「前回のあらすじだ」 「えーっと。ユーノとフェイトが恋人同士になった」 「その流れを受けて、今日は2人でデートらしいですよ? くすくすくす」 「遊園地、だそうだ」 「一方その頃、管理局では発掘したロストロギア輸送任務が行われていて……」 「みんな、どこに向かって喋ってるん?」 『世の中』 「そ、そか…………」 「今回も、元気に!」 「リリカルらじお!」 「ひ〜ざをかかえて〜♪ へ〜やのかたすみ〜♪」 「ここ番組は、『魂の奥底から叫んでみよう!』夏季企画ラジオ風更新編よ」 「パーソナリティは、元気いっぱいアリサちゃんと」 「たまに鋭い突っ込みを入れるすずかと」 「私、アリシア・テスタロッサでお送りしま〜す♪」 「誰!?」 「アリシアちゃんだよアリサちゃん?」 「ねー♪」 「ちょっと待ってどうしてすずかは順応してるの!? っていうか、パーソナリティはフェイトとユーノのはずじゃぁっ!?」 「だって、フェイトちゃんのデートを邪魔しちゃ悪いし……」 「それに、ユーノにはフェレットモードから元に戻れない呪いをかけちゃったし……」 「ちょっと、そこっ!?」 「ふえ?」 「呪いって、呪いって何よっ!?」 「呪いはー……呪いだよ?」 「そーゆーことを聞いてるんじゃなくって…………」 「まあまあアリサちゃん。お便り、答えよう?」 「フェイト達は大丈夫なのかしら…………はあ」 「ではまず、雑談お便りのコーナーです」
「いやんいやんいやん。そんな、アリサちゃんとの子供なんて(ぽっ)」 「アリサとすずかの子供なら、きっと可愛い子が生まれるね」 「そ、そうかな? そうかな?」 「うん。私が保証するよ!」 「あ、頭痛い…………」 「アリサちゃん。ボケたんだから突っ込んで欲しかったな」 「それだけがアリサの存在意義なのにねー」 「あんたの発言は真面目かボケか判断し辛いのよっ! っていうか、あたしは突っ込みだけの存在と言うわけー!?」 「うん」 「そんなことをのたまうのはこの口か! この口か? ええっ?」 「い、いひゃいいひゃいいひゃいいひゃいいひゃい〜!?」 「あ、フェイトちゃんはそんなにたくさんの子供は産まないんじゃないかなって思います」 「こーのーくーちーかー!」 「いひゃいよやめへぇ〜!?」 「フェイトちゃんにはエリオ君とキャロちゃんがいるし、ヴィヴィオちゃんだって」 「はーにゃーしーてー!?」 「きーしゃー!」 「でも、もしかしたら……子供が大きくなって親離れするのが寂しくていっぱい産んじゃうかも。です♪」 「う〜……ほっぺたがいたいよぅ」 「これに懲りたら迂闊な発言は控えることね。って……あれ、答え終わった?」 「うん」 「しかたないわね。それじゃ、次に行きましょうか」 「うん♪」
「そんなことあたしは知らないわよー!?」 「2人ともずっと忙しそうだからね……。身体を壊しちゃわないか心配だよ」 「フェイトはねー」 「って、知ってるのっ!?」 「知ってるよ。だって、私はフェイトのお姉ちゃんだもん」 「そ、そうなの……?」 「うん。それでね、フェイトは移動時間を短縮して会う時間を増やしてるの」 「っと言うと?」 「フェイトカーで次元跳躍を」 「んなことできてたまるかーっ!」 「チョップは痛いよっ!? ううぅ……本当のことなのに。ぐっすん」 「よしよし。アリサちゃん、小さな子に手を上げちゃダメだよ?」 「小さな子って……フェイトのお姉ちゃんって自分で言ってたじゃない、この子」 「それで、ユーノはねー」 「って、どうしてユーノのことまで知ってるのっ!?」 「当たり前だよ。だって、私はユーノのお義姉ちゃん(予定)だもん」 「……もう、突っ込む気力も無いわ」 「それでね。それでね!」 「ええ」 「ユーノはフェイトの休暇に合わせて仕事のシフトを組んでるのー」 「そうなの?」 「うん。ユーノは偉いし、現行の無限書庫運営の形態もユーノに頼った面が大きいから融通は効くの」 「え。それは冗談でしょ?」 「冗談じゃないよー? 無限書庫の今のスタイルはユーノ便りで作られたから」 「ユーノ君、がんばってたもんね」 「すずかは何か知ってるの……?」 「色々相談されたよ? 組織編制みたいなこととか、場の運営についてとか……」 「ぜ、全然知らなかった……」 「ごめんねアリサちゃん。ユーノ君からは口止めされてて」 「どうして?」 「それは……アリサちゃんを仲間外れにしようとしたわけじゃなくてね? アリサちゃんに余計な心配かけさせたくないって、ユーノ君が」 「あいつ、会ったらパロスペシャル」 「アリサちゃん!?」 「あいつだって友達じゃないの。何を水臭い」 「けどね」 「何よ?」 「そんな……そんな、優しいアリサちゃんだからユーノ君は気を使ったんだと思うな」 「や、優しいってあたしは別に……!」 「だから、ユーノ君の気持ちも分かってあげて欲しいな」 「……分かった、わよ」 「ありがとう、アリサちゃん」 「ふ、ふんっ。でも、次同じことしたら承知しないんだからね!」 「うん♪」 「(2人の間に入れないよー。切ないから、ユーノとフェイトのデートでも覗いちゃえ。見るために消費するのはこのお便り!)」
