エリオ君の事が好き
初めて会った時からずっと好きだった。
だから、いつか告白して恋人になれたらって思ってた。
でも・・・

〜隊舎の廊下〜

「キャロ、相談したい事があるんだけど・・・」
「どうかしたの?エリオ君?」
「ちょっと、ね・・・」
訓練が終わりスバルさん達と別れて2人っきりになった時に言われた言葉
エリオ君が私に相談なんて珍しいなぁ・・・
「あのさ、キャロは何をしててもある1人の事が気になるって事ない?」
え?っとなった。だってそれは何時も私が貴方に感じてる感覚・・・
1人で居るときも、訓練中も、ずっと私が思ってることだったから
「ない、けど・・・」
咄嗟の嘘をついた
今ここで言ってはいけないと思ったから
「そっか・・・」
「どうして?」
「僕、好きな人がいるんだ」
「えっ!」
「いつもその人の事ばかり考えてしまって・・・」
「・・・それで?」
「告白しようと思うんだ」
私が知る限り一番嬉しそうなエリオ君の笑顔
「それでさ「誰に」
「ん?」
「エリオ君は誰に告白するの・・・?」
「・・・ヴィータ副隊長なんだ///」
「・・・」
そっか、そうだったんだ。
訓練中も食堂で話してる時もヴィータ副隊長と話してると楽しそうだったもんね
「それで、キャロに手伝ってほしいだ」
「・・・私に?」
「いつもヴィータ副隊長と二人っきりになるとルーテシアやガリューが何処からか襲いに来るんだよ」
「(ルーテシアもエリオ君の事・・・)」
「それでキャロにルーテシアやガリューを足止めしといてほしいんだ」
「・・・」
「キャロ?」
「・・・良いよ」
「本当?有難うキャロ」
「・・・うん」
エリオ君が、それで幸せなら・・・



〜食堂〜

「ヴィータ副隊長!!」
「ん?なんか用か」
「大事な話があるんですけど////」
「?別にいいぞ」
「ちょっと来て下さい」
空き部屋へ
「んだよ、こんな所に連れて来て」
「えっとですね、ヴィータ副隊長」
「あ?」
「僕、ヴィータ副隊長の事が好きです!!」
「なっ!?」



〜隊舎空き部屋真上の屋根〜

「今頃エリオ君は・・・」
「キュックルー」
「あはは、励ましてくれて有難うフリード・・・でも」
「・・・ねぇ」
「ルーテシア!どうしてココに!?」
「エリオが告白するってインゼクト達が教えてくれた」
「そう」
「いいの?」
「何が・・・?」
「エリオの事」
「・・・・」
しょうがないんだ。
エリオ君は私じゃなくてヴィータ副隊長の事が好きなんだから・・・


〜隊舎空き部屋〜

「好きなんです。ヴィータ副隊長は僕の事どう思ってますか?」
「あ、あたしは・・・」
「はい」
「あたしも・・・エリオの事・・・好き・・・だ」
「本当ですか!」
「・・・2度も言わねぇ」



〜隊舎空き部屋真上の屋根〜

「私・・・」
「ルーテシア?」
「そんなあなた、嫌い」
「・・・」
「どうしてエリオに何も言わないの?」
「だって・・」
「私は、何も言わないまま終わるなんて嫌だから」
「嫌、だから・・・?」
「今からでもエリオの好きな子の前で、エリオに告白する。宣戦布告」
「・・・」
「あなたは?」
「えっ」
「行かないの?」
「行っても意味ないから」
「エリオを・・・好きな人をとられたままでいいの?」
「それは・・・」
嫌だ。本当はエリオ君をとられたくない
ヴィータ副隊長にでもエリオ君だけは渡したくない
ずっと私の傍に居てほしい。守ってほしい。
でも騎士として私を守ってもらうんじゃなくて、恋人として私を守ってほしい
こんなにもエリオ君のことが好きなのに・・・私、エリオ君に告白もしないで諦めて・・・
やっぱり、自分の気持ちを伝えたい
「どうするの?」
「行く!やっぱりエリオ君に告白したい」
「そう・・・ガリュー」
「フリード」
「「この屋根壊して」」
「「・・・(コクン)」」


〜隊舎空き部屋〜
「えへへへへ」
「んだよ、気色わりーな」
「ヴィータ〜」
「副隊長をつけろ!!あたしはお前の上司なんだからな!!」
「恋人なのにそれはおかしいと思う」
「うっ・・・2人っきりの時だけだかんな////」
「うん」
「抱きつくなよ///」
「だってヴィータが可愛いから」
「う〜」
「ところでさ」
「ん?」
「僕等の歳ではどこまでやっていいのかなぁ」
「は?」
「だから・・・」
「ああああああ!!!言うな!!わかったからそれ以上何も言うな!!!」
「そう?とりあえず押し倒すまでは良いと思うんだぁ」
「はぁ!?」
「と言う訳で」
「うあぁぁぁぁ!!押し倒すな!!退け!!!」
「嫌です(チュッ」
「んっ!?・・・んぅ・・・はっ・・ゃ・・ぅ・・・」
「舌、入れてもいい?」
「ふぅ・・・んんッ・・はぁッ・・・」
「ヴィータ」←(服を脱がそうとする)
「はぁ、はぁ・・・ちょ、ちょっと待て!!天井が変な音たててんだけど」
「変な音?」

