魔法少女リリカルなのはLOC外伝
「悪夢、そして旅の始まり」〜後編〜





揺れを感じて目を覚ますと青い空が見えた。空は雲ひとつなくまさに快晴だ。陽の光が僕の身体を温める。

「ここ、は……?」
「気がつきましたか」

横で少女の声が聞こえそちらに首だけ向ける。そこには正座でいる少女と少年の姿があった。
少女は金髪のショートカットで水色の瞳に純白のローブを着込んでおり、少年は漆黒のストレートで黒の瞳に漆黒のローブを着込んでいる。それぞれ首の付け根に金と漆黒の珠がはまっている。
ついでに軽く首を回して今の状況を確認する。どうやら僕は軽ダンプカーの荷台に乗っていて、どこかの道を走っているようだ。上半身を起こして周りの景色を見る。緑豊かな風景でどこかの田舎をイメージさせる。

「ここはアメリカという国のようです」

こちらの疑問を察したのか少女は淡々と答える。少年の方は一度も口を開かない。

「アメリカって…なんでそんなところに…」
「起きたのか?」

男性の声が聞こえそちらを振り向く。声から男性は災害の日の朝会った青年ということが分かった。青年は軽ダンプの運転をしながらこちらに話しかけてくる。

「意識を失う前に何があったか覚えているか?」
「意識を失う前って……あ――」

頭の中で拒絶されていた光景が浮かび上がる。下半身が無くなった両親。首なしとなった親友の姿。燃えさかる炎に包まれる故郷。そして、目の前で息を引き取った妹――悪夢のような光景を思い出して吐き気がこみ上げてきた。

「う―――」
「どうやら覚えているようですね……では私たちのことは分かりますか?」

少女が正座を崩さずに僕の瞳を見据えた。その綺麗な瞳に少しどもりながらも答える。

「あ、う…えと……ごめん」
「いえ、私たちと出会った直後に気を失われたのですから仕方ありません」

出会った直後?、気を失う寸前の記憶を呼び覚ます。確か剣が空から降ってきたり、地面から現れてどちらか選べとかなんとか…。

「では、この名に覚えはありませんか? 聖剣“エクスカリバー”」
「魔剣“ソウルイーター”」
「あ―――」

記憶の中に少女と少年の言葉と一致するものがあった。それは現れた2本の剣の名だった。その名を知っているということは―――

「まさかあの時の生存者!?」
「「…………」」

少女と少年が無言でこちらを見つめる。その瞳が違うと物語っていた。運転席から青年の声が聞こえる。

「そう言えば知らなかったけな――。落ち着いて聞けよ、少年」

青年の言葉に少し重みが増す。

「あの災害の街の生存者はお前を除いて0だ。他は皆死んだ。家屋も全て焼けて倒壊。あの場所は焼け野原となったそうだ」

意識が飛びかけた。彼が何を言っているのかは分かる。だが頭の中で理解するのを嫌がっている自分がいた。

「一体、何故……そうだ!あれは一体誰がやったんですか!?」
「…………」

僕の言葉に苦虫を噛み潰すような顔を作る。

「それは……」
「それは私達からお話しします」

少女が青年の言葉を遮った。

「まずあなたの質問の答えは『あなた』です」
「ぼ、く……?」
「はい、あなたがあの街を炎で包みました」

再び意識が飛びそうにになる。僕があの街を焼いた…? 街の人を全員殺した…? 愛する人たちの命を奪った…? 呆然とする僕に少女はさらに言葉を続ける。

「正確には『あなた』ではなく『あなたの身体を乗っ取った混沌の王』ですが」
「僕の身体を乗っ取った……?」
「ああ、それについては俺から話す」

青年が運転をしながらこちらの会話に加わる。

「俺とお前が会った神社を覚えているか?」

無言で頷く。青年は僕の姿をバックミラーで確認して話を続ける。

「その神社の中に昔の王様が封印されているのは?」
「――――まさか……」

頷いた直後、気になる点が浮かんで思わず口に出す。青年はその呟きに頷いた。

「そう、あれに封印されていたのは【混沌の王 ルシファー=ガルフィート】だ」
「でもなんでそんなものが■■■■町に?」
「それは分からない。それで話の続きだが、お前あの建物の中に入っただろ?」
「――――はい」