「え、えっと」 「これ、どうしようかなぁ」 「でもこれで入園料が1人分浮くね」 「あはは……ペットの持ち込みは禁止ですなんて言われなきゃいいけど」 「遊園地に入るまでは鞄の中に隠れてる?」 「うん。情けないけどそうさせてもらうよ……」 「それじゃ、いらっしゃい」 「なんだか、ほんとに情けないなぁ」 「遊園地に入るまでの我慢だよ」 「う゛ー」 「絶望した! フェレットになっても普通にラブってる2人に絶望した!」 「ど、どうしたのよ急に大声なんか出して!?」 「アリシアちゃん、何か変な物でも食べたの……?」 「そうじゃないよ? ただね。折角フェレットになる呪いまでかけたのにいつもと変わってないのが面白くなくて」 「呪いを、かけた……?」 「(目をそらす)」 「アリシアちゃん?」 「(目をそらす)」 「悪い子にはおしおきをしておいた方がいいのかしら」 「そうだね」 「ちょ、ちょ、ちょっと待ってー!? え、ええと……だ、誰か助けてー!?」 『誰かの悲鳴が聞こえた気がする……』 『気のせいじゃない?』 『そうかなぁ』 『多分、そうだよ』 『けど、本当に悲鳴だったら……』 『その時は駆けつけていいよ』 『え、えぇっ!? だって、今日はユーノとの……その……お、お出かけで』 『ボクとしては、フェイトにはそこで飛び出して欲しいなぁ』 『ユーノはそれでいいの?』 『複雑ではあるけどね。でも、そこで“自分のこと”を選ぶようなフェイトじゃないでしょ?』 『う、うん』 『だったらボクは、いいよ。だってボクは、そんなフェイトのことも好きになったんだから』 『ユーノ…………ありがとう』 『くすくすくす。どういたしまして』 「お客様、念話でラブるのはご遠慮ください。それと、当園でのペットの持ち込みは禁止です」 「ひゃ、ひゃあっ!?」 「い、今の会話聞かれてたのっ!? っていうか鞄の中に入ったことがバレてるっ!?」 「とりあえず事情をお伺いしたいのでこちらへどうぞ」 「あ、あー!?(ずるずる連行)」 「どこ!? ボク達はどこへ連れて行かれるのっ!?」
「っは……これはもしかして、お便り?」 「もしかして、ラジオ?」 「ボク達、デートしにここに来たんだけどなぁ……」 「ところでユーノ、いつの間にプリンなんて作ったの?」 「多分別次元な気がしなくもないけど……食べる?」 「うん」 「それじゃ、フェイトが食べてる間に機材の確認でもしておくかなぁ」 「ユーノ、なんだか手馴れてるね」 「なんだかんだで長いからね異次元含めて(遠い目)」 「くすくすくす。あ、でもちょっと寂しいなぁ」 「どうして?」 「ユーノが言う異次元って、私がユーノと一緒になれなかった世界もあるんだよね……?」 「…………」 「だから。そう思うとちょっと寂しいかなぁ……って」 「このボクが一緒にいるのは」 「ユーノ?」 「今、君の目の前にいるユーノ・スクライアが“これから先ずっと”を一緒に目指して行くのはフェイト・テスタロッサ・ハラオウンだけだよ」 「……ありがとう、ユーノ」 「ううん、どういたしまして」 「でも」 「うん?」 「できれば、フェレットの姿じゃなくて……その」 「う、うぐ。そうだね、人間の姿じゃないとちょっと格好付かないね……」 「……うん」 「ぐ、ぐぁあああっ!? は、早く人間になりたーい!?」
「そーいえばいつの間にボク達がパーソナリティに決まったんだろう」 「ほんと、びっくりだね」 「どうしてボク達だったんだろうね?」 「それは分からないよ。けど」 「“ユーノと一緒で私は嬉しいよ”?」 「あ、あぅあぅあぅあぅあぅ」 「フェイトは可愛いなぁ♪」 「ユーノのいぢわるっ」 「可愛い子っていぢめたくならない?」 「ならないよっ!」 「しかもそれが」 「ならないんだからっ!」 「大好きな彼女なら」 「あ……ぅ…………」 「フェイト?」 「ユーノの……ばかぁ……」 「くすくす。そうだね、ボクはフェイトバカだね」 「う、うー…………っ!」 「それで、なのは界の話に移るんですけど」 「さ、殺伐としてるの……?」 