「痴情派版大変だったねー(?)」 「色々抑え気味でいったからね(!?)」 「さ、ここからはいつも通りはっちゃけていこー!」 「おー!」 ひーざをーかーかーえーてー♪ へーやのーかーたーすーみー♪ 「こんばんわ! 高町なのはです」 「こんばんわ。ユーノ・スクライアです」 「そーしてタロウがやーあーってーくーるぶれごるぎレバーがぁっ!?」 「……霊柩車は呼んでおくから」 「この番組は“魂の奥底から叫んでみよう!”日記拡大版です!」 「うたわれるものDVD・ゲーム・CD、好評発売中です!」 「その宣伝はしていいの……?」 「だって、カンペに書いてあるんですよ……?」 「見せてくださいよそのカンペっ!?」 「はい、どうぞ」 「どれどれ」 「…………」 「本当に書いてあるーっ!? プロデューサー、何考えてるのよっ!?」 「……何も考えてないんじゃないでしょうか」 「はぁ……先が思いやられるわ」 「ほーむぺーじはこすぱどっとこむ!」 「そこ、また変な宣伝しないのっ」 「御菓子、美味しいねー」 「そうだね。どこのかな?」 「分からないや。スタッフさんが用意してくれたみたいなんだけど」 「あ、ところで最初のお葉書、読むよ……?」 「うん。さくさく行こー!」 「なのは、なんだか性格変わってない……?」
「また子供ネタぁああああっ!?」 「うん。やっぱり三人欲しいなぁ。」 「どうして三人なの……?」 「私が三人兄妹だから、かな」 「ならボクだったら……ひーふーみー……」 「ゆ、ユーノ君……?」 「えっと……10人欲しい、かな」 「やだ、私壊れちゃう……」 「うぇぁっ!? あ、う、あーうー……」 「私がんばって産むね、ユーノ君……!」 「そういう意味にとるのねっ!? そういう意味にとるのねっ!? あ、あははは……」 「他の意味があるのー?」 「つ、次のお便りにいきましょう!」 「ごまかした〜……」
「一緒に居て欲しいです」 「あれ、それだけ……?」 「うん。それ以上のことを望んだらきっとバチが当たっちゃうよ」 「そうかな……?」 「そう言うユーノ君は私をどうしたいの?」 「え、えーっと……」 「またメイドさんの格好してあげよっか?」 「ぶふーっ!?」 「それとも、裸の上に翠屋のエプロンを……」 「ストップ! ストップ! なんでそんなマニアックなこと知ってるのなのはっ!?」 「ユーノ君が(ガシャン! ガシャン! ガシャン!)教えてくれたんだよ?」 「音響さんその効果音の入れ方は誤解を招くような気がぁっ!?」 「ユーノ君って結構(こどものこーろのゆめーはー♪)」 「お願いですから変な所で効果音入れないで音響さぁああああんっ!(涙)」
「なんでみんなこういう質問ばっかりなのっ!?」 「実はね、もう考えてあるんだ」 「え……?」 「私達の大切な友達で、 どんなことにも一途に一生懸命だったあの子」 「へ? え……?」 「でも、今はもう…………」 「誰、誰なのそれは……なのはっ!?」 「そう。生まれてくる子供にはフェイトちゃんって名付けようと……」 「私、死んでないよなのはっ!?」 「はい、っとゆーわけで今日のゲストはフェイトちゃんですー♪」 「心臓に悪い冗談はヤメテよ、なのは……」 「でも、なのはの子供になれるなら私……」 「ちょ、フェイトぉっ!?」 「誰が冗談だって、言った?」 「…………え?」 「ちょ、あ、えぇえええええっ!?」
「冗談、冗談なんだよねなのはっ!?」 「…………私、黒くないもん」 「否定材料が無いよそ背筋から異音がっ!?」 「ユーノ、なのはの悪口は言っちゃダメ」 「悪口というか何というかぁ……ぐはぁ」 「ゆ、ユーノ君っ!? だ、大丈夫……?」 「…………みえる、ぼくにもときがみえるよ」 「ユーノくーんっ!?」 「…………」 「フェイトちゃん、どうしてこんな酷いことを……?」 「…………」 「…………」 →「実は私が変身魔法で化けて」 「スターライトブレイカー・エクスキューションシフトーっ!」 「ぐぉおおおおおおっ!?」 「父様……サンタ役で呼ばれたはずなのに」 「……ボケ始めたかなぁ」
