“嘘予告シリーズその1”
“嘘予告シリーズその2”
“嘘予告シリーズその3”
“嘘予告シリーズその4”
“嘘予告シリーズその5”
“嘘予告シリーズその6”





―――冷たい雨が降っている。


まるで叩きつけるかのような豪雨の中、二人の男は其処に居た。



「出来ればキミとは戦いたく無い!!」

一人は悲痛な声で、泣く寸前の子供のような、悲しい、哀しい声で叫ぶ。

それは、彼の使命と願いの狭間で捻り出した、心の叫びだったのかもしれない。



「戦うコトでしか・・・俺とお前は解り合えない!!」

もう一人の彼は搾り出すような、悲しくて、哀しくて、傷みを胸に秘めた声で叫び返す。

それは、彼の本能と理性の狭間で捻り出した、心の叫びだったのかもしれない。



二人の言葉は、願いは、思いは、平行線。

交わることは、決して無い。

故に、彼らは戦うしか道は無い。

「「っおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」」

そして、二人は獣のような雄叫びを上げ、ぶつかり合う。


一人は、銀の鎧を纏った青の騎士へ姿を変える。

一人は、闇緑の瞳と闇黒色の異形へ姿を変える。

ただ我武者羅に、ぶつかり合う。

騎士は異形を殴り飛ばす。異形は騎士を蹴り飛ばす。

騎士は異形を剣で切り裂く。異形は騎士を鎌で切り刻む。

雨に打たれて、泥に塗れて、血を浴びて、涙を流しながら互いの命を奪い合う。

そして、決着は静かに訪れた。

騎士は異形の腹部を殴り、異形を吹き飛ばした。

高々と宙を舞い、泥の水溜りを大きく弾けさせながら地面に倒れる異形。

そして、騎士の右脚は閃光を放つ雷を纏う。

「うああぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!!」

騎士は跳んだ。

高く、強く、雄々しく。

雷と共に右脚を異形へと伸ばす。

槍のような跳び蹴りが異形へと炸裂する。

「あア亜亞阿蛙唖吾あアぁァ!!!!!!」

異形は叫んだ。

傷みにもがき苦しむ。

けれど、何故か其の声は何処か誇らしげだった。

(コレでいい)