「さて。外の話は触れてみないと分からないからなぁ」 「外って……どこ?」 「自分以外」 「うー……ん?」 「自分以外は全部外だよ。一番近い外は、家族」 「ユ、ユーノは何が言いたいの……?」 「ちょっと長くなるけどいい?」 「うん」 「家族だって、自分と異なった考えを持ってるよね?」 「うん。当たり前の話だね」 「それは、家族以外の人だってそう」 「うんうん」 「ところで、人間は集団を作るよね?」 「そうだね。時空管理局だって人の集団だし……」 「仮に4つの集団があったとするよ。そうしたら、それぞれの集団はまったく同じかな?」 「それは違うと思うな。そもそも中にいる人が違うし、管理局で言えば派閥の対立なんかもあるし……」 「そう。人は個々人で違うし、集団という単位で見た場合も違いは出てくる」 「う、うん」 「さてこここで、人間の認識という話に移っていくんだけど」 「え? え?」 「個人が認識出来る世界は、その個人が得た情報で構築されるんだ」 「その人が見たもの、聞いたものの総計がその人が思う世界の形になるってこと?」 「うん、そんな感じ」 「そ、そこからどう繋がるの……?」 「人は、集団の中で生きるでしょう?」 「う、うん」 「仮に“ミッドチルダ”って範囲で生きている集団で暮らしている人がいたとする」 「そうしたら、その人はミッドチルダの中にある情報しか知りえない?」 「そうそう。そして、その人の世界はミッドチルダにある情報だけで構築される」 「そ、それで……?」 「ここで話がリリカルなのはになるんだけど」 「うん」 「場所によるんじゃない?」 「え? な、何が……?」 「雰囲気」 「…………」 「楽しげな雰囲気でやっている場所もあれば、殺伐としてる所もあるんじゃない? って」 「例えば?」 「具体例を出しちゃうのはちょっと憚られるなぁ」 「う、うーん」 「何にせよ、世の中に公開した作品だから賛否の両論があるのは当然」 「あとは、どの評価がある場所に身を置いているか?」 「うん、そう」 「うーん…………」 「ボクがそう思ったってだけだけどね」 「ユーノは、思ったことを通して何が言いたかったの……?」 「……さて、ね」 「むぅ」 「外がどうなろうとね、あんまり関係無いんだ」 「何が?」 「拗ねないで、フェイト」 「拗ねてないよ?」 「まぁ、言及しないでおくよ。で、だ」 「むぅ」 「外がどうだろうと、ボクはかまわないって思うな、って」 「どういうこと?」 「外がどうであれ、自分が経た過去は変わらないでしょ?」 「…………」 「たくさんのこと、あったよね」 「うん……」 「それは、誰かに言われて捻じ曲げられたりする?」 「ううん。それは無いよ」 「だったら、今はそれでいいじゃない」 「未来……は?」 「さあね。生憎と未来視なんて能力は持ってないから分からないなぁ」 「ずるいよユーノ?」 「そうだね。ボクはずるいからこんなことをしちゃう」 「へ? え……ちょ、ちょっとユーノどこに入っ……やぁ……っ!?」 「きゅー。きゅっきゅー」 「ユ、ユーノのばかぁ……っ!」 「誤魔化してる。セコイやり方で誤魔化してるー!?」 「アリシアはさっきから何を見てるの……?」 「そ、それは妹と言いますか情事と言いますかええと……」 「あ、ユーノ君フェレットなのにフェイトちゃんにあんなことまでして」 「どーしてすずかにも見えてるのよっ!?」 「なんでだろうね?」 「あ、頭痛い…………」 「アリサ、大丈夫?」 「大丈夫、アリサちゃん?」 「……お、お便りに行くわ」
「別人が答えるわけですがー!」 「ゲーム、かぁ」 「ね、ねぇ。1つ聞いてもいいかしら……?」 「?」 「『リリカルなのは』って、何……?」 「え? アリサちゃん、何言ってるの……?」 「熱でも出てるんじゃない?」 「そっか。だから体調も悪そうで」 「違うわよっ!」 「え〜……」 「でも、だって、ねぇ?」 「うんうん」 「おかしいのはあたしなの!? あ、あたしなのっ!?」 「大丈夫。アリサちゃんはちょっと疲れてるだけなんだよ。だから、少し休もう? そうすればきっと……ね?」 「すずかの目が怖いー!?」 「あ、ゲームは自然科学部さんで製作されてるアレを全力で応援しています♪」 「大丈夫だよアリサちゃん。アリサちゃん大丈夫だよ。くすくすくす」 「嫌ぁあああああああああああっ!?」