「にゃー(収録現場が謎の大爆発を起こしたので緊急会場よりお送りしますー)」 「ところで、紫電改って誰だ……?」 「にゃにゃ!(猫である我輩なのだ)」 「もしやシグナムの新たな技か? いやしかし、なら僕と仲良くやるという表現はおかしい……」 「にゃーうー!(いつものことながら気づいてくれないセツナイ心)」 「あ、一匹ということは動物か?」 「にゃう(お、気づいてくれるか?)」 「なんとなく猫のような気がする」 「にゃにゃ!?(鈍感少年にしては鋭いぞ今回!)」 「……そうか、真実は全てお見通しだ!」 「にゃーふ(“犯人はいつもお前だ!”級に混ざってるけどよし、答えをどうぞ!)」 「きっとすずかの家の猫なんだな」 「にゃにゃーんっ!?(紫電改ちん、ショックっ!?)」
「が、ガレキの中からメリークリスマス……ユーノです」 「どうして収録機材は無事なんだろうね? なのはです」 「遅れてやって来たらスタジオが壊れててびっくり。フェイトです」 「メリークリスマス、フェイトちゃん」 「うん。メリークリスマス、なのは」 「えへへ〜」 「ラジオの収録なんだね」 「うん、よろしくねフェイトちゃん!」 「うん♪」 「(女の子の会話って入っていけないよなぁ……)」 「それで、お便りなんだけど……」 「管理人さんは雑食の人だからなぁ……」 「どういうこと、ユーノ?」 「なんでも食べるってこと。料理人が作り甲斐の無いタイプ」 「……ユーノ君もそうだよね」 「……クロノもそうなんだよね」 「え……えっと……」 「“何食べたい?”って聞いたら“なんでもいいよ”って……」 「気を使ってくれてるのは分かるよ? けどね、好きなもののリクエストくらいしてくれたって……」 「もしもその時に失敗しちゃっても、次までに練習するしね」 「うん。クロノのためなら頑張れるのに……」 「私もユーノ君のためなら……なのに」 「…………え、えーっと」 「もうちょっとわがまま言ってくれるくらいで丁度良いのに、クロノ……」 「ユーノ君も〜…………」 「お、お便りに答えよう! お便りに答えよう二人とも、ねぇっ!?」 「またそうやって誤魔化そうとする〜……」 「くくくクロノは着飾るよりも自然な感じの方が好きなんじゃないかな!」 「……ユーノ。それ、どういうこと?」 「派手だったり目立ったりするよりも、小さなワンポイントにドキっとさせられるというか」 「…………(メモメモ)」 「萌え、とはちょっと違うかもしれないけど。鈍いくせに記憶力はいいから変化があれば気づくはず」 「…………(メモメモメモ)」 「それで、結構細かい所ある奴だから。そこから話が広がっていくかな、なんて」 「先生! 具体的には何をしてみればいいんでしょうか?」 「そうだね。髪留めを変えてみたり、唇に薄いルージュを引いてみたり……」 「猫耳のカチューシャつけてみたり、巫女さんの服を着てみたりは……?」 「大事なのはシチュエーションなんだ」 「…………?」 「ただそれを出すよりも、それを使ってそういう雰囲気に巻き込むっ」 「…………っ!?」 「やっぱり最初の論点からはズレてると思うけど、でも奴を萌え殺すのはこの方法が!」 「せ、先生……!」 「なんだい、フェイト?」 「……なんでユーノはそんなにクロノのことに詳しいの?」 「……え、えっと」 「ファーストキスの相手なんだって」 「………………」 「ちょぉぅっ!?」 「そうだったんだ、クロノ……ふふ……ふふふふふ」 「な、なのはぁっ!?」 「フェイトちゃんとばっかり話してるユーノ君なんて知らないもん(プイッ)」 「ごめ、なの、あ、ぅあ、あぁぅうぁあああっ!?」 「ふーんだ」 「ふふ……そっか。私は男の子になれば振り向いてもらえるんだね、クロノ……?」 「……寒気が背筋を襲ったような気がする」 「にゃ?(風邪かー。ノロウィルスなら今すぐごーとぅーほーむだぜボーイ)」 「あ、“よし、ならオレ達は第二のタイプム(ガシャンガシャンガシャン!)ーンを目指すぜ!”だそうだ」 「にゃー(伏字になってねー?)」