隠しても意味が無いと悟り正直に答えた。青年はやっぱりという顔になる。

「中央に壺が置いてなかったか?」
「はい」
「そこから黒い霧みたいなものが漏れていただろ?」
「――――はい」

思い出したくもないことだ。あの霧に身体を包まれて気を失ったのだから。

「その霧は何か言っていなかったか?」

言われて記憶を探る。そう言えば何かよく分からないことを呟いていたな。

「確か『長年かけて見つけた』とか…」
「何を見つけたって言っていた?」
「『我の器だ』と―――」
「やはりな……」

青年は諦めたように呟いた。その微妙な言い回しに眉を顰めて訊ねる。

「何がやはりなんですか?」
「取り乱すなよ―――お前の中には混沌の王の魂が宿っている」

――――は? いきなり何を言っているんだ? 僕の中に混沌の王の魂が宿っている? そんなこと、誰が信じ―――

「そしてそいつが街を焼き払った」

―――思考が停止する――僕の中にいる混沌の王が僕の故郷を焼き払った…。一体―――

「どうして、そんなことを……」
「そんなことは知らない。知りたきゃ本人に訊いてみろよ」

出来ればそんなことは直ぐにでもやった。だが僕は訊ね方なんて分からない。

「自分の中にいる存在を確かめてそれに念じてみてください」

少女の言葉に頷いて目を閉じる。自分の中にいるもう1つの存在…それを数秒足らずで見つけることが出来た。体の違和感をたどれば嫌でも直ぐに見つかる。

〈君は……〉
〈……………〉
〈君は混沌の王だね?〉
〈………………〉
〈どうして街を焼き払ったの?〉
〈…………………〉
〈ねえ、どうして?〉
〈……………………〉
〈答えてよ…答えてよ! なんで僕の故郷を焼き払ったの!? ねぇ、どうして!? 僕達が何をしたの!?〉
〈………………………〉

次第に荒くなっていく僕の念を無言で返す混沌の王。僕は何も答えないことに怒りを覚えた。

〈っ! この―――!〉
「彼はいま自己の魔力の回復のために答えることを止めているのかと」

念がそちらまで届いたのか少女が僕の言葉を遮った。苛立ちながらも疑問符を浮かべる僕に少女は続けて説明する。――混沌の王は魂のみの存在のため表にでるにはある程度魔力が必要ということ、回復する時、意識は残っているが喋るなどの機能を完全にシャットアウトすることなど、混沌の王が黙っている理由を話してくれた。
どの説明にも納得がいって逆に苛々する。つまりは現時点で彼に理由を聞くことはできないということだ。なるべく冷静になるように意識して状況をまとめる。僕の体の中に混沌の王の魂が宿って、そいつが僕の身体を乗っ取って街を焼き払った。そんなことを信じたくは無いが、そうでなくては話の筋が通らない。

「だけど2つの魂が1つの身体に入ることって出来るんですか? 何か代償みたいなのがあったりするんじゃ…」
「理論的には可能です。ただ今までにそのような人がいなかっただけで。代償も無いでしょう」

僕の問いに少女が答えた。少女の言葉を聞いた僕はまだ微妙に本調子じゃない身体を叱咤して立ち上がる。車はゆっくり走っているせいかあまり風は感じなかった。

「それなら僕は生きてはいけない。この身に混沌の王がいるのならいつまた出てくるか分からない。その前に僕は死んだ方が良いに決まっている」
「ふざけたことぬかすな」

青年が僕の決意を即答で反論した。

「ならお前は殺された街の人々にどう責任を取るつもりだ。確かに街を焼いたのはお前じゃない。だけどな自分の中にいる存在がやったんならその責任を持て。自分が死ねば街の人々は喜ぶと思ってんのか? んな訳ねぇだろ」