「ユーノの……ばか」 「あはは。ごめんごめん」 「もう。こんなことするなら、お昼に作ってきたお弁当を食べさせてあげないんだから」 「それは、困るなぁ……」 「私1人で食べちゃうからね」 「機嫌直して。お願いっ」 「だ、だめだよ」 「どうしても?」 「……うん」 「どうしてもどうしても?」 「…………うん」 「分かった。それじゃ、諦めるよ。フェイトだけで食べて」 「え……?」 「何だったらクロノ達と食べるのでもいいし」 「ま、待ってユーノ!」 「うん?」 「えと……えとえと、その」 「ごめん、言いすぎたね。お弁当、食べさせてもらっていい?」 「うん……♪」 「(ところでお便りに答えてないけどいいのかなぁ)」 「♪」 「(間と運の悪さー……って、言っておくかなぁ)」
「フェイトに質問だって」 「うーん……だってクロノはエイミィと」 「まあ、それはひとまず片隅に置いといて」 「うーん……」 「誰か、いない?」 「誰もいないよ」 「そっか」 「うん。だって、みんな信頼できるから。それに」 「それに?」 「クロノが自分で選んだんだもの。素敵な人に間違いは無いよ」 「そうだね。まぁ、個人的にはアイツはあんまり好きじゃないんだけどさ」 「ユーノとクロノ、仲良しさんなのにね」 「そ、そんなんじゃないよ!」 「そうしておくね。くすくすくす」
「とろけるくらいに抱きしめたいなぁ……」 「フェイトってたまに恥ずかしいセリフがだだ漏れだよね」 「え!? い、今の言葉って口に出してた!?」 「うん」 「あ、あぅあぅあぅあぅあぅ」 「さってと。紅くなってる暇は無いよフェイト? 勝利の一言を言わないと」 「ひ、ひとこと!」 「ありがとうございまーす、とか」 「わ、わ、わ、わ、わ、」 「わ?」 「私は、ユーノが大好きです!」 「フェイト自重ー!?」 「大好きだよ!」 「それは分かったから!? それは分かったからー!?」 「……ばかっぷる」 「また虚空を見つめて何を言ってんのかしらこの子は……」 「くすくすくす。では、次のコーナーに移ります♪」 「次のコーナーだってさ」 「次って……これ?」 「うん、これ。フェイトは苦手だっけ?」 「(こくこく)」 「まぁ、フェイトは人を罵るとか似合わないもんなぁ」 「だって、誰かを悪く言うのは……嫌だよ?」 「そうだなぁ」 「どうしよっか」 「飛ばそう」 「それもそれで問題だよっ!?」 「なら、がんばってみようか?」 「うん…………」 「大丈夫大丈夫。フェイトができない部分はボクがカバーするから」 「うん……ユーノ、ありがとう」 「どういたしまして」
「そっかー。多重投票ですかー」 「でも、多重投票ってあんまり厳しく規制してなかったよね?」 「そうだね。でも、罵って欲しいみたいだし……」 「どうしようか?」 「じゃあフェイト、がんばって!」 「ユ、ユーノッ!?」 「あははははは。冗談、冗談だよ」 「う゛ー…………」 「そんな、わけでね?」 「うん」 「くたばれー! 地獄で懺悔しろー!」 「やっぱり罵り文句はそれなのっ!?」 「ボキャブラリーが少ないんだよぅっ」 「…………それは切実だね」 「うん……本当は、別パターンも考えてみたんだけどね……」 「た、たとえば?」 「ゴートゥー地獄」 「センス無いね、ユーノ」 「…………」 「…………」 「ふわぁああああんっ!? 「あぁっ!? ごめんユーノ……ユーノ!?」 「あ。愛の追いかけっこが始まった」 「いつものパターンだね」 「……あたしは何に突っ込めばいいんだろう(遠い目)」 「例えばアレじゃない?」 「アレって?」 「アレ(指差し)」
「乙女にこんなお便りを見せるなぁああああっ!」 「うん、アリサちゃんなら元気いっぱいに突っ込んでくれると思ってたよ♪」 「うんうん♪」 「どうしてあんたたちはそう平然としてるのっ!?」 「どうしてって言われてもなぁ……」 「まぁ、ぶっちゃけ引くよね」 「うん……それはまぁ、そうなんだけど」 「けど、性癖カミングアウトってことで生温かく見守ってあげればいいんじゃないかな、って」 「そ、そうね…………」 「あ、同じ人からもう1枚来てるよ?」
「えーっと」 「書けないより書けるの方がいいんじゃないかなぁ、とか」 「書けるならそれはそれで誇っていいんじゃないかなぁ、とかあるけど」 「くたばれ、地獄で懺悔しろ ? 」 「アリサちゃんのセンスなら別の言葉を発明できるよ!」 「え、なんであたしはそんなに全幅の心配を寄せられてるのっ!?」 「がんばって、アリサちゃん(わくわく)」 「え? ええ!?」 「(わくわくわく)」 「えー……っと…………」 「(わくわくわくわくわく)」 「へー……へーへーへー…………」 「へー?」 「変態!」 「…………」 「…………」 「…………」 「それはちょっと可哀想だと思うな……」 「え!? えぇええっ!?」 「(フェイト達はどうしてるかなぁ……)」 「ユーノ……待って!」 「やだ!」 「待って!」 「やだっ!」 《ザンバーフォーム!》 「って、ちょっと待ってザンバーァアアアアッ!?」 「ユーノが止まってくれないからっ!」 「え、えーっと……こーなったらっ!」 「プラズマザンバーッ!」
