魔法少女リリカルなのはBLADE外伝 捜索編 (ヴォルケンリッタ×はやて章) 物語はユーノ捜索に出たヴィータ、シグナム始まる。 シ《ヴィータ、そっちの方はどうだ?》 ヴィ《まったくひかっからないな。》 シ《こっちも同じだ。》 ヴィ《だいたいからしてユーノを捜すって次点で難しいのによ・・・》 シ《確かにな、スクライアは魔力が低いから魔力探知では捜すこと事態難しい、だが諦める訳にはいかんからな。》 ヴィ《だよな、なのは達より先に見付けて彼奴の思いを受け止めやれば一気に近付けるしな、彼奴が望むなら何でもしてやるのによ・・・》 シ《ヴィ、ヴィータ!?》 ヴィ《だいたい溜め込むから。爆発するんだ。確かに体は幼ねーかも知れねーけど夜の相手なら何時でもしてやるのに・・・》 自分の想いを念話でもらすヴィータにシグナムは・・・ シ(ユーノ・・・何処まで落とす気なんだ・・・) ある意味自分の惚れた相手に頭を悩ませた。何せ自分の知っている限りでは、主はやて、好敵手テスタロッサ、さらに海鳴にいるすずかとアリサ、最も付き合いが長いなのは、執務官試験の為に無限書庫に通うティアナ、そして更正プログラムで一目惚れしたギンガにナンバーズ、そして忘れていけない無限書庫の女性司書達・・・知っているだけで軽く二桁は超えている。 シ(これでスバルを落としていたらスターズ落としだったな・・・) 今の所スバルはユーノを兄のようにしったてるだけで恋愛感情はない。しかし、彼女も知らないだろう。某教会いるもう1人の好敵手と騎士がユーノに好意を抱いているなど・・・ シ《どうやらこの世界にはいないようだな。》 ヴィ《だな、次に行くか・・・》 ほとんど宛もない状態に焦りは深くしまい込み次の世界に向かった。 その頃はやてとリインは・・・ は「駄目や、ここにもおらへん。 」 リ「ユーノさんは本当に何処に行ったんでしょう?」 は「あかん、ユーノ君が病院から逃げ出しからもう二時間や!ユーノ君に何かあったらうち・・・」 リ「落ち込まないでくださいはやてちゃん、フィ・・・ユーノさんならきっと大丈夫です。」 は「リイン、今おるのはうちだけやしユーノ君をフィータって呼んでもかまへんよ。(寧ろユー×はやフラグには欠かせん要素やしな。)」 リ「そうしたいのもやまやま何ですが・・・何故か次元を越えてピンク色の砲撃が飛んで来そうで・・・」 は「ありえへんって言えへんから怖いわ。」 はやての妄想にはユーノ君はヴィヴィオのパパで私の≪未来≫の旦那様なの〜と砲撃を撃ちまくるなのはが容易に想像できた。 は「シグナム、そっちの方はどうや?」 シ<こちらは空振りです。引続きユ・・・スクライアの捜索に向かいます。> そう言ってシグナムは通信を切る。 は「・・・シグナム・・・帰って来たら今日晩はシグナムだけシャマルサラダや。」 リ(シグナム・・・御愁傷様です・・・) ある意味死刑宣告をされたシグナムを哀れに思うが惚れた相手が悪かったとしか言えないリインだった。 は「この世界にもおらへんみたいやな。」 リ「次の世界に向かうです。」 不安と焦りを抱きながらはやてとリインは次の世界へ向かう。 その頃シャマル、ザフィーラペアは・・・ ザ《そちらの方はどうだシャマル?》 シャ《反応は無いわ。》 ザ《そうか・・・》 ザフィーラの念話には何か重たささえ伺える。 シャ《自分を責めないでザフィーラ・・・貴方のせいじゃないわ。》 今、彼が何れだけ自分を責めいるか分かるだけシャマルは辛く思う。 ザ《ヴィヴィオを護れず、スクライアさえ救えないなど私は守護獣失格処か存在事態不用だ。》 シャ《ザフィーラ!!》 シャマルの憤怒した念話が飛ぶ。 シャ《それだけは言っちゃ駄目。貴方がいなくなったら一番悲しむのは誰?》 ザ《!!!すまん、軽率だった。》 シャ《それに責任は貴方だけじゃないは、ユーノ君を本当の意味で理解してなかった私達と。