アル達が現れて1週間が経過した。 ユウ達はアル達にユウがこっちの世界に来てからの状況を説明し、それぞれがディメンションリンクの捜索にあたっていた。 元々ディメンションリンクはその名の通り次元と次元を繋ぐものだ。それぞれの世界のディメンションリンクが反応してはじめて次元が繋がる。そのため1つの世界には最低1つは存在している。 そしてディメンションリンクの捜索と同時にルインで対峙した男と女―ウィルとセルマ―についての調査も進めていた。 ちなみにディメンションリンクを盗まれた経緯としては研究員だった扮したウィルが保管直前にそれを奪取。そして現在に至る。 「やれやれ、また面倒なことに巻き込まれておるの」 「元はといえば、爺さんがあれをディメンションリンクだって言っておかないのが悪いんだよ。分かっていればそれなりの対処が出来たのに」 「老人特有のボケじゃ、気にするな」 「それにエドガーがそういう人物だということは知っていただろう」 「予測していなかった私達にも責任はあるよね〜」 「……はぁ」 ユウとエクス、ソウル、ゼロ、エドガーは管理局の廊下を歩いていた。エドガーは並行世界の住人として事件の解決に協力している。今はユウと一緒にウィルとセルマについて調査を進めていた。 「にしても、管理局が持つ情報量を持ってもあいつらが分からないなんてね」 「特殊な存在か、はたまたワシらと同じように並行世界の住人か…」 「分かっていることは管理世界のディメンションリンクを破壊しまわって、管理外世界のディメンションリンクを回収しているということかな」 そう。ウィルとセルマは他の世界でも痕跡を残している。その痕跡がユウの言ったとおり『管理世界のディメンションリンクを破壊しまわって、管理外世界のディメンションリンクを回収している』ということだった。ディメンションリンクの破壊方法はそれぞれ違っており、遺跡ごと破壊した思えばピンポイントでディメンションリンクだけを破壊している時もあった。逆に回収の方は1つだけで遺跡の入り口から入り、最深部まで行って取ってきただけだ。ちなみに現時点での被害は破壊されたのが3つ、回収されたのが3つだ。 「こればかりは奴ら本人から聞きだすしかないのう」 「その本人達に会えれば良いんだけどね…」 「目安はついておるんじゃろ?」 「そうなんですか?」 エドガーは何か見透かしたような目でにやにやしながらユウを見据え、ゼロは首を傾げてユウを見つめる。 「まぁ、ね。唯僕達だと動けないんだよ。他の皆はあちこち行って忙しいし」 「観察されているから、か?」 「そう」 ユウは並行世界の住人ということでアースラの観察を受けながら事件解決に協力している。アースラの目の届かないところへ行くと、脱走したと判断されて管理局から追われる身となってしまう。後々のことを考えるとそれは得策ではない。 「動けるようになるためには何か管理局の役職に付かなきゃならないけど、僕達は観察を受けている身だから無理だろうし…くそっ、さっさと解決しないといけないのに」 「そう焦るでない、無理ではないだろう。聞けばお前さんの友人のフェイトは保護観察を受けている時に嘱託魔道師になったと聞くが?」 「え、そうなの?……なら、リンディさんに頼んでみるかな」 「それが良かろう」 5人はその後特に話もしないで廊下を歩いていった。 魔法少女リリカルなのはLOC 第11話「嘱託試験」 「――――というわけで嘱託試験を受けたいんですけど」 ユウはエドガーと別れたあと、本局勤務のリンディの元に向かい事情を説明した。 「ええ、良いですよ」 リンディは書類を片手にあっさりとOKを出した。あまりにもあっさりだったのでユウは呆然としてしまう。 「あの、良いんですか?そんなに簡単にOK出して」 「だって前例があるんですからユウ君だけダメって訳にはいかないでしょう?」 「まぁ、そうですけど」 「試験の手続きとかはこちらで準備しますからとりあえず今は出来ることをやっていてください」 「分かりました。それでは失礼します」 お辞儀をして出て行くユウの背中を見て、リンディは聞き忘れていたことを思い出してユウを呼び止めた。 「あ、ユウ君」 「はい?」 「試験は筆記試験と実技試験があるから、勉強しておいてね」 「分かりました」 「それと試験だけど、ユウ君の他にゼロとエクスちゃん、ソウル君も受けてみないかしら?」 