異形は心の内で思う。

このまま、自分が負ければ善いと。

そうすれば、人類は、世界は、何よりも彼女にとって善いと。

静かに、心の内にのみ、思った。

ゆっくりと立ち上がる異形。

足元はふらふらと揺れて安定しない。

それでも、異形は、

「我亜亞阿ぁァ!!!」

天を衝くような叫びを上げ、騎士に向かって駆け出した。

それは、異形の最後の悪足掻きのようでいて。

真実は、騎士の最後の一手を確実に決めさせるモノだった。

ゆっくりと騎士は右手に一枚のカードを手に取る。

特に何の絵も描かれていない、それでいて複雑な幾何学模様が描かれた不思議なカード。

騎士は悲しげに、哀しげに、そのカードを異形へ投げつける。

カードは異形の右肩に、ゆっくりと深く突き刺さる。

そして異形とカードは妖しい闇緑の光を放ちながら混ぜ合わさって。

異形の脳裏に、一つの姿が、名前が、声が、全てが甦っては消える。

無意識の内に、異形は。

「・・・・・・・・・ちゃ・・・」

小さく、呟いて。

そして、眩いばかりの閃光。

光が晴れた頃、其処には一枚のカードと、青年しか残されていなかった。

カードは、先ほど何も描かれていなかった部分に、闇緑の幾何学模様が捻くれたハート文様が描かれていて。

そのカードを投げつけた騎士は、元の男の姿に戻っていて。

叩きつける雨のせいで、男は全身ずぶ濡れだ。

その顔を流れるものが、雨なのか、それとも別の何かなのかわからないほどに。





―――――――――――――――――――――――――――――――――





日本・海鳴市中丘町 六月三日 PM11:59



その日、八神はやては眠れずに居た。

なんとなく、今日は眠気を感じなかったからだ。

だから彼女はベッドの横のランプの明かりを頼りに、図書館で借りてきていた本を読んでいた。

ふと、本から目を上げて時計を見ると、そろそろ日付が変わり・・・

自らの九歳の誕生日が訪れようとしていた。

「あ・・・もう十二時」

誰に言うでもなく、呟く。

カチ、と時計の短針と長針は頂点でぴったりと重なり日付は六月四日へと移項した。

迎えるのは、九歳の誕生日。




その瞬間だった。




ベッドからやや離れた位置にある大きな本棚。

其処の真ん中辺りの段に、本らしからぬ、鎖で縛られた大きな本があった。

そしてソレは、まるで命ある生き物のように脈打ち、鎖が引き千切られ、本が宙へ浮かぶ。

バラバラとページが捲れ、更には怪しい紫がかった黒の光を部屋全体に撒き散らす。

一体何が起こったのか。

九歳になったばかりの八神はやてには、まったくわからない。

ただ、目の前で広がる光景が『異常』だということだけは理解していた。

本は中空でバラバラとページを捲り続け・・・

やがて、バタン、という大きな音と共に閉じられた。

そして、

《Ich befreie eine Versiegelung.(封印を解除します)》

そんな、機械的な音を発して。

《Anfang.(起動)》

光が部屋に溢れた。

同時に、自分の胸の中から銀色の光の球体が出てくるのを、はやてはまるで他人事のように眺めていて。

その球体が淡く光を放つ。

それは、黒い光に比べて、あまりにもちっぽけな光だったけれど。

そして、本と球が同時に、強烈な閃光を放った。

反射的に、眼を庇う様にして腕で顔を覆う。

しばらくして、光が収まる。

おそるおそる、といった様子ではやては腕を下げる。

目の前には、宙に浮かぶ本と、銀の球体。

そして目線を下に向けた時、あまりの衝撃に、彼女は意識を手放していた。

はやては明確に確認出来なかったが、其処に居たのは。

桃色がかったポニーテールの女性。

長い赤毛を三つ編みに結って垂らしている少女。

肩口あたりで切り揃えられた金髪の女性。

ざっくばらんな銀髪と、犬の耳を持つ男性。




そして。

全身傷だらけの上にずぶ濡れになって眠っている、一人の青年。
頬が深く裂け、血が伝っている・・・否。