その思いをぶつけないユーノ君本人にも非はあるわ。》 ザ《しかし、スクライアの性格を考えたら仕方なかったのでは?》 シャ《確かにね、でもユーノ君が泣いた姿何て見たことある?》 ザ《!!言われれば見たことはないな。》 シャ《悲痛な表情や絶望に満たされた顔は見たことはあるは、でも泣いてる姿を見せたこと何て一度も無いの。》 ザ《嗚呼、あの時でさえ悲しみを抑えヴィータとテスタロッサを励ましたからな・・・》 なのはが墜ちて悲しむフェイト、落ち込むヴィータを励まし、嘆くなのはを支えとていた姿は今も印象に残っているしかし・・・ シャ《確かにユーノ君は皆より確りしてるは、でも10歳の子供の頃からたった1人で広大な無限書庫にいたのよ?はやてちゃん達がたまに来たとしても後はずっと1人っきり、文句だけで泣き言を言わなかった次点で私達は気付いてあげるべきだったわ。》 シャマルは何故誰も疑問に思わなかったのだろうと今更ながら気付いた。確かになのはやフェイト、はやても管理局で働いていた。しかし、ユーノとは決定的に違う生活だったと改めて思い知らせされた。 何処の世界にホロー役もいず上役に難癖を言われ徹夜4、5日が当たり前の10歳がいるだろうか? はやて達が学校で楽しく生活している中、1人黙々と書庫を整理していたのはユーノだけだった。 シャ《クロノ君でさえ1人っきりはなかった。常に誰かの側に親しい人がいた。でもユーノ君だけは違った。》 気付かない内に少しづつユーノを孤独にしていた。 シャ《そして、他人に迷惑を掛けちゃいけない、なのはちゃん達を心配させたくないって言う思いがユーノ君にストッパーをかけていた。》 優しすぎる思いはやがて・・・ シャ《だから何時爆発しても可笑しくなかった。十年間我慢しただけでも凄いわ。》 ザ《しかし、そう考えるとスクライアは我々に何故遠慮してたのだろうな?》 シャ《そこまでは分からないは、せめてユーノ君が本音をぶつけた人物がいないと何れ同じ事を繰り返すわ。》 その頃、ユーノが唯一本音をぶつけられる人物は・・・ コ「ひっく、しゅん!」 ア<コウ殿風邪か?> コ「いや・・・どうやら吹雪いて来たみたいだ。」 ア<氷と水の惑星スールアイズ特有の現象か・・・> コ「そ、しかし・・・このジャケットでも寒い何て外は極寒越えだな。」 ア<外の気温は−50℃> コ「・・・この世界で生活している人達は本当に凄いな。」 そう言うコウは洞窟の中で暖をとっていた。 ザ《確かにな、だがこのままって訳にもいかんだろ。》 シャ《そうね、リインちゃんのお礼もまだだものね。》 当時、リインを生み出すさい一番利用をしたのは他でも無い無限書庫だった。古代ベルカのしかもユニゾンデバイスなど当時のどのデバイスマスターでさえ復元するなど出来なかった。 そこで白羽の矢がたったのは無限書庫だった。数多の世界の情報が存在する無限書庫ならユニゾンデバイスの資料も有るだろとユーノに依頼した。 ザ《未だに思うがあの時ほど我々が惨敗したと感じた出来事はなかったな。》 シャ《そうね・・・》 シャマルとザフィーラは当時の事を思い返す。 その場所に入って見たのは無数にある本棚・・・ ヴィ「スゲー・・・」 ヴィータの思いはヴォルケンリッター一同の思いだった。 シ「しかし、この中から目的の物を探すなどいったい何れだけかかるのだ?」 ユ「前にクロノがチーム単位で数年かけて探すって言ってましたよ。」 シャ「そうでもしないと無理そうね。」 無限と言われる場所から1つの物を 探すなど個人レベルでは不可能と言っていい。 ヴィ「でもよ、ユーノは闇の書を探し出したんだよな。」 ユ「確かにね、でも僕が調べ上げた情報は既にアリアさんとロッテさんが調べ上げてた物だし、それほど大した事はないんだ。」 シ「そうなのか?私が聞いた話では新たに分かった事も多かったと聞くが・・・」 ユ「それでも本当に微々たる事ですよ。」 