「私はユーノ君がほっぺたを触ってくれる時が好きかな」 「それってボクがヒロインってことなのなのはっ!?」 「でも、実際ユーノってヒロインみたいだよね」 「フェイトまでぇっ!?」 「それで。ユーノ君は誰が好きなの?」 「そんなのなのはに決まってるじゃないか」 「…………」 「な、なのは……?」 「えへへ〜……♪」 「なのは、幸せそう」 「幸せだもん♪」 「(ところでクロノってこの質問されたらどうするんだろうか? フェイトとはやてに角が立たないように答えるのかな。それとも、エイミィ?)」 「にゃ(って電波が届いたぜボーイ)」 「そうだなぁ……。って」 「うな?」 「今、僕は君の言葉がわかったのか……?」 「にゃんにゃにゃーん(やったね新世界!)」 「どんな世界なんだぁああああっ!?」 「にゃふー(猫と暮らすニューワールド?)」 「…………彼女達の襲撃がないならそれもいいかもなぁ」 「にゃ、にゃはは(……苦労してるんだね、少年)」 「…………orz」 「(でも、9割り方自業自得ということを忘れるでないぞ、君)」
「…………」 「は、ハクオロさんっ!?」 「そうか……実は私は主人公ではなくライバルだったのか」 「何を言ってるんですか、ハクオロさんが主人公ですよ」 「ありがとう。けれどフォローはいいよ、柚ちゃん」 「あ、そっちで呼ぶんですね」 「なんならりょーかと呼んでも……ごめんなさい恥ずかしいので勘弁してください」 「え〜……」 「せめてシャマルさんのアイコン使っておこうよっ!?」 「誰に突っ込んでるの、ユーノ君……?」 「ユーノ、突っ込みすぎて酸素欠乏症に掛かって……」 「違うからっ!? あぁもう、伝わらないってもどかしいっ!?」 「言葉にしないと伝わらないことも、きっとあるよ?」 「そうだね。そして……なのははずっと伝えようとして、私を救ってくれたんだよね」 「そうかな……?」 「そうだよ」 「……にゃはは、恥ずかしいな」 「ふふふ♪」 「(入れない、この娘達の会話に入れない)」 「胸に虎の顔をつければカッコヨクなれる!」 「せめて“にゃー”をつけてから喋れぇええええっ!」 「今の私はネコミミ美幼女!」 「はぁ……あ、あたまいたい」 「眠る? 私の膝でいいなら貸すよおにーちゃん」 「……………え、遠慮しとく」 「素直に大人しく私の太腿の上で眠りにつけ少年ーっ!」 「うわ、案外力強いあぁ首が――――」
「……どうやって突っ込めばいいんだろう」 「今こそクロノ君を呼んでダブル突っ込みになる時だよ、ユーノ君!」 「そ、そうなのっ!?」 「しかしクロノ少年は病院送りになっていたのだったー」 「誰ぇええええっ!?」 「猫にゃ」 「嘘だ嘘だ嘘だーっ!? 猫は人語を喋らないー!」 「違う、猫の言葉を君が理解しているのにゃ!」 「そうなのっ!?」 「いや、嘘です」 「…………」 「ねぇ、教えてくれない?」 「にゃうー?」 「クロノが病院送りって、何があったの……?」 「………………」 「………………」 「おにーちゃん、私の膝を無理矢理枕にしようとするから……私、私……っ」 「クロノを殺して私も死ぬーっ!」 「ふぇ、フェイトーっ!?」 「あ、人の“ 「……ダブルライダーって言えなかった。言いたかったのに」