妖しい光を放つ緑色の液体が、伝っていた。








願ったのは、少女の幸せな日常。



望んだのは、幸せを支えるコト。



名乗ったのは、



「あなたの名前はなんていうん?」



「・・・相川、始」



嘗てある少女に呼ばれた誇りの名と。



「てめえ、一体何者だ!?」



「・・・『仮面ライダー』」



嘗て自らを親友と呼ぶ青年の語った正義の名。



そして偽ったのは、



「・・・化け物」



自身の真実。







「みんな、一緒に仲良う過ごしたいなぁ」



車椅子の少女は、何の屈託も無く笑う。






けれどその望みは、あまりにも容易く、無情に、あっさりと砕かれる。






「主の容態は・・・芳しくは無い」



桃色掛かった長い髪をポニーテールにした女性が、苦渋の表情で告げる。



「アタシは、はやてがずーっと笑ってられる・・・そのためなら、なんだってやってやる」



長い赤毛を三つ編みにした少女は、強く自分の望みを漏らした。



「貴方にも、手伝って欲しいんです・・・お願いします」



おっとりした金髪の女性は、最後の手段とばかりに深く頭を下げる。



「・・・・・・」



蒼い狼は、ただ黙して彼の答えを待つ。






彼の答えは、決まっていた。





「・・・変身!」
「『CHANGE』」



手に在るチカラは、不可思議な力を宿すカード。



「ガ屡あア吾唖蛙阿亞亜ァぁ!!!」



身に宿るチカラは、全てを壊す破壊の本能。







それでも。



彼は戦う。






少女の望みのために。



自分の贖罪のために。






其れは焦がれた未来。



其れは既に喪った過去。






「俺は、あの子を護りたい・・・今度こそ!!」






其の言葉は、彼の誓いにして祈り。






訪れた世界のその先に、彼は何を見るのか。


世界を超えて刻まれた、悲しみの記憶。


真っ直ぐに受け止めるのは、優しき異形の戦士。


あの日、胸に灯ったのは、永遠の炎。


深い暗闇を解き放つのは、勇気の心に閉じ込めた輝く剣。


自由の扉へと続く、見えない力を導いて。


強く、果てない未来へ向かうための切り札は、其処に在るから。


悲しみが終わる場所を目指して。




魔法少女リリカルなのはA's×仮面ライダー剣-ブレイド-


魔法少女リリカルなのは MISSING A's















ゴメン嘘。







この世界を、頼んだよ?

そんな遺言を、『僕』は『俺』に遺して、炎に飛び込んだ。

身体が炎に包まれる感覚。

自分の身体が燃えていく感覚。

自分の皮が剥げていく感覚。

人の姿を無くしていく感覚。

自分の姿は異形だ。

人とは相容れぬ、異形の存在。

だけど。

『僕』の心は――――――





「『天空より降り注ぎし種子は、やがて世界と人を覆い尽くす災厄と成らん』、か・・・どういう意味なんや?」
「解らないわ・・・精一杯の解読の結果がコレだもの。引き続きユーノさんにも解読を手伝っては貰っているんだけど・・・」
「しっかしまぁ・・・この間のスカリエッティの事件といい、キナ臭い事件が多いなぁ」
「そういえば、この間隕石が首都方面に落下したそうね、はやて」
「そうなんよ。幸い死傷者は少ないみたいやけど・・・どうも妙な噂があってな・・・」
「妙な噂?」
「ドッペルゲンガー、って分かるかカリム?」
「・・・確か、自分そっくりの人間が居て、その人を見たらどちらかが怪死するっていうアレ?」
「そや。最近ミッドで怪死事件が増えとってな。目撃者の証言によると被害者そっくりの人間が現場近くで目撃されとるらしいんよ」
「それでドッペルゲンガー、ってわけ?」
「そういうこと。こういう厄介そうな事件は私らんとこに回ってくるんやろうなぁ」
「あらあら、頼りにされてるってコトじゃないかしら?」
「厄介払いの間違いやろ・・・あーあー・・・折角この間の事件が一段落したっちゅーのに・・・」



