魔法少女リリカルなのはTHE FUTURE 第1話

()内はその時点での人物視点


これは、StrikerS終了から4年後の世界
魔法少年、旅立ちます

(なのは)
???「あんた、高町なのはで間違いないな」

なのは「え?」
   一瞬意味がわからなかった
   わたしはこんな見た目子供のバニアの闘士とは接点も何もないからだ
???「あんたを、殺す……ドライヴ!」
なのは「!!!」
   既に遅かった
   多分、言い終えたあとに持ち前の機動力で懐に潜り込まれたんだと思う
???「バースト」
   強い衝撃が体中に響く
   吹っ飛んだ風圧で意識がとびそうになる
なのは「ぐあっ……」
   木にぶつかり意識が完全にとんだ

(アストラ)
スバル「なのはさん!!!」
   スバルが駆け寄る
 アス「スバル!なのはさんは任せた!!」
 シグ「指揮権限はティアナに移る。が、アストラも第1には指示を出してくれ」
 アス「了解!」
   シグナムさんがなのはさんを落とした奴に近づく
 シグ「貴様、名前は」
シオン「シオン・トリオンフ」
 シグ「そうか、シオンか」
   レヴァンティンを構える
 シグ「手合わせ、願おうか」
シオン「暇潰しにはなりそうだ」


   空中ではシグナムさんとシオンって奴が死闘を繰り広げている
 アス{ヴィヴィオ、キャロ、なのはさんのとこ行って治癒魔法かけてやれ。エリオはそこまでの護衛だ}
エリオ{りょ、了解!!}
   ふとフェイトさんが近づいてきた
フェイ「アストラ君、その格好どうしたの!?」
 アス「ミッド式のユニゾンです。倒れてたんです、リインサイズの子が」
フェイ「ユニゾン、できたんだ」
 アス「まあ、偶然にも愛称がばっちりで」
フェイ(そっか……ちょっとかっこいいかも)
   3人の闘士が向かってきた
   速い!!
 アス「フェイトさん!!」
   インパルスのフェイトさんじゃ対応できない程のスピード、
   それはさっきまでの戦いを見てれば明らかだ
   だから俺はフェイトさんを押し倒し覆い被さった
フェイ「ア、アストラ君!!??」
   頬を紅潮させ驚く
   目の端に緑色の閃光が走った
アリス「母なる大地よ、我に刃を。ナチュラルアーム起動!!」
   振り向けば深緑の剣で闘士に立ち向かうアリスの姿があった
   だがあと数秒も持ちそうにない
 アス「ファルコン!!」
カオス《All right.》
 アス「スコープシュートミラージュ!!!」
   6本生成。1人1発でも当たってくれ!!
闘士A「がっ!」
闘士B「ぐおっ!!」
闘士C「うごっ!」
   三者三様の叫びをあげて吹っ飛ぶ
アリス「アストラ……大丈夫?」
 アス「それはこっちのセリフだ!!」
アリス「それだけ言えれば十分」
 アス「うぐ……」
   とうのアリスは脂汗をかきもう限界ですと全身で言っているようだ
アリス「ケリつけようか。あのベルカの剣士と戦ってる奴以外仕留める」
フェイ「できるの?」
アリス「我等の住む大地の緑よ、悪を切り裂け。150を掃射、グラスファランクス!!!」
   緑色の槍が無数に飛んだ。そして闘士に次々と突き刺さる
 アス「ア、アリス!!」
アリス「殺してはいない。非殺傷設定はそこで気絶してる砲撃女も一緒」
   ……確かに


(シグナム)
 クー「シグナムさん!!」
 シグ「来るな!1対1の勝負に水をさすつもりか」
 クー「それは……」
 エス「クー、言うとおりにした方がいい。それがベルカの戦い方だ」
   ん?地上はもう終わったのか
シオン「!!皆、いつの間に……」
 シグ「シオン、お前は強い。だが、強さだけが全てだとお前は思うか?」
シオン「うるさい、仲間をどうした」
 シグ「安心しろ、殺してはいない」
シオン「許さない……ドライヴ、イグンッション、ウィングローターァァァ!!!」
   来る、高町を落とした技が
レヴァ《Bogen form!》
シオン「バーストォォ!!!!!」
   急速チャージ!!
   ガシャン
レヴァ《Sturmfalken!》