「……そんなこと言われても、その……困る」 「そーゆーことにゃーあんまし耐性ねぇからな、シグナム」 「そういう行為に時に乳房をそう扱うというのは聞いたことがあるが……そ、そういう話を書いておられるのか?」 「……見てるこっちが恥ずかしくなるくらいの赤面っぷりだな、リーダー」 「う、煩い……! 私だって恥ずかしく思う時だってあるんだ……」 「けどこれ、罵るコーナーだぜ? 恥ずかしがってたらできないじゃねーの?」 「そ、そそそ……そう言われても……」 「あたし達のリーダーは職務を果たせねぇような奴だったのか……?」 「違う、それは違うぞヴィータ! お前達の将は……!」 「ならやってみろシグナムっ。それでこそのあたし達のリーダーだろっ」 「あぁ、任せろ……!」 「頑張れご主人ー」 「紫電改の言葉が分かった!」 「反応早っ!? っていうか今普通に喋ったじゃねーかそいつっ!?」 「これも日ごろの努力が身を結んだのか……っ!」 「どんな努力したんだよシグナムっ!?」 「ネコミミ装着から始まり語尾を変え猫のように行動し猫仙人に弟子入りし……」 「……もういい、聞いたあたしがバカだった」 「紫電改ー!」 「ご主人ー!」 「……って、誰が罵るんだよえぇえええっ!?」 「私は紫電改と抱擁中だ」 「にゃー(猫は人語を喋れない)」 「てめぇらはよぉっ!?」 「あれ、どうして2人がここに……?」 「ちょうどいい。お前が罵れっ」 「えぇ……っ!?」 「これも人生勉強だ、ゴーッ」 「えっ……と……」 「(…………これでなんとか収まりがつく)」 「その程度じゃ私は濡れな」 「ちょっと待てこらぁあああああっ!」 「え? ええ??」 「んなセリフどこで覚えたんだよ……っ!?」 「か、母さんが昔私に言って」 「うっがぁあああああああああああああっ!」 「母さん。父さんってどんな人だったの?」 「あの人は……変わった趣味の持ち主だったわね」 「そうなんだ」 「今でも忘れないわ。あの人が私に告白してくれた日のことを……」 「父さん、何て……?」 「“これで一生僕を虐めてください”って、鞭になるデバイスと一緒にね」 「……泣いてるよ、母さん?」 「ふふ……ちょっとだけ、懐かしくてね」 「(……フェイトにはちゃんとした人が見つかるといいなぁ)」
「度々番組が乗っ取られてる気がする。ユーノです」 「レイジングハートエクセリオンモード……ストライクフレーム展開……」 「ちょぉっ……なのはぁっ!?」 「だって……だってぇえっ!?」 「お、落ち着いて、ボクはなのは一筋だから!」 「ほんとに……?」 「うん、本当だよ。だから安心して、なのは」 「あ…………」 「さっき頬っぺた触られるの好きって言ってたから」 「うん……ありがとう、ユーノ君♪」 「落ち着いた?」 「うん」 「そっか、よかった」 「やっぱりリインちゃんもふっ飛ばして禍根は全部断つべきだよね」 「落ち着いて、落ち着いてなのは、落ち着いてぇぇええええっ!?」 「ゴルディオンフレーム展開! 光とな」 「誰か止めてぇええええええええっ!?」
「え、えーっと……く、くたばれ地獄で懺悔しろ……!」 「迫力無いね、ユーノ」 「ごめんなさいボクにはこれが精一杯なんです……」 「ううん、頑張った、ユーノ君は頑張ったよ」 「なのは……」 「だから後は私に任せて、ね?」 「うん、お願い……って、えぇええっ!?」 「そのセクハラのようなお便りは訴えて勝つよ? そんな子は妹さんに虐げられ続けてなさい」 「なの……」 「罵り方の指定? それこそ、くたばって地獄で懺悔しろなの」 「な、なのはー………?」 「くたばらないなら私自らこのストライクフリーダムフレームで」 「なのはゴメンッ!」 「延髄っ!?」 「……ぷるぷる、ぷるっ、ぷるっ」 「…………」 「…………」 「罵るって難しいのね」
「馬鹿みたいなことだって究めればきっとカッコイイよ」 「にゃー(その馬鹿みたいなことが“メイド服着装!”とかだったりすると目も当てられない)」 「あ、あはは……」 「……妹さん、口は悪いけど仲は良いんじゃないかな?」 「そんな感じだねー。そこは行ってあげるべきだよ、お兄ちゃんとして!」 「きょ、拒否の方法を相談されてるんじゃぁ……?」 「妹として私は妹さんを応援します」 「うん、私も」 「ちょぉぅっ!?」 「にゃー(あと、ロリは犯罪だから抑えとこー。自制心こそ人類の宝よ、君)」 「…………いいのかなぁ、こんな返答で」