ジェイル・スカリエッティによるレリック事件を解決したはやてたちに降りかかる、新たな事件の予感。



「また例の怪死事件、か・・・私たちの担当になるそうだよ、なのは」
「そっか・・・嫌な感じだね・・・」
「そうだね・・・事件も、私たちも・・・」
「あんま暗いコト考えてんじゃねーぞバカ。お前は笑ってるのが一番いいんだからな」
「ヴィータちゃん・・・そう、だね。ゴメンね?」
「テスタロッサも、あまりネガティブな思考を働くな。気が滅入るし、子どもたちが心配するだろう?」
「・・・そうですね。ありがとうございます、シグナム」



怪死事件を追って、動き出すエースたち。



「だ、大丈夫ですか!?」
「――――――キミは?」
「あ、えっとスバルです。スバル・ナカジマ。貴方は・・・?」
「・・・・・・・・・・・・無いよ。『僕』に名前は、無い・・・」



スバルが見つけた、傷だらけの青年。
落ち着いた風貌に見合わず、無邪気な少年のような青年。
己の存在に戸惑うような、優しい青年。



そして起こる、怪死事件。



「コレは・・・酷いな」
「ええ・・・なんていうか・・・」
「・・・うぇ・・・」
「こいつの表情・・・何があったんだ?」



上下に引き裂かれた男の死体。
死体の表情は、驚愕が張り付いている。
信じられないものを見てしまったような、そんな顔。



そして。



「・・・なに?」
「あなた・・・何故生きているんですか!?」



死体と同じ顔の男が、徘徊する街。
死んだ筈の男は、口を歪めて嗤い―――



「・・・っ!?コイツ・・・」
「変化した・・・!?」



人の皮を脱ぎ捨てた異形と為る。



ずんぐりとした巨体。
不気味な光沢を放つ暗緑の甲殻。
先端が茶黒く染まった大角と大爪。



『―――――――――』



唸るような、低い重低音を響かせる異形。
立ち向かう少女たちと―――



「なんで・・・」
「どうか、したんですか?」
「なんで・・・お前らが此処に居る!?」
「ちょっと!?」
「お前らは、この世界も壊そうとするのか!?」



激昂する青年。
理不尽な、不条理な、世界と己に対する憤り。



「あの世界は、『カブト』に任せたんだ・・・なら!!」



高く、高く腕を天へ伸ばす。
何かを掴むように。
何かを示すように。
道を照らす太陽のように。



そして、ソレは来る。



世界を越えて来るのは、青年の嘗ての敵と同じで違う、『自分』の得た力。



白銀の光沢を放つ不可思議なベルトと、黒金の輝きを放つ機械仕掛けの甲虫。

青年は掴み取る。

世界を、己を、力を。



「この世界は、『僕』が・・・天の道を往き、総てを司る・・・《天道
総司》として護ってやる!」



叫ぶ。
魂を震わせんばかりの咆哮。



―――そして。



「《変身》!!」
《《Hen-Shin》》



青年―――天道の身を覆う漆黒のボディスーツと白銀の鎧、金色の一眼。



握り締めた拳に怒りを、
鋭く尖った眼光に憤りを、
その身に滾る力に想いを籠め、戦う。



「《キャスト・オフ》!」
《《Cast Off》》



弾け、飛び散る白銀の鎧。
ソレは敵に対する弾丸にして、己が力の進化の一歩。



そして現れる漆黒の痩身。
白銀の鎧の下は、漆黒に紅を奔らせる装甲。
金色の一眼を分かつようにして競り上がる黒い二又の一本角。



《《Change Beatle》》



輝く金の瞳は、ただ前を見据える。

平和な明日という、未来を見据える。















ソレは、時空を超えた一人の男の物語。

偽りの黒き太陽の話。







誰でもなく、君のために出来ること。

僕は想う。僕は願う。真っ直ぐに。

そうすれば、総てが現実になるだろうから。

『不確か』で固められたルールに浸っていた、理由-言い訳-で飾られた昨日-過去-をクリアしたい。

速く動き出して、心の時計を走らせて、明日-未来-のその先へ駆け出す。

天壌の星、赤く染める。

奇跡の粒を拾い集めて。

まだ見えぬ夜の先に、伝えたいよ。

幻を破り、情熱的な言葉は無くても。

君の隣で戦うたびに、生まれ変わっていく。

今此処に居るコト、ソレが僕の真実。










魔法少女リリカルなのはStrikerS×仮面ライダーカブト



魔法少女リリカルなのは ―黒き太陽は天を往く―



―――その男、天の道を往き総てを司る―――
 











やっぱり嘘かも。






「魔導師連続襲撃事件、か…」

ミッドチルダにて起こる、謎の連続事件。

「被害者は三名、全員執務官…それも去年の受験者ばかり…」

金の髪の少女は、僅かに目を伏せて調査書を握り締めた。

「襲撃されていないのは、残り二人…」

私もその内の一人か、と少女は呟いた。







「執務官試験の成績は…ギリギリ?」

「あぁ、本当にギリギリだったな、この人物は…それに…言っちゃ悪いが周りの連中に"落ち零れ"って言われてて…」

少女の兄が手に入れた、執務官試験合格者のプロフィール。

被害者全員はもちろん、少女と残りの一人の分もあった。

そして。

「しかも…せっかく執務官に成れたのに、すぐに謹慎喰らってる」

少女以外の残り一人の現状。









「犯人は、人間じゃなかった」

被害者の一人は言った。

「ありゃあ化け物以外に形容できる言葉があるとしたら…」

ゆっくりと、言葉を紡ぐ。

「―――怪人だ」









「ええっと…大丈夫、キミ?」

見るからに気弱そうな青年と、少女は出会った。

「あ、はい、大丈夫です…お蔭様で…大丈夫ですか?」

おそるおそる、少女は青年に問いかける。

「あはは…大丈夫大丈夫、こういうこと、慣れてるから」

「はぁ…」

自転車がパンクして慌てて地面に足をつけたところでバナナの皮で滑って転んで開けたばかりの缶おしるこで全身を濡らし公共ゴミ箱に直立で頭を突っ込ませたままの青年は、苦笑いで答えた。









