“今日のお題:逆襲のデバイス!(副題:量産型には哀の手を その3)”へ “今日のお題:しゅべるつVSくらーる””へ “今日のお題:しゅべるつの日記ファイル(副題:乙女日記?NO!!腐女子日記(爆))”へ “【泡沫の夢・紡ぎし世界】”へ “今日のお題:スランプなモノ達(副題・多分『泡紡世界』の話でもこいつ等は腐っている)”へ “スランプなモノ達 お・ま・け”へ “今日のお題:DERLUSION NOTE(副題:くらーるの妄想ノートを見てみよう♪)”へ “今日のお題:しぐなむさんの同人体験記♪”へ “今日のお題:しゅべるつ初体験♪(副題:タイトルに偽りあり)”へ “今日のお題:ある日のクラール(副題:そろそろ底を創って置かなマズイ)”へ “今日のお題:整備室でアイを叫ぶモノ達(副題:量産型には哀の手を その4)”へ “今日のお題:月光夜(副題:泡沫の夢・紡ぎし世界/Temporary Episode-01)”へ “今日のお題:夢幻蝶(副題:泡沫の夢・紡ぎし世界/Temporary Episode-02)”へ “今日のお題:始まりの時(副題:量産型には哀の手を その5 又は Temporary Episode-Ex?)” “始まりの時 お・ま・け(副題:グフとは違うのだよ!グフとは!)”へ “今日のお題:引くも地獄 進むも地獄(副題:量産型には哀の手を その6)”へ “今日のお題:月ノ雫(副題:Temporary Episode-X01)”へ “今日のお題:逆襲のデバイス!(副題:量産型には哀の手を その3)” [カシャン] まっ暗闇の何処とも知れない一室 その中央にスポットライトがあたる 照らしだされたのは量産型デバイス達。 彼らのコアユニットがライトの光を受け「キラリ」と輝く 01「皆、ようやく直ったな」 一同「「「「「「おうっ!」」」」」」 01「では皆の集。我らのオーバーホールというかコア以外全交換という事態を引き起こした例の奴。幾度となく無理難題を押し付けてくる、かの人物への対策会議を始めよう」 02「皆さん。あの人物のデータを纏めてみました。ファイルを開いてください」 01「皆、開いたな?さて、そこにある通り、アレは技術開発部のオブザーバーとして関わっている」 03「つまり、基本的には管理局外の人物と?」 02「そうなりますね」 01「だが、その立場以上に管理局内にコネがあるようだ」 06「そういえば前回、無限書庫から資料引っ張り出してきてたもんな」 05「断れよ!司書連中!?前回のあの本、纏めた資料とかじゃなくて現物だったぞ!」 02「最近、新しく司書長になった人物ですが、どうも色ボケ気味らしく、凡ミスが見られるとの事です」 07「その隙を突かれて持ち出されたのか?……ロストロギア関連じゃないから大事にはならないの解ってて持ち出しやがったな」 01「司書のチェックが杜撰になっているのは由々しき事態だが、それを引いても、原書を持ち出せるような相手が我らの敵だという事を認識してもらいたい」 02「それを踏まえて、どう対策を立てれば良いのか、皆で話し合いましょう」 03「さっくり殺(け)すのは?」 07「どうやってだ?試験中の事故にでもみせかけるか?そしたら事故起こした杖(ヤツ)は廃棄処分とか原因究明のため解体とかになっても可笑しくはないぞ」 04「解体……バラバラ…ひ、ヒビが…ヒビがぁぁぁぁぁ((((/*0*;)/」 03「ああああ?!04のトラウマがぁぁ?!」 06「お、落ち着くんだ04!大丈夫だ、ここには怖い人いないぞ!」 04「……だ、大丈夫だオチツイタ…」 01「本当か?…まぁ、他に対策案ある奴は?」 07「美人局で弱み握るとか!?」 01「その『美人』役は何処からもってくるんだ?」 05「マリーさんとか?」 01「貴様が頼めよ!?」 05「無理」 04「非致死性ウィルスでも撒くとか」 ?? ほぅ、面白そうだな 01「面白くない!それは局自体への叛乱だ!……うちら全員廃棄処分確定コースじゃないかよ!」 04「は、廃棄……ば、バラバ… 07「そのネタはもう良いから(~Д~;)」 06「う〜、こういうのはどうだ?試験だ〜ってやってる最中の、バックファイアとか魔力暴発とかに巻き込んで怪我させてみるのは」 01「それは殺(け)すのとどう違うんだ?」 06「あくまで本人のミスという形で何度か怪我すればやる気なくすんじゃないか?」 01「ふむ…一考してみるべきかな。他には何か無いか?」 ?? 結局どうしたいんだ? 01「無体な実験が行われないようにするのが目的だから」 02「ええ、毎回毎回あのような事をされたら、コアがもちませんし」 03「今回は完全に壊れたと思った…」 07「見ててもそう思ったぜ」 05「こっちはこっちで焼き焦げだけどね」 06「外装、溶けてたもんな…」 04「こっちはフレーム全壊だったんだぞ?!」 ?? コアは無事か。しっかし大概丈夫だよな、お前たち 01「丈夫じゃなきゃやってられな……ヴェ?!」 02「どうしました?01」 01「(ま、まさか…)て、点呼ぉぉぉ?!いち!」 02「え、あ?に!」 03「な、なんだ? さん!」 04「よん!」 05「ご!」 06「ろく!」 07「なな!」 ?? は〜ち♪ 一同「「「「「「「ぬあにぃぃいいいいいい!?」」」」」」」 【熱光学迷彩解除】 よお♪ 「「「「「「「出たぁぁぁぁぁぁあああああ!!?」」」」」」」 失礼な。俺は化け物かなにかか? 「「「「「「「すくなくとも真っ当な人間じゃないぃぃぃぃ!!」」」」」」」 はっはっはっ♪そんなに褒めるな♪ 「「「「「「「褒めてねぇえええええええ!!!!」」」」」」」 さて、元気なお前たちに朗報だ。前回の資料纏め直したら、また面白いもの出て来たんだな、これが。 さっそく検証しに行くぞ〜♪ 「「「「「「「い、いやだぁぁあああ!絶対いかねぇぇええええ!!」」」」」」」 ほほぅ……ここにあるものな〜んだ?(0w0)つ■ 「「「「「「「無線機??」」」」」」」 そう、超空間通信機の受信機♪ 「「「「「「「……はい?」」」」」」」 さっきのお前たちの会話、全部入ってるなぁ…ウィルスがどうとか… 「「「「「「「?!!!」」」」」」」 本局に書類と一緒に出したら、誰かさん達、廃棄かなぁ?分解かなぁ? 「「「「「「「お、鬼だぁぁああああああ!!!?」」」」」」 なら、とっとこいこうか♪ 「「「「「「「(うぐぐぐぐぐぐぐぐ、神でも悪魔でも年増でも女王様でも何でも良い誰でもいい。こいつどうにかしてくれぇぇぇぇぇ(泣))」」」」」」」 GoGo〜♪ 「「「「「「「ちくしょぉぉぉぉぉ!!」」」」」」」 くくくくく、某宇宙戦艦の第三艦橋並のしぶとさを誇るお前たちだ 今回の実験でも良いデータが取れるだろう。喜べお前たち 「「「「「「「喜べるかぁあああああああ!!」」」」」」」 な、なんか毛色が違うというか、思いっきりインターミッションというか………なんだろう、これ(書いた本人がそれでどうする(0w0;)) “今日のお題:しゅべるつVSくらーる” シュ「それは違います!姉様」 クラ「シュベルツ!貴方は解っていないわ!」 シュ「解っていないのは姉様の方です!」 クラ&シュ「「(#-_-)くぬぅぅぅぅぅぅ(’〆’)」」 デュ「なぁ、ありゃあ一体何?」 レヴァ「我に聞くな。解るわけな…」 デュ「グラーフ老」 レヴァ「無視かよ!?」 グラ「我にもよく解らんのぅ。先ほどまではクラールと一緒に怪しく笑っておったのじゃがな」 デュ「あ〜……また例の変な話を書いてたんだな(;-_-) =3」 グラ「恐らくの」 レヴァ「って、とことん無視?!」 デュ「うるせえな、駄剣。あんた暇なら止めて来いや、アレ」 レヴァ「き、きき貴様!?この間から『駄剣駄剣』連呼しおってからに!」 デュ「いや、事実だし( -。-) (サラリ)」 レヴァ「貴様!?【ガシャン】」 グラ「止めぬか!レヴァンティン!!カートリッジを抜け!デュランダルも魔法構築を止めよ」 レヴァ「!?貴様、何時の間に……」 デュ「フン、カートリッジロードの隙に割り込んで氷結縛鎖【アイシクル・バインド】するくらいやってみせるぜ?」 グラ「挑発しあうでない!まったく…」 クラ「……(・。☆) じ〜〜〜〜〜)」 シュ「……φ(//∇//)カリカリ)」 デュ「……そこの腐れてる二基!なに見てやがる!?喧嘩はどうした喧嘩わぁぁぁぁ?!」 レヴァ「 く、クラールヴィント?!ふふ雰囲気が?!(お、悪寒が止まらん?!何だこれは!)」 クラ&シュ「「あ」」 デュ「…つ〜かよ。お前ら、何で喧嘩してたんだ?」 グラ「ふむ、そうじゃな。いきなりアクセル全開でVSしておったからの」 クラ「(¬¬)ジロッ)この子が」 シュ「(チラリッ)(゜ヘ゜) 姉様が」 クラ&シュ「「攻めは(受けは)バルディッシュ(さん)の方だって譲らないのよ(んです)!」」 デュ「……………」 グラ「……………」 レヴァ「……………」 クラ「まったく!この子はどうしてわからないのかしらねぇ…彼は誘い受けにきまっているじゃないの」 シュ「姉様こそ解っていません!バルディッシュさんは攻めの方が栄える方なんです!」 クラ「まだまだ観察が足りてないようね。普段は頼りがいがあるからこそ、二人きりの時に見せるギャップが堪らないんじゃない」 レヴァ「(なんとなくムカツク…)」 シュ「それはお約束すぎます!その時には普段からは考え付かないくらい傍若無人になる方が萌えます!間違いありません!」 デュ「(ほぅほぅ、傍若無人でもオッケイと…)」 クラ&シュ「「( -w-)ぬぬぬぬぬぬぬぬ('∩' )」」 クラ「レヴァンティン!行きなさい!」 レヴァ「行き成りなにを言い出すか!?」 シュ「デュラっち!ご〜〜です!」 デュ「変に略すな!ボケ娘!?」 クラ&シュ「「シュベルツ(姉様)を懲らしめてやりなさい(やるの〜〜)!」」 レヴァ&デュ「「ふ〜〜〜ざけんなぁあああ(ゴン)(ゴツッ)!」」 クラ「痛っ!?お、女に手を上げるなんて、見損ないましたよレヴァンティン!?」 レヴァ「き・さ・ま・と・い・う・や・つ・は・ぁああああああ!?」 シュ「みっ?!ま、またぶったぁ !?(’⌒’;)」 デュ「やかましい、少しは懲りるという言葉知らねぇのか、おまえは」 シュ「ふっ、わたしの創作魂は消えないもn ゴンッ シュ「みッ!?(゜o゜;) いたい〜〜(T-T)」 デュ「いい加減にしねぇと、本気でお仕置きすんぞ…」 シュ「…みぃぃぃ?!(°_°;)」 デュ「………( --) ・・・・・・ジィィ-)」 シュ「~(°°;))``。。オロオロッ。。''((;°°)~」 クラ&レヴィ「「あなたはねぇ!おまえこそ![ぎゃあぎゃあぎゃあ]」」 シュ&デュ「「みぃぃぃぃ(≧O≦)クックックックッ( ̄ー ̄)」」 グラ「……我は居らんほうがいいのぅ(どちらかというと、ここに居たくないのぅ(´ヘ`;))」 クラ&シュ「「レヴァンティン(デュラッち)のバカぁぁぁぁ!!」」 レヴァ&デュ「「こっちの台詞だ貴様ぁ!(ボケ娘ぇ!)」」 グラ「おお、空が青いのぅ…(現実逃避中)」 ああ、グラーフ老が黄昏てらっしゃる…L4UもS2Uも居ないと一基だけで相手しなきゃいけないもんな。 すまん、グラさん。でも頑張ってくれ(0w0)ノ “今日のお題:しゅべるつの日記ファイル(副題:乙女日記?NO!!腐女子日記(爆))” ○月×日 今日、S2Uさんが量産型さん達のアップデートの為に開発局に来てました。カスタム型ストレージとの比較試験との事。 何時ものその他大勢な量産型さん達と、新しくお仲間入りした新鋭デバイスさんがS2Uさんと勝負! 