「え、でも僕1人でも…」 「ええ、動きの制限とかはあなた1人で大丈夫よ。でも今の実力を知る程度にどうかしら?」 「だって。どうする3人とも?」 後ろにいる三人に振り返って問いかけると、2つ返事で了承した。 「それじゃ、決まりね。4人1組で登録しておくわね」 「お願いします」 今度こそユウはお辞儀をしてリンディの作業部屋を出た。 そしてそれから3日後。 ディメンションリンクの被害はなく、ユウの嘱託試験の実技試験の日がやってきた。 『それでは受験番号1番の方、氏名と出身世界をどうぞ』 エイミィの声が放送で流れる。放送席ではアースラクルーとリンディ、レティが揃っていた。本来ならこのような大人数は良くはないのだが、アースラクルーの知り合いということでリンディが権力を使った。いわゆる職権乱用である。 「地球出身、城島ユウです。こちらの2人が僕の相棒で――」 「聖剣“エクスカリバー”です」 「魔剣“ソウルイーター”だ」 「そしてこっちが僕の新しい相棒でユニゾンデバイスの――」 「ゼロです。よろしくお願いします」 フェイトは放送席でアルフと一緒に嘱託試験に受けた時のことを思い出していた。あの時はクロノや母さんの手伝いができるようになりたかったし、何よりなのはに早く会いたいという想いが強かったなぁ、と思い出しているところにアルフが声を掛けてきた。 「懐かしいね〜」 「そうだね、2年前だっけ?」 「ああ、あたし達は一発で合格したけどあの子達は大丈夫かね〜?」 「大丈夫だよ、みんな強いもん」 『――――儀式魔法4個無事確認…と。お疲れ様、儀式実践終了だよ』 《はい》 『1時間休憩だから、お弁当を食べて待っていてね』 《はいっ》 「お弁当!?」 お弁当という言葉にエクスが過敏に反応し、ソウルが呆れ顔でため息をついた。 「筆記試験はほぼ満点、魔法の知識は全般的に平均以上…彼凄いわね。あなたの推薦が納得いくわ」 「でしょ」 「でも、何故嘱託試験を受けようとしたのかしら。観察を受けている身としてでも事件の解決に協力できるのに」 「心辺りがあるけど、制限があって動きにくいそうよ」 「それでも彼ならアースラに連絡すればすぐに動いてくれるということに気づきそうだけど…」 「…何か別の目的があるってこと?」 「彼自身にそれは無いと思うわ。あるとすれば他の人物…」 「…となると疑わしいのは――」 「ユウ君に助言したエドガーさん、ということになるわね」 「――――」 リンディはレティの発言に眉を顰める。実際リンディも疑っていたことだ。しかしその目的が明らかにならない以上、疑いたくはない。 「疑わなくても、警戒することはできるわ」 レティがリンディの考えを見通したかのように答える。リンディはそれに渋々ながらも頷くしかなかった。 「うわぁ、おいしそう!」 弁当箱を開けた直後にエクスが顔を輝かせる。横ではゼロも早く食べたいという風にうずうずしていた。ユウはくすりと笑うと箸とフォークを配った。 「さて、食べようか」 「いっただきまーす!」 丁寧にかつ迅速に小皿におかずを載せていくエクス。ゼロはパンを頬張り、ソウルは骨付き肉を食べていた。ユウも自分のおかずをとろうと卵焼きに手を伸ばした。――が、目の前で卵焼きが全て奪われた。 「あ、こら。全部取っていくな!」 「ふぁっへ、ほいしいんふぁもん!」 「口の中を空にしてから次のやつをとりなよ」 呆れながらエクスの皿を取り上げ、同時に骨付き肉をおかわりする。 「〜〜〜っはぁ。はい、空にしたよ!」 「渡すけど、一個貰うよ」 骨付き肉を自分の皿におき、玉子焼きをひょいっと口の中に入れる。 「うん、おいしい」 「でしょ。一個食べたんだから皿を―――」 「僕も貰っていいですか?」 「俺も欲しいな」 「うん、いいよ」 皿の中の玉子焼きをゼロとソウルに1つずつ渡す。残った皿には玉子焼きが1つだけとなってしまった。 「あー!ずるいよ皆」 《ずるくない》 口を揃えて答えてエクスを沈黙させた後、ユウは骨付き肉にかぶりついた。沈黙しているエクスの隣で明らかに自分の口より大きいパンをもぐもぐと食べているゼロを見た。見ればゼロの口の横には小さいパンがくっついている。ユウは肉を口から離し、近くにあるティッシュを取りゼロの口元を拭いた。 「ゆ、ユウ?」 「動かないで、口元にくっついている」 軽く拭くだけで汚れは落ちた。ユウはゼロからティッシュを離すとぽーっとしているゼロに気づいた。 