青年が反論は許さないとばかりに言葉を繋いでいった。それに、と続ける。

「お前が死んだところで混沌の王の魂は生き続ける。精神魔法の類を受けて魂が破壊されない限りな」

言葉が見つからない。僕が死んだところで混沌の王の魂が死なないなら僕の体で繋ぎ止めろということだろうか。

「だから生きろ。生きてその罪を背負え。目の前で自殺でもされたら目覚めが悪い。――――それに俺があんなこと言わなければこんなことにもならなかったしな――――」
「え…すいません、後半が聞こえなかったんですが…」
「気にするな、独り言だ。それより嬢ちゃんもお前に言いたいことがあるようだが?」

少女の方を振り向くと先ほどと変わらぬ様子で僕を見ている。僕はその場に座って二人の話に耳を傾ける。

「はい、貴方は私たち2本を力として選びました。そのことについてお話しを」
「2本ってどういうこと?」
「申し遅れました、私は聖剣“エクスカリバー”」
「私は魔剣“ソウルイーター”」

2人は頭を下げた。いきなりだったので慌てたが僕の様子を気にすることなく頭を上げて言葉を続ける。

「私たちは混沌の王の力となると共にその力が行き過ぎぬように抑止力となる存在です」
「私は魔界を治める者から、彼女は天界を治める者から送られました」
「本来、私と彼のどちらか一方を選び片方はそれぞれの場所へ還される筈でしたが―――」

少女が言葉を濁す。その時僕の頭の中にその時の光景が蘇った。


――――僕は両方選ぶ――――


そう言って両方の柄に触れたんだ。自分でもどうしてそうしたのか分からない。でも理由はなんとなくだけど思いつく―――多分、僕が何も持っていないことを本能が感じて貰えるものは全て貰っちゃおうという考えでもあったのだろう。――片方を選べというのを無視して。

「2つの柄を同時に触れられたため、私たちがどちらとも還されずにここに残っているというわけです」
「そうだったんだ―――ん? でも君達は人間の姿をしているよ。僕が触ったのは剣の柄だったと思うけど」
「私たちは状況に応じて姿を変えることが出来ます。その時はあなたの魔力を使わせていただきますが」
「へぇ〜」
「それで、その……このようなことは初めてなので……私たちもどうすれば良いのか分からないのです」

つい先ほどまで表情を変えなかった少女が困った表情をしてついつい笑みがこぼれる。

「? どうなされたのですか?」
「いや…ごめん、なんでもないよ」
「そうですか……とりあえず私たちは混沌の王に仕える物として貴方と契約を結ぶことにしました」
「契約って言っても僕はどうすれば分からないよ」
「簡単なことです。名前を教えていただければ私たちはそれに誓います」
「僕は――――」

城島悠木、と続けようとした時に止まった。首を傾げる2人をよそに少し考え込む。そして再び口を開く。

「―――僕の名前は城島ユウ」
「では城島ユウ、私、聖剣“エクスカリバー”は生涯貴方に仕えることをここに誓います」
「私、魔剣“ソウルイーター”は生涯貴方に仕えることをここに誓います」

2人の言葉が終わると同時に首の付け根の珠が輝く。輝きが収まると少女は口を開いた。

「これで契約は結ばれました。今後よろしくお願いします」
「うん、こちらこそよろしく。君達のことやその運転手さんが言っていた魔法のこととかいろいろ分からないことがあるけど、それについてもよろしく」
「はい、お聞きしていただければお答えします」
「ありがとう、2人のことはなんて呼べばいいのかな?」
「私たちに愛称は必要ありません。どうかそのままお呼びください」
「そうはいかないよ。君達は剣といってもちゃんと意思があるんだ、それを尊重したい。それと今後自分達のことを言う時、物扱いじゃなくて人扱いすること!」
「「は、はい…」」

呆然とする2人を見て、愛称を考える。首を捻って考えるとぽんと頭に浮かんだ。

「うん、決まった。君はエクス、君はソウルね」
「エクス…ですか」
「ソウル……」
「うん、どうかな?」
「はい、良いと思います」
「ありがとうございます」

笑顔になる2人を見て、僕も笑顔になる。そこでふと疑問が浮かんだ。

「もしかして、2人のその態度って主とかに仕える態度かな?」
「と申しますと?」
「敬語とかそういうの。もしそうなら自然体で話してくれると嬉しいかな。そっちの方が僕も気が楽だし」
「しかし―――」
「無理にとは言わないよ」
「いえ、それでは―――」