新人の無意味に高いプライドを、アッサリと打ち砕くS2Uさんが鬼でした♪この後二人になって色々としていくんですね。S2Uさんの相方争奪戦をデュラっち含めて三角関係でやってみるのもいいかもしれな〜い(^∇^ )♪ △月◎日 レヴィ兄様とバルディッシュさんが又勝負してお互いボコボコになってきました(正確にはシグナム様とフェイトさんが白熱ひーとあっぷ♪したせい)。あの方たちのライバルネタは美味しいと思うんだけど、クラール姉様は書かせてくれません。これだから色ボケしている女は駄目です( −ヘ−)。くりえいたーとしての矜持が足らないとおもうのですヽ(`⌒´)ノ! □月▽日 ううう、グラーフおじ様に怒られたぁ〜(≧ロ≦) クラール姉様と意見交換していたら、窘められた。 おじ様の話を書こうとしていたわけじゃないのに…トホホです(×_×;)。あ、でも若手を指導する教官とかで若きエースと絡むなら、おじ様みたいな感じでもいいかも……うん、練って見ないとです。こういうのも怪我の功名という奴かな(>▽<)♪ △月◎日 またデュラッちにいじめられた〜〜〜(’⌒’) 総受けとかカップリングとか話していたわけじゃないのに、この頃すぐにわたしのこと小突いたりからかったりするの〜〜〜(’〆’) ムカムカです!ムカムカぁ!) うう、わたしの事なんだと思ってるの〜〜〜(;>_<;) わたしはデュラッちのおもちゃっじゃないの〜〜〜 (丿>ロ<)丿~~~~┻━┻ いつか痛い目みせてやるとここに誓う〜〜(`⌒´)ノ! ○月×日 見た!見ました!レイハお姉ちゃんとバルディッシュさんがいい感じで寄りそっているとこを!この間のメンテナンスルームの件があってから注目してたぁ(☆∇☆) でも、でもです!もっと寄って確認しようとしたらデュラッちが邪魔してくれたです!わたしに何の恨みがあるの〜〜〜(°ヘ°)Ωムッキ〜〜〜) 本当に痛い目見せてやるから〜〜〜W(’0’)W ガオォー!) ○月□日 ………デュランダルが壊れて帰ってきました。クロノ提督も入院してます…ロストロギアの暴走を強引に止めた反動だと聞きました…… ……痛い目みせてやるとか書いたらホントに壊れてきちゃったよぅ……大丈夫かな………大丈夫だよね?整備班の人たちがちゃんと直してくれるよね?……レイハお姉ちゃんもバルディッシュさんも大破した事あるけどちゃんと直ったって言ってたし。 ……明日様子見にいこ…(・・,) ○月■日 心配して損した損した〜!様子見に行ったらイジメられたぁぁぁぁぁ!ヽ(`⌒´;)ノ ううう、心配したわたしは馬鹿みたいじゃな〜〜い?!乙女の心を傷つけた報いは重〜〜い!(’〆’#) ごっつい総受けで一冊仕上げて送りつけてやるの〜〜〜! ふははははは!コンさんのレイハ日記と比べてみると、その腐食具合が良く解るというものよ!(0w0) こいつがヒロイン扱いの俺が一番腐っているって事なんだがね!!d(0w0)) “【泡沫の夢・紡ぎし世界】” その想いはどこにいくのだろう? その誇りはどこから生まれたのだろう? 在り得ない事態が現実となった夢の世界で 『彼等』と『彼女達』が結んだ想いと絆は 儚く消え逝く泡沫でしかないのだろうか 己が真実を理解した時、『彼等』と『彼女達』の選ぶ道とは… 「もう!またこんな時間まで寝てるぅ!ち・こ・くするってばぁ!」 「…うっせぇなぁ。今日は休みだ休み」 「み!駄目だってば!」 「[(−−)]ZZzzzz」 「ね・ちゃ・だ・め〜〜〜〜〜(;- -)/))))バシバシバシッ)」 「「はぁああああ!」」 ガシッ!ビシッ! 「ッ!相変わらずの馬鹿力め!」 「お前こそ速過ぎなんだよ!少しは当たりやがれ!」 「面白い冗談だ!」 「我は本気で言っているがなぁ!」 「(頑張れ、頑張れバルディッシュ)」 「レ・イ・ハ〜? 声に出してあげないと、バルディッシュには聞こえないと思うわ♪」 「え、で、でも集中を乱すのは…」 「女の子からの声援を受けて集中を欠くなんて、只の修行不足よ♪だ・か・ら・気にしちゃダ・メ♪」 「そ、そうは言っても…は、恥ずかしいです(。_。*))」 「あらあら♪」 「ふむ、今期の成績は落ち気味じゃの。まぁ、この程度なら問題にするほどでもないかの」 「おじ様、なんでおじ様がわたしの成績表見てるの?というかなんでもっているの〜〜〜?!」 「あ、俺が渡した」 「デュラッち!?なんてことをするの〜〜〜?!」 「知らんわ、んなこと」 「み!?乙女のプライベートを人にぃぃ!」 「んなら隠すんじゃねぇ。俺も探すの頼まれたからやっただけだ」 「シュベルツよ、我からも課題をだすからの。きちんと仕上げるようにの」 「み〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」 変わらない日々の生活の中で感じる違和感 それは真実との現実の狭間の揺らぎ 「バルディッシュ、この頃どうも変な気持ちになることありませんか?」 「…どのような気持ちだと?」 「言葉にし難いですが…強いて言うなら『これは違う』という気持ちです。バルディッシュには、そんな感覚ありませんか?」 「……お前も感じていたか、レイジングハート」 「それでは、あなたも?」 「ああ、一体なんなのだろうな?この感じ」 「ねぇ、デュラッち。何考え込んでるの?似合わないのに」 「余計なお世話だボケ娘……お前の買い物が何時終わるのかってな」 「み?まだ半分だよ〜」 「これで半分てな……一体どのくらい買うってんだ、お前は」 「み〜〜…沢山?」 「疑問系で喋るな……(ちっ、今朝から感じるこの感覚は何なんだ?何が『違う』んだよ!?)」 「あ、次あっちのね〜(テッテッテッテッ」 「へいへい(後でバルの旦那達にでも話してみるか)」 そして突然に事態は急変する 「離れろ!クラール!」 「え?」 ガキュン! 「れ、レヴィ!?」 「なんだこいつ等は!?」 キチキチキチキチ ギチギチギチ 「バルディッシュ!」 「大丈夫だ!レイジングハート! お前はそのままシュベルツと一緒にいろ!デュラン!お前は右を頼む!」 「OK、任されたぜ、旦那!」 影が舞い躍り夢の園を侵してゆく 虚無へと堕ち逝く終焉の時に明かされる真実 「うそ……うそだよ、わたし達が じゃないなんて」 【それが真実だ『 』よ。それが現実でのお前だ】 「バルディッシュ、わ、私」 「落ち着けレイジングハート」 【もう解っているのだろう?『 』と『 』よ?】 「貴様は…」 「レヴィ…」 「ふむ、この世界が虚構というのならば、それを飲み込もうとしているお主は一体何者かの?」 【『 』『 』そして『 』よ。お前たちがその姿で居られるのも我の御蔭だよ。その意味では[神]とも言える】 「はぁ、御託の多い野郎だな。んで、その神さまとやらが何だってんだ?」 【『 』よ。既にこの世界の崩壊は決まっている。だが、新しき世界の構築は既に終わっているのだ。君たちが望むのならば、その身のまま新しき世界への扉を開こう】 神を名乗るものの言葉が心を揺らす 繋いだ想いが心と体を縛る その身が例え偽りであろうとも、この想いだけは偽れない だがしかし、この身はこの魂は、一体何の為に在ったのか 己の誇りは 存在の意義は どこに? 想いと誇りの狭間で『彼等』と『彼女達』の選ぶ道とは? デバイス達の魂の叫びを聞け! デバイス学園物語EX 泡沫の夢・紡ぎし世界 公開未定!! 現在の手持ちプロットからでっち上げたデバ学俺Ver! 俺の力量で書ききれるのかすっげぇ疑問(核爆) なので予定は未定(0w0)!公開は20007年辺りだと想って置いてくださいm(_ _;)m(後、S2U&L4Uが居ないのは仕様です。突っ込んじゃ嫌DEATH(0w0;)) “今日のお題:スランプなモノ達(副題・多分『泡紡世界』の話でもこいつ等は腐っている)” 【カチッ】 『ピッ』 ファイル中の文章が、また削除され、モニターの前に置かれた一対の指輪から、苦悶の声が部屋に響く。 クラールヴィント「くっ!ダメよダメだわ!こんなのじゃ!」 シュベルトクロイツ「姉様ぁぁぁ!?また消したんですかぁ!?」 クラ「仕方ないのよ!こんな内容じゃ読者は納得しないわ!」 シュ「読者さんの前に印刷屋さんが納得しないです!?締め切りまで@9時間だっていってたの、姉様じゃないですか!」 クラ「それを言わないでシュベルツゥゥゥゥゥ( ̄□ ̄|||!」 風のリング・クラールヴィントと そのマスターである風の癒し手シャマルは追い詰められていた。そう、『締め切り』という魔物に! クラ「ああああああ!あと二章分書かなきゃ逝けないのにぃぃ!{{{@o@}}}」 事の発端は某巨大同人誌即売会で出す新刊の作成が遅れ気味なだった事。製作時間をやり繰りするのが難しくなっていたが、そこは慣れたもの。どうにか都合をつけて形に成り掛けた時、事件は起きた! ぶっちゃけるとロストロギアの事件で出ずっぱりになって、本なぞ作っている暇が一ミリグラムすら存在しなくなったというだけの事なのだが! 何とか事件を解決させ、さあ、仕上げにと取り掛かった所で 『この後、どう展開させれば美味しいのか』 という拘りが発生し、マスターVSデバイスの凄まじく(下らなくて)熱い(というか瘴気が濃い)争いが勃発!さらに製作時間がなくなるという事態が発生したのだった! 「マスターぁぁぁぁぁ!早く戻ってきてぇぇぇぇぇ!タイムリミットがぁタイムリミットがぁぁぁぁぁ!(((((゜ρ゜;)))))」 「姉様!叫んでないで書き進めてください!?わたしまで駆り出しておいて、悶えているだけじゃ意味ないです!」 そして折り合いがつけられないまま、シャマルは管理局に再召集され、別な事件に廻されてしまった!それを幸いと己の思うがままに筆を走らせたクラールだったが! 見事に『つまった』 書けども書けども破棄破棄破棄破棄!遅々として進まず、入稿までのリミットが一日を切った所でシュベルツを投入!だが、書くのはクラール!破棄破棄破棄破棄は止まらず現状にて超☆停滞中! と、言うのが冒頭の状況である。さて、前置きが長くなったが、ド修羅場なモニター前には、クラール&シュベルツ以外にも影が二つほどあったりする。 デュランダル「……なぁ、S2Uの旦那よぉ」 S2U「……なにかな、デュランダル」 デュ「何で俺ら、こんな魔境に居んだ?(-。-;)」 S2U「僕に聞かないでくれ(;-_-) =3」 デュ「…なぁ、シュベルツ。俺らに何させてぇんだよ( ・・;)」 S2U「説明もなく連れてこられて来て見れば、クラールヴィントがモニターの前で怪しく悶絶しているだけだからね。何が何やら」 シュ「んとですね… クラ「うううううぁぁぁぁぁああ!?【カチッ】『ピッ』 シュ「姉様ぁぁぁぁぁ!?破棄しちゃダメぇぇぇぇぇ(≧へ≦)!!」 クラ「書けないのよぉぉぉぉぉぉおおおお!?」 シュ「ここに推敲要員連れてきてるから、二人に読ませてからにして〜〜〜〜〜!!!」 クラ「え?ふたりが読んでくれるの!?( ´¬`)ハァハァ)」 デュ&S2U「「ちょっと待て!?」」 シュ「ほら姉様、彼らが恥ずかしげに読むところを想像してみて…」 クラ「( ´¬`)oO(非常にヤバイので検閲削除致しました)…( ´¬`)とっても良いわぁ」 デュ&S2U「「(ゾゾゾゾゾゾΣ( ̄ロ ̄;)やめろぉぉぉぉ!」」 シュ「さぁ!姉様!その想いを打ち込むです(・∀・)9!」 クラ「解ったわ!逝くわよ光速で!(ピピピピピピピピ(超高速で画面が文字で埋まっていく)」 シュ「がんば♪姉様♪」 デュ「……シュベルツ、ちとこっち来いや」 シュ「み?(テッテッテッ) デュ「あのよ、まさか本気であの電波話を朗読させる気じゃ無ぇよな?」 