〜(//▽//)」
「なのは戻ってきて!なのはあああ!!?」

 精神をどこかの次元世界に飛ばしまくってるなのはの両肩を掴み揺さぶるユーノ。
 その様子もリインからの視点では、見つめ合う二人という絵面に修正されている。
 幾らなんでも無理があるだろうと思うものもいるだろう。
 しかし、世の中には恋は盲目という言葉もある。
 実際に暴走している覇王の姿もある。
 有り得ない事も無いのだ。

 二人の様子を見ていると何故か胸の痛みを感じるリイン。
 モヤモヤした気持ちを溜めながら、その脳内では様々な情報検索、検討会議が行なわれていた。
 いつもの彼女の脳内会議では様々な性格のリインが現れ、お菓子を摘みつつ意見を出し合い紅茶を飲み終えて終わる。
 だが、今回は違った。
 まず最初の党議で理性派、本能派、純真派、某主や緑に色々教えてもらって作られ始めたアレ派などといった様々な派閥に分かれたリインが現れた。

 行き成りだが、全部の派閥が現れる前に会議場は混沌の渦と化した。

 細かい部分は省くが、超少数精鋭のアレ派なリインが開始前に闇討ちを始めたのだ
 それから後は戦争だ。幾つものMSが現れては消えていき、一年戦争へと突入しかねない勢い。
 ただ争うだけでは意味が無いので、一応ルールっぽいものは決めた。
 一先ずそれぞれが意見を出し合い、実力で自分の意見を押し通すという何ともワイルドな採用法が取られた。

 ちなみに戦火の度合いは目の前の二人の距離や仕草によって、地上から火星間まで広がったり縮んだり。
 まるで目の前の覇王のオーラに毒されたような会議(激闘)が繰広げられていったのである。


どうすればユーノと一緒にいられるか?一緒にいるにはどうすれば良いか?もっと好かれるにはどうすれば良いのか?


 最初はそんな考えだったのだが、戦争が半ば頃になるとどこからか電波を受け取ったらしく珍妙な回答が得られた。

男の子は色々と大きいのが好みって言う人が多いんやて♪大人なお姉さんキャラも好まれてますよ?やっぱり身体が基本にされるんよ。そうね、シグナムが色仕掛けすれば大抵の男子はコロリね♪
発言党議―考察=男は大きいのが好み。ボンッキュッボンみたいな大人なお姉さんの攻めに弱い?
大きくなれば有利?思い当たる事例多数有り。
問題発生。
自己身体特徴と多大な相違があり実行不可能。

 その答えに辿り着いたとき、リインフォースは泣きそうになった。
 仕方ないとは言え、あまりにも惨い現実に打ちのめされた少女は様々な事に絶望した。
 この時ほど彼女は強い願いを持った事はなかった。

『リインフォース…リインフォース』
「へ?」

 なぜか青空に眼鏡を掛けてバスケットボールを持ったシャマルさんの幻影が浮かび上がる。
 幻影シャマルさんは惚れちまいそうなくらい穏やかで優しい微笑を浮かべてリインに語り掛けていく。

『最後まで、勝負を諦めちゃダメよ?』
「シャマルお姉ちゃん」
『諦めたら…そこで出番終了よ?』
(ここはバスケがしたいですって言うべきなんでしょうか?)
『最後まで勝負を諦めちゃダメよ』

「お姉ちゃん」
『光は……絆よ』

 涙ぐむリインにシャマルは頷くと光の中へと消えていった。



 リインフォースが妙な異次元空間に足を踏み入れてしまっている間に、なのはとユーノはというと。




「ならばいっそ……わたくしの手で」
「待ってなのは、それは幾らなんでも急すぎると思うよ?」
「私はロリを討つものだから」




 愛が殺意へと変わっていた(笑)




 なにが起こったんだ?