2人とも目を閉じて深呼吸をする。そして目を開けるとエクスは明るい笑顔で僕に話しかけた。

「これからよろしくね、ユウ」
「――――」
「……? どうしたの、ユウ?」
「あ、いや……さっきと随分違うなって思って」
「自然体でいいって言ったのはユウだよ〜」

頬を膨らませるエクスを見るとつい顔がほころぶ。

「ごめんごめん、こっちのエクスも可愛いよ」
「―――――」
「どうしたの?」
「ううん!可愛いって言われたの初めてだから嬉しい!」

僕の言葉に再び笑顔になり、抱きついてくる。

「わ、危ないよ!」
「大丈夫だよ〜」
「もう……ソウル、君も自然体で良いよ」

倒れこんだ状態でソウルの方を見ると、ソウルは先ほどと表情を変えずにこちらを見ていた。

「ソウル?」
「問題ない、俺は元々喋るのは得意ではない。このままでも十分自然体だ」

敬語からタメ口に変わっている辺り、たしかにそうなのだろう。だが表情を変えないところが心配になる。

「俺のことなら心配ない。気にするな」

こちらの考えを読んだのか、笑顔を浮かべてきた。その笑顔は優しく、作り笑顔でないことは見て分かった。

「そっか」

僕もつられて笑みを浮かべる。するとエクスが僕の顔を覗き込んで訊ねてきた。

「ねぇねぇ、これから何処に行くの?」
「そう言えば……あの――」

軽ダンプを運転している青年を思い出して呼びかける。すると青年はバックミラーで僕の姿を確認して名乗った。

「アル=ランチェスターだ。よろしくな」
「あ、はい。僕は――」
「お前の自己紹介はさっき聞いた。よろしくなユウ」
「はい、アルさん。それでこれから何処に行くつもりなんですか?」
「これからか? さぁて何処かな?」
「はい?」
「俺は旅人なんだ。あちこちを回っている」
「それじゃあ、これから何処に行くかも分からないんですか……もしよろしければ僕達もその旅に同行しても良いですか?」
「よろしいもなにもこっちは最初からその気だ。何の知識もないやつを放り出したりしねぇよ」

にかっと笑顔を浮かべる。威勢のいい笑顔で頼もしく感じるところがある。

「それじゃあ、これからよろしくお願いします」
「おう。さぁてまずは旅費を稼がなきゃな」
「へ? ……お金ないんですか?」
「ああ、今は一文無しだ」
「………………」

前言撤回。この人といるとろくな事になりそうにない。そうこうしていると前方に街が見えた。

「街ですね」
「だな。おし、ここで旅費を稼ぐぞー!」
「おー!」

アルの言葉にエクスが反応して握りこぶしを突き上げる。……意味を分かってやっているのかな。ソウルと視線が合うと少し微妙な表情をしていた。どうやら同じ気持ちのようだ。顔を見合わせるとお互い苦笑してやれやれと言わんばかりに肩を上げる。
―――こうして僕の旅は始まった。これから先エドガーやマリアに会ったりして、その中でもアルと別れたりと色んな出会いと別れがあったけどそれはまた別の物語で―――