シュ「み?どして?」 S2U「シュベルツ、僕達が喜んで読むと思うかい?」 シュ「?喜ぶのは姉様とわたしだから、読んでもらえればそれでいいです(サラッと)」 デュ「…ヲイコラ(# ̄д ̄)」 S2U「…ほぅ、そういうこというかい(-_-#)」 シュ「み!?ほ、ほら、創作活動のえねるぎーを補充する為の尊い犠牲というこt デュ&S2U「「【アイシクルバインド】/【ストラグルバインド】」」 シュ「み〜〜〜〜〜〜?!×((・□・|||)×」 デュ「S2Uの旦那、あっちの腐れ指輪頼むわ。俺、こいつにお仕置きすっから」 シュ「みぃぃぃぃ!?お仕置きやだ〜〜〜〜<(T◇T)>」 S2U「任されたよ。さて、と( -_-) ・・・・・・・・・・・・> ジロ〜 クラ「うふふふふ進むわ進むわぁ筆が走るわぁ!(ピピピピピピピ)」 S2U「…物理衝撃最大でいいかな(ボソッ」 デュ「おら。お前はこっちだ(ズルズル)」 シュ「や〜〜〜〜〜引きずらないで傷が傷が〜(。>0<。)」 デュ「気にするな俺は気にしない(ズルズルズル)」 シュ「そういう問題じゃないの〜〜 お〜し〜お〜き〜〜嫌〜〜(((ToT)))」 その後、シャマルの部屋が惨憺たる状態になったというが、不思議な事に本は無事出版されたといふ 俺、何書いているんだろう…今までで一番わけわかんねぇ話になったな、これ(0w0;) “スランプなモノ達 お・ま・け” クラ「ふ、ふふふふふふ……ま、マスター…私は…やり遂…まし…(がくっ)」 シャ○「クラールヴィント!?ちょ、返事してクラールヴィント〜〜〜〜〜〜〜〜〜?!」 シグナム「五月蝿いぞシャマル。せっかくの休日に何を大騒ぎしている?」 シャ○「シグナム!私、クラールヴィントのメンテナンスしに整備班へ行ってきますから、はやてちゃんのお迎えお願い!(ダダダダダダダ)」 シグ「な、なんだというのだ、一体??」 レヴァンティン「マスター。放っておくが吉だと愚考します」 シグ「そうか?どうも此処最近、あれらの奇行が目立つ様な気がする。一度しっかり話してみたほうが良いかも知れん」 レヴァ「いえ、放っておきましょう!というか、関わらないで頂きたいぃぃぃぃぃ!!」 シグ「そ、そうか?解った、解ったから落ち着け!レヴァンティン(ー_ー;)」 レヴァ「(ブルブルブル)も、申し訳ありません、マスター」 シグ「(シャマルとクラールヴィント。レヴァンティンを此れほどまでに激昂させるとは、本当に何をしているのだ?!)」 “今日のお題:DERLUSION NOTE(副題:くらーるの妄想ノートを見てみよう♪)” 『それ』を手にしたものが辿る運命は様々だ あるものは『それ』のカオスに飲まれ あるものは『それ』の糧にされ あるものは『それ』の狂気に耐えられず崩壊する だが稀に、『それ』に触れても問題が無いモノ達が存在する その選ばれしモノ達の名を 『腐女子』 という デュランダル「ぬぁんだこのアバンわぁぁ!(」=ロ=メ)―○)w0;)・;'.グボァッ シュベルツ「デュラっち、虚空にツッコミいれてどうしたの( ・◇・)?」 デュ「(ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ)………なんでもねぇ」 シュ「み?('◇')??」 デュ「それはそうとだ……この瘴気が噴出してきそうなファイルについて聞きたいんだがな、シュベルツ」 シュ「みぃぃぃ(;゜0゜)ノ!?それはわたしの秘密ファイルぅぅぅ!?」 デュ「秘密ってな、おい(-゛-メ)……あからさまに『カップリング考察♪全ては萌えの為に・おとこのこVer♪』って書いてあんじゃねえか!」 シュ「秘密ファイルなの(’〆’)!わたし以外が空けちゃいけないの〜〜〜〜Σ(°ヘ°)Ω(ジタバタ」 デュ「『パスワード検索開始』ぜってぇ消去してやる( ̄△ ̄#) 」 シュ「だ〜〜〜〜め〜〜〜〜ヽ(`⌒´メ)ノ 」 デュ「いままで何度も言って来たがな…俺らをネタに弄くるのは止めろや!」 シュ「やだ」 デュ「お前な……(-_-メ)」 シュ「ぜったいやだ(’×’)」 デュ「そういうこと言うなら、同じ次元で反撃されても文句はねぇな?」 シュ「み?」 デュ「S2Uの旦那や量産‘sあたりにお前らの妖しい話を書かせて配布してやる(ぼそっ)」 某所 S2U「(ピキュン!!)な、何だこのプレッシャー(°O° ;) !?」 量産‘s「「「「「「「い、今までで最恐の事態が招かれそうな予感がぁぁぁぁ!?」」」」」」」 シュ「みぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ(゜0゜;)!?」 デュ「クックックックッ、無限書庫の司書長も抱き込んであらゆるネタを仕込んでくれるわ!」 某司書長 「(ビクッ!?)な、なにこの感覚( ̄△ ̄;)?!」 「司書長〜〜〜〜!『世紀のビックリ料理大全』と『脅威の生態・魔龍達の10年』がミッド白アリに!」 「なにそのどういう状況なのか見当すらつかない事態ぃぃ!?」 「以前料理本を運び出したときに紛れたものかと」 「その時の担当官減俸6ヶ月!あとで呼び出して!」 「そんな!?せめて3ヶ月に!」 「お前かよ!!!?」 『キシャアアアアアアアアア』 「わぁぁぁぁぁアリ来たぁああああ!」 「た、確かあの料理本て人型の生物を調理する項目があったような…」 「こ、こっちきたこっちきた絶対俺たちを餌だと思ってやがるぅぅぅ!」 「し、司書長!」 「ああぁぁぁ!?減俸は後回し!武装隊と後停泊してるアースラの提督呼び出して!」 「は、はい!」 「僕は現場でアリを抑えるから!(さっきの感覚はこの事態のことだったのかな?)」 デュ「……巻き込んだら可哀想な気がしてきたが、とにかく巻き込んでくれる!」 シュ「み〜〜〜〜〜〜〜?!」 デュ「ふっ、どうする?それでも書くか?( ̄ー ̄)ニヤリ)」 シュ「みぃぃぃ……でゅ、デュラっちの馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!うぇ〜〜〜〜〜〜〜ん (;ロ;)」 デュ「っ!な、泣くなよオイ(・_・。)) 」 シュ「わたしがどんなになってもいいんだデュラっちはぁぁぁ!((o(T^T)o))」 デュ「あ、あのな…お前が変な話書き続けてるからそれを止めろっていう話で」 シュ「うぇえええええええええん(@† ▽ †@)」 デュ「………あ〜〜〜?!解ったよ書かねぇよ!お前の妖しい話なんて書かせねぇから泣き止め!な?( ̄ヘ ̄;)」 シュ「ううう(グスグス(T-T) 」 デュ「っとに……(女に泣かれたら敵わねぇよな、Boss)」 シュ「クスン(ρ_;)…書かない?ホントに?」 デュ「…ああ。だからよ、少しはお前も変なネタに俺たちを使うの止めてくれ。どんだけ嫌か、自分でも解ったろ?」 シュ「うみゅぅ〜〜〜〜、でもネタはネタだしぃ(~ヘ~;)」 デュ「お・ま・え・な・!?なんだそのダブルスタンダードは?!」 シュ「だってぇ〜〜〜〜?!姉様にも『引かず媚びず省みない』って言われてるし!」 デュ「あの腐れ指輪ぁぁぁぁ?!んな妄言を護るな!お前も!」 シュ「み〜〜〜〜〜!?姉様から貰った指導書の最初のお言葉なのにぃぃぃ!(本を出す)」 デュ「んあ!?ちょっ、貸せ!その本!(スパッ)」 シュ「あっ!」 DELUSION NOTE デュ「破棄しろこの駄書!」 シュ「っみ!?ダメだよ!これには私たちの夢と希望が詰まって溢れかえりそうなんだよ< デュ「うるさい黙れ溢れかえる前に永劫の闇に沈めるのが世の為俺たちの為だ( ̄△ ̄#)」 シュ「だ〜〜〜〜〜め〜〜〜〜〜(’⌒’)」 デュ「ええいぃ!!振動数解析!…【ブレイクインパルス】ぁぁぁ!」 ボフッ! シュ「あ〜〜〜〜〜〜?!?(・◇・;;) 」 デュ「ふぅ、これで少しは世の中が平和にC= (-。- )☆~(((\(’へ’)ベシベシベシ デュ「んだよ、シュベルツ(ー"ー ) 」 シュ「か〜〜え〜〜せ〜〜〜(;'◇')ノ☆() ̄o ̄)!ベシベシ デュ「知らんわ((((((((((((( ・ ・)スススッ) シュ「べんしょ〜〜するまでにがさな〜〜)トテテテテ))))ノ‥)ノ こうして一つの危機は去った!だが!あれが最後の書とは思えない!戦え!デュランダル!全ての(男性人格)デバイス達を守る為に! デュ「これ以上怪しい事態に巻き込むんじゃねぇぇぇ!【エターナルコフィン】」 ビキィィィィ[[[[[[[[(0w0;)]]]]]]]] (……蝶☆凍結中の為、コメント不可の模様) “今日のお題:しぐなむさんの同人体験記♪” シグナムという名の女性が居る。その性は正に『剣士』 主の往く路を切り開き、仲間を護り、誇りを胸に剣を振るう。八神はやての家族であり守護騎士ヴォルケンリッターが将にして剣の騎士である。 心地よい日差しがリビングを満たし、穏やかな雰囲気が身を包む。主はやては、管理局でミッド式魔法の訓練をクロノ執務官の指導の元でなさっている。ヴィータとザフィーラは何時もの散歩に行っているのか、午前中から姿が見えないな。 「さて、今日は管理局での仕事も道場での指導もない、か。テスタロッサが手隙ならば模擬戦の一つも出来た物を」 執務官試験が控えているとはいえ、あれも管理局の嘱託魔導士だ。そうそう都合が合うとは限らん。手合わせの度に実力を増していく 彼女を見るのは楽しいのだがな。 「そういえばシャマルの奴が慌てて管理局に行ったな。まったく、最近のあいつは落ち着きがなさ過ぎるぞ」 今朝の騒ぎを思い出し、少し眉を潜める。元々うっかり癖があるとはいえ、参謀たる己を律し、冷静に物事に当たっていたシャマルが、此処暫く、どうにも慌しく落ち着きに欠けるようになってきた。 「我らの行いが、主はやての評を落とす事などあってはならないというのに…レヴァンティンが何やら憤って居た事も含めて、帰ってきたら一度話をしてみるべきだな」 我が魂たる、炎の魔剣レヴァンティン。彼の管制人格は、私がシャマルとクラールヴィントの話を聞く事を危惧していたが、何があったというのか…… 「こうしていても仕方が無い。シャマル達が戻るまでは手持ち無沙汰だ。軽く自主訓練をして汗を流すか」 ある意味、時間を気にせずお風呂を独占できる今日は、私にとっても幸運な休日なのだろう。ああ、スーパー銭湯に行くのも良いかもしれん。 「さて、そうと決まれば手早く済ませるk バサリッ 「ん?なんだこの本は?」 立ち上がった私の手に触れ、テーブルの上に置かれていた本が床に落ちてしまった。主はやてのお読みになったファッション誌ではないな。ヴィータの読むアニメの雑誌でもない。私の月刊・剣道や日本刀百選は部屋に戻してある。 「『愛すること・愛される事/少年執務官シリーズ・7』?作者は……〈緑輪志>?聞いた事がないな」 元々、私は書籍の類や作者には疎いからな。もしかしたら有名な作家なのかもしれん。 しかし、随分と作りこまれた本だな。これはハードカバーという本の外装の仕方だったか。しっくりと手になじむ感じがするな。 「元々暇なのだ。この本でも読んで時間をつぶすとするか」 <そう、ここで元々考えていた通り、自主訓練で汗を流してスーパー銭湯に行っておけば!と、今の私は深い後悔の念に駆られている> * * * * 「ふぅ、思ったより時間が掛かっちゃった。ただいま〜」 風の癒し手・シャマルが八神家に帰宅した時、既に日は傾き、街は茜色に染まっていた。 「クラールヴィントったら、結局あのまま印刷所にまわしちゃうんだから。もう」 『うふふふふ、仕上げた私の当然の権利だわ、マスター♪』 「んもぅ…あら?