「ユーノ君がリインちゃんに走ったら、私はユーノ君を……」 「そんな思いつめた顔しないでなのはっ!?」 「だってだってだって……!」 「大丈夫だから、ボクはなのはの傍にいるから……ね?」 「うん…………」 「でも、幼女エンドの方が面白いと思う猫」 「ディバインバスターァアアア! アクセルシューターァアアアッ!」 「なのはぁあああああっ!?」 「……あたし達はどうなるのかしら」 「さぁ……?」 「被害が出ないことを祈るばかりよ……」 「……そうだね」 「みんなふっ飛んじゃぇええええ!」 「止まってなのはぁあああっ!?」
「続けてのお便りだね」 「ぜぇ……はぁ……なんとか収まった……」 「ごめんね、ユーノ君……」 「いいよ、なのはのためならこれくらいなんでもないから」 「ユーノ君……♪」 「あ、あの……続き、いい? 私、喋っていいかな……?」 「あ、いいよいいよ! 好きに喋っていいから! 遠慮しなくていいからっ」 「で、でも…………」 「ゆ、ユーノ君の言う通りだよ! ほ、ほら、続けてフェイトちゃん!」 「うん……あのね」 「うんうん!」 「あんまり自分を卑下するのは良くないよ……?」 「どういうこと……?」 「あの、名前の所が……」 「あ、あぁ」 「気持ちが引いちゃうことがあるの、私分かる気するんだ。私がそうだから……」 「フェイトちゃん……」 「でもね、自分に自信を持っていこうよ? 気持ちが引っ込んでたら何もできないんだよ……?」 「しかしそれって小説の書き方のアドバイスとはまったく関係無」 「アクセルシュシューター流星乱舞ー!」 「ぐぼぐぉぅっ!?」 「フェイトちゃんが折角気持ちの篭った話をしてるのに、何、何がしたいの……!」 「い、いや、突っ込みをですね……?」 「それは突っ込みって言わない、台無しって言うんだよっ」 「え……あ……ごめんなさい……」 「謝るなら返して! 貴方が台無しにする前の時間を返して……!」 「んなっ!?」 「……あ、あぅ」 「大丈夫。きっと伝わったさ、フェイト」 「クロノ……?」 「それ以外の誰に見える?」 「ううん、クロノにしか見えない。けど……入院したんじゃ?」 「ちょっと運ばれただけだよ。この通りピンピンしてる、大丈夫さ」 「そうなんだ……」 「あぁ、それで」 「なら、クロノを殺して私も死ぬね」 「ふぇ、ふぇいとぉっ!?」 「小さい女の子や男の子が好きなクロノなんて、クロノなんて、クロノなんてっ」 「ちょ、ごか……誤解だフェイトぉおおおおおおっ!?」 「うわぁああああんっクロノのバカーぁあああああっ!」
「書式があんまりにも綺麗やったんで、今回のお便りの掲載方法の参考にさせてもらいました〜」 「何の話してるんだ、はやて……?」 「ぷろでゅーさーさんからの伝言をちょっと、な」 「ふーん。でさ、どうしてはやてがここに?」 「あー、それはやな〜……」 「貴方が時を戻すまで、私は撃つのを止めないっ!」 「ちょ、やめ、ちょ、ぐぉっ!?」 「なのはー!? なのはー!?」 「だいじょうぶ、いっしょになるだけだよ、くろの……?」 「どういう意味での一緒なんだっ!? っというかその包丁をしまってくれぇっ!?」 「ふふ、ふふふふふふ……」 「…………な?」 「ふ、深くは突っ込まねぇ……」 「解説はな〜……構わないんやないかな」 「なんで?」 「ん、これも伝言になるんやけどね?」 「うん」 「“うちは無礼講ですから”やって」 「は……?」 「好きなようにしてくれればええて言ーとるんやないかな」 「は……? え……?」 「たぶん、お祭りみたいにしたいんやと思うよ?」 「祭り……?」 「そ。みんなでワイワイ好きに騒ぐ。ヴィータ、今年のお祭りは楽しかった?」 「うん……楽しかった」 「どうして?」 「えーっと……金魚すくったり、輪投げしたり」 「いっぱい遊んだんよねー?」 「うんうん! 色々やれて楽しかった」 「そんな感じにしたいんやろね〜」 「……色々やれる?」 「そう。好きにな」 「ふーん…………」 「好きな形で関わってもらえばええ。でも、たまに応対硬なっちゃうこともあるんで堪忍なー。と、これはまた伝言混じり」 「ぶっちゃけ中の人は割りと末期なんでもう落ちる所まで落ちたと」 「まだ話は終わってないのっ!」 「ぎゃぁああああああああああっ!?」 「…………」 「こんな所で良いのなら、今後ともよろしゅうに、です〜」