「知ってるユーノくん?」
「なにを?」
「かめ○め波って…片手でも打てるんだよ?
「OKなのは。キミがなにを言いたいのか何となくだけど分かった」
「さすがユーノくん、話が分かるね♪」

 右手を翳して待ったをかけるユーノに微笑むなのは。
 ここで人殺しめと言われても、簡単に容認してしまいそうな爽やかな笑顔だった。
 さりげなく右手でゆっくり握り拳を作り、桜色の魔力を集めていくのも目の前に立たされているユーノにとっては恐怖だった。

「キミが本気なのは分かったけど…理不尽すぎるから僕は全力で抵抗するからね?」
「うん、良いよ♪ 出来るものならね?

 その時のユーノは心の中で思った。
 陽だまりのような彼女の笑顔。
 今はそれが黒点が広まってしまったかのように黒い。




 本気の目だった




「安心してね?ディバインバスターで停めておいてあげるから」
「十分恐いよ、なのは」

 はっきり言おう。
 ここでバトルに突入したら、管理人様のような展開になる事はありえない。
 なぜなら作者にそれだけの技量が無いから仕方あるまい!!

「なのはがユーノくんを全うな道に戻してあげるからね?」
「なのは……それは本当にディバインバスターなのかい?」

 防御魔法の構築を終えて身構えているユーノが語る。
 目の前のなのはの右拳にのみ意識を集中していたが、よく見ると左手にも魔力が集まり、嫌な光が集まっていた。

「前にユーノくんに調べてもらったGの遺産魔術の一つを応用した新必殺技……受けてみて♪」
無理かな?

 即答だった。
 ノホホンとしたいつもと同じような会話。
 なのはは笑顔で話し、ユーノは苦笑して返す。

 これが日常のワンシーンだったらどれだけ救われた事か。
 今現在の状況下での会話は途轍もない重みとなってユーノを襲う。

「逝くよ? デス・アンド・ライフ!!」

 両手をガッチリと組み合わせ、強大な魔力が弾け飛び大気を震わせ嵐を起こす。

ヘイル・キル・ユー・アンド・ロリ・ペド・抹・殺!!
「何で途中から日本語?」

 組み合わせた両手を前に突き出して大地をぶち壊し、削りながらユーノへ突き進むなのは。
 まともにぶつかれば防御ごとユーノの身体を引き裂く一撃。
 それを回避する術は、今のユーノには喜ばしい事ながら……ない。

ユゥーノくぅーーーーーーーん!!!

ゴゴゴゴゴゴゴッゴゴゴッゴゴッゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッゴ!!!
ゴゴォオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!







カラッ…カラカラ……パラ…………

プシュ〜……


 煙を尾に引きながら、20mほど突き進んだところで止まるなのは。
 目元が隠れていて表情がよく分からないが、なにか負に落ちないものがあるのは間違いないようだ。

「……手応えが…ない?」

 ユーノに回避する術は持ち合わせてはいなかったはず。
 転移魔法を使った素振りも形跡も見当たらない。
 しかし、彼の姿はどこにも見当たらなかった。

バサッ

 怪訝に思うなのはの耳に翼がはためく音が聞こえた。
 ハッとして振り向くと、そこには長髪の誰かに抱き抱えられているユーノの姿。

「リーンフォースちゃん?」

 いや、彼女にしては身長が大きすぎる。
 逆光の所為で抱えている人物の姿は良く見えない。
 ただ、位置的にユーノの顔がその豊満な胸に埋められて形が弱冠崩れている事から女性である事。
 なのはの嫉妬心を刺激するスタイルの持ち主だという事は辛うじて分かった。

「う…ん」
「大丈夫ですか、ユーノさん?」
「リイン…え?」
「あなたは!?」

 自分を抱き抱える人物の顔を見て驚きの声を挙げるユーノ。
 なのはもまた、信じられないようなものを見たという驚きに目を瞠っている。
 なぜなら、そこには二度と見ることはなく、絶対にいる筈の無い人物がいたからだ。