(アストラ)
   その後どうなったかというと、爆風に巻き込まれて吹っ飛んだ2人のうち、
   シオンは意識があったみたいで反管理局軍の戦力は今回潰されたので全部だということがわかった
   殺すなり何なり好きにしろと言われたが無益な戦いにしないため仲間に引き入れた
 アス「はやてさんらしいよね」
 クー「だよね。だからわたしも1日でメンバー入りできたわけだね」
 アス「そうそう、俺もそんなもんだった。んで」
   ベッドに横たわるシグナムさんを見る
 アス「あそこでボーゲンにした理由を5文字以内で簡潔にお願いします」
 シグ「ア、アストラ、顔が怖いぞ」
   ちなみに今いるのは隊舎の医務室。シャマル先生もいる
 アス「あのあとエリオとキャロがどれだけ泣いたか知っててそれですか」
 シグ「それはまあ、すまないと思っているが……なあ、シャマル」
シャマ「たしかレヴァンティン用スピードローダー使ってカートリッジいっぱい使ったって聞いたけどね〜」
 クー「ええ、それでうちの兄が少し巻き込まれました」
シャマ「消費した分のベルカ式カートリッジを作るのはわたしだし〜」
 シグ「そ、それは有事であったわけだし」
シャマ「べっつにぃ〜、わたしは戦闘に出ないから良いんだけど〜」
 シグ「シャ、シャマル、落ち着け。そして怒らないでくれ」
シャマ「別に怒ってません!!!」
   明らかに怒ってるだろ、それ
フェイ{シグナム、あなたがベッドで寝てる間は逃げ場はないと考えた方が良いですよ}
 シグ{悲しいことだが諦めるしかないんだな、テスタロッサ}
シャマ「こんなに怪我して、治療するほうの身にもなりなさい!!」


   えー、その後別の場所で
リイU「じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
リイV「……」
リイU「じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
リイV「…………」
リイU「じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
   振り向く
   さっ
リイV「……あのさ、アストラ。あれは何なの?」
 アス「ベルカ式の融合騎ってやつ。リインフォースU」
リイV「そ、そう」
リイU「じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
リイV「……はぁ」


   隊長たちは
フェイ「でね、アストラ君の髪がこうちょっとだけ赤くなっててー、バリアジャケットの縁が黄色くてねー」
なのは「そ、そうなんだ……」
フェイ「それでね、わたしインパルスフォームだとバニア式についていけないでしょ?
    だからわたしを押し倒して庇ってくれたの!!きゃ〜〜〜〜〜〜」
なのは(完全に壊れてる。これはもう直りそうにないなぁ)
はやて「なんや楽しそうやなぁ、何を話してるん?」
フェイ「はやてはやて、ミッド式のユニゾンの話だよ」
はやて「そらあれか、アストラ君が連れてたちっこいやつのことか」
フェイ「そうそうそれだよ。それでねー……」
なのは(ああ、また長くなりそう。晩御飯遅くなるなー。お腹空いたなー)
フェイ「きゃ〜〜〜〜〜〜」


   んで、新しく仲間になった二人
シオン「……」
アリス「……これ」
シオン「なに?」
   さまざまな料理の載ったお盆を差し出す
アリス「ごはん食べないと死ぬよ」
シオン「あ、ああ、いただきます」
アリス「……」
   無言で横に座る

 アス(なんだ、面白そうな組み合わせだな)


   それから何ヶ月かは何も無く平和だった。不安がる人もいたけど平和な日々に溶け込んでいった
   まあ、その何ヶ月かで黒幕が恐ろしい何かをしているだなんて誰も思わないだろうし


???「フフ、ついにあの計画を実行するときが来たようだ」
???「なに?もう第3段階行くの?」
???「ああ、これが成功すれば管理局を潰す日もそう遠く無い」


   そう、誰も思わなかった

   味方が敵になるなんて


つづく




あとがき
キボウ「割と面白くできたのでよしとします」
リイV「なにが?」
キボウ「今回のシナリオ」
シオン「新キャラ出せてよかったって言ってるだけだと思うけど」
アリス「人生そんなもの」
リイV「それもそうね」
キボウ「ほんとにうちの子達は自由度高いなー」
シオン「そんなもんだと思う」
リイV「次回は謎の作戦第3段階が始動してスターフォースが大変なことになります」
アリス「あとがきにはエリオとキャロが来るって」
シオン「こんなやつでも作者は見てくれてる人のは感謝してるから感想を書いてやってくれ」
キボウ「んじゃ、あとがき終了。解散!ってか飯食いにでもいくか」
キボウ以外「さんせーーーい」




ドライヴ
使用者:シオン・トリオンフ
使用デバイス:ウィングファントム
備考:バニア式魔法の基礎。デバイス周辺の空気を巻き込み加速する
   回避と突撃の両方に使われる汎用性の高い魔法

バースト
使用者:シオン・トリオンフ
使用デバイス:ウィングファントム
備考:バニア式魔法の基礎。拳に魔力を込め対象に当たった瞬間前方に全力で放出する
   ドライヴと組み合わせて使用されることが多い

イグニッション
使用者:シオン・トリオンフ
使用デバイス:ウィングファントム
備考:デバイスの小型ブースターを稼動させる魔法
   ウィングローターの使用にも使われる

ウィングローター
使用者:シオン・トリオンフ
使用デバイス:ウィングファントム
備考:ストライクウィング篭手部のローターを回転させ浮上する
   上記のイグニッションを用いて魔力翼を展開させる





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