魔法少女リリカルなのはBLADE外伝

【もう一度始まりの場所から】


物語はユーノの精神世界から始まる。

ユーノが振り向くと確かに彼は自分に手を差し出している。

コ「本当にお前が望むなら俺はそこ(管理局)からお前を連れ出しやるよ。」

その言葉にユーノはコウの手を取ろうとする。

同時刻・・・

ヴィ「全力で叩き壊してやる、アイゼン!!」

シ「まったく、厄介な結界を張ってくれる・・・レバンティン!!」

は「ま、帰ったらたっぷり(休む暇なく)説教(性的行為)やな。」

リ【当然ですユーノさんは帰ったらこってり絞りましょう。】

フェ「うん、じっくり(5人で)とお話し聞いて貰うんだ。」

な「うん、此処からまた始め直せばいいだ。」

ヴィ「轟天爆砕!ギガント・シャラーク!!!」

シ「駆けよ隼!シュツルムファルケン」

は「闇に、染まれ!デアボリック・エミッション!!」

フェ「プラズマザンバーブレイカー!!」

な「全力全快!スターライト・ブレイカー!!」

5人の必殺技の一撃が直撃してもビクともしないユーノの結界。

は「ちょい、いくら何でも頑丈過ぎるやろ。」

はやての言う事ももっともだ。

シャ「まさか・・・」

シャマルは結界に探索魔法をかける。

シャ「!!やっぱり、この結界は転移魔法も応用してオーバー量の魔力を他へ移してるわ。」

ヴィ「つまり、一撃でこの結界を完全破壊するか、外に移す前に一点集中で壊する以外手は無いって訳だな?」

シャ「そうなるはね。」

な「はやてちゃん!」

は「仕方あらへんな・・・」

はやてが頷くとなのははブラスターモードへフェイトはライオットフォームへ姿を変える。

シ「想定魔力以上は反射しないだけ助かるが・・・せめてアギトがいれば・・・」

アギトは捜索前に検査を受ける為にこの場にはいない。

ス「すみませーん遅く為りました。」

ティ「六課からアギトも連れて来ました。」

ア「おうよ、この烈火の剣聖が来たんだ大船にのりな。」

エ「どう?何か分かった?」

キャ「多分多面方向の攻撃だと他の場所に魔力を移されるから最低2方向からの連続攻撃なら破壊出来ると思います。」

スバルとティアナと合流したであろうキャロはユーノ結界を探索し結論を出す。

は「ユーノ君に師事受けとるキャロが言うんならそれしか方法なさそうやな。」

フェ「この結界自体ユーノの心なら・・・」

な「私達が全力で癒さないとね・・・」

ティ「なのはさん・・・」

ザ《周囲の結界の強化は終わりました。後、ご友人2人が来ているのですがいかがいたしましょう?》

は《二人の保護頼むわ。》

すずかとアリサには敵わないなと思いながら、はやては号令をかける。

は「ほな、皆やるで!」