「中の人がクーガ以外全然知らないという事情により選択肢を選べないっ!?」 「日曜日の朝は何故だか予定が入るんだ、だとか」 「でも、あの装甲はバリアジャケットに活かせるかも?」 「あの装甲って……カブトの?」 「うん。私やなのはだと使い辛いけど、シグナムならどうかなって」 「防御重視の重装形態に速度重視の軽装形態というわけか」 「どう……?」 「難しい所だな……」 「手段として可能にしておくくらいはいいんじゃないか? 選択肢が増える分には構わないだろう」 「ふむ、それもそうか」 「にゃー(……なんで彼らは何事も無かったように普通に喋っているのだろう)」
「色々あること、じゃないかな」 「……フェイトちゃん?」 「苦しいことや辛いことがいっぱいあって……」 「…………」 「泣き出しそうになることもいっぱいあってね……?」 「…………」 「でもね、それだけじゃないんだ。楽しいことや嬉しいことだってあるんだ」 「そうだね。君は、それを沢山経験してきたんだったな」 「うん……今が苦しくても、楽しい日はきっとやってきてくれるんだ」 「フェイトちゃん、今は楽しい?」 「もちろんだよ、なのは」 「そっか。私も楽しいよ♪」 「うん……♪」 「(……この2人の会話、入っていくのが辛くないか?)」 「(あ、やっぱりクロノもそう思う?)」 「(あぁ……どうも)」 「(2人の世界が出来てるんだよね……)」 「(それはお前となのはが話してても変わらないんけどな)」 「(あ、あははーっ)」 「続いては暴露コーナーいい加減アバラ折れすぎなんですけどぉっ!?」 「こういうのはね、中の人は出てきちゃいけないの」 「……お、お便り読むよー」 「じゃあ、最初はこれ」
「中の人違いだぁあああああああっ!」 「今夜はユーノ君とクロノ君でダブルライダーだね! やった、言えた!」 「ダブルライダーって何、なのは?」 「じ……実はよく分からないんだ」 「そ、そうなんだ……」 「っというか、僕達もどう答えていいか分からないぞ……」 「中の人、呼ぶ……?」 「アバラがー、背骨がー、いぎゃー、みぎゃー」 「……えーっと」 「とりあえず言えることは、ここはまだまだドマイナーなの」 「言うとこそこなのなのはっ!?」 「えっちなのは、ユーノ君が私以外の人としてるところを書かなければ問題無いよ」 「いやあのあのあのですねぇなのはさんねぇっ!?」 「ねぇ、クロノ」 「うん……?」 「クロノ君の苦いの、ちょうだい?」 「あの女の匂いがするのー………っ!」 「ちょ、ぉうわぁああっ!?」 「にゃー(掛け合いの出来ない私。ちょっと寂しい)」
「クロノ君って……」 「クロノ……」 「いや、あれは戦闘戦術上の都合であって別に僕が特殊な趣味を持っているわけではっ!?」 「その割には、不可解な縛り方をしてくれたよな執務官殿は」 「シグナムーっ!? いや、だからアレは」 「いや、いい。大丈夫、分かっている」 「そ、そうか…………」 「執務官がどのような趣味を持っていても、私達が貴方にある恩が消えやしないのだから」 「分かってないだろう君ぃいいいいっ!?」 「あんな辱めを受けたのは…………ほ、本当に恥ずかしかったのだぞ……?」 「それは赤らめられた君の顔を見ればわかるッ!?」 「なら何故あんな縛り方をしたぁ……っ!」 「だから戦術上仕方なく……っ!」 「手足を封じるだけで事は済んだはずだ! それを……それを……執務官殿は私を辱めて……」 「誤解、誤解だ、誤解なんだ……っ!?」 「〜〜〜♪」 「諸悪の根源はあんたの魔法の師匠なんだけどね、クロ助」 「私はね、ちょっとみっちり忘れられないよう教え刷り込んだだけさ」 「へいへい」