「どうしたの、ゼロ?」 「あ、いえ…こんな風にされたのが始めてだから」 「そういえば4人で弁当というのは初めてだったな」 ソウルがお茶を飲みながら呟く。エクスも箸を置きお茶を飲む。 「そういえばそうだね。ゼロはどう?こういうの楽しい?」 「……はい。とっても!」 「そっか、それならまたいつか弁当でも食べようか」 「はい!」 『さーて、お弁当と休憩は終わったかな?最終試験は実戦訓練だよ。今そっちに試験官が向かうからがんばってね』 《はいっ》 「試験官って誰かな?」 「さぁな」 エクスとソウルが話していると目の前で転送されてくる人物が来る。その人物は――― 《クロノ!?》 「まぁ、予測はしていたがな」 ユウ達が驚く中、ソウルは淡々と呟く。 「Sランク近くの魔導師の戦闘試験を出来る試験官となるとなかなかいなくてね。加えて並行世界から来た君だからあまり本局の方の人には任せられないんだ」 「へぇ〜」 「まあ、同居人といっても手を抜かないから。全力でかかってくるといい」 『ユウ君の単身戦闘能力を見るからエクスちゃんとソウル君、ゼロは見学してね』 「え、でも私達がいないとユウは…」 「大丈夫だろう。ユウは体術も出来るし、剣も創れる」 「そうなんですか?」 「大丈夫だよ。クロノ、君も全力で来てね」 クロノはむっと眉を顰めるとS2Uとデュランダルを起動させた。 「君はシグナムを倒したほどだ。本気で行かなければやられてしまうさ」 「ダークネスブレード」 ユウの右手に闇の剣が作り出される。 「行くよ―――」 ユウは空を蹴り、一瞬でクロノに肉薄しようと接近する。が――― 「ちっ!」 直前で角度を変え、真上に飛んだ。ユウの飛んでいた進路にはバインドが無数に発動させられていた。 「速度では君には敵わないからな。罠を張らせて貰った」 クロノはS2Uにエネルギーをチャージし、ユウに狙いを定める。 『Stinger Snipe』 光弾が発射されユウに迫る。ユウは飛んで回避するが光弾は軌道を変えユウに迫ってきた。かわせないと判断し、光弾を闇の剣で切り裂いた。 「今度はこっちの――」 ユウは周りに12個のスフィアを生成し、 「――番だ!」 クロノに向かって放つ。クロノはそれを慌てずにスティンガースナイプで迎撃する。12個のうち8つは打ち落としたが残りの4つが迫ってくる。 『Ishicl braid』 デュランダルの氷の刃でその4つを落とす。その隙にユウはクロノに接近するが再びバインドに阻まれる。 「くそっ!」 『Stinger Ray』 バインドの裏から光弾が放たれる。ユウはそれを回避し、近づこうとするがやはりバインドに阻まれる―――― ――――そんなことが10分程続いてからか、ユウは空中で止まり詠唱を始めた。 「血潮より生まれし闇の槍よ、僕の命に応えよ。ブラッディランス!」 左手に血の色の槍を作り出しクロノに放つ。クロノは一瞬でその正体を見破り、打ち落とさず回避した。ユウは続けて3つ槍を放つがどれもかわされる。全てを回避し終え、ユウを見上げるとユウは笑みを浮かべていた。 「ここ!イービルクロス!」 ユウは開いていた左手を握り槍をターンさせる。槍はクロノが避けたあとクロノの上下左右に移動していた。上下左右から迫る槍をクロノは後ろに下がることでかわす。その隙を見逃すユウではない。ユウはスフィアを生成し、それをクロノにではなく近くの空間に放り込む。それでそこに設置されていたバインドは放り込まれたスフィアによって強制的に発動した。 ユウは発動されたバインドを避けながらクロノに接近する。クロノは2つの杖を構えユウを待つ。ユウの姿が掻き消えクロノの後ろに回っていた。とったとばかりに闇の剣を振るうユウ。しかし――― 「なっ!?」 ユウの周りでバインドが発動し、ユウの身体を縛る。クロノはゆっくりと振り向く。その顔には余裕の笑みが浮かんでいる。 「死角に回りこまれたときの保険だよ」 「くっ!」 「チェックメイトだな」 ――――そのようだね―――― 「っ!?」 「ダークネスノヴァ!」 クロノが前を振り向くより早く砲撃がクロノに放たれる。クロノは咄嗟にシールドを張るが、張ったシールドは紙のように吹き飛ばされクロノは飛ばされた。地面に激突しそうになるが咄嗟にフローターを発動して着地する。 「ぐっ!」 「おお!」 下からゼロの感嘆の声が聞こえる。