「夜天の主、八神はやてに与えられし名は強く支えるもの」

 長い銀髪と深紅の瞳が印象的な若い女性。

「幸運の追い風、祝福のエール」


 雪の舞う地で永久の別れ告げた筈の彼女。


『リインフォース』

 そう。
 はやてが魔法を行使したときのパートナー。
 初代リインフォースが、正しく姫を守護する騎士の様にユーノを抱き抱えていた。





その前のシャマルさん。

 前回シェン○ンが役に立たず、巨大龍定食として肉屋に売りつけたシャマルさん。
 結構な高値で売れてウッハウハな金額をゲットし、欲しいものは何でも手に入るという妖しいお店へと向っていた。
「ごめんくださーい」
「よし!次はエリーゼの憂鬱!!」
「ラジャー!」
「ウォンチュウ!」
「ラバーメン!」
「クリナップクリンミセ―」
「ああ、お客さんかい?」
「店を間違えたようです」

クルッ ガシィ!!

「ははは、そんな慌てる事ないだろう」
「いえ、でも本当に急いでますから!!」
「そうか、ならお急ぎの貴方にとても良いものをあげよう」
「ええ!?押し売り商法!?」(|||=д=)
「ふ、これぞ我が家に伝わる迷子撲滅委員会が作った伝説の秘薬…その名もプロトニウム]だ!!」
「プロトニウムは何の関係があるんだー!?」
「取り合えずたんと飲みなされ、ってか飲まなきゃ進まん。飲むんだっていうか飲みやがれコンチクショー!!!」
「ちょ、ちょとまっ!!?あっんん……むぅぅぅ!!!?」
「やめれー!?」
「お前それ犯罪だぞー!!」
「ん?大丈夫だいじょぶ。心配事はコイツを見てから言ってみな」
「あ、おお…コフゥ……ぐ、カカアカ? ヶケ…ひっひひひひょふほyほhyほyほyほあうyほよ」
何か恐えええええーーーーー!!?
「まあ待て、我が家のプロトニウム]はここからが凄いのさ」
「あ、お?んん??」
「落ち着いてきた?」
「お、か、あ、さーーーーーーーーーん!!!」(ガクゥっ
「最後の叫びは一体?」
「ほ、本当に大丈夫なんだろうな」
「結構入ってるからな、アレが!!」
「何が!?」

 彼等がコントをやってる間、シャマルさんは口から白い靄が抜け出ていった。




「う、ん…ここは?」
「目が覚めたか?」
「え?貴方は……」
「よし、特訓を再開するぞ。武藤カズ―――」
ちょっとタンマー!!!?
「タンマなし!! 行くぞ武装錬金!!」
イヤァーーーーーーーーーーー!!?
ブラボーーーーーーーーー!!!

 なんか丁度タイミングよく魂が抜け出た人と入れ替わってしまったらしい。
 その後も激しいトレーニングにより魂が抜け出たが、一発では元の身体に戻れず色んな世界を旅して回る事になった。
 微妙に輪廻転生という貴重な体験をしつつも、あくまでも目的には辿り着けないシャマルさん。
 今回は妙なところ器用なんだと、どうでもいい証明を果たしたお姉さんだった。




うん、今回も無理やりだ!!
これが私の限界さ!!
誰も着たいなんざしちゃいないだろうが、やりたかったんだ!!
やりたい事をやって良い言うてたからやったんやぁー!!
こんなヤツが投稿してるんだから素人でも大丈夫じゃね?
そんな風に思って頂ければ十分なんだ。
というか今回のメガマガ見たら、微妙にうちのなのはさんの行動って突飛と言えなくない気が(マテ
次回はどうなるんだろうこの話。
下手したら止まるぞ?






光か!?
純真無垢な惚気話。

闇か!?
黒くある意味恐い笑い話。

当初の路線をかなり越えた怨念の対決に、決着の刻迫る!!

いや、やっぱ延びるかもってかその可能性強大

りりかるなのは?The Final Oyddesy
半嘘予告






再び現れる黒化の恐怖。

「修羅場は…まだ終わっていなかった!?」

超路線外れた事への復讐
帰ってきたヒロイン……だが、その姿は!?

「黒い…   ?」
今度のヒロインは黒い女!?

闇の書事件時、魔導師達に恐れられていた 悪魔の力復活!!