ユーノ自身本当にそう思っているが、アリア、ロッテに言わせれば、かなりの離れ業をやっていたとの事。 ユ「後、ベルカ時代の資料が有りそうな区間はピックアップしておいたのでそれほど大変じゃ無いと思いますよ。」 ユーノは探知、読書魔法を使いやすくした物を教え読書魔法の注意点を説明し自分の作業に戻って行った。 そしてヴォルケンリッタ達も作業を開始する。始めの内はこの程度なら問題ないとたかをくくっていたがそれは大きな間違いだったと思い知らされた。 ユ「だから無理をしないで下さいって言ったのに・・・」 ユーノの眼前には無重力をだだようヴォルケンリッタ達。 ヴィ「あ、頭いてえ・・・」 シ「読書魔法がこれ程負荷がかかるとは・・・」 シャ「ユーノ君は私達の倍以上やってるけど平気なの?」 ユ「何て言うか慣れてしまったので・・・」 ザ「慣れたと言うレベルではないと思うが・・・」 作業開始6時間、無敵と言われるヴォルケンリッタ達は無限書庫に完全敗北した。 ユ「とにかく休んでて下さいね、僕の方でも探しておきますから。」 そう言ってユーノは広大な空間に魔法を走らせた。結局自分達で見付ける処か次の日まで負荷が残り主を心配させ、翌日にはユーノがユニゾンデバイスに関しての資料を探し当ててていた。 シャ《あの時からよね、はやてちゃんがユーノ君を意識し出したのって。》 ザ《嗚呼、我々もスクライアなら文句は出なかったからな。》 驚きはしたものの主を応援するシグナムとヴィータは今でも印象的に残っている。 ザ《だが、高町が墜ちた後ヴィータがスクライアに惚れたのは分かるがシグナムが惚れたのは意外だな。》 シャ《ヴァイス君が一時期怪しかったり、師弟関係でエリオ君が上がったりしたけどユーノ君は予想外だったわ。》 ザ《確かにな・・・シャマルはスクライアに対してそう言った感情は無いのか?》 シャ《私はユーノ君を弟みたいにしか思ってないから・・・でもユーノ君なら唾付けても良いわ。》 ザ《・・・頼むシャマル、主やヴィータ、シグナム前でそれは言わんでくれ。》 シャ《冗談よ、私だって命は惜しいわ。》 そんな事言った日にゃ、ピンクと黄色の砲撃の雨霰の後石化させられ隼と鉄槌で粉々にされると断言できる。 シャ《この世界にもいないみたいね。》 ザ《嗚呼、次の世界へ向かうか。》 ザフィーラとシャマルは次の世界へ向かう。 地球、海鳴市 すずかとアリサは大学から久しぶり歩いて帰っていた。 ア「う〜ん今日も1日平和ね〜♪♪」 す「そうだね〜」 2人が他愛ない話をしてると携帯がなる。着信を見るとなのはからだった。 ア「もしもしなのは久しぶりね。」 な<うん久しぶり。> しかし携帯の向こうの親友は何故か元気がなかった。 ア「何かあった?」 大抵親友がそんな時はろくなことはない。 な<大したことないよ、ただユーノ君見てないかなって・・・> ア「ユーノ?ここ最近処か何月も会ってないわよ。」 な<そうだよね・・・ゴメン変なことで電話して今度お詫びするから。> そう言ってなのは電話を切る。 す「何か遭ったみたいだね。」 なのはにしては珍しい切り方なだけに何か遭ったのは丸分かりだ。 ア「電話の様子だとユーノを探してるみたいね。」 十年間の付き合いは伊達じゃない、何を隠しているかはおおよそ見当は付く。 す「ユーノ君に何か遭ったのかな?」 2人は何かに導かれるようとある森の前へと足を運んだ。 す「ここって・・・」 その場所は全ての始まり、1人の少女が魔法と出会うきっかけの地。 ア「ここから始まったのよね。」 2人は何の気なしに森へ入って行った。 す「ここでなのはちゃんがユーノ君を見付けたんだよね。」 あの出会いが全ての始まり。 ア「もうちょっと先だったわね彼奴が倒れてたの。」 懐かしい想い出はデジャブさせる。 す「え・・・!!」 すずかの視線の先には一匹の小動物が倒れていた。 |