前を向けばユウは既にいない。そして直後、背後から首元に闇の刃を突きつけられた。 「僕の勝ちだね」 「ああ、そうだな」 ため息交じりにクロノは言い、先ほどまで自分がいたところを見上げた。先ほどのバインドのところを見ると他のところと同じようにスフィアが収まっていた。 「幻術か…」 「そう、僕の腕じゃ5秒と持たないけどね」 「まったく、してやられたな」 やれやれと首を振るクロノとその様子に苦笑するユウに放送が入った。 『それじゃあ、次はエクスちゃんの単身戦闘能力を見るよ。クロノ君、大丈夫?』 「ああ、問題ない。すぐに始めよう」 ユウはエクス達の元に向かい、エクスがクロノへと歩いていく。すれ違いざまにエクスがくすりと笑った。 「結構本気だったでしょ」 「クロノは強いよ。今の僕も幻術が知られていなかったから勝てたんだよ」 「そうかもね。でもユウも強かったよ」 「ありがとう。頑張ってね」 「うん!」 ソウルとゼロの元に戻るとゼロが飛んできた。 「凄かったですよ!」 「ありがとう」 「ぎりぎりだったな」 「まぁね。クロノは厄介だよ。バインドが邪魔ったらありゃしない」 「エクスや俺は勝てると思うか?」 「単身だと無理だね。連携でいけば勝てると思うけど」 そうかとくつくつ笑うソウル。ゼロは目の前のマスターの発言に少し驚いていた。 「今の試合はギリギリだったんですか?」 「うん、意外と危なかったなぁ」 「ユウでギリギリなら僕は勝てないんじゃ…」 「うん、まず無理だね」 「はぅ!」 「でもね、ゼロ。これは勝ち負けじゃなくて戦闘技術を見るものだよ。今まで自分が学んだものをやればいいんだよ」 「…………」 「君はまだ生まれて間もないから勝てないのは当たり前。だから今日はその強い人の胸を借りるつもりで思いっきりやればいいんだよ」 「はいっ!」 エクスとソウルとゼロの単身戦闘能力が調べ終わった後、クロノは連携戦の前に断った。 「もう魔力が持たない。一日Aランク以上4人と戦闘して連携戦をするのは無理があるぞ」 『そっか…ごめんねみんな連携戦が出来なくて』 「僕は別に構いませんが…その場合結果はどうなるんですか?」 『あ、うん。今レティ提督とリンディ提督、リオ提督が話し合っているところだよ』 耳を澄ませば放送から議論している声が聞こえる。それからすぐにレティから連絡が入った。 『4人とも聞こえる?』 「はい、聞こえます」 『ユウ君の結果だけど、単身戦闘能力や筆記試験の結果から連携戦は問題ないだろうということになったわ』 「つまり―――」 『おめでとうユウ君。これをもってS+ランク嘱託魔導師認定されました』 わぁっと、ユウ達のところでも放送席でも声が上がった。 『認定証の交付の時に面接があるからあとはそれだけね』 「はい、ありがとうございます」 『それとエクスちゃんとソウル君、ゼロの魔導師ランクだけど…エクスちゃんがAA+、ソウル君がAAA−、ゼロがAAになったよ』 《ありがとうございます!》 『それじゃあ、みんな帰って来なさい。今夜はご馳走よ』 城島ユウ 時空管理局認定 S+ランク魔導師 本日を持って嘱託職員として非常勤勤務を開始 ----後書き---- カークス:「皆さん読んでいただきありがとうございます」 ゼロ :「今回は僕達の魔導師ランクとユウの嘱託魔導師試験でしたね」 カークス:「オリジナルキャラは民間協力者でもいいと思ったんだけど、それだと何かと不便だから嘱託にしました」 ゼロ :「オリジナル魔法とかもありましたね」 カークス:「そうそう。ってなわけで今回は今まで出てきたオリジナル魔法の解説と行こうかな〜」 オリジナル魔法解説 Delta Ray (デルタレイ) 誘導操作型射撃魔法 威力A 射程A 発射性能AA 操作性能S 基本はアクセルシューターと同じ。だが基本3つ1セット。だから生成するスフィアは3の倍数。 元ネタはT○D2の同名技。 Shining Saver (シャイニングセイバー) 誘導操作型射撃魔法 威力A+ 射程B 発射性能A 操作性能A 基本はハーケンセイバーと同じ。どうでもいいが属性は光。エクスカリバーの時に使用。 Darkness Saver (ダークネスセイバー) 誘導操作型射撃魔法 威力A+ 射程B 発射性能A 操作性能A 基本はハーケンセイバーと同じ。どうでもいいけど属性は闇。ソウルイーターの時に使用。 