「私はユーノ君と一緒に」 「わ、わーわーわーわーわー!」 「自分を卑下するのは」 「フェイト……話がループするから止めておこう」 「にゃー(誰か我輩を使ってみないかにゃり? 今なら50%オフよん)」 《私、最近あんまり出番がありません……》 「平穏に暮らせればそれでいい……」 「やっぱり、出番があると嬉しいよ〜?」 「演じる側はね。見るよりも演じることの方が好きだからね」 「うんうん。出番多すぎると今度は大変やけどね」 「あはは……それはね」 「…………」 「な……なのはさーん……?」 《嫉妬モードが起動したと思われます》 「……なのは」 「(プイッ)」 「あのね、なのは……?」 「ユーノさんあったかいですー♪」 「む(般若の形相)」 「ちょ、リインこの状況でそれはぁっ!?」 「みなそれぞれ自分の役柄は気にいってるらしい、ぞ?」
「ま、今はこうしてピンピンしてるんだし問題無いよ」 「…………」 「なのは?」 「もしも、もう一度同じ状況になった時、私はまた撃たなきゃいけないのかな……?」 「んー……」 「私は撃ちたくない……」 「その時はさ、別の方法を考えよっか?」 「でも……」 「あの時はさ、ボクも間違えたなーなんて思ってるんだね」 「どうして?」 「なのはを泣かせちゃったからさ」 「あ…………」 「今度はなのはを泣かせないですむ方法を考えるよ」 「ユーノ君が泣いちゃう方法もダメだからね……?」 「分かってる」 「本当に……?」 「もちろん」 「絶対だからね」 「うん、絶対だ」 「……うん♪」 「あ、一言も喋れなかった」 「あの中には入っていけないって」 「そ……そうだね」 「〜〜〜♪」
「そんなことないもん!」 「なのはを疑うのは許せないな」 「だって私あの時……ひっく……」 「ボクはちゃんと君の傍にいるから……なのは」 「うん……ユーノ君ありがとう……」 「ん……ボクはなのはを信じてるから、ね?」 「うん……」 「クス♪」 「黒いぞこの人」 「ホワイトファング出動!」 「ちょ、あ、処刑は止めぎゃぁあああああっ!?」 「それでは、最後のコーナーです」 「もう終わりになっちゃうんだね〜……」 「最後の最後までがんばっていこ?」 「うん!」 「それじゃあ、お便りを読むね」
「あ、新婚生活だってユーノ君!」 「地上波版の方だとあぁなっちゃったから……今度は甘々でいこうか」 「うん……♪」 「(くろのぉ……)」 「(気持ちは分かる。けど、帰るのはダメだフェイト……)」 「お帰りユーノ君」 「ただいまなのは」 「えへへ〜」 「どうしたの、ご機嫌だねなのは」 「ユーノ君が帰ってくるのは私の所なんだな、って思ったら……ね?」 「何を当たり前のことを」 「だって、嬉しくなっちゃったんだもん」 「そうむくれないでって。……なのはがやっても可愛いだけだから」 「む〜!」 「あはは、かわいいなぁなのは」 「むーむーむー!」 「そんなに可愛いとね……?」 「え? あ、ゆ、ユーノ君っ!?」 「…………食べちゃうよ、君のこと?」 「あぅ……………あ、あのね」 「うん……?」 「私、シャワー浴びたばっかりだから……その、すぐしてもいいよ?」 「……そっか」 「うん、だから」 「ストーップ!」 「え〜…………」 「君達はR指定をかけるつもりかっ!?」 「実は、割りと」 「やだ、恥ずかしいよユーノ君……きゃ♪」 「むしろ喜んでるように見えるのだが……」 「なのはとユーノは誰かが止めないと本当に止まらないんだね……」
「あんたはいったいなんなんだぁあああああああっ!」 「貴方のご主人様よ♪」 「…………」 「…………」 「はっ!?」 「……じ、実は中の人はシードも見てないという体たらく」 「丁度見れないんだよね、用事があって……」 「でも、もう一本がんばってみようか?」 「……うん!」 「(今度は何をするんだろう……?)」 「ひゃっほー! やっぱボクって不可能をかの」 「ユーノくーん……っ!」 「(よりにもよってそれなのっ!?)」 「(ユーノ……安らかに眠れよ……)」