ス「一撃必殺技!ディバインバスター!!」

エ「雷光一閃!プラズマーランサー!!」

キャ「フリード!ブラスト・レイ!!」

ティ「全力必中!ディバインバスター!!」

4人の攻撃が結界に吸収される。

は「魔力攻撃の度に強度処か吸収量まで増える何て反則気味の結界やで!!」

フェ「でも吸収した魔力を反射した処を・・・」

な「私達の全力を撃てば・・・」

ヴィ「壊せない訳ねー」

跳ね返る瞬間を

ヴィ「ツェアシュテールングスハンマーー!!」

シ:ア「【火龍一閃!!】」

シグナム、ヴィータの最強攻撃で押し返す。2人の攻撃で僅に結界に罅が入り始める。

は「よっしゃ〜一気にたたみかけるで!響け終焉の笛!!ラクナロク!!!」

フェ「轟雷一閃!ツインプラズマザンバーブレイカー!!!」

な「全力全快スターライトブレイカー!!!」

スターライトブレイカーが結界に直撃した瞬間、閃光が視界を覆う。光が収まるとなのは何故か真っ暗な空間に立たされいた。

な「ここは処?」

何か大切な事が抜けたなのはは闇の中を歩き出す。

ユーノに手を差し出してたコウが唐突に辺りを警戒する。

ユ「どうかした?」

コ「今誰かが来た気が・・・」

ユ「誰か?」

コ《アポトロス・・・》

ア《サーチ完了、確かに高い魔力を持った人物が侵入したようです。》

コ《馬鹿な!?『死者の書』で精神世界に入るには目標とされる人物に繋がり深い物が必要だ。俺もアポトロスが無ければこの世界には入れないだぞ。》

『死者の書』コウの世界に伝わる伝説の魔導書、使用者の魔力しだいで死者を操り、人の精神に入りこみ意のままにする事が出来る。使用条件が高リスクだがこの魔導書を欲する者は後を立たなかった為、厳重に封印されていた代物。
しかし、とある事件でこの魔導書が使用され。それを止めたガロウは自らの命を引き換えに更なる枷をかけ魔導書を扱いづらくさせた。


ア《誰だか判らない以上警戒すべきかと・・・》

コ《だな・・・》

ユ「コウ・・・本当に僕を連れてってくれるの?」

ユーノはコウを見上げる。

コ「ああ、お前が必要だ。」

コウが再び手を差し出すと・・・

な「ユーノ君〜〜〜駄目〜〜〜!!!」

コウの感知を一瞬で突破したなのはがユーノにおもっいきり抱き付き引き剥がす。余りに突然過ぎて目が点になるコウ。

ユ「な、なのは!?」

ユーノも戸惑いを隠せないでいた。


少しだけ戻ってなのは視点。


なのはが歩いていると人影が見えて来た。その人影は肉眼で確認出来ないが向かいの相手に手を差し述べている。何故か判らないがなのはは走り出す。その手を取ったら何かまずいような気がしたからだ。肉眼でハッキリ確認出来る距離になると頭はハッキリとし、なのはは叫び上げる。