Darkness Blade (ダークネスブレード) 魔力生成系斬撃魔法 威力A〜AAA 自身の魔力で闇の刃を生成。この状態でダークネスセイバーを撃つこともできるが威力は落ちる。 Stlayer・Void (ストレイヤー・ヴォイド) 空間系斬撃魔法 威力S〜SSS 自分を中心にした円形に闇を生成。その場でとどまることも出来るが、攻撃する時は相手の前に瞬間移動しなぎ払いを放つ。ちなみに闇に入ると身体が麻痺し生命力を吸われる。この時は飛竜一閃ぐらいの威力の攻撃は無効化される。この技が発動する時はユウの髪が茶→漆黒、瞳が黒→黒に紫を加えた色になっている。掛け声は「無影一閃」。元ネタはスター○ーシャン○の同名技。 Moon Lance (ムーンランス) 高速直射型射撃魔法 威力A 射程B 発射性能B 高速で白銀の槍を打ち出す。バリア貫通能力を持つがあくまで一般の魔導師に対してのみ。強力なシールドでは弾かれる。例としては♯10など。 Moon Blast (ムーンブラスト) 誘導操作型射撃魔法 威力A− 射程A 発射反応AA 操作性能S 基本はアクセルシューターと同じ。他に特長とかなし。 Bloody Lance (ブラッディランス) 高速直射型射撃魔法 威力A〜AAA 射程B+ 発射性能B+ 高速で深紅の槍を打ち出す。ターンが可能。ソウルがいないときは詠唱が必要。詠唱は「血潮より生まれし闇の槍よ、僕の命に応えよ」。 Evil Cross (イービルクロス) 高速直射型射撃魔法 威力AA〜S+ 射程B+ 外したブラッディランスをターンさせることで十字に討つ。4つの槍が来るので全て当たったら破壊力抜群。 Darkness Nova (ダークネスノヴァ) 直射型射撃魔法 威力AAA 射程A 発射速度B イメージとしては黒いディバインバスター・エクステンション。 Ishicl Braid (アイシクルブレード) 魔力生成系斬撃魔法 威力A〜AAA クロノ本人の魔力でデュランダルに氷の魔力刃を精製する。 0Shift (ゼロシフト) 威力E ユウの瞬間移動。実は魔法。だが魔力はほとんど消費しないので魔法じゃないといっても変わりない。ストレイヤー・ヴォイドとは違って、瞬間的にその場に移動するだけだから攻撃が当たらないわけではない。つまりSLBの中を突っ切ることはストレイヤー・ヴォイドは出来るがゼロシフトは無理ということ。元ネタはアヌビスの同名ウェポン。 カークス:「とまあ、こんな感じかな」 ゼロ :「随分多かったですね」 カークス:「いやまったく。今後は出たら書くことにしよう」 ゼロ :「見返してみればソウルとエクスの魔法は結構同じような技ばかりですね」 カークス:「元々2つで1セットみたいなものだからね。ちなみに属性で言うと、ソウルは闇、エクスは光、ゼロは月かな」 ゼロ :「ユウの属性は?」 カークス:「気づいている人はいるかもしれないけど混沌。あと、ユウはソウルとエクスの技を少し使えたりします。エクスとソウルがいないとその分威力は落ちますが」 ゼロ :「ところでユウの魔力はこれでいいんですか?」 カークス:「ランクのことを言っているのなら問題なし。ちなみにこのランクはソウル・エクス無しでのランク。ソウル・エクスがいればもう少し上がる」 ゼロ :「何度も訊きますけど、パワーバランスは大丈夫ですか?」 カークス:「オリキャラとしてはかなり強くなっちゃったけど、一応弱点もあるし」 ゼロ :「防御が薄いってことですか?」 カークス:「そうそう、一発でも当たれば危険、だったけどバリアジャケットが出来てユウも軽くはシールドが張れる。イメージとしてはフェイトのソニックフォーム以上ライトニングフォーム以下の防御力だね」 ゼロ :「ほとんど反則じゃないですか?」 カークス:「そーでもない。エクセリオンバスターとかが直撃すれば一撃で戦闘不能だし、アクセルシューターとかでも連続で叩き込まれたらまずい」 ゼロ :「当てれば勝機はあるということですか?」 カークス:「そういうことだね」 ゼロ :「さてそろそろ時間です。次回はどんなのですか?」 カークス:「次回は多分再び戦闘。ユウの意外な一面(?)が見れるかも…」 ゼロ :「どんな一面なんでしょうか」 カークス:「それは次回のお楽しみ。今後も頑張りますのでよろしくお願いします」 カ&ゼ :「「それでは、失礼します」」 |