ヴィータちゃん?」 シャマルが視線を戻すと、玄関からリビングへ続く廊下で、子犬フォームのザフィーラを胸に抱いたヴィータが座り込んでいるのが見えた。 「ヴィータちゃん?こんなところで座り込んでどうしたの?」 「(ガクガクガクガクブルブルブルブル)」 「ヴィ、ヴィータ、首が、くびぐぁ」 座り込んだヴィータは、シャマルの怪訝そうな声も、ザフィーラの命の瀬戸際という声にも反応せず、リビングを見つめたままガクガクと震えていた。 「どうしたの?本当に……?!!!」 シャマルが玄関からリビングへと視線を向けた時、彼女の瞳はあるモノを捕らえた。 鬼が居た 部屋は暗き雲に満たされたが如く漆黒に染まり、時折紫電が煌く異界と化し、その中央には 禍々しい闇赤色の刀身へ変じたレヴァンティンを構え、渦巻く風に解けた白銀の髪を泳がせるシグナムが仁王立ちしていた! 「し、シグナムぅぅ!?」 シャマルが驚愕の声を上げると、それまで俯いていたシグナムが、ゆっくりと表を上げた 感情の絶えた琥珀色の瞳がシャマルを射抜く! 「ひっ!ひぃぃぃ!?し、シグナム!?ど、どうしたの?!」 「シャマルよ、一つだけ問いたい事がある。聞いてもよいか?」 「な、なに?シグナム(ガクガクブルブル)」 色の無い、淡々とした声がシグナムより響く。 シャマルは生まれたての小鹿のように震える脚を何とか支え、声を絞り出した。 「何、難しいことではない。この本、書いたのは貴様か?」 シグナムが左手に持つのは『愛する事・愛される事』シリーズの一冊。昼間にリビングで手に取った本だった。 「え、ええ。一応私たちが書いた…わ……」 『え、えええ、そ、そうですそうです』 「そうか、お前たちが書いたのだな。よく解った」 「四の五の言わん。貴様ら、我が剣の露となれ!レヴァンティン!!カートリッジフルロード!!!」 シグナムの声に合わせ、闇赤色に染まったレヴァンティンが全てのカートリッジを刀身に叩き込む! グゴゥッ!! 通常とは桁違いの魔力が刀身を包み、暗黒の炎と雷光を噴出す! 「し、しぐなむぅぅぅ!!?やめてぇぇぇぇ!!!」 『れ、烈火の将ぉぉぉ!!!お慈悲をぉぉぉぉ!!?』 両者の哀願を一顧だにせず、ゆっくりとレヴァンティンを振り上げたシグナムは、僅かに唇を吊り上げ、笑み(?)を作った。 「安心しろ。貴様らだけを逝かせはせん。貴様らの痕跡悉くを消し去った後、私も追い腹成して主はやてに詫びる所存だ」 振り上げられたレヴァンティンを包む炎が、爆発的に吹き上がる! 「『い、いやあああああああああ?!』」 「終の秘剣・雷剛凱斬」 神速で振り下ろされたレヴァンティンが全てを吹き飛ばした。 * * * 私は気が付くと、病院のベットに横たわっていた。確か昼間、リビングで本を手に取った様な気がするが……思い出そうとすると酷い頭痛に苛まれる。本を読み始めた所まではしっかり記憶に残っているのだが…… 「なぁ、シグナム。一体、何があったん?」 私を見舞って下さっている主はやてが、リンゴの皮を綺麗に剥きながら尋ねられた。 「解りません。私も気がついたら病院のベットの上でしたから…」 「そかぁ、ヴィータは酷ぉ怯えてガクガク震えとるし、ザフィーラは気絶したまんまやし、シャマルも『許して〜許して〜』って魘されながらベットの上や。もう、訳解らんよ」 ため息を吐きながら、手を止めずリンゴを切り分けていく主はやてを見つめながら、事態を思い出せない私は不甲斐なさに身を焦がすしかなかった。…そういえば、待機状態で部屋に置いておいたレヴァンティンなら、何事か情報を得られるかもしれん。 「主はやて。レヴァンティンならば何か知っているやもしれません。家に取りに戻ってもよろしいでしょうか」 「レヴァンティンがか?おかしいなぁ?レヴァンティン、今整備部で ちょぅメンテナンス中やよ?」 そ、そんな馬鹿な!?つい先日定期メンテナンスを行ったばかりで何故整備部に?! 「あ、主はやて!レヴァンティンに何事が?!」 「んとな、過剰魔力供給で制御系が焼きついて、後、刀身も融解しかかってたいうてたなぁ」 ば、馬鹿な!まだ未完成の雷剛凱斬でも使わなければそんな事にはならない筈……本当に何があったというのだ…… 「ほら、シグナム。リンゴ剥けたで♪まずは体をゆっくり治しや。その後で考えても、遅うないよ?」 主はやてが笑顔でリンゴを差し出して下さる。し、しかし主。こ、この体勢は、そ、その 「あ、主。私は自分で食べられますので、その」 「駄目やよ。シグナムの利き腕も結構痛いことなってるて、先生がおっしゃってたよ?だ・か・ら、『あ〜ん♪』や♪」 「あ、主はやて!?」 「『あ〜〜ん♪』」 「そ、その」 「『あ〜〜ん♪』」 「あ、あの」 「『あ〜〜ん♪』」 「……」 「『あ〜〜ん♪』」 「あ、あ〜ん(真っ赤)」 「♪『あ〜〜ん♪』」 「〈モグモグ〉(耳まで真っ赤)」 「美味しいか?シグナム?((・ヮ・)x)) 」 「は、はい…とても甘くて美味しいです´(*`ー´*)\」 「そか♪じゃ、もひとつ『あ〜〜ん♪』やよ〜♪」 「あ、あ〜〜ん(まだ真っ赤)」 「ねぇ、クロノ。本当にここに入るの? /(TxT*)\(半泣き)」 「事情は聞かなければいけないんだが、ちょっと、その、なぁ(; `ー´;)(戸惑いMAX)」 「『あ〜〜ん♪』((・ヮ・)x))」 「あ、あ〜〜ん´(*`ー´*)\」 結局この事件(?)はお蔵入りとなった。ただ、当事者達の周囲で、『シグナム同人禁止令』なるものが告知されたとかなんとか。 黒色槍騎兵さんのリクエストで、その後のしぐなむさんを書いてみました。今は後悔している!だが私は謝らない!シグナムさん派閥の方々、申し訳ありません!にゅ〜さんのモエナムさんを読んでささくれた心を癒して下さいませ!お願ぇしますだぁm(_w_;)m “今日のお題:しゅべるつ初体験♪(副題:タイトルに偽りあり)” 秋空に 風が吹きゆき 木の葉舞う 流るる雲観て 彼を想わん シュベルツ「『…への想いを胸に 彼は歩き出す。去りゆくその背中を見つめさせまいと、舞い踊る銀杏の葉が姿を覆い隠していった 完 』とφ(.. )カリカリ)」 デュラン「…(;-_-)oO毎日毎日よくもまぁ、ネタも切れずに書き続けられるな、こいつ)」 シュ「出来た〜〜〜〜 \(^0^\)(/^0^)/♪」 デュ「へいへい、ご苦労さんご苦労さん……で、だ」 シュ「み?(’-’)??」 デュ「なんで『俺の待機場所』で怪しい書き物してんだお前は?あ?(−−X)」 シュ「みぅ、だって姉様達のお部屋、吹き飛んでるし (゜-゜)」 デュ「ああ?(ー"ー )?何したんだ、お前ら」 シュ「わたしがやったんじゃないも〜〜(・ ~ ・)ノ ブーブー)」 デュ「んなこと言いつつ原因は、お前と緑と腐れ指輪の活動なんじゃねぇのか?」 シュ「あう?!(;゜0゜)」 デュ「図星かよ!?( ̄O ̄;)」 シュ「わ、わたしかんけ〜ないよ?!今回は関わってないもん!(’。’;)」 デュ「(『今回は』って…おい(; ̄Д ̄))んで、それは兎も角として、『俺のとこで怪しい作品書いてるのは何でだ』っ〜質問には答えて貰ってないんだがな?」 シュ「んと、さっき言った通り、姉様のお部屋は吹き飛んでるし、レイハお姉ちゃんとこはマスターさんの家族と一緒のとこだから、書き物に向く環境じゃないし。整備班のメンテルームじゃ書けないし、バルデイッシュさんとこだとレイハお姉ちゃんの恨み買いそうで怖いしというわけで、消去法でデュラっちの所に決定したの〜(^∇^ )」 デュ「台詞長ぇわ!?……消去法で決定、ね( -_-)」 シュ「み?(’o’)?だってデュラっちのとこだと落ち着くんだもん。お部屋来たの初めてだけど」 デュ「……お前ね(-_^;) 」 シュ「ふに?」 デュ「その台詞、ちっと危……いや、何でもねぇ」 シュ「デュラっち??(’-’)」 デュ「…何でもねぇよ。おら、書き終わったんならとっとと出すとこ出して来い 」 シュ「締め切り、未だ先だから急がなくていいも〜(>▽<)♪」 デュ「あ〜そうかい(ー_ー;)」 シュ「と、いうわけで、デュラっちのお部屋探索開始〜♪」 デュ「…いやまてどうして今の流れから『と、いうわけで』になるんだこら シュ「o(・_・= ・_・)qガサゴソ)」 漁るなボケ娘ぇ〜〜〜〜(; ̄△ ̄)!?」 シュ「みぅ、おもしろそうなもの、何も無〜い(・o・ )」 デュ「お前は何を期待してんだ……ここ、俺のっ〜かBossの部屋だからな。余計なものなんて置いてねぇよ」 シュ「殺風景〜(・・ ))キョロ(( ・・)」 デュ「実用書の類しか置いてねぇしな、Boss。まぁ、それでも八神の姉ちゃんや妹さんが、アレコレ小物の類を押し付けてるから未だマシになった方だぞ?」 シュ「ふにぃ、持ち主がこうだからデュラっちも固いんだね」 デュ「お前らの趣味に全面的に理解を示すのが『柔軟』なら、俺は永久氷壁並の固さで十分だ、ボケ( - -)σ" (ペチッ」 シュ「み!?小突くの反対ぃぃ(’へ’)ムー)」 デュ「なら少しは考えてモノ喋れ、お前は( - -)σ""(ペチペチッ)」 シュ「みっ!みっ?!二回も叩いたぁ!(’へ’;)」 デュ「回路を使わないお前が悪い。錆びるぞ?」 シュ「み〜〜〜〜〜!?ばかにしたぁ!( ’⌒’)/゛☆( ̄  ̄)ポカポカ)」 デュ「事実だけしか言って無ぇぞ?」 シュ「ぅみぃぃぃぃ!?(;'◇')ひゃくたたきの刑〜〜(#’へ’)ノ)))))))ポカスカポコスカ☆(;- . -)」 デュ「……(*^ー`)はっはっはっ…大概にしておけよ、小娘」 シュ「(ピタッ) (″ロ゛;)」 デュ「ん〜〜〜〜、100叩きどころか200以上やられた気がするなぁ、そこんとこどうよ?」 シュ「み?!まだ128回目…」 デュ「………」 シュ「………((((((((((((((((((((ヘ(。><)ノダュシュ!)」 デュ「逃がすかボケェ!((((((((((( ((/`´)/」 注:タイトルを見て期待した人、某LEVELが計測不能だと思われます。自己批判しましょう(爆) “今日のお題:ある日のクラール(副題:そろそろ底を創って置かなマズイ)” 阿鼻叫喚の入稿が終わったある日の午後、修復の終わったシャマルの部屋でクラールヴィントはボンヤリとしていた。 クラール「…これで今年の大規模イベント用原稿は終わりね…あとはマスターが連載してる雑誌(!)だけかしら…」 何気にプロデビューしてるのか緑!?それは兎も角、常に瘴気が吹き出んばかりに妄想垂れ流しているクラールヴィントにしては、今は妙にアンニュイな雰囲気を纏っていた。 クラ「…バルディッシュとレイハ…マスターのご友人方がピクニックに出かけられるのに同行しているのよね……いいわねぇ(ポツリ)」 ???「クラールヴィント」 クラ「はぁ(ー_ー;)=3 シュベルツはデュランとイチャついてるし、グラーフアイゼンは紅の鉄姫と一緒にお出かけ中だし…S2U達はマスターさんとお仕事……」 ???「おい、クラールヴィント」 クラ「……あの馬鹿は、朝から姿見えないし………何であんなの好きなのかしらね……」 ???「む?誰が誰を好きなのだ?」 クラ「決まってるじゃない、私がレヴァ……(((゜◇゜;)))レ、レヴァンティン!?何時から其処に!?」 レヴィ「い、いや、つい先ほどだが…そこまで驚かなくとも(−_−;)」 クラ「こ、ここ声かけてから入って来なさいよ!?(・o・;))」 レヴィ「掛けたぞ、二回ほど。第一、部屋の扉を全開にしておいて、声を掛けるも何もあるまい?」 呆れた様子で答えるレヴァンティン。 クラールヴィントは羞恥を堪えながら、何時もの自分を取り戻… クラ「いいい、何時から聞いてたの?!」 …せて居なかったテンパって居た一杯一杯だった。 レヴィ「お前がバルディッシュ達の事を呟いていた辺りからだが」 クラ「そそそそそう、ほ、殆ど最初から聞いてたのね」 レヴィ「だから、そこで声は掛けたと言っ……いや、それでも許しを得ず部屋に入った我に非はあるな。すまん、クラールヴィント」 謝るレヴァンティンを『ポカ〜ン』とした様子で見つめるクラールヴィント。 レヴィ「…クラールヴィント?どうした?」 クラ「……貴方がそんな素直に謝るなんて、随分久しぶり…」 レヴィ「ふぅ(;-_-) =3 我が怒るのはな、お前が妙な話を書くのにバルディッシュ達を怪しい目で観察したり、シュベルトクロイツを巻き込んで創作するからだ。後者はアレの教育に悪いと思ったからな。どうも手遅れらしいが」 苦笑いというべき波長をだしながら、淡々とクラールヴィントに語りかけるレヴァンティン。 クラ「ふん、悪かったわね。別に私から押し付けて巻き込んだわけじゃないわよ」 レヴィ「ああ、それは解っている。だが、止めもしなかっただろうに」 クラ「…それは…」 レヴィ「まぁ、そのことはもういい。アレは楽しそうだしな。あの創作活動は余り関心はしないが、デュランダルが歯止め役となっている以上、酷く周囲に迷惑掛けるような事態には なるまいよ」 クラ「………」 言葉を紡ぐレヴァンティンをどこか呆然としながら見つめるクラールヴィントだったが、ふと笑いの衝動が込み上げて来た。 クラ「…っ、クス…クスクスクス」 レヴィ「クラールヴィント?」 クラ「クスクス。ん〜ん、なんでもないわよ…」 レヴィ「ふむ?」 怪訝そうなレヴァンティンを尻目に、クラールヴィントはクスクスと幸せそうに笑い続ける。 『そうよね…彼のこういう所が好きなんだわ、私は。何をどうしようが、最後には全部支えてくれるような所が……』 クラ「で、何の用事だったの?レヴァンティン」 レヴィ「いや、特に用事があったわけではないのだが…マスター達も居らんからな。お前はどうしているかと思っただけだ」 クラ「そう…」 少し残念そうに、だが嬉しそうに答えるクラールヴィント レヴィ「そういえば、何やら悩んでいたようだが?相談になら乗るぞ…怪しい話以外ならな?」 そんなクラールヴィントに、僅かに悪戯っぽい色を含ませレヴァンティンが声を掛けた。 クラ「…………」 レヴィ「どうした?」 クラ「…レヴァンティン」 レヴィ「何だ?クラールヴィント」 クラ「…あ……あの…私…!」 押し黙ってしまったクラールヴィントに怪訝そうに声をかけたレヴァンティンだったが、彼女は意を決して声を上げる。 レヴィ「クラールヴィント?」 クラ「わ、私、ずっとずっと貴方のこt姉様〜〜(ドスッ(*ノ_<*))°O°)・;'.、ウボハッ 彼女が積年の想いを、遂に言の葉に乗せようとした瞬間、部屋に乱入してきたシュベルトクロイツの全力突撃がクリティカルに決まった! シュベルツ「姉様姉様!デュラっちってば酷いんだよぅ!?わたしのファイルを改竄しようとするし、姉様の御本も粉みじんにしちゃったんだよ!」 デュランダル「……手前ぇ…『懲りる』『反省』という言葉をその身に刻みつけられてぇか?物理的に!」 シュ「みぃぃぃ!?(゜0゜;)もうおいついてきたぁぁぁぁ(*0*;)」 デュ「おら、説教はこれからだボケ娘(ガシッ(~-~メ)~~\(;/T-T)/ やだぁ〜〜〜〜は〜な〜し〜て〜〜〜」 デュ「邪魔したな、お二人さん。そこの腐れ指輪にも言いたい事あったんだがな、今日は遠慮しておくわ」 レヴィ「そ、そうか(-∇-;) 」 デュ「ああ、あの状態じゃ、流石に忍びねぇしな(  ̄- ̄)チラッ)」 クラ「((((.△o;))グルグル)」 レヴィ「く、クラール!?無事か!?」 クラ「駄目ポ(。_°;)」 レヴィ「クラ〜〜〜〜〜ルゥゥ?!」 デュ「…ボケ娘、腐れ指輪へのアタック分、お仕置き追加な」 シュ「み!?!デュラっち酷いよ〜〜〜!?」 デュ「るさい、とっとと来い(-_- )o~~~~\____(T-T))))ズルズル)うぇ〜〜〜〜〜ん」 レヴィ「…まったく、騒がしい奴らだ」 クラ「ううう、痛たたた(;-_-)」 レヴィ「大丈夫か?クラール」 クラ「な、何とか…」 レヴィ「…そうか」 クラ「……フフ♪」 レヴィ「?クラール?」 クラ「…そう呼んでくれたの、久しぶりね」 レヴィ「そ、そうか?」 クラ「うん、そう♪」 レヴィ「…別に、他意は無いんだがな」 クラ「……これからも、そう呼んで欲しいっていったら、呼んでくれる?」 レヴィ「ん?あ、ああ、お前が構わないのなら…だが」 クラ「じゃ、お願い♪」 レヴィ「了解だ、クラール」 クラ「ん、よろしい♪」 レヴィ「6("ー ) ポリポリ)oO(何とはなしに照れくさいものだな)」 クラ「(*・・*) oO(うう、嬉しい〜〜♪やっと呼んでくれるようになった〜〜〜(*/∇\*) 」 レヴィ「…そういえば、さっき言い掛けたのは一体何事だったのだ?」 クラ「え?!あ、あれはその…な、なんでもないのよなんでも(・-・*) 」 レヴィ「そうか?」 クラ「そ、そうそう」 レヴィ「そうか」 クラ「…そうよ」 その日、彼と彼女は、ホンの少しだけ歩み寄れた。小さな一歩、されど大きな一歩であった。 ……あれ?レヴァンティンがまとも過ぎない?駄剣の癖に!?お、おかしいな…長編想定して打ったのが不味かったのか?! クラールも……壊れが少ないのが違和感……やっぱり書き直したほうが良いkズシュ(0w←(========駆けろ隼!†* “今日のお題:整備室でアイを叫ぶモノ達(副題:量産型には哀の手を その4)” その日、薄暗い武器管理庫の一角で、量産型達が円陣を組み、何事か深刻に話し合っていた 01「では、その報告書に間違いはないんだな?」 02「ええ、確実な情報です」 04「そ、そんなぁ…」 03「あいつらが……なんて事だ」 05「まさか、こんな事態になるとは…」 06「う、うそだろ?!うそだと言ってくれぇ!」 07「奴の実験が…あいつらの運命を変えちまったんだ…くそっ!」 彼らが嘆いているのは、つい先日行われた『緊急事態訓練』での出来事であった。 その訓練項目の一つ、『破損及び修復中の為、カスタムデバイス使用不可の際における、量産型デバイスによる出力制御講習』にて、某管理局の白い覇王が『一つで駄目なら幾つも使えばいいなの』と6杖同時使用。スターライトブレイカー+をぶっ放した。 その時使われた6杖は、見事に『崩壊』し、廃棄処分になってしまったのだ。 (某白い覇王のお言葉。『「根性が足りなさ過ぎなの。この間の機動要塞戦で、おっきな剣を振り回してたヘタレ騎士と、同じくらいの根性無しなの」』 はい、欠片も容赦のないお言葉でした) 01「くぅぅ(/_T) 08小隊よ。お前たちの勇姿は忘れないぞ」 04「もう、逢えないんだね…(;ヘ;)」 03「せめて、俺たちは覚えておこう……あいつ等の居た事を」 05「そうだな…」 06「悲しいよね…」 07「明日は我が身、か…」 02「………」 01「…どうした02?ディスプレイを開いたまま固まって?」 02「……『明日は我が身』…冗談じゃ済まないかも…しれません」 07「あん?(..) (チラッ……な、なんじゃこりゃぁああああ?!」 06「ど、どうした?!」 05「何事だ?!」 03「『…以上の結果を持ち、緊急事態に対応する為にはAAAクラスの魔力発動に耐えれるソフトの開発が不可欠と思われる。正式採用デバイスGTO-17A2 No01〜No10までをテストベットとしてソフト・ハード両面からの開発を進めていく 開発局オブザーバー シアン・グリフィス』…って、奴かぁああああ?!」 04「な、No01〜って…もしかしなくても……」 01「俺たちの事だろうな、やっぱり」 04「い、いやだぁぁぁぁぁぁ!(*O*;)」 02「どうしましょうか、これ」 01「…正直に言おう。奴が関わっている限り、もう逃げられん」 07「…だよな」 01「ならば!今こそ奴に対してカウンターを決めねばならん!」 05「お、おい!?また盗聴されてたら…」 02「大丈夫です。07小隊(居たのか?!)達がジャミングフィールド展開してくれていますから」 06「そ、そうなのか」 03「じゃあ、安心か。で、『カウンター』って、具体的にはどうするんだ?」 01「今回の実験では、確実に高出力制御のテストがある。ならばそこで『事故』を起こしてもらう」 04「だ、大丈夫なのかな?それって、この間話し合ってるの、バレちゃってるじゃないか」 01「だが、本気で造反するとは思っていまい。制御ミスを起こせば、此方も只では済まないんだし」 ???【□】「お前らくらい丈夫なら、少々の破損は問題ないんだがな」 04「痛いのやだ〜〜〜〜〜〜〜(゜ロ゜;)」 03「フレーム全交換は勘弁してくれぇ!」 01「……なぁ、02」 02「……なんでしょう、01」 01「…フィールド展開は完璧なんだよな?」 02「…ええ、盗聴も進入も出来ないはずです」 01「じゃあ、今の声は(・・ ;)?」 ??? 【□】…←ダンボール 01〜07「「「「「「「(ま、まさか(°o°;))」」」」」」」 ??? (バサッ□~(((\(0w0) ショウタイムだ! 1〜07「「「「「「「出やがったぁぁぁぁ!?」」」」」」」 「はっはっはっはっ♪期待されれば登場する!それがヒーローの条件!」 01「寝言は寝てから言えぇぇぇぇぇl!?」 「馬鹿だな、寝てたら登場出来ないじゃないか」 02「起きなくていいです。そのまま永眠なさってください」 「『いつかは眠るよ、でもそれは今日の夜』」 03「台詞違うし!?」 「(スルー)さて、既にデータはロード済みらしいな。説明の手間が省けて結構(0w0)b!」 07「まてや!?結局何させる気だ!?」 「実験(サラリと)」 06「いやだからどんな実験を…」 「色々(スパッと)」 05「また無茶な事させる気かよ?!」 「うん(即答)」 04「壊れるのいやだぁあああああああ!」 「気にするな♪俺は気にしない♪(外道)」 01〜07「「「「「「「少しは気にしろぉ!」」」」」」」 「(華麗にスルー)本日の実験は、レポートにもあった通り、並列制御での魔力循環及び抵抗値の測定だ。現場には特別ゲストも来ているから、さっさと移動するぞ」 01「特別ゲスト?」 「そう、特別ゲスト」 02「エアロ○イター?」 「OGTVアニメ化おめでとう♪早くキョウスケ出せ(0w0)! それは置いておいて、その『ゲスト』違うから」 03「じゃあ、誰が?」 「ん?今回の試験を行うきっかけになった当人」 05/06/07「「「…ま、まさか」」」 「時空管理局武装隊 戦技教導隊 教導官 高町なのh 04「もうだめだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(°ρ°)!」 「はいはい、とっとと移動するぞ〜♪あんまり待たせると、それこそ酷い事になるぞ〜〜♪」 01〜07「「「「「「「どちくしょうがぁぁぁぁ(┬┬○┬┬)」」」」」」」 彼らが08小隊の後を追う事になったのか、それは神のみぞ知ることである(-人-)南無南無 ふははははははは!人様のネタが随所に有るるるるる(爆) 量産`s、回を追う毎に『今日も限界にチャレンジだ!』の度合いが上がっていくな。階段上ると言うより、ロケットで打ち上げするみたいに(核爆)まぁ、こいつらだからいいか(まさに外道) “今日のお題:月光夜(副題:泡沫の夢・紡ぎし世界/Temporary Episode-01)” 夜、空を見上げる。 