シグナムねいさんのレヴァンテイン一本勝負



・飛天御剣流の場合

シグ「速い、ですね。目だけではとても追いきれません」
剣「そういうそなたこそ、とてもではないが受けきれる一撃ではござらんよ」
シグ「そういってもらえると嬉しいですね」
剣「守りたいものがあるからこそ、その力が出せる………。シグナム殿、その命けして安易に投げ出さないで欲しいでござるよ」
シグ「ええ。騎士の誓いを果たすためにも」

 外野サイド
ヴィ「はえーな、あの兄ちゃん」
弥「当たり前だろ。剣心の飛天御剣流は最速の古流剣術なんだからよ」
シャ「シグナムも楽しそうでよかったわ。はじめはあんな小さな人と戦うといったときは正気を疑ったけど……」
恵「それにしても、剣さんも珍しいわね。こういう道場破りみたいな真似、受けないと思ってたんだけど」
は「すいません。うちの子がいきなり斬りかかってしもうて………」
薫「いいわよ、別に。剣心もたまには、ああいうことしてみたいだろうし」
左「しっかし剣心のヤローだけ楽しんでんのも納得いかねーな。そうだ! ザフィーラの旦那、俺とサシでやらねえか? アンタとなら、おもしれえケンカができそうだ!」
ザ「悪いが、遠慮させてもらおう………」



・三刀流の場合

シグ「はじめは、口に刀をくわえたときは何の冗談かと思ったが、なかなかどうして。三本目の太刀筋もけして無視できるものではないな」
ゾ「多けりゃいいってもんでもねえが、多いに越したことはねえだろ?」
シグ「そうだな。私も数で押すときが間々あるな」
ゾ「見たところ一本しか刀を持ってねえみてえだが?」
シグ「フッ。ならば見せてやろう。レヴァンテインのもうひとつの姿………カートリッジロード!」
レヴァ《Ja!》
ゾ「………!! 蛇腹剣か! おもしれえ! こちとら世界一の剣豪になると決めた身だ。この程度が破れねえようじゃ、話にならねえ!」
シグ「これに臆さぬか。そしてよい気迫だ………。ならば破ってみせよ! この蛇刃の舞を!」

 外野サイド
サ「こらテメエ、マリモヘッド! テメエがどうなろうと知ったこっちゃねえが、そのレディに毛筋一本でも傷つけてみろ! 俺が三枚におろしてやるからな!」
ナ「もー落ち着きなさいよ!」
ザ「なんとも騒がしいな………」
ロビ「でもこのままじゃ、剣士さんが不利かしらね」
シャ「でもアレを使ってるときはシグナムはそんなに大きく動けませんから、まだわかりませんよ」
ヴィ「はじめアイツの構え見たときは笑ったけど、メチャクチャつえーな、アイツ」
ウ「そりゃそうだ。なんたってあいつは、東の海じゃあ海賊狩りって呼ばれてたくらいだからな!」
リU「海賊狩りって、海賊さんを狩ってたんですか? どうやってです?」
チョ「へー、そんな風に呼ばれてたんだ。すごいんだな、ゾロ!」
は「ほんますごいわ。さっきの飛んでく斬撃も見事やったし。でもシグナムには勝てるかな?」
ル「勝つさ。あいつは世界一の剣豪になるまでは負けねえからな」



・脳ミソの中はいつも梅雨! とか言われた事がある剣士の場合

シグ「てぇえい!」
ガ「はぁあっ!」
シグ「くっ! なんとすさまじい魔力だ……! 常に魔力をまとっていなければレヴァンテインの身が危うい……!」
ガ「うちの家宝の剣でね。そんじょそこらの魔力剣よりすごいってのは自覚してるよ」
シグ「だがそれ以上に恐ろしいのはあなた自身だ………。先手の取り方、身体能力、そして反射神経……とてもではないが人間の域の反応ではない。どのような修練を積めばそこまでに成れるのだ?」
ガ「そんな風に言われてもなぁ。ま、普通の人よりちょっとちがう人生歩いてるとだけ言わせてもらうよ。それに、アンタとそのレヴァンテイン……だっけ? あんたらのコンビネーションのほうが、俺には怖いね。しゃべるんだろ? その剣」
レヴァ《Danke》
シグ「フ。そういってもらえると嬉しいな……」
ガ「………それじゃあ、そろそろ決着と行くかい?」
シグ「ああ。唸れッ! レヴァンテイン!」