「よ、よしっ」 「あ、あれ……?」 「だって……だってっ」 「ユーノ待って!」 「中の人がまだ本編見れてないからこうするしか無かったんだぁああああっ!」 「それを喋るのは待って欲しかったよユーノー!?」 「(え、えーっと)」 「つ、次のお便り行くわよっ」 「変態は流石に酷いと思うなぁ……」 「い、行くわよっ!」
「呼ばれて飛び出てあたし、参上!」 「帰って」 「んな殺生なっ!?」 「だって、トリプルブレイカーとか近所迷惑じゃない」 「そ、それはそーなんやけど……」 「第一、自分から嬲って欲しいなんて言ってるマゾヒストに真面目に相手してたら神経保たないわよっ」 「そ、それもその通りやなぁ」 「よって、何かする必要無し!」 「ええんかそれっ!?」 「主、そろそろ任務にお戻りになって欲しいのですが」 「輸送任務の途中だぞはやてー」 「あ、ご、ごめんな。なんだか呼ばれた気がして……な?」 「は、はあ……?」 「…………」 「…………」 「ど、どうしたん2人とも? そ、そないな暗い顔して」 「え、ええとですね」 「真に申し訳ないのですが」 『輸送してたロストロギアが行方不明になりました』 「なんやてーっ!? 「おっさんぽ♪ おっさんぽ楽しいな♪ ……って、あれ。これ、なんだろう?」
「なんだろ?」 「あ、ヴィヴィオ!」 「イタチさん?」 「いや、ボクはユー……」 「わーい(がしっ)」 「あ、ちょ、そんなとこ使まなぎゅぁあっ!?」 「わーい(ぶんぶんぶんぶんぶん)」 「や、やっと追いつい…………ヴィヴィオ?」 「あ、フェイトママー! ヴィヴィオね、こんなの拾ったよ」 「これは……お便り?」 「ボクにも見せてー?」 「こ、これはダメ!」 「な、なんで……?」 「ダメったらダメ!」 「む〜……」 「えっとねー。ヴィヴィオ、何て書いてあったか覚えてるよー」 「あ。教えてヴィヴィオー!」 「うんー!」 「待ってぇえええっ!?」 「ヴィヴィオねー」 「うんうん」 「フェイトママとユーノ」 「プラズマザンバー!」 「ちょ、フェイト待っ、ぎゃぁああああっ!?」
「……がくり」 「……ぱたり」 「あ、え、えっと……ど、どうしよう」 「困った貴女のお悩み解決! 夜闇に輝く星の川はいつも貴女を照らしてる!」 「ぎ、ギンガ……?」 「肯! けれど、否! 今の私はギンガ・ナカジマじゃなくて」 「ギ、ギンガだよね!? ギンガだよねっ!?」 「私の名前は星空仮面!」 「…………」 「罵ることのできない貴女の変わりに私がシャウトよサディストヴォイス!」 「(だ、誰か呼んだ方がいいのかな……?)」 「罪深き身よ、獄炎に焼かれて清められるがいい!」 「プラズマザンバー!」 「きゃ、きゃー!?」 「はぁ……はぁ……はぁ……」 「あ、あれ? ふぇ……ふぇいとさん……?」 「うん……正気に戻った?」 「わ、私は何を……?」 「何があったか覚えてる?」 「えっと、スバルと遊園地に遊びに来てて……そうしたら、突然何かに襲われて……」 「何か?」 「は、はい……」 「って、スバルと一緒に来たんだよね?」 「は、はい」 「そのスバルはどこに……?」 「あっ!?」 「よし、おねーちゃんがフェイトのために人肌脱ぐよ!」 「一肌じゃないの?」 「うん、こう、ずるっと」 「嫌ぁああああ戻してっ!? 戻してぇええええっ!?」 「アリシアちゃんはね? 私とお姉ちゃんで開発したアンドロイドボディに憑依しててね?」 「何作ってんのあんたはっ!?」 「ぴんぽんぱんぽ〜ん」 「って、アリシアは何をしてるのっ!?」 「機動六課からお越しのスバル・ナカジマさん。保護者の方がお目見えになっておりますので至急迷子センターへ起こしください」 「あんたはほんとに何をやってるのっ!?」 「だって……ここ、迷子センターだし」 「そうだったのっ!?」 「うん」 「隣ではフェイトちゃんとユーノ君がラジオを収録してたんだよ?」 「ちょっと待って初耳よそれっ!?」 「なら、こんな話も初耳かな?」