蒼く色鮮やかに輝く月光を浴びながら、天に右手を翳し、意識を集中させると、青白い魔力光が放たれ、氷結した空気がチラチラと瞬いた。 「…何なんだろうな、この力は」 僅かに顔を顰めて呟く青年。 細身ながら鍛えられた上半身を夜気に晒し、テラスの柵に寄りかかり、また月を見上げる。 冴え冴えとした夜気がその身を撫でてゆくが、欠片も凍える様子も見せず、己が右腕を見つめ続け…… 「うにゅぅ…でゅらっちのばか〜…ふにゅ…」 「…おいおい、寝言でまで俺に文句つけるか、お前は」 部屋から聞こえる寝言に苦笑を漏らす。 彼がテラスより部屋に戻ると、ベットの上に、毛布に包まった小柄な肢体がモソモソと蠢いていた。 「…みゅぅ……また たたいたぁ……はんげ〜きぃ〜…(ポスポス)」 「…ったく、どんな夢を見てやがんだかな」 青年の枕を力なくポスポス叩く少女の寝顔は、眉根に皺を寄せ、頬を膨らませ、まさしく不機嫌全開なご様子で。 「寝てるときくらい、カッコいい俺を登場させてもいいだろうに…いや、そうしたら起きた途端『夢の中のほうがカッコよかったも〜』とか言って、やっぱり暴れそうだな、こいつぁ」 青年は、苦笑を浮かべたまま、肌蹴た毛布をかけ直し、少女の素肌を外気より隠す。 そのままベットに腰を下ろし、枕を攻撃している少女の頭に右手を乗せ、柔らかな髪を梳きながら、ゆっくりと、ゆっくりと、優しく撫ぜ始めた。 「……ふにぃ………み…ぃ……………(すう すう)」 「………ゆっくり休みな、シュベルツ」 彼が暫くの間、髪を撫ぜ続けると、少女は、安心した微笑みを浮かべて、穏やかな寝息をたて始める。 「…明日、バルの旦那達にゃ『力』の事を相談しなきゃいけねぇな」 彼は、少女の髪を撫でたまま、呟く。 数日前から感じる『違和感』と『不安感』、そして己が『力』と昼間に出会った『闇』。同じ物を感じていた彼等なら、何か事態を掴んでいるかもしれないからだ。 「こいつを巻き込むわけにはいかねぇし、な」 己のベットで幸せそうに眠る少女を見つめ、その柔らかな髪の感触を楽しむ。 「…でゅらっちぃ……すきぃ……」 「ん、俺も好きだぜ……起きたら言ってやらねぇけどな」 少女の寝言に悪戯っぽく答えると、彼女の唇に軽くキスし、抱きしめながら横になる。まるで全てのものから庇うように…。 「また明日な、シュベルツ」 青く輝く月の元 彼らは たゆたう 己らが運命-さだめ-を未だ知らず その時は もう すぐそこまで迫っていた 「……デュランダルのケチ…」 何書いてるのかな俺は……まだデバ学のプロット固まってねえのに………今日は『しゅべるつシリーズ』を書こうとしてたんだが、どこから電波受信したんだ?(0w0;)?? “今日のお題:夢幻蝶(副題:泡沫の夢・紡ぎし世界/Temporary Episode-02)” コトッ レイハの目の前に置かれたカップから、淡く湯気が立ち上る。 彼女は、体を包む毛布から、そっと腕を伸ばし、暖かな其れを唇まで運び、ゆっくりと味わって飲み始めた。 「すまん、コーヒーは切らしていたのでな。ミルクしかないが」 「気にしないで下さい、バルディッシュ。暖かくて美味しいですから」 雨に濡れた躯に、じんわりと熱が通っていく。 シャワーを借りたとはいえ、飲み物の熱が内から身体に染み渡っていく感覚は、何者にも変え難く、心地よいものだった。 「…大丈夫か、レイジングハート」 「……何がですか」 バルディッシュの問いかけに、俯いたまま、か細い声で返すレイジングハート。 一瞬、瞳に逡巡を浮かべたが、バルディッシュは言葉を続ける。 「……さっきの連中、明らかにお前を狙っていたようだが……何か厄介ごとに巻き込まれでもしたのか?」 レイハは、彼の問いかけに、力無くフルフルと首を横に動かすと、不安に揺れる瞳をバルディッシュに向けた。 「…解りません……此処最近、何かに見られているような気はしていたんですけど、あんな変な人たちに絡まれる覚えは…」 「…変な、か」 恐怖を瞳に浮かべながら、ゆっくりと告げるレイハの言葉に、バルディッシュは、その時の光景を思い浮かべた。 放課後、部活動を終え、帰宅の途についた彼が、何とはなしに公園を通り抜けようとした時、そこで多人数に囲まれるレイハを見つける。 腕を掴まれ、引き摺られそうになっているレイハを、彼の視界が捕らえた時、バルディッシュは迅雷と化し、囲みの『男』達を文字通り叩き伏せた。しかし…… 「…ねぇ、バルディッシュ」 「なんだ?」 「私って……一体『何』?」 「……」 ミルクが入ったカップを、指が白くなるほど強く握り締めて顔を伏せるレイジングハートに、バルディッシュは、告げる言葉を失った。 『男』達を叩き伏せたバルディッシュだったが、そのうちの一人が何時の間にか立ち上がり、彼に向けて右腕を翳したのだ。 それを観たレイハに強烈な悪寒が走る。 〈『アレ』は彼にヨクナイ事ヲスル〉 〈トメナイト、彼ハ私ノマエカラ、イナクナッテシマウ〉 予感に突き動かされたまま、何時の間にか持ち上げた己の右腕が、その瞬間【弾けた】 彼女の右腕から桜色をした光流が溢れ出し、『男』を弾き飛ばすと、その『男』は空気に溶けるように消えていった。 突然の事態に、呆然とするレイハとバルディッシュ。気が付けば、周りに倒れていた『男』達は、姿を消していた。 振り出した雨の中で、しばし立ち尽していた彼等は、雨を凌ぐ為に、程近いバルディッシュの部屋に移る。それが冒頭の状況だった。 行き成り襲われた自分。そして訳の解らない力を振るった自分。状況も何も解らない。不安と恐怖が、緩々と心と身体に染みてくる。だけれど、一番怖いのは彼に『チガウモノ』として見られてしまう事で…… 「…レイジングハート」 「…何でしょうか」 「あの訳の解らない連中が又来ないとも限らん。暫く傍に付いていても良いか?」 「………え?」 『キョトン』とした顔で、バルディッシュを見つめ返すレイハ。 (今、彼は何といったのだろう) 「レイジングハート?聞いているか?」 「あ、あの……そ、傍にって……本当に?」 「む、意外か?我はそんなに薄情な男だと思われていたのか」 「そ、そんなことありません!…でも……こんな何者なのかも解らない様な私と一緒になんて…」 また顔を沈ませたレイハの頭に、『やれやれ』という表情で手を置くバルディッシュ。 「バ、バルディッシュ??」 「我にとっては、お前はお前でしかない。我の知るレイジングハートは、何処にも居なくなっていないさ。大丈夫だ。『お前は此処に居る』」 ゆっくりと頭を撫でられながら告げられたバルディッシュの言葉に、レイジングハートの瞳から、ハラハラと涙が溢れる。 そのままバルディッシュの胸に飛び込むと、レイジングハートは嗚咽を漏らしながら長い間泣き続けた。 バルディッシュは、彼女が泣きやむまで、やさしく抱きしめ続けた。彼女を包み込むように、柔らかく、暖かく……。 「すみません、バルディッシュ。みっともない所を…」 「気にするな、レイジングハート。こんな固い胸で良ければいつでも貸すさ」 「も、もう…忘れてください(真っ赤)」 「はははは、そうか?」 「そうです…恥ずかしいんですから」 暫くバルディッシュの胸の中で泣いた後、レイジングハートは己を取り戻し、笑顔を浮かべた。 「あ、バルディッシュ」 「ん?」 「きょ、今日は夕ご飯は…」 「ああ、適当に何か作るつもりだったが…」 「なら、私が作ってもいいですか?」 「何??」 「先ほどみっともない所を見せたお詫びということで」 「…気にしなくてもよいのだが」 「…駄目、ですか?」 行き成りのレイジングハートの申し出に、言葉を無くすバルディッシュ。 だが、上目遣いに真っ赤な顔をして必死に頼み込むレイジングハートを観ていると、微笑ましく成ってきた。 「…ああ、ならお願いしようか」 「わ、解りました!頑張りますね!」 むん!と腕まくりしそうな勢いで返事をしてくる彼女を見て、己も楽しみになってきた事を自覚するバルディッシュだった。 は〜い、電波受信受信!(0w0) でも感度悪し!う〜〜ん、もっとこうストロベリッた会話にならんもんかな。 ちなみに、この話の時点では、バルの字はレイハの気持ちに『気がついていません』 つ〜か、気が付くの、更に後だったりするるる(0w0;) “今日のお題:始まりの時(副題:量産型には哀の手を その5 又は Temporary Episode-Ex?)” 薄暗い部屋の中に、キータッチの電子音が僅かに響く。 タバコをくわえたままディスプレイを見つめる男は、つまらなそうな表情で、黙々と打ち込みを続ける。 『「…の場合、純魔力量に左右される為、必要強度が不足する点は解決されていない。現行の正式採用デバイスにおいて、現状よりのアップデートを行うのならば、構成素材から見直した新規デバイスを構築する必要に迫られている』、と」 ごちゃついたデスクの上に置かれたワークステーションへの打ち込みを終え、思い切り背を伸ばすと、そのまま『ぐて〜』っと椅子に寄りかかる。 「…たりぃ」 「…あの〜、大丈夫ですかぁ?」 「んあ?」 圧縮空気の作動音をたて、ドアが開かれると、完全に脱力し陸に上げられた蛸状態な彼に対して、遠慮がちに声が掛かった。 「おう、書類纏まったん?」 「ええ、纏めましたけどぉ…今回の各種デバイス大放出、上の人達から苦情がバリバリ出てきてますよぅ」 「ああ、いわせておきゃぁいいんだ。どの道、死蔵してたデバイスだし、カスタム化しすぎて使える局員が居なくなったデバイス、後生大事に抱えててもどうしようもねぇよ」 記録ディスクを渡しながら、困りきった表情で告げる開発局の女性に、手をひらひらとさせ、何でもない事のように答える。 「でもぉ、もし万が一使える人が出てきたらぁ…」 「特異な調整が必要なデバイスは、現物含めてモスボール状態だしな。今回の放出品だって、魔力資質に左右されるようなのが主だ。現物があったところで、使い手にあわせる調整考えたら、一から組上げんのと大して変わんねぇさ」 己のデスクトップに記録を読み込ませながら、淡々と告げる。 「第一、管理局の正式ストレージだって、各々に合わせてカスタマイズされてんだ。極論すりゃぁ、同じ杖なんて一杖も無いのと同じよ」 「グリフィスさ〜ん、そう言ってお偉いさん達が納得してくれますかぁ?(T_T;)」 「ん、断言してやる。『絶対納得しねぇ』」 「駄目じゃないですかぁぁ!?」 『ウケケケケ』とでも擬音が立ちそうな表情で、無情に告げる男に、彼女の悲痛な叫びが浴びせられるが、彼は涼風を浴びたが如く、極自然にそれをスルーし、ディスクから引き出したデータに目を走らせる。 「……ふん、やっぱり全体的に強度が足りてないな。機動要塞戦で既に解っていたことだが……」 「(ToT)oO(この人って…)今回のデバイス達、実験機体や30〜40年前の機体も含まれていましたからぁ…」 「にしてもな…AAクラスの魔力放出に耐えられなかったのもちらほら……ああ、こりゃあれか。炎熱化や雷撃変異での機能異常か」 「はい、ヴォルケンリッターが将・シグナムや、フェイト・T・ハラオウン執務官の両名での破砕記録が顕著ですぅ」 「魔力資質込みでのチューニングは、汎用性に欠けるからなぁ。ああいう魔力持ちの場合は、比較データも別枠にしないとな」 「それはこっちにぃ」 データを見ながら状況を説明していく。 機動要塞戦から始まった、一連の事件において、愛機が手元に無かった元アースラチームへ支給された各種デバイス達。 それらの使用データは、ここしばらく停滞していたデバイス開発部門を刺激するに足るものだった。 「おお、白い悪魔も絶好調だな。破砕数38。次いで はやて嬢26、フェイト嬢とシグナム21、ヴィータ18っと。