笑いの三魔導師登場!?


「ユーノ  私達、恋人になるんだよね?」


愛。

「   −−−−!!」

憎。

「ユーノくん、貴方は誰よりも愛らしい色気の力を持っているわ

フェイト
はやて
アリサ
すずか
クロノ!?


自らの為、愛する者のため、出番を取りもどうと(する人たち)
(色んな方の)
壮絶な戦いに巻き込まれるユーノ!
複数人フラグ発生!?

立ちはだかる強大な闇の化身。


魔神天臨




リリカルチーム。
総力を挙げたファイナルバトルが始まる!!


「マジかよ」
「マジだよ…多分」



りりかるなのは?伝説完結!


数日間で考えたこのネタついに解禁!!(かもしれない)




「コズミック……モード?」






りりかるなのは?The Final Oyddesy

今年度最後の後悔に、キミも逃げ遅れるか?







ノリが命の文明です。
3期が何だってんだ! 俺は最初から好き勝手やってるさ!
最初から魔法の仕組みとか関連性とか深く考えてないからね!!
今回に関してはウルトラマンが好きなんだとだけ言っておこう!
昨日メビウス家族と見たら、姉と母がエースの良さを語ってました。
いやぁ、俺的にはティガは良い。
ネクサスも良い。
これらのノリで書きたいものがあるが、実力不足故に断念しているんだ!!
ああ、皆さんの文章能力を分けてくれマジでorz
ついでに、空き文字の所は好きに入れたりそのまま抜かして呼んでください。
これ、ヒロインは誰になるんだろう?







リリカルなのは ザ・ネクスト(いや、思いついたモンでつい)


人々が寝静まった夜の闇空を飛び交う二つの巨大な影。
火花散る攻防を繰り返した後。
黒い影と緑の模様を身体に宿した影は人知れぬ場所へと姿を消した。



小学三年生の高町なのは。
彼女は学校の帰り道で不思議な声に導かれる。
そこには倒れているフェレットと近くを転がる赤い宝玉。
救いの手を差し伸べたとき、巨大な黒い影がなのはを襲う!!

その時。
なのはが抱いたフェレットの瞳が鋭さを持って開き、赤い宝玉から光が爆発する。
光の中から現れるは巨人。
突き上げた拳が影を弾き飛ばし、背中から派手に落ちた影は大きな音を立てて土砂を巻き起こす。
胸に青き星を輝かせ、黄金のプロテクターに身体は赤き模様と青いラインを持つ白銀の巨人は身構え、両手を大きく旋回させる。
円の軌道を描くと魔方陣のような絵文字が現れ、大気が焦げるような程の強力なエネルギーを形成。
十字に組んだ腕を魔方陣に押し付けるように当てると、巨人の身体全体を覆うほどの光線が魔方陣から放たれる。

その一撃は影の存在を跡形も無く消し去る。
それを見届けた巨人は方膝をつき、崩れ落ちるように光の粒子となって小さくなっていく。
巨人がいた場所…巨人の足元だった場所になのはが眠るように倒れている。
彼女のすぐ近くで身を起こすフェレット。
しだいにその姿が人の者を形作り、完全な少年のものとなるとなのはへと歩み寄っていく。
「ごめん、キミを巻き込んでしまったみたいだね」
申し訳なさそうに語る少年。
謝罪の言葉を述べた後、少年はなのはに力を貸して欲しいと話す。
夢の中の出来事のように感じるその言葉に頷くなのは。
夢でないと解りきってても彼女は承諾しただろう。
それが、新たな光の伝説が幕を開けた瞬間だった。

この数瞬の後、なのはの意識は落ちた。





次回予告

悪意ある塊を抑える為に別の世界からやってきたと語る少年ユーノ。
人々の平和を守るため、なのはは彼と融合し光の巨人となる。
悪意ある塊と戦い、恐怖と苦難を乗り越え人々を守る事を誓う。
魔道の巨人は救世の主と成り得るのか?

白銀の巨人の戦いは始まりにもなっていない。


始めるつもりも無い(核爆)





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