「……あいつ、握りつぶしてやろうかしら」 「大丈夫! どんなことがあったって私はアリサちゃん一筋だよ!」 「そーゆー冗談はやめなさいっ!」 「冗談だと……思う……?」 「アリサ? すずかはね」 「え? ……いやだって、そんな、え……?」 「私はね、アリサちゃん」 「す、すすすすずかっ!? ちょっと、ちょっと待って!? 心の準備ってものがねあたしにも必要でねっ!?」 「もうダメ! 私、がまんできないよっ」 「す、すずか―――!? あぁ、でもすずかならわたし―――」 「いや、全部冗談だから真っ赤になられちゃうと困るんだけど……」 「…………」 「…………」 「て、てへ」 「ハーレムなんて考える奴はくたばって地獄で懺悔しろぉおおおおおっ!」 「アリサちゃんそれコーナー違うよっ!?」 「きっしゃぁあああっ!」 「ところで、1人嘘を付いてる子がいまして……」 「……みんなが幸せになれるなら、それでいいんじゃないかな」 「ど、どこに向かって喋ってるのフェイト……?」 「へ? え!? わ、私何か喋ってたっ!?」 「うん」 「え? えぇええっ!?」 「むゆうびょうだー!」 「難しい言葉知ってるのね。偉い偉い(なでなでぐしぐし)」 「えへー♪」
「天を貫く拳の姉ドリル! 穿って光ってあたしもドリル!」 「……だ、誰?」 「迷子センターまで来てくれたスバルじゃないかな?」 「…………」 「(この話は、時系列と時空間が捻じ曲がってます♪)」 「お腹が空いたらご飯を食べたい! お腹いっぱいご飯を食べたい!」 「これってロストロギアの影響なのかしら……(頭痛)」 「そういえばはやて達はどこに行ったんだろうね」 「みんなでロストロギアを探しに行ったよ?」 「誰か1人くらい残してくれてもいいじゃないっ!?」 「ティアはツンデレー!」 「害は無さそうだし、いいんじゃない?」 「(頭痛)」 「それじゃ、お便りに答えよっか」 「この状況でぇっ!?」 「うん。何も不都合は無いよね?」 「(偏頭痛)」 「小っちゃくなれば性別関係無しー!」 「何の話ッ!?」 「それだね!」 「だから何の話なのっ!?」 「え? だからお便り…………」 「あ……ああ…………(ぱたん)」 「あ、アリサちゃん……アリサちゃぁあああんっ!?」 「後編へ続く☆」 「ボルテッカァアアアアッ!」 「そういえば」 「なんや〜?」 「あのロストロギアってどんなものなんですか?」 「あ゛ー…………」 「場合によってはさほど危険なものでは無いと聞き及んでおりますが」 「えっと……確か」 「“人の内なる言葉を外に出させる”ロストロギアや」 「危険なんですか、それ?」 「人間っちゅーんは、あえて内に閉じ込めておくことで人付き合いを円滑にさせたりな?」 「……生きるためには本音を隠さないといけないこともあると言うか」 「例えば」 「隠れヒーローオタクがその光を浴びると……」 「ヒーローセリフみたいなのを言うようになりまして」 「え、えっと」 「まぁ、これは可愛いもんなんやけど」 「外交や政治の場にそれが飛び込むと危ないので」 「我々が二度と外に出ない場所へ移送することになったのだ」 「そ、そうだったのか」 「へっへーん。知らなかったのかよリーダー?」 「う、煩いっ」 「やっぱり頭に行くはずの栄養まで全部おっぱいに行ってんじゃねーのー?」 「き、きっさまぁあああああっ!」 「2人とも、喧嘩はあかんよー!」 「(……あのガジェット型をしたロストロギア、どこへ行っちゃったんでしょう)」 「あ、紙が落ちてるー!」 「なんて書いてあるか読める?」 「うん、ヴィヴィオ読めるよー!」 「そう。賢いのね(なでなで)」 「えへへ〜。それでね、えっとね」 「うんうん」 「“えんじて、ぱーそなりてぃ”って書いてあるよー!」 「えっ!?」
「い、今……この場でっ!?」 「(どきどき)」 「(どきどきどき)」 「あ、あぅぅぅぅ」 「……何するにしても、フェレットだしなぁボク」 「元には戻れないの……?」 「一応解呪はがんばってみたんだけど……」 《ピガガ》 「はうっ!?」 「あ! そうです! あれに会った後から私の記憶が無くなって!!」 「え!? それじゃあ!」 「捕まえろ〜!」 《ピガー!(脱兎)》 「逃がさない!(追跡)」 「まてまてー!」 「ボクも行……」 「……ったのに」 「へ……?」 「折角のデートだったのに……」 「フェイト……?」 「フェレットで来るなんて、ユーノのバカーッ!」 「フェイトー!?」 「あぁっ!? 雲行きが怪しくなったっ!?」 「きゅ〜……」 「アリサちゃん! アリサちゃん……っ!」 「おなかいっぱいが幸せ!」 「……こっちは、雲行きが怪しいなんて話じゃなかったや」