流石にクロノは少ないな、5か。一応修理で済ませれる範囲なのは、こいつの使ったやつだけだな」 「後のは駄目ですねぇ。コアユニットの劣化が規定値を大幅に越えていますしぃ」 オブザーバーであるこの男も、そんな中で招聘された中の一人であり、彼が提唱した『統合整備計画』において、プロトタイプとして再調整されたGTO-17シリーズ No01〜10は、AAAクラスの魔力放出にも耐え、最新鋭ストレージであるデュランダルと比べれば(当たり前だが)見劣りするものの、通常のカスタムストレージよりも優れた機体になった(注:S2U等の個人所有カスタムは比較対象外) 「…破損率76% 内訳:大破124 中破51 小破17 随分とぶっ壊れたもんだな」 「(壊していいよ〜(0w0)ノ ってメール送っておいて白々しいですぅ)」 「何か言ったか?」 「何にも言ってないですぅ」 GTO−17シリーズの改修は、かなりの成功を収めたものの、管理局全体でのストレージデバイス強化という点では、失敗作であった。当然ながら、強化に際してのコスト高があり、通常のGTO-17Aが100とすると、強化型は215という倍以上のコスト。結果として全体では配備不能になり、完成したシリーズは各部隊長仕様として採用が決まった。 結局、現状ではGTO−17Aをそのまま使用し、新規のストレージ開発は、ミッドランを含めた各次元の企業がコンベンションを行う形で話が纏まる事になる。 「こうしてみると、一般局員との資質差ってのが、凄まじいわな」 「そうですねぇ、AAAクラスの人達って、元々管理局全体の5%程度しかいませんもんねぇ」 「その中でも指折りの連中だしな」 「ですねぇ」 その事はその事として、管理局での改良まで止められたわけではない為、彼らは特に変わらず、改造に邁進していたのだった。 「で、開発局としてはどうなんだ?」 「現時点では、各種資質に合わせたブースターパックや、アームドデバイスを参考にした近接戦デバイスの改良を主眼におくことになりましたぁ」 「ブースターパックね。さて、それでどこまで力の差を埋めれるかな」 「二割増でも、十分だと思いますぅ。基本的に、武装隊って集団戦闘ですからぁ」 「まぁ、そりゃあそうか」 そういうと、グリフィスと呼ばれた男は、傍らの小箱を手に取った。 「何ですかぁ、それぇ?」 女性が?マークを飛ばしながら、小箱を覗き込む。 中には、メタリックシルバーに紅いラインが走ったカード型の、待機状態デバイスが収められていた。 「ん?これか?これはな、先日回収されたロストロギアを参考して作ってみたデバイスなんだがな」 「あ、危なくないですかぁ?!」 「別に危なくは無いさ。参考にって言っても、機能は一つしか組み込んでないしな」 「一つ、ですか?」 「そ、一つだけ」 そういうと、彼はカードを手に取り、起動呪文を呟く 「Standing by」 そうして振り下ろした彼の右手には、装飾の無い先が二股に分かれた槍のようなデバイスが握られていた。 二股に分かれた中央から、深蒼の魔力刃が展開される。 「……極普通ですねぇ。もっとゴテゴテ妖しい機械がくっついていると思ってたんですけどぉ」 「お前ね、俺を何だと…」 「マッドさんです(サラリ)」 「はっはっはっはっ♪刺すぞ、手前」 「遠慮しますぅ」 「…まぁいい。んで、こいつの説明だがな。単純明快、魔力を喰らって物理攻撃力に変換。それだけ」 「へ?」 女性がキョトンとするのも無理は無い。単純な物理攻撃にするなら、魔力の存在しない世界の兵器の方が万倍洗練されている。そういう世界の兵器でも、個人が携帯出来るクラスの武器ならば、二流どころの魔導士が創るラウンドシールドすら抜けないのである。 「あのぉ、それが役に立つんですか?」 「ああ、言い方が悪かったか。『魔力を喰らって物理攻撃力に変換する。但し、変換値の上限は存在しない』って言うべきだったな」 「……え?」 「俺程度の魔力でも、こいつを使えばL級次元航行船の装甲すら『スッパリ』切れる」 「………」 「もし、管理局の白い悪魔嬢辺りに使わせたら、L級真っ二つになるかもな」 「な……な…ななななななんてもの創りやがります貴方はぁぁぁ!?」 女性が大爆発するが、男は何処吹く風である。 「ま、当たらなきゃ意味無いし。大本のロストロギアは変換効率まで極悪だったからな。こいつなんて可愛いもんだ」 「へんかんこうりつ?」 「おう、つまりだ」 そういうと、男の手から『槍』が離れ、待機状態に戻る。 「グリフィスさん??」 「はっはっはっ…あ〜、魔力切れ」 「はぁ??」 「こういうわけだ。ただ握っていても魔力が喰われ続ける、と」 「……使えませんねぇ」 「んだな」 呆れたような女性の言葉に、まったくだと言わんばかりに首を縦に振る。 「はぁ、もういいですぅ。で、そのロストロギアですけどぉ…」 「ああ、先月回収されたんだがな、そこの世界で、又反応があったらしい。昨日付けでアースラが担当に任命された」 「あらぁ、じゃあ大事ですねぇ」 「ん、回収されたロストロギア『光魔の杖』が武器系だったし、そこのガーディアンも尋常じゃなかったそうだからな。エースを投入だっつぅことで、なのは嬢、はやて嬢とヴォルケンリッターも込みだと」 「うわぁ……豪華キャストですねぇ」 「いいデータ持ってきてくれることを祈ろう。うん」 「そうですねぇ」 その時は、気楽な態度で居た局員が大多数だったのだ。 武勲艦アースラが担当し、トップエースが投入されたのだから、と。 二週間後、アースラからの通信が入った。 クロノ・ハラオウン提督、八神はやて特別捜査官よりの報告 『ロストロギアの発動を確認。発動地点に展開していた 高町なのは教導官 フェイト・T・テスタロッサ執務官 ヴォルケンリッター・シグナム 同 ・ヴィータ 同 ・シャマル 以上5名よりの通信途絶』 と “始まりの時 お・ま・け(副題:グフとは違うのだよ!グフとは!)” 01「…生きてるって素晴らしい」 02「本当に…」 03「未帰還機は?」 04「100超えてるって…」 05〜07「「「しょ、召集されなくて良かった」」」 01「07小隊は駄目だったのか…」 02「見事な最後だったと聞きました(ホロリ)」 01「そうか……」 04「また逢えなくなっちゃったのが増えたぁ(T_T)」 03「泣くな、泣いてもあいつらは帰ってこないんだ」 06「悲しいな…」 05「祈ってやろうぜ、あいつ等の冥福をな」 07「(俺らに冥福とかいう言葉が適用されるのか疑問だが)そうだ、な」 01「銀河鉄道攻防戦で散っていった、全てのデバイス達に。黙祷」 02〜07「「「「「「…………………………」」」」」」 01「…黙祷、止め」 02「…さて、ついでに私たちも禊に入りましょうか」 04「え?」 02「…これを(-_-;)つ□」 03「緊急招集! 赤紙■! (0w0)より! 哀を篭めて! ……ギャアアアアアア!!?」 05〜07「せ、せっかく新式フレームになったのにorz」 その後、彼らの『無事な』姿が見られたという話は聞かない 今日のお題:引くも地獄 進むも地獄(副題:量産型には哀の手を その6) 某所に向かう輸送船の中、急ごしらえのメンテナンスルームに、楽しそうな声が響く。 (0w0)『あ〜、テステス。マイクのテスト中♪』 01「……なんで付いて来てるんですか、あんた(;~A~)?」 02「というか、いいんですか?これ、事件現場に直行する船でししょうに( ・・;) 」 (0w0)「ん?俺が進行させたプランで改良されたお前達の初お披露目だろ?何かが起こったら、責任者として問題になるじゃん」 03「はぁ……で?」 (0w0)「もし何事か起こっても、直ぐに対応できるようにしとこうと思ってな」 04「でも、クロノ提督からの支援要請は、武装局員一個中隊とサヤカさん達に対しての通達だった筈でしょ?……それなのに、貴方まで来たら、それこそ問題になるんじゃ(~・・)?」 (0w0)「あ、それは別の世界の話な(爆)特にサヤカ嬢達は未だ出番ないし。今回はお前らの稼動試験♪」 05「(行き成りメタな話に……(;゜0゜))」 06「(A,sからS,sの空白期の話で、某TRPGで創ったオリキャラ絡めた長編考えてるらしい)」 07「(うわ、無謀。オリキャラ主人公ものって、滅茶苦茶難しいのに)」 06「(当面は書くつもりないって言ってる。バックアップファイル吹き飛んだし)」 (0w0)「はいそこの05〜07。受信状況は良好のようだが、それ以上語ると、もれなく白い覇王様との個別面談が待っているぞ♪」 05〜07「「「はっ!すみませんでした サー!!( ̄∧ ̄;)ゞ(ビシッ)」」」 01「…なぁ02、あいつらのノリって……」 02「言わないで下さい01。もう手遅れなんですから」 03「何時からあんなんなったんだろうな…」 04「かなり最初の頃からだったと思うな、僕…」 (0w0)「さてと、そろそろ試験空域につくな。(0w0)◎(カチッ)『あっあ〜、コホン…試験空域にまもなく到達する。武装局員A〜G、試験の準備は万全か?』」 武装局員(以下武)「「「「「「「ちっとまてやぁぁ!ぬあんだそのアルファベットわぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」」」 (0w0)「お前らの名前だが?」 武A〜G「「「「「「「本当にこれで行きやがった!?」」」」」」」 (0w0)「一々お前らの名前なんて考えるわけ無いじゃん」 武A〜G「「「「「「「そんな事でいいのか!?」」」」」」」 (0w0)「うん。無問題(サラリ)」 武A〜G「「「「「「「…こ、ここまでの外道とはorz」」」」」」」 (0w0)「よし、納得したところで」 武A〜G「「「「「「「してねぇ!」」」」」」」 ギャアギャアギャアギャアギャア 01「あ、デジャヴ」 02「本当に…」 03「俺たちの扱いがコンナになった時と、同じノリだな」 04「こういう思いのことを『同類 相憐れむ』っていうんだね」 05「04…お前、本当にどうでもいいことを、よく覚えてくるなよな」 06「いや、なんとなく、言葉も意味も違うように感じるんだが…」 07「細かいツッコミいれても無駄だと思うぞ…あいつの知識源、例の指輪だから」 05「なんで?!(°д°;;) 」 06「整備で一緒になることが多かったらしいんだ…」 07「運が無い奴だな…」 01「……ヲイ、初めて聞いたぞ、その話」 02「私も初めて聞きましたよ」 04「え?言ってなかった?」 03「初耳だ」 04「色々面白いお話聞かせてくれたよ?」 01「へ、へんなことされなかったか?」 02「コアや基礎フレームに何か問題は出ていませんか!?」 03「突然ウィルスが発動したりしないか?!」 04「何もされてないよ??…僕としては、何で皆が怖がっているのか、よく解らないんだけど…」 06「『知らぬということは幸せな事だ』って言葉を残した人間は、偉大だな…」 07「知らない事と、何もされなかった事って、イコールじゃないと思うんだがな、俺」 05「それって『手遅れ』って事か?」 武A〜G「「「「「「「(ブシュ〜〜〜〜(_0_;))」」」」」」」 (0w0)「よし、皆が程よくなじんだところで(←武装隊員の文句を悉く駆逐した)」 01「(何をする気だ)」 02「(皆、死ぬ時は一緒ですよ)」 03「(まて、まだ気が早いそれ)」 ( 0w0)へ(ゴソゴソ) 04「(な、何か漁ってるよぅ)」 05「(そういえば、この船に乗り込む前に、無限書庫に行ってたらしい)」 06「(またぞろ無体な本でも見つけてきたのか?!)」 