 外野サイド
ア「ガウリィさんが勝ちます!」
ヴィ「なんで断言できるんだよ」
ゼル「気にするな。下手に聞くと正義が云々と長々と説明されるぞ」
シャ「こういう私闘に正義も何もないと思うんですけど………」
は「ていうかほんまにすごい魔力やね、あの剣。ひょっとしたらロストロギアとちゃうんやろうか………」
リナ「ロストロギアってなに? あ、それから! あの剣の予約は私が取ってるからね! 横から掠めようとしたら、承知しないんだから!」



・翡翠の剣をまとう少年の場合

クー「うわぁっ!?」
シグ「ふむ。太刀筋は未熟。踏み込みも浅い。とてもではないが、一介の剣士とは思えないな」
クー「なにぃっ!?」
シグ「だが、その瞳に宿る輝きは本物、か。おかしな小僧だ」
クー「ふん! おかしくて悪かったな!」
シグ「レンといったか。お前はその者とともに闘って、後悔したことはないか?」
レン『ありません。クーと一緒なら、大丈夫だから……』
シグ「……そうか。野暮なことを聞いたな。すまない」
クー「ちぇっ! 舐めてられるのも今のうちだぜ! レン!」
レン『うん!』
シグ「共にあるが故の強さ………。それを私に見せてみよ!」

 外野サイド
ロー「クーにレンちゃん、大丈夫かな………」
シャ「たぶん、大丈夫だと思いますよ? シグナムだって、手加減位するだろうし………」
キ「まあ、なんか起こっても大丈夫でしょ。あの二人のことだし」
ヴィ「どーでもいいけど、お前どんだけ食うんだよ………」
シス「いやー。クーさん押されっぱなしですねー。ん? どうかしましたか、はやてさん? さっきから私のほうをじっと見つめて」
は「いやー………。あなたの声、私の友達にそっくりなもんですから………」



・親分の場合

シグ「はぁああああ!!」
ゼン「でぃいいやぁああああ!!」
シグ「唸れ! レヴァンテイン!」
ゼン「走れ! 斬艦刀!」
シグ「ちぇりゃぁあああああああああ!!」
ゼン「チェストォオオオオオオオオオ!!」
シグ「紫電、いっせぇえええええええええええん!!!」
ゼン「斬艦刀、雲耀の太刀ぃいいいいいいいいいいいい!!!」

 外野サイド
クス「す、すごい………」
ヴィ「つーかマジでロボットとやり合ってやがる………。あり得ねえ………」
エ「ボスも彼女の挑戦受けたときは生身でやるっていったのに………」
シャ「シグナムったら、よりにもよってロボットに乗った状態で闘って欲しいだなんて………」
ブ「それにしても、彼女も少佐と互角なんですから、すごいです」
ザ「魔法を使っているからな。そうでなければさすがに勝てん」
キョ「魔法というのは理解できんが、結局彼女は何者なんだ?」
は「うちの子たちのリーダーです♪」





 はい、というわけでリリカルなのはT(とりあえず)O(思いついたことを)K(書いてみよう)のコーナーです。今回はシグナムさんに一肌脱いでもらいましたー。
 さまざまな剣士との勝負に燃えるシグナムさん。本当はもう二人ほど候補がいたんですが、とりあえず親分とのバトルがかけたんでもう良いかなと(笑)。外野サイドの守護騎士たちが増えたり減ったりしてるのは、掛け合いの相手がいるかいないかの差です。セリフがなくてもちゃんといますよ。
 ………しっかし、四番目の勝負元ネタわかる人いるかな? そこそこ有名だとは思うけど。





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