「そんなの嫌っ!」 「フェ……フェイト……?」 「ユーノが誰かに取られちゃうのは嫌なのっ!」 「フェイト…………」 「ユーノは誰が好きなの……?」 「それはもちろんフェイト……!」 「じゃあどうしてフェレットで来たのっ!」 「それは突然呪われたからでっ!?」 「嘘だよっ! そんなこと、あるはずないよ……っ!」 「常識に照らし合わせればそうだけどっ!? そうなんだけど……っ!」 「(あっちゃー♪)」 「(なんだか、とても理不尽なものを感じた気がする……)」 「ユーノのばかぁっ!」 「あ……ま、待ってよフェイトッ!」 「待たないよっ!」 「なんでっ!?」 「だって、逃げてる間はユーノが追いかけてくれるから……っ!」 「あぁ、もうっ!?」 「だから私は逃げるのっ!」 「(あーもう……せめて、せめて呪いが解ければ……っ!)」 「(呪い、解きたい?)」 「(な、なのはぁっ!?)」 「(ううん。私は天使とか女神様とかそーゆーのだよ)」 「(どっちかとゆーと白い悪魔のよーな気が……)」 「(へぇ)」 「(ひぃっ!? な、なのはは天使です! 女神様です! 神々しさに涙が出ちゃうっ!)」 「(えへ〜。でも、私はなのはじゃないんだよ〜)」 「(で……で、どうやれば呪いは解けるの……?)」 「(うん。フェイトちゃんにキスしてもらえば解けるよ?)」 「(ちょ!? まだ追いつけてないんだけどっ!?)」 「(それじゃ、私が呪いを解いてあげる)」 「(それを最初からやってよっ!?)」 「(でも、私の解呪状態で99,9秒一生フェレットだよ?)」 「(何それっ!?)」 「(いや、最近GAROを見たんだ)」 「(ええいっ。このままじゃどっちみにフェイトには追いつけないし……お願いっ)」 「(ふふふ。ユーノ君はほんとにフェイトちゃんのことが大切なんだね♪)」 「(いーいーかーらー!)」 「(うん♪)」 「はぁ……はぁ……何してるんだろうな、私」 「フェイトー!」 「え……ユーノ……?」 「つ、捕まえた!」 「離してっ!」 「離すもんかっ」 「なんでっ!?」 「好きな子がどっかに行っちゃうのは嫌なんだって!」 「そんな言葉に騙されたりしないんだからーっ!」 「嘘じゃないからっ!」 「嘘っ」 「本当っ」 「じゃあ、証拠を見せて!」 「証拠って何さ!」 「キスして!」 「それで分かってくれるならっ」 「うんっ!? う……ん…………」 「んん……(って、勢いでキスしちゃったけど……まぁ、呪いも解けて結果的にはOKなのかな)」 「(呪い、解けてないよ?)」 「な、なんだって!?」 「ユーノ……?」 「(フェイトちゃんにキス“してもらう”のが呪いを解く条件だから)」 「…………」 「ゆ、ゆーの……?」 「お願いが、あるんだ」 「うん」 「こ……今度は、フェイトの方からキスしてくれない……?」 「え……?」 「だ、ダメかな……?」 「ううん、あの、その」 「(あ。あと10秒)」 「(ちょ、ちょぉっ!?)」 「う、嬉し……くて……」 「あ、あはは、あは」 「ユ、ユーノ」 「(あと3秒〜)」 「(うぁあああっ!?)」 「ん……ちゅ……」 「あ……ぅ……」 「(お邪魔虫は退散するねー!)」 「フェ……フェイト」 「ユーノ……」
「あ、あの……と、突然呼ばれたんですけど……?」 「…………」 「…………」 「も、もしかしてお邪魔でした……?」 「そ、そんなことないよ!」 「そうそう!」 「ほ、ほんとですか……?」 「そうだよ!」 「私達、家族になるんだし!」 「それは話が早くないっ!?」 「ユーノは私がお嫁さんは嫌なんだね……」 「そんなわけは無いわけでー!?」 「(なんだか分からないけど……わ、分からないから状況が全然分からないなぁ)」 「ふわーんっ!?」 「ごめん!? ごめんよフェイトー!?」 「(楽しそうだし、まぁいいかぁ)」
「…………」 「…………」 「誰かな、これ……?」 「なんだか前との繋がり皆無じゃないこれっ!?」 「誰なの……?」 「フェ、フェイトの知らない人だよ……」 「うん。だからこの人が誰かユーノに聞いてるんだよ……?」 「べ、別に知らなくてもいいと言うか。そっち、仕事の連絡用だからと言うか……あ、あはは」 「そう……」 「そうそう!」 「あ、携帯なってる……この番号……」 「ちょ、ちょっと待ってっ!?」 「はい、もしもし?」 『フシャー』 「も、もしもし……?」 『フシュラシュラシュラ』 「え、えーっと…………」 「翻訳機無いと分からないんだ……だからちょっと待って、って」 「う、うん。……ごめんね、疑ったりして」 「ううん、いいよ」 『フシャー(訳:主に変わります)』 「うん」 『あ……あの……』 「微かだけど女の子の声がしたーぁああああっ!」 「これはこれはこれはこれはこれはぁああああっ!?」 『今日もたくさん色々なことを教えてください……先生……』 「何!? 何を教えてるの……ナニをーっ!』 「誤解! 誤解だってフェイトぉおおっ!?」 「今更になって勉強したいだなんて、ルールーは良い子だよなぁ(涙)」 「けど、先生はなんだか大変そう」 『やましいこととか何も無いから! 無いから!』 『ユーノのばかばかばかばかばかぁあああっ!』