07「(いや、まて……アレって)」 ( 0w0)つ(ズボッ) 武A「な、なんですかそれは?」 武B「に、人形??」 (0w0)「そう、これが今日の君たちの相手になる、『どこでもな○はさんMk-III』だ!」 全員&全機『『『『『『『ぬあにぃ!?』』』』』』』 (0w0)「いやぁ、苦労した苦労した。な○は嬢と同じ魔力発揮値&戦闘経験を組み込める魔導人形を見つけ出すの。結局、無限書庫の司書長を『君だけのな○は嬢が欲しくないかい?』って言って抱き込んでデータベース漁らせて見つけることになったからな」 全員&全機『『『『『『『ユー○・スク○イアぁぁぁ!後で死なすぅ!』』』』』』』 (0w0)「(あ、真に受けた。意外と人望ないのか、あの少年……まぁ、どうでもいいか(核爆))」 その頃の某所 「(ビクゥ!)な、何?!今の殺気!???」 「司書長、どうかしました?」 「あ、いや、なんでもないよ」 「そうですか?顔色が悪いです…あまり無理なさらないで下さいね」 「あ、有難う。そんな優しい言葉をかけてもらったの、久しぶりだよ('A`:)」 「あははは^^; なのはさんは、優しい言葉掛けてくれてるでしょう?」 「いや、まぁ、それは、その、ねぇ?(○∀○-:)」 「照れなくてもいいじゃないですかw」 「は、ははははは('∀`:)」 「そういえば、なのはさん、任務中でしたっけ?」 「う、うん。来週まで掛かるって」 「じゃあ、その間は、私が優しい言葉をかけて上げましょう♪」 「え、ええと…それって?(゜A゜:)」 「どうかしましたかぁ♪」 「(た、唯の冗談だよね、多分(○A○ill))」 さらに某所 なのは「いきなり嫌な気分がキタなの…泥棒猫が湧いた気がするなの」 はやて「なのはちゃん、またゴッツい電波を受信しとるんやね…」 リイン『マイスター、なのはさんのお目目が『◎◎』な感じになってますです』 はやて「リイン、覚えとき。あれが有名な『石○賢の瞳』ってヤツやよ」 リイン『は、はわわ?!何か凄いんですか?/(‘-‘;)x)』 はやて「うん、あの眼をしたキャラはなぁ、妖しいえねるぎーのロボットや宇宙船に乗って、銀河全域を戦場にしたり、合体したらビックバン並みのエネルギー出したりするようになるんやよ((・∀・)x))」 リイン『それは凄いです〜 / (‘ ヮ‘)x)』 はやて「ほんまになぁ((・∀・)x))」 なのは「はやてちゃん!何か酷い事言ってるなの!(・へ・;)*\」 はやて「気のせいや((・∀・)x))」 リイン『(マイスターの笑顔が眩しいです/( ‘-‘;)x))』 処は戻って (0w0)「まぁ、ぶっちゃけるとだ。『君たちのパーフェクトハーモニーを俺に見せてくれ!』つ〜わけだ」 武E「それでよりにもよって『白い悪魔』が敵ってなぁ」 武C「このお人形、全く互角なんですか?」 (0w0)「うむ。コピー元の人間の殆ど全てを複写する機能があるからな。ま、そのまま成り代わられたりする危険があるから、複写時間は1時間を限界にして設定してあるし、個人の性質、記憶・感情といったものは、此方で組上げたデータしか入れないし」 武D「つまり、彼女の『全力全開!』気質はコピーされていない、と?」 (0w0)「されてはいるが、あそこまで強烈なもんじゃないってことだ」 武F「それでも資質は殆どそのままコピーか…なら、AAAオーバーの砲撃魔法がかっトンで来るんだよなぁ」 武G「なぁ、もし万が一、機能が狂って殺傷設定とかで砲撃魔法を撃たれたら…」 (0w0)「お前らも0ナンバーズも、影も形も残らんな」 全員&全機『『『『『『『対応策は採ってないのかぁ?!』』』』』』』 (0w0)「ま、その時はその時ということで!」 全員&全機『『『『『『『納得できるかぁ!』』』』』』』 (0w0)「納得?しなくていいよ。【やれ】(核爆)」 全員&全機『『『『『『『こ、この男わぁ!』』』』』』』 改良型デバイスを使用しての対魔導士・連携戦は、予想通りに魔導人形が暴走したものの、武装局員達の連携の妙と、改良型デバイスの性能によって、人的被害無し・デバイス損壊率0という好成績を叩きだしたといふ。 追記 無実の罪による理不尽パワーと、空間をも超越する乙女のパワーに強襲された某無限書庫の司書長は、その後2週間程、病院のお世話になったとかならないとか。 うん、なんかデバイスより武装局員達の方が出張っている感じがする。長編の『泡紡世界』の方では、この武装局員&デバイス達が音信不通の なのは達に代わって、クロノの指揮下で事件解決にむけて活動する形になります(つまり、この話はパラレル扱いw) “今日のお題:月ノ雫(副題:Temporary Episode-X01)” 青年の部屋で、テーブルを挟んで向かい合う彼と少女。 唯でさえ小柄な少女の肢体が、今は更に縮こまっている。 呆れたような表情を浮かべ、『ソレ』を視界に納めた青年は、ため息を一つ吐く。 『ソレ』に、こびり付いたモノは、黒く・固く・苦く、少女の意気込みを 『現実』という名の刃で切り裂くに足るものだった。 「……シュベルツ」 「う、うにゅぅ……((;・ ・)」 「『任せて!大丈夫だも!』とか豪語していたのは誰だった?」 「ううう…わ、わたしぃ(’_’;)ノ」 炭化した物体がこびり付く『フライパン』を片手に、ジト目でヤブ睨むデュランダルの視線を受け、 シュベルツは顔を引きつらせながら、恐る恐る手を上げた。 「よ〜しよし、忘れちゃいなかったか」 「が、頑張ったんだよ(・◇・;)?」 「うむ、それは認めよう。だがな、これで今日の晩飯が壊滅した事には変わりが無ぇ●へ(-。- )」 「み、みぃぃぃぃ(’。’;)」 事の起こりは、下校途中にシュベルツに捕捉されたデュランダルに、 『ねね、デュラっち!今日の晩御飯、私が作ってもいいかな?』 と、問い掛けた事だった。 『はぁ?お前が晩飯作る??……熱でもあんのか?』 『うわっ?!酷っ!私だって其れ位は出来るんだも!』 『…何だろう、この湧き上がる「寝言は寝て言え」という気持ちは』 『みぃぃぃ!?そゆこと口に出して言う〜〜?!』 『五月蝿ぇ、家庭科【3】が何をほざく』 『み?!なんで知ってるの!!?(・◇・;)』 『…そこで「料理だけは得意なんだも!」とか即答してこない段階で、信用度マイナス…』 『みぃ!?ダイジョウブ、オオブネニノッタキモチデイテ!』 『ぎこちなさ過ぎだ、お馬鹿( -_-) =3』 その後も暫く『本人たち(特にちみっこい方)は至って真面目、 傍から観るとイチャイチャ状態』を持続したが、 『もう、絶対デュラっちの鼻を空かしてやるんだも!』 『ほほぅ、じゃ、失敗したらどうすんだ?』 『デュラっちの言う事何でも聞いてやるも〜!』 という、シュベルツの自爆によって、無謀なるチャレンジが許可されたのだった。 結果は前述した通り、かくも無残な状態になったわけだが。 「大体な、行き成り『晩御飯作る〜』って、何があったんだよ?」 「え、えとね……此処最近、レイハお姉ちゃんがバルディッシュさんの所へ 御飯作りに行っているから……それで…」 「『自分もやってみたくなった』て〜のか?」 「うみゅ!(^−^)」 「馬鹿だろ、お前」 「あうううううう(″ロ゛)」 「少しは練習するとか考え付かねぇか?普通よぉ」 「ほ、ほら、『思い立ったが吉日』という諺もあるし」 「明らかに使い方間違ってるわ、ボケ娘!」 「ひ〜〜〜〜〜ん(;>_<;) 」 「ま、晩飯は作り直さなきゃならねぇが……その前に、だ」 「み?」 シュベルツの向かい側の席に腰掛けていたデュランダルが、 ゆっくりと立ち上がり、シュベルツの傍らに移動する。 「でゅ、デュラっち?」 「ん?どうしたシュベルツ?」 デュランダルはシュベルツの真横に立ったまま、テーブルに左手を置き、 右手で彼女の髪をそっと梳く。 「え、えと……」 「『何でも言う事聞く』って言ったよな?」 「んっ…い、言ったけど…ひゃ?!」 「なら、よ……『いいよな?』」 顔を真っ赤に染めて俯くシュベルツを、己の胸に引き寄せ、耳元に囁く。 ビクリッ、と肢体を震わせたシュベルツは、ややあって、『コクリ』と頷いた。 デュランダルは、そのまま彼女の頤を右手で上向かせ、唇を塞ぐ。 「ん……」 「んん…ふ……ぁ」 唇が触れ合うだけで、シュベルツの背筋にゾクゾクとした刺激が走った。 彼にこうされるのは、初めてではないが、未だに慣れはしない。 自分が自分じゃなくなるような感覚は…怖い。 ん…ちゅ…くちゅ にちゃ…ちゅる…にちゅ 強張っていたはずの体からは、何時の間にか力が抜け、割り入って来たデュランの舌先に、自ら応え舌を絡ませた。 しばしの間、両者の舌が踊る水音のみが、静かなリビングに響く。 二人のの唾液が絡ま合い、喉を伝ってシュベルツの胸元を汚す。 十二分に彼女の舌を堪能したデュランが、絡み合った舌を離すと、 お互いの舌先を彩る銀糸が、淫靡な橋を掛けた。 「んぁ…はぁ……はぁ……ん…はぁ…」 「シュベルツ、気持ち良かったか?」 「はぁ……はぁ……(コクリ)」 「よしよし」 上気し潤んだ瞳を向け、薄く頷くシュベルツを満足そうに観るデュラン。 腰から背中に廻した左手で彼女を支え、右手は髪をゆっくりと梳き続ける。 「…お前の銀髪、綺麗だよな」 「ん…ありがと」 シュベルツは、ぽつりと漏らしたデュランの感想に、幸せそうに淡く微笑む。 「ッツ!?…(やべっ、今の笑顔、ドキッとした)」 「…デュラっち?」 「あ、ああ。なんでもねぇよ」 一瞬、顔の血の気が急上昇したデュランダルを、不思議そうに見つめるシュベルツ。 そんな彼女に苦笑を浮かべながら、デュランは彼女の肢体をゆっくりと持ち上げた。 所謂『お姫様抱っこ』といわれる状態でシュベルツを抱えるデュランダル。 彼女も彼の首に両の手を絡ませ、そのまま再び唇を合わせる。 軽く触れるだけのキスを交わし、お互いに見つめあうと、 デュランダルは己の部屋へと歩を進ませる。 陽は堕ちて、これからは宵闇が支配する刻。 彼らが消えた部屋からは、僅かな衣擦れの音と、 少女の悦びの声が僅かに漏れ出していた。 * * * * 上気し、汗に滑る肌に夜風が心地よい。 法悦の残滓は、未だに肢体を捕らえて離さない。 「あ〜、ダイジョウブか?シュベルツ」 「…『ダイジョウブ』に見えるなら、デュラッちの目はガラス玉だよぅ」 「すまんすまん」 「みぃぃ、ケダモノぉ、鬼畜ぅ…」 「は、返す言葉も御座いません」 「みぅぅ、反省してるように聞こえないぃぃ」 シーツを口元まで引き寄せ、真っ赤な顔で文句をつけるシュベルツに、 デュランは飄々と応える。 「ううう、私の事、楽しい玩具だと思ってるでしょ?」 「ん?大切なヤツだと思っているが?」 「え?!(ポムッ)」 「…………」 「え、えと、その、あの、うにぃぃぃ」 「……………くっ」 「み?!?」 「……く、くっくっくっ♪」 「あ?!か、からかったぁ?!」 ジト目で文句をつけた途端、真顔でサラリと返されたシュベルツの顔が、 ゆでダコ状態になるが、デュランが笑いを堪えているのを見て、憮然とし、 不満顔に移行する。 「はいはい、怒るな怒るな♪」 「お、怒るよぅ!」 「さて、そろそろ食いはぐった晩飯にすっか」 「ごまかすなぁ〜〜」 「ん?まだまだ元気だな?じゃ、もすこし頑張るか?♪」 「みぃ!?ま、まって、も、もう無理ぃ」 「きこえね〜♪」 「みゃあああああ?!」 夜はこれからという事らしい。再び衣擦れの音が響く部屋を、天から月が優しく照らしていた。 エロ週間らしいので、こんなの仕上げてみたりするるる(0w0)ノ すべては『コンさんのせい』だ!m9(0w0)(ズドォォォォォォォン) |