「あの、ちょっといいかな?」

なんだか強気な感じのする女性と、少女は出会った。

「なんでしょうか?」

極自然に、少女は問い返す。

「変なコト訊くけど――――――怪人、見なかった?」

「え…?」

妙なコトを真面目に問う女性に、少女は惑った。









そして少女の前に現れる『犯人』。

「おいアンタ。フェイト・テスタロッサ・ハラオウンで間違いないな?」

『犯人』は燕尾服をきっちりと着こなし、革のブーツを履きこなした猫だった。

その姿は、正しく怪人のそれ。

「…だったら、なんです?」

身のこなしは、見た目通り猫の如く隙の無い俊敏な怪人。

「悪いんだがちょっと痛い目見てくれや。こっちも仕事でな。契約者が待ってんだ」

そう言って、目の前の怪人は構えた。

「仕事…?契約者…?」

フェイトという少女は、怪人に問うた。

「あぁ、そうしなきゃ『過去』に跳べないんでな」

「…過去に跳ぶ、だって?」

通常ではありえない、怪人の言うソレ。

時間の跳躍は、いかなる魔法を以ってしても不可能な出来事。

「…出来るわけが無い」

「おめえさんら人間には無理でも、俺ら『イマジン』にはできるんでな」

軽くそう言って、『イマジン』と名乗る怪人は嗤った。









「ぐっ…あぐ…」

「ほい、終了…さぁて」

手も足も出ずに叩きのめされた少女。

「契約完了だぜ?」

満面の笑みを浮かべる『イマジン』。

「わ、私はこんなことを望んでいない!!」

「あなたは…」

うろたえる人物は、兄に見せてもらったプロフィールと同じ顔。

残り一人の執務官。

「馬鹿言っちゃいけねえ。『執務官としての仕事をくれ』って望んだのはアンタだぜ?」

だから、

「アンタみたいな"落ち零れ"の場合、他の"優秀な"執務官潰しゃあ、アンタに回ってくるじゃないか」

理不尽な、望みの叶え方。

そして『イマジン』は跳ぶ。

うろたえ続ける人物の身体を割って、過去へ跳ぶ。









時間跳躍は人間には不可能な所業。

少女に打つ手は無い。







――――――だが。







「大丈夫!?」

「ま、待って〜」

「あなたたちは…さっきの」

気弱そうな、不幸な青年。

なんだか強気な、不思議な女性。



彼らには、あった。

時間を超える、チカラがあった。




「良太郎、はいチケット」

「ありがと、ハナさん」

奇妙な黒いパスケースと、不可思議なチケット。

「もう、大丈夫だから」

「ここから先…ううん、過去は…『時刻』は僕たちがなんとかするから」

そう、青年は言って。

「…行くよ、モモタロス」

《応よ!!やっと出番だぜ!!》

何処からとも無く聞こえる、乱暴な男の声。

青年の腰に浮かび上がる、銀のベルト。

青年がベルトの中央付近にある赤いボタンを押すと同時、響く警笛のような音。

そして、

「―――《変身》」

《《Sword Form》》

パスケースを翳した青年は、その身を変える。

黒いボディスーツ、奇妙なフルフェイスメット、宙に浮かぶ六つの欠片、中央に走るレールライン。

宙に浮かぶ六つの欠片は、くるくると回りながらやがて形を成す。

ボディスーツに取り付けられ、赤い鎧へとその形を合わせる。

そして汽笛の音と共に、何処からとも無くフルフェイスメットのレールに沿って走るパーツ。

それは赤い桃のような形をしていて。

中央から左右に割れる。

青年は―――否、もはや別の存在。

気弱な青年の中に在る、乱暴な男は声を上げる。

「俺、参上!!」

名乗りを上げる男の背後に走るのは、この場には本来ありえない乗り物。

「なんでこんなところに電車が…!?」








時刻の列車・デンライナー。

次の駅は、過去か、未来か。








それは、時間の波を掴まえて行く約束の場所。

それは、限界と無限を飛び超えて往く時間の世界。

叶えたい夢は、願った日々を信じることで掴み取れるから。

路に迷いそうな時は必ず、想いの強さが導くから。

キミが望む未来は、もうその掌の中にあるから。

始まりはいつも突然で、運命を連れて行く。

誰よりも高く。

過去‐昨日‐よりも高く。

未来‐明日‐を目指して。

現在‐今日‐を跳ぶ。





コレは、時空管理局とはまた別の『時刻』を守る、あるヒトたちのお話。





魔法少女リリカルなのは×仮面ライダー電王

魔法少女リリカルフェイト DEN−O






時空を超えて、俺、参上!!



