「最後のお便りになりましたー」 「君も大概丈夫だよな……」 「そうじゃないと、なのはの恋人なんて出来ないからね」 「遠まわしに私といると危険だって言われてる気がするよぅ……」 「そうじゃないよ」 「じゃあ、どうなの……?」 「なのはは強いから。だからなのはを支えるためにボクも強くなろうって……そう思うだけさ」 「……私、強いわけじゃないよ」 「ううん、ボクはなのはに救われ」 「演じろよ君達シチュエーションっ!?」 「いいのか?」 「へ……?」 「過去の恥を晒すことになるけど、いいのか?」 「…………」 「もう捨てるものなんて無いんだからバカさ無限で行こうぜ?」 「猫に諭されてるよ、僕……」 「で、どうするんだ?」 「あ、あー……じゃあ、お2人さん、これ演じてください」 「原稿用紙?」 「それに中身書いてあるからっ」 「これは…………よし、やろっか、ユーノ君」 「ん……そうだね」 「帝国の王子のお嫁さんにって無理矢理攫われたお姫様を単身助けにいった騎士のお話、なんだって」 「準備も出来たようなので、どうぞ」 「ねえ、ユーノ君」 「ん、なに?」 「どうして助けに来てくれたの?」 「……………」 「……黙らないで、教えてよ」 「なのはが、泣いてたから……」 「えっ?」 「なのはが泣いてたからだよっ!」 「な、なんで?」 「なのはは、幼馴染だし、先代の団長達にも頼まれてたし……」 「それだけ?」 「なのはが、好きな人がいるって言ってたから」 「…………(真っ赤)」 「なのはが好きでもない人と結婚させるわけにはいかないからね」 「……ねえ、私が好きな人って誰だと思う?」 「さぁ?」 「特別に教えてあげるよ♪」 「……別に聞かなくていいんだけど」 「だーめ、聞いて」 「わかった、聞くよ」 「それはね…………」 「それは?」 「ユーノ君、だよ♪」 「…………はっ?」 「ずっと言えなかったけど、私が好きなのはユーノ君だよ」 「えっと、え〜っと…………」 「告白したんだから、返事聞かせて欲しいなぁ」 「あ、王城が見えてきたよ」 「ごまかさないで!」 「あ、あははーっ」 「笑ってもだめ!」 「ヤメテ中学の時の文章晒すのは読み上げるのはそんな羞恥プレイぃいいいっ!?」 「諦めな、既に公開された」 「ぎゃー(ごろごろごろごろごろ)」 「……これで終わっていいのか?」 「なのはとユーノはあの状態だし……」 「ユーノ君……♪」 「な〜の〜は〜♪」 「…………クリスマス、か(遠い目)」 「今夜は家族で一緒に過ごそうね、クロノ?」 「……そうだな」 「いいなぁ、フェイトちゃん」 「家族、だから」 「そやね。あたしも今日は家族と過ごすよ〜」 「家族は大切に、だね」 「そやね。今日はいっぱい感謝したろ」 「……そろそろ締めていいか?」 「しかしここでプレゼントのお知らせー!」 「プレゼント……?」 「実はパーソナリティ投票がカップリング投票も兼ねてまして」 「そんな話初耳だっ!?」 「言ってねーもん!」 「…………で。投票がどうしたって?」 「あ、うん。クリスマスSS書いた」 「書けないって言ってただろお前っ!?」 「これが僕からのクリスマスプレゼントだー!」 「まったく…………で、なんでプレゼントなんだ?」 「いや、メールしてくれた人全員に渡そうかと」 「面倒だな」 「そうなんだよね。だから、ここに置いておくのでクリックした人全員にサービスだっ! 好きに持って帰れ!」 「それはプレゼントとは呼ばない……!」 「あ、時間軸は模擬しよ第一カード後ですよ? あと、読む前に深呼吸しておくことをオススメします」 「なんでまた……」 「じゃ、そゆことで後はよろしくぅっ!」 「ちょぁ、待てぇっ!?」 「この番組は、“FC2”と」 「って、締めに入るのかフェイトっ!?」 「“けもの堂”」 「は、はやてまでっ!? え、ええいっ。“ExpensiveNoise”の提供でお送