「――ウ、ユ――。起きて――さい〜」
「ん、ん〜〜〜」
「ユウ、起きてください!」
「んぁ、ゼロ…」

僕の目の前にはゼロがふよふよ飛んで僕の身体を揺らしていた。

「おはよう〜」
「おはようございます。もう朝の鍛錬の時間ですよ」

眠い目を擦りながら時計を見る。既に時刻は5時を回っている。

「あ…ごめん。今準備するから先に行ってて」
「はい、分かりました」

子供の姿に変身して部屋を出るゼロを見送ってからぼーっとする。横から声を掛けてくる人がいた。

「早く行かないとフェイトちゃんとゼロが心配するよ?」
「どうしたのだ?」

エクスとソウルだ。頭をぽりぽり掻いて立ち上がる。

「昔の夢を見た」
「へぇ〜、いつ頃の?」
「僕達が初めて会った日。僕が街を焼いた日の夢」

僕の言葉にエクスとソウルの顔が暗くなる。着替えながら笑顔を浮かべて声を掛ける。

「気にしないで、僕はもう大丈夫だよ」
「あれはユウのせいじゃないよ?」
「あれは僕のせいだよ。僕が好奇心なんかで神社に入らなかったら街は焼けなかった。だから僕はその罪を背負わなければいけない」
「…………」
「だから今を一生懸命生きる、もちろんこれからもね」

決意を言葉にして着替えを終える。ブレスレットを左手に巻いて部屋を出ようとする。

「ユウ」

それをソウルが呼び止めた。振り返らずに扉の前で止まる。

「お前は1人じゃない」
「……!」
「俺等がいる。だから無理をするな」
「―――前向きに善処するよ。ありがとうソウル」

振り向いて笑顔を向ける。ソウルもつられて微笑を浮かべた。エクスがソウルを押しのけて僕の目の前に来る。

「私もユウのことが心配だよ。だってユウってばいつも溜め込んじゃうんだから…」
「うん…心配かけてごめんね」

心配そうに見るエクスの頭を優しく撫でた。少しくすぐったそうにそれを受け入れるエクスはどこか小動物を連想させる。

「よし、行こうか」
「うん!」
「ああ」




----後書き----

カークス:「皆さん読んでいただきありがとうございます」

ゼロ  :「なのはさんを初めとするリリカルなのはのキャラ一切出てこなかったですね」

カークス:「失礼な、一応出ているぞ! ……前編の一番最初と後編の最後の方で…」

ゼロ  :「言葉は少ししかないじゃないですか。後編においては名前しか出てないですよ」

カークス:「や、だってユウの過去にリリなののキャラが出たらあからさまにおかしいじゃん!」

ゼロ  :「もう……、4人の出会いにはこんな感じだったんですね」

カークス:「正直この話はちょっと失敗したかなって感じでしたね。あんなことがあったのに事情説明されたら普通に納得しちゃったし」

ゼロ  :「精神年齢の高い小学6年生ですね〜」

カークス:「もうちょっと混乱じみた感じのユウが書けたら良かったんだけど…」

ゼロ  :「ま、それがあなたの力量です。ところでユウはどうした名前を悠木から変えたんですか?」

カークス:「これは悠木だった時代から混沌の王の器になる時の過去との決別みたいな感じですね」

ゼロ  :「はぁ……ユウは混沌の王から街を焼いた理由を訊くことが出来たんですか?」

カークス:「旅の途中で1度彼と話し合うことが出来ました。ちなみに理由はウォーミングアップだとか」

ゼロ  :「酷い……」

カークス:「それから彼はしばらくの間彼のことをかなり嫌悪しますが、色んなことがあって嫌な意識はなくなりただ表に出してはいけない存在と考えることになります」

ゼロ  :「その辺りのストーリーは……」

カークス:「リクエストがあれば書くけどそれが無い限りは書かない。というか旅のことを書いてもなのは達出てこないから誰も喜ばないと思うし…」

ゼロ  :「自分がいちいちストーリーを考える必要もない、ということですね?」

カークス:「まったくもってその通りです」

ゼロ  :「やれやれ……。そう言えばエクスも礼儀正しくできたんですね」

エクス :「ゼ〜ロ〜、それはどういう意味かな〜?(笑顔でこめかみに青筋)」

ゼロ  :「はっ、エクス! や、これはその……」

エクス :「覚悟はいいかな〜?」

ゼロ  :「ご、ごめんなさ〜〜い!!」

エクス :「こらー! 待ちなさ〜い!」

カークス:「次はウィル達視点の中編か短編を書くとかなんとか言っていましたがこちらもなのは達がほとんど出てこなくて楽しくないでしょうから、読みたいという人がいたら書くことにします。今後も頑張るのでよろしくお願いします」

カ&ゼ&エ:「「「それでは、失礼します」」」





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