地味にいい線行けそうだな、とか勝手に思ったゴメンナサイ。
ちなみにイマジンイメージは『長靴を履いた猫』ということで一つ。





あの火事の日、『俺』という『人間』の花は散った。

あの火事の日、『俺』という『異形』の花は咲いた。

別にこの身が人であろうと無かろうと、些細なことだった。

自分は好き勝手な生き方をしていると思っているし、事実周りからもそう思われていたからだ。

けど、それがあの夜に少しだけ変わった。

盗まれたバックを追いかけてみれば、あの女が居て。

異形の花が、咲いていて。

それからだ。

俺の生き方が変わり始めたのは。

戦って、護って、裏切られて、信用されて。

辛くて楽しくて、そんな日々。

そして、全部に決着が着いた、あの闘いの日。

『俺』という一輪の花は、燃えて―――灰は、世界を渡った。










「…つまり、管理局地上本部が壊滅して、次に本局が…?」

「私は、そう解釈しているわ・・・とりあえず、だけれど」

「とりあえず、かぁ・・・なんとかせんといかんよなぁ…」

「そうね…でもね、はやて」

「なんや、カリム?」

「この予言、まだ続きがあるのよ」

「続き?…どんなん?」

「…『時同じく世を覆う仄暗き異形の花咲きし時、屍の灰より生まれし銀狼は、闇を切り裂き光を齎す赤き閃光と成らん。其は泡沫の夢を護る救世主也』って」

「……どういう意味なんや、それ?」

「こればっかりは私にも…今読んだのは現状での最大限の解釈だし、時を置けばもっと正確なものが出せるかもしれないけど…」

「ふーん…まぁ、当面は私の指揮する部隊が要る、っていうことでええんやな?」

「まぁね。予言の内容は追々調べていくわ」







それは、一つの物語の序章。







「熱っ!ふー、ふー!!」

「…随分と猫舌なのね、タクミ」

「うっせ。猫舌で悪いかよ騎士カリムさんよ!?」

猫舌で口の悪い青年と、穏やかな修道女。







「機動六課ぁ?なんだそりゃ」

「私の親友がやってる部署なんだけど…最近ちょっと厄介でね。出来れば手伝いに…」

「やなこった。面倒くせえ」

「……ぇぅ…」

「だぁー!?なんで泣くんだそこでぇ!?お前いい大人だろうがよぉ!?」

「タクミ!騎士カリムを泣かせるなどとは…今日という今日は容赦せんぞ!?」

「上等じゃねえか!かかってこいや騎士シャッハさんよぉ!?」

「……賑やかだねぇ」

「あら、ロッサ。帰ってたの?」

「…今の嘘泣きかい?義姉さん」

賑やかで騒々しい、教会ならざる教会。







なんてことはない、日常の中で青年は過ごし。

落日の日にて、青年の日常は終わりを告げて。

――――――騎士として、闘う。






「なんだありゃ…ガキ?」

赤い髪の少年と、桃色の髪の少女が走っていた。

傍らには白い空飛ぶ蜥蜴。

息も荒く、ナニカから逃げるようにして走り続けて。

「っ!?早く逃げてください!!」

少年が叫ぶ。

えらく切羽詰った様子で、何処か必死だ。

なんで逃げる必要があるのか、なにから逃げるのか。

その答えは、すぐに分かった。

少年と少女はソレから逃げるように走る。

そして青年はソレを相手にするべく飛び込む。

「…ったくカリムの奴、面倒事押し付けやがって…あとで覚えとけよ!!」

目の前に群がるのは、灰灰灰灰灰灰灰灰灰灰灰灰。

灰色の異形の花。

無機質な瞳で見詰める幾つもの眼は、それだけで青年の神経を逆撫でする不快なモノ。

発せられるのは敵意では無く、更に密度の濃い――――――殺気。

青年は日々の生活の中で、一つ覚えたことがあった。

そして青年はそれを実行するべく、いつものように手首を撓る様に振るう。

空気を打つような快音。

青年が覚えたこと、それ即ち――――――売られた喧嘩は買う、である。

「なにしてるんですか!?早く逃げて…」

少年は叫ぶが青年は意に介さない。

―――当たり前だ。

この青年は戦うための居るのだから。

「…しゃらくせえ。全部ぶっ潰す」

青年が手に握る、赤と銀の長方形。

5,

青年は眼前の異形を見据えながら、指を奔らせる。

5,

青年は戦人として、闘いに身を投じる決意を持った騎士。

5.

刻んだコードは5,5,5.

もはや青年が幾度となく刻んだ、争いと魂のカタチ。

その魂は、戦の決意と共に撃ち込まれる。

ENTER.

《《Standing By...》》

手に握った赤と銀は機械的な声を放つ。

それは、青年が敵と戦う為に得た力。

それは、青年が夢を護る為に使う力。

「《変身》っ!!」

天を衝く叫びと、高く掲げられた腕。

腰に巻きつけた銀のベルトに、コードの入力が完了した鍵を叩き込んだ。

《《COMPLETE》》

瞬間、赤き閃光が奔った。

青年を包み込むようにして全身を奔る赤いライン。

やがてそれは黒いボディスーツ、銀の装甲、赤い骨子として成される。

そして、顔全体を覆う、特異な兜。

中心を赤いラインで二つに分けた、金色の半月のような瞳。

闇夜において、燦然と輝くその姿は―――







闇を切り裂く赤き閃光。








「なぁ、カリム…アンタに『夢』ってあるか?」

青年は隣に座る騎士に問う。

「そうね…強いて言うなら『みんなが幸せでありますように』、かな?」

騎士は笑って、そう答えて。

「なんだ……俺と似たようなもんか」

青年も笑った。

「……ねぇ、タクミの夢はなに?」

騎士は―――女は問う。

青年は―――騎士は答えた。





「『世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに、みんなが幸せになれますように』――――」











広がる世界の中、感じられる?

胸に宿る熱い彗星の話を。

始まりの鼓動と共に、真実を話そう。

信じていた未来が崩れ去ろうとしているコトを。

震える指を握り締めて、静かに願いを込める。

悲しみを繰り返し、俺たちは何処へ行くんだろう?

蹲って、逃げられない過去から飛び出したい。

今、一人一人の胸の中。

たとえ消えそうな、僅かな光でも、追いかけたい。

あの星のように、全てを受け入れて何処までも高く。

目を覚醒ませ、過ぎ行く時間よ。

強くあるために。

銀河を舞う、天使の囁きと確かな記憶を辿って。

護ること、戦うこと。

ジレンマは終わらない。

どんなに冷たい暗闇に縛られても、走り続けても。

終わりは等しく訪れるのだから。

決して止まらず、走りきれ。








魔法少女リリカルなのはStrikerS×仮面ライダー555



魔導騎士デジタルファイズ



In a Flash!





