な「ユーノ君〜〜〜駄目〜〜〜.!!!」

なのは、ロケットダイブが如くユーノを抱き引き剥がし、

ユ「な、なのは!?」

有無を言わさず押し倒し、ディープキッスをする。

な「ユーノ君・・・」

なのはは、瞳を麗しながらその先の行為をしようとしたが、4人少女にユーノをかっ拐われる。

フェ「なのは、自分1人だけ抜け駆けさせないよ。」

は「声かけても返事が無いから心配して触れたら頭ん中真っ白になったと思ったら解らん闇の中やし。」

ア「とりあえず、私達が何で小学生の頃の姿になってるか判らないけどアンタを探す事にしたら・・・」

す「ユーノ君を押し倒してキスをしてたのはどうしてかな〜〜?」

4人の嫉妬オーラにタジタジになるなのはと、完全に茅の外になって(´Д`)な表情になったコウ。

ユ「と、とにかく皆落ち着いて・・・」

『ユーノ((君))はちょっと黙って!て!』

ユ「はい・・・」

ア「だいたい今回の騒動はなのはが引いたもんでしょうが。」

な「言い訳しないよ、だから私の全てをあげてユーノ君を説得しようと・・・」

は「そんな事したら生真面目なユーノ君ならお話し聞いてくれるわな、せやけどキスまでで良かったやろ。」

す「その先をしようとしたのはどうしてかな〜〜?」

な「え〜とそれは〜〜」

フェ「なのは、目が游いでるよ?」

は「ま、なのはちゃんが先手を打っただけやし、うちらもユーノ君にキスする権利は有る訳や。」

ユ「ちょ、何でそんな結論になるの!!」

ア「散々心配かけたアンタに拒否権は無いわよ。」

ユ「はい・・・」

アリサのメンチで完全に蛇に睨まれた蛙なユーノ。

フェ「なのはも文句無いよね?」

般若の如く迫力のフェイトに頷くしかないなのは。

す「皆の意見も一致した事で、ユーノ君にセカンドキッスをするのを誰にするかはジャンケンで決めよ。」

は「悪いけど負けへんで。」

フェ「この勝負、絶対勝つ。」

ア「10年待ったんだから引けないわ。」

乙女の意地をかけたジャンケンが始まった。完全に存在その者を忘れられたコウが見たのはジャンケンに勝負した金髪の少女(フェイト)がユーノにディープなキスをした後、他の少女達に続け様にキスされる姿。その様は羨ましいを越え怖いと言える。

ア【主も大変だな・・・】

その様子を見守ってる嘗ての相棒は救う気まったく無しだ。

コ(ふっ、どうやら俺の出る幕無いな。)

5人の少女にもみくちゃにされるユーノを見て役目が無いと悟ったコウは笑い出す。

は「アンタ何者や?」

笑い声でようやくコウの存在を思い出した5人。

コ「ま、強いて言えば通りすがりの発掘者だな。」

しかし、なのは達は目の前にいる少年を警戒する。

コ「心配しなくって良いよ。ユーノを連れてく気何て失せたから。」

少年が微笑むと周りが音を起てて崩れてく。

コ「ユーノ!!」

少年の瞳はユーノを確り見据え・・・

コ「お前を想ってくれる人がそんなにいるじゃないか、だからもう自分1人で抱え込むな。」


それを最後になのは達が閃光に包まれ気が付けば結界破壊の最中だ。

フェ「今のって・・・」

は「考えるのは後や!」

な「ブレーーク!!!」

最後に渾身の魔力を込めユーノの結界を破壊するのに成功する。


は「シャマル、ユーノ君は?」

シャ「大事です、無事救出成功です。」

シャマルの両手にはフェレット姿のユーノが・・・

な「良かった・・・」

緊張の糸が切れたなのはは疲労でその場に倒れる。

フェ「なのは!?」

そのままユーノと一緒に病院に連れて行かれたのは言うまでもなかった。


惑星スールアイズ


コ「もうこれを使う必要はもう無いな。」

コウは『死者の書』を再封印する。

ア【しかし、この世界に隠しておくのもまずいのでは?】

コ「そうだな・・・人で無くなったアイツなら人道を外れる行為を平然とするだろう。だからアイツが俺が置く訳無い場所にこれを封印する。」

ア【まさか・・・】

コ「ああ・・・リバイアスに封印する。嘗て力(魔力)の暴走で戦火にし、滅ぼした自分の世界へ・・・」

コウは悲痛な表情を浮かべながら転移魔法を発動させた。



次回予告


ユ「僕は戻っても良いのだろうか?」

再び戻る事に迷うユーノ。

な「ユーノ君が悩む必要無いよ、だってユーノ君をちゃんと見てなかった私達が悪いんだから・・・」

悩むユーノについになのはが!?


次回【重なる時!】


オリジナル使用デバイス、魔法、アイテム


『死者の書』

コウの世界で作られた魔導書、遥かな昔の大戦のおり、精鋭を失った国が他国の侵略を阻止するために作った書、死者を意のまま操る事から禁断の魔導書とされ、ある国が厳重封印していたが、とある事件で心無い者が使用してしまう。暴走した魔導書を封印するためガロウ:タツミヤが命を引き替えにする。完全にロストロギアだが管理局がこれをどう扱うかが解ったロウガ:スザキが惑星スールアイズに封印する。
いろいろ制限があるが間違いなくSSSランククラスの魔導書。


未発見世界、スールアイズ

雪と氷一色の極寒世界、コウがここに来たのはユーノに何が遭ったか確めるため死者の書を使用する事と。炎の魔神『イズルート』を炎のエンブレムに封印するために氷の精霊『シルク』に力を借りる為だったが、何故か『シルク』が所在地しなかった為断念する。





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