「……泣きたくも、なるなぁ(遠い目)」 「ど、どうしたのユーノ……?」 「ああ、うん、ちょっと……ちょっと、ね」 「えっと……私で良ければ力になるよ?」 「あはは、ありがとう」 「なにがあったのかな……?」 「まぁ、オトコノコゆえの悩みって奴だよ。多分」 「え……?」 「だから、深刻に気にしなくても」 「オトコノコの悩み……」 「フェイト?」 「わ、私で満足できるなら……!」 「な、なにっ!?」 「私でいいなら、好きにしてっ!」 「フェイトー!?」 「ばかっぷるやー……(ボロボロ)」 「ロストロギアの確保、終了したですー……(ボロボロ)」 《ピーガー!》 「もはやここまで手ごわいとは……」 「出番欲しいー!」 「人間になりたーい!」 「おっぱいでっかくなりてーっ!」 「もう……大惨事は嫌(がくり)」
「……先生」 「え、え?」 「先生」 「フェイト……?」 「先生って言われたいの?」 「なんで!?」 「だって、さっきの電話……」 「えっと、あれはですね?」 「ユーノせんせぇ……」 「い、いあいあいあいあ!」 「私じゃダメなの……?」 「フェイトなら、むしろフェイト先生とか?」 「私が……ユーノの先生?」 「そうそう」 「……」 「どう、かな?」 「ユ、ユーノ君!」 「へ、へ?」 「えへへ。生徒なら“君”かな、って」 「フェイト……」 「フェイト先生。でしょ?」 「はい、フェイト先生」 「今日は何の授業をしよっか、ユーノ君」 「そうだなぁ……えいっ(がばっ)」 「きゃっ!?」 「女の子の身体の仕組みとか教えて欲しいな」 「まったくもう……私以外にそんなこと教わっちゃダメだからね?」 「もちろんだよ、フェイト先生」 「あ、こら、そんなことから始めちゃダメだよ」 「それなら、何から始めればいいんですか?」 「うん……まずは、キスからだよ?」 「あたし達はおいてけぼりかぁあああああっ!?」 「おいてけぼりだねー」 「しかも、さっきので最後のお便りだしね」 「え、えー……?」 「微妙なまま終わる予感!」 「こんばんわ迷子センター!」 「スバルー!」 「わ〜い、ギン姉だー!(だきっ)」 「スバルー!(ぎゅ)」 「わー!(ぎゅ)」 「こっちはこっちで幸せなのかしら……?」 「アリサちゃん……」 「すずか?」 「私達も、幸せになろ?」 「あ、あんたは何を言ってるのっ!?」 「やっぱり私じゃダメ……かな……?」 「…………」 「ダメ……だよね……」 「すずかは、友達よ」 「…………」 「私は、友達といると楽しい」 「アリサちゃん……?」 「友達といると幸せ。それで、すずかは……大切な友達」 「うん……」 「今のところは、それじゃダメ……?」 「…………」 「……ごめん」 「ううん、いいよ」 「そう……ありがと」 「……私、忘れられてるよぅ」 「あ、ごめん」 「ご、ごめん」 「いいの、別にいいの。しくしくしく」 「え、えーえーえー!」 「え、えっと!」 「この番組は、FC2と、さくらインターネット。けもの堂の提供とかでお送りしましたー」 「いぢけてる間にしめられちゃってるし……しくしく」 「猫、さらばっ!(脱兎)」 「あぁもうっ!」 「あ、アリシアちゃん! まだこの原稿があるよ読んで!」 「うー…………?」 「(……なに、これ?)」 「えーっと……“毎回毎回違うことをやって行こうと思ったラジオ。前回は二本立てだったわけですが、今回はこんなんにしてみました。ぶっちゃけ痛い系の企画だけど、そこはほら! 笑って流していただければ幸いとゆーか。実はこっそり夏季企画の初期段階から準備してたのは秘密さっ”」 「なにこれ……?」 「多分ね?」 「うん」 「あれじゃないかなぁ」 「あれ?」 おまけラジオセクションA おまけラジオセクションB おまけラジオセクションC 「……何、あれ?」 「ラジオ……だね」 「…………」 「あ、音声形式はMP3です。内容は、本編中に上手く入れられなかったお便りとお礼が少し」 「出番が無かったよぅ……」 「あ、あはは。つ、次はきっと!」 「……うん(ぐっすん)」 |