ガガガガガガガガガ

「・・・確かに」
「あああ、天井に亀裂が!!」
「「エリオ(君)」」
「キャロ!ルーテシア!なんでココに!?」
「エリオ君!私、私ね、エリオ君の事が好き」
「え・・・?」
「私も・・・エリオの事、好き」
「ルーテシア?」
「多分その体勢からしてヴィータ副隊長と付き合う事になったんだろうけど、私諦めないから」
「体勢?」
「エ、エリオ!あたしの上から退け!!!」
「あ・・・ああああああああ!!!御免///////」
エリオ君はヴィータ副隊長の上に乗って服に手を掛けてる・・・
さっきまでの私ならもう放心状態になってるだろうけど今の私は違う
エリオ君に自分の気持ちは伝えた。あとはヴィータ副隊長に・・・
「ヴィータ副隊長!!絶対、絶対にエリオ君を貴方から力尽くでも奪って見せます!」
「覚悟・・・しといて」
「キャロもルーテシアも何言って・・・!!」
「覚悟ねぇ・・・お前等にあたしが倒せんのか?」
「さっきまで顔真っ赤にしてたヴィータ副隊長が威張っても説得力ないです」
「うるせぇ!!」
確かに力尽くって言ったけど戦闘でヴィータ副隊長に勝つのは100%無理
だけど私には・・・
「私にはフェイトさんがいます!!フェイトさんならヴィータ副隊長と互角に戦えるはずです!!」
「結局他人任せかよ」
「それは、戦闘面だけの話です。他は私の魅力などでエリオ君を落として見せます」
「私も・・・頑張る」
「最終的にはエリオが決める事だろ。エリオがお前等のどっちかが好きになたんならあたしは諦めるだけだ」
「僕がヴィータ以外を好きになるなんてありえないよ!!」
「それじゃあこいつ等が納得いかねーだろうが」
「でも・・・」
「ヴィータ副隊長、エリオ君とイチャイチャできるのは今の内だけですから」
「エリオは、私が・・・奪うから」
「ルーテシア!!エリオ君は私が奪うんだよ!!」
「そんなの・・・知らない」
「なっ!・・・さっきまで何も思わなかったけどルーテシアもエリオ君を狙う私の敵なんだよね」
「確かに・・そうだね」
「ふふふふふ、竜魂召喚・・・」
「ガリュー、やっちゃって」

「なんか2人で戦い始めちゃたね」
「あたしが知るかよ。もとはと言えばお前が原因じゃねぇか」
「2人が僕の事好きだなんて知らなかったんだ・・・ああ、でも僕はヴィータ一筋だからね!」
「勝手に言っとけ」
「でもフェイトさんが本当に襲って来たらどうしよう・・・キャロの頼みなら何でも聞きそうだし」
「それは大丈夫だ」
「?」
「あたしが先手を打つ。一番確実な方法で」
「・・・そう」
「ま、良いから帰ろーぜ。仕事が残ってるし」
「そうだね。・・・ヴィータ」
「何だよ」
「好きだからね。僕が一番好きなのはヴィータだから」
「行くぞ/////」
「うん!!」
  
完?

ちょっとしたオマケ
「ヴィータに怨みはないけどキャロの為にヴィータを・・・」
「あっ、フェイトちゃーん」
「なのは////どうしたの、もしかして私を探してくれたとか?///」
「まぁ、探してたよ」
「なにか用事?もしかして愛の告白とか・・・」
「にゃはは、そんな事しないよぉ」
「そんな事・・・なのはにとってはそんな事なんだ・・・」
「ところでさ」
「何・・・?」
「ヴィータちゃんの事なんだけど」
「あ!私ヴィータを消しに行かなきゃならないんだった!!」
「フェイトちゃん・・・私、誰にも言った事ないけど・・・ヴィータちゃんの事好きだったの」
「・・・へ?」
「だからヴィータちゃんがエリオと付き合う事になったって言いに来てちょっと残念だった」
「・・なのはがヴィータの事・・・ははは聞き間違えだよね。なのはがヴィータの事なんて・・・」
「それで。私はヴィータちゃんが幸せならって思って応援する事にしたの」
「そうだ!やっぱりヴィータを消せば何もかも旨く行くんだ」
「それでね《フェイトに殺されるかもしんねー。助けてくんないか》ってヴィータちゃんに言われて」
「・・・なのは?なんでレイジングハート構えてるの?」
「ヴィータちゃんに危害を加えるなら、私は一生フェイトちゃんを敵として付き合っていくから」
「えっ?えっ?」
「どうする?フェイトちゃん(魔王降臨」
「ヴィータに手なんか出しません。なのはとずっと仲良しでいたいです!!(あわよくば恋人に)」
「それならいいんだけど」
「でも、なのは本気だったね。本気で殺されるって思った」
「だって《うまく丸め込めたらあたしの頭、自由に撫でていいぞ》ってあの撫でられるのを嫌うヴィータちゃんが言ってくれたんだもん!こんな機会滅多に無いんだよ!だから絶対にって思って」
「そう・・・(ヴィータは私の弱みを握ってるって訳ですか・・・御免キャロ、出来ない)」
「にゃ〜これからヴィータちゃんの頭撫で放題だぁ////」


キャロ、ルーテシア→エリヴィタ←なのは←フェイト風味?
講義の最中に隠れながら書いたから文章滅茶苦茶だわ





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