魔法なのにデジタルとはコレ如何に。

あと突発的オマケ。













「ねぇ…スバル…?」

真っ白だった服を、泥と血で黒く染めた女。

力尽き倒れこんだその身体から発せられる音は、静かながらも生に溢れた声。

静かに、だが強く女は問い掛ける。

「なんだっけ…?"救世主"は何をするんだった?"闇を撃ち抜き"?」

ずたぼろの身体でなお、力を失わぬ白だった女。

そして問われた答えは、蒼い少女が答えた。

「"光を……齎す"……」

弱弱しい、今にも泣き出しそうな声。

「聞こえないよぉ!!」

それを女は叱咤するようにして、声を荒げる。

そして少女は、

「…っ―――"闇を撃ち抜き、光を齎す"んです!!」

叫びで答えなおした。

その答えを聞いて、女は笑った。

華やかに、綺麗な笑みを浮かべた。

ゆるゆると自由の利かない身体を起こしながら、女は苦笑する。

「きっついなぁ…憧れてくれた子の期待に応えるのは」

「できますよ……だって」



『なのはさん』は、『なのはさん』ですから。



そうして、二人は笑いあう。

目の前には強敵、周りは敵だらけ。

絶望的に困難で厳しい状況だ。

だが。

「レイジングハート、リミットブレイク。ブラスターモード―――起動」

高町なのはは、最強にして不屈の"救世主"はソレを打破し、突破する。

《《Awakening》》

相棒たる不屈の心は、そのための力を主へと与える。

舞うのは、桜の羽根。

桜の光は、世界を救う者が纏う救世の光。





―――これは、一つの伝説だ。

そう遠くない未来、何処かの世界、何処かの国。

小さな惑星に在る、ちっぽけな伝説。

世紀末救世主伝説、なんてありきたりな、古臭い伝説。

けれど、それは――――――





魔法少女リリカルなのは パラダイス・ロスト




―――救世主。

其の者、闇を撃ち抜き、光を齎す、桜の魔法使い也―――







一日を終え、新たな明日へと向かい出す深夜。

人通りの少なくなった車道を一台のリムジンが走っていく。
全面にスモークガラスの張られた黒塗りの高級車の中には運転手以外に二人。
髪の禿げかけた老人と、白髪混じりの初老の男性。
老人の方は青色の管理局制服をきっちりと着こなしていて、胸や襟元にある勲章や階級証は彼がかなりの権力者であることを示している。

「明日の予定はなんだ?」
上から浴びせかけるような強い口調で老人は問い質す。
答えたのはもちろん傍らに居る初老の男性だ。

「明日は本局の方で会議が入っておりますが」

初老の男性もまた管理局の制服に身を包み、片手に開いたファイルを読みながら老人のスケジュールを読み上げている。

スモークガラス越しに街の景色が高速で流れていく――――――そんな時だった。

キキイィィィッ―――!!

甲高いブレーキ音とゴムの擦れる摩擦音。
がくん、と慣性に従って倒れかけた二人は何事かと慌てた。

外を見やれば、スモークガラスには白い不気味なナニカがへばり付いている。
細いような、太いような、べちゃりと粘着質な糸状のナニカは車を絡め取っていて、まるで蜘蛛の巣に引っ掛かった獲物のようだった。



―――そしてソレは正しかった。



ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち―――

得も言われぬ不気味な声が聞こえる。

糸を伝ってくるナニカの気配。

ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち―――

窓の外、夜の闇に紛れて、ソレは居た。

糸にぶら下がり、逆さまに座るヒトが居た。

ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち―――

闇に溶けるダークグレーのラバースーツ、間接や胸部に施されたプロテクター。

そして、奇怪な白い仮面。

ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち―――

小さく丸い二つの眼に、肩に繋がれる様に頭から生え出る六本のチューブ。

糸を伝って近づくその姿は、あたかも蜘蛛のようだった。

ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち―――

ゆっくりと、蜘蛛は捕まえた獲物へと近づいていく。

老人と男性は、ただ震え、怯え、何も出来ずに――――――





―――――――――――――――――――――――――――――





――――――ショッカー。

社会を裏から操る秘密結社。

その尖兵としてつくられた《改造人間》たちは、常人を超える能力を駆使して暗躍する。

彼らは、自らの感情と正体を隠さなければならない。

《仮面》をつけることによって――――――





―――――――――――――――――――――――――――――





それは、一つの悲しき運命だった。




「おめでとう、ユーノ・スクライアくん!この度貴方は神聖なる"ショッカー"のメンバーに選ばれました!」




手に入れたのは、人を超えるチカラ。




「僕は……何をしていた?」




失ったのは、人としてのカラダ。




「なんで……なんで殺したんや!?答えて!」




ただ壊し、殺すためのチカラとカラダ。




「ホッパー、貴方を逮捕します……!」




親しき者たちとの決別―――戦い。




「ねぇ、教えて……?あなたは、誰なの?」




苦悩と絶望の狭間の中で、彼が見つけた願いとは―――




「死ねるか?―――惚れた女のために」




今、静かに運命の歯車が軋み始める。










すれ違う人ごみの中、不安や憤りを感じたまま立ち竦む。

確かなモノが何か解らなくなっても見失わないように。

あの日、見つめてたキミを離さない。

今なら、そう言えるから―――抱き締めていたい。

溢れるこの両手から、どんな時でも思いは伝わるよ。

愛し合うために、僕らは生まれてきたんだ。

もう迷わない―――そう誓える。

輝く僕らの未来。

そんな、輝けるこの世界を護る為に立ち上がる。

それぞれの悲しみを仮面に秘めて戦い続ける。










魔法少女リリカルなのは×仮面ライダー THE FIRST





仮面ライダー THE LYRICAL "F"





―――僕はただ、"美しいモノ"を守りたいだけだ。











一文字どうしよう……?







―――海鳴市・某所―――

「コレが、今回新たに発掘された遺跡、か・・・」

ソレ自体が、超古代の遺産とも呼べる不思議な施設。

「―――この象形文字は……?」

超古代文明に伝わっている不可思議な文字。

「コレは……木乃伊?それにこの道具は一体……?」

豪奢な棺に横たわる完全な木乃伊と、謎の石器。

それはちょうど、人間の腰周りと同幅程度。

棺に刻まれた文字は―――

「『せい…る…ずみの、…んし…こ…にね…る…くうが』………クウガ?」






「あのー…お母さん。コチラの方は…?」

高町なのはが久方ぶりに帰った、実家にして喫茶店には見慣れぬ男が。

「えーっと、アルバイトで居候させてもらってる五代雄介と言います!」

明るい笑顔を絶やさず、サムズアップの似合う青年。

渡された名刺には、思わず苦笑を誘う文句。

「夢を追う男・2000の技を持つ男、かぁ・・・よろしくね、五代さん」

「よろしくね、なのはちゃん!」

世界を駆け回る奔放な青年と、世界を護る白い魔導師の出会い。







「『最近そっちで発見された遺跡にあった遺産やけど・・・危険指定ロストロギアと判明したんよ、なのはちゃん』」

「……えーっと…もしかして、わたしが回収しないとダメなの?」

「『物のついでやと思ってくれへんか?なのはちゃんなら安心して頼めるしな』」

発見されたロストロギア。

その形状は―――

「……ベルト?」

「『そや。ロストロギア『アークル』。なんでも超古代の戦闘機人みたいな存在が使っとったモノらしいんよ』」

明かされるロストロギアの歴史と危険性。







世間を騒がせる怪事件。

「……怪人、って…いったい?」

「あぁ……目撃証言があってな。最近のニュースは見たか?未確認生命体ってやつ」

「へぇ…このニュース、本当だったんだ…物騒だね…」

怪人による連続殺人事件。






そして。






「―――ねぇ、お父さん」

「なんだ、なのは?」

なのははテレビを食い入るように見詰める。

視線の先には、赤い影。

「この赤いのは、なんなの?」

「あぁ、それは4号…未確認生命体第4号、ってやつらしい」

「未確認、って…怪人たちと同じなの?」

「どうなんだろうな・・・ただ」

「ただ?」

そいつは、人間の味方みたいらしいんだ、と父は言った。







「……どうやら、キナ臭いことになってきたね」

「どういうこと?」

「その怪人とやら、多分例の『アークル』絡みだと思う」

「……つまり、ロストロギアが絡んでるってこと?」

「うん……それもかなりの数のね」

動き出す事態と、対処を行なおうとする管理局のメンバーたち。










連続殺人の犯人たる怪人の姿は―――

「に、逃げろぉぉぉ!!」

怒号とも言える、そんな合図と共に逃げ回る人々。

「ゲゲルンジバンザ、リントゾロ……!!」

人々で溢れ返る街の中、燃え盛る炎の海の中、現れる異形の怪人。

成す術も無く蹂躙されていく人々の命。







―――だが。







「やめろおっ!!」

果敢にも、無謀にも、怪人に挑む青年。

「五代さん!?」

そして、なのはは目を疑う事態に直面する。

「五代さんっ!?そのベルトは・・・!!」

回収命令を受けた、ロストロギア。

ソレが今、居候の青年の腰に現れている。







「俺は……!」

五代は叫んだ。

「俺は―――こんなヤツらの為に、これ以上誰かの涙を見たく無い!」

己の想いを、己の願いを。

「みんなに、笑顔で居て欲しいんだ!!だから………」

その想いに、その願いに。

封印されたチカラは、応えた。

「見てて、なのはちゃん。俺の―――《変身》!!」

そして五代は、叫びどおりにその身を変じさせる。

邪悪と戦う者へと。

人々を護る者へと。

黒い軟質の皮膚、赤い鎧染みた堅固な皮膚。

総てを見据える真っ赤な複眼と、雄々しく天を衝く金色の二本角。

その姿、人ならざる異形也。




――――――だが。




優しき心を持つ、聖なる戦士也。









「時空管理局本局戦技教導隊所属・高町なのは……五代さんに協力を要請します」

「ええっと…なんか、よくわからないけど……ともかく、よろしく、なのはちゃん!!」

笑顔の少女と、サムズアップの青年。





魔法を使役する魔導師と、古代を受け継ぐ戦士の共闘が始まる。










空っぽの惑星、時代を零から創めよう。

伝説は、塗り替えるモノ。

今、アクセルを解き放て。

熱く蘇れ、誇りのエナジー。

―――強くあるために。

恐れを抱かず、痛みに構わず。

愛の前に立つ限り、恐れるモノ、痛むモノは何も無い。

完全独走、俺が超えてやる。

汝、聖なる泉の戦士―――空我。






魔法少女リリカルなのは×仮面ライダークウガ



管理局極秘ファイル―未確認生命体事件―



みんなの笑顔を護るために―――

















(;´Д`)< 一条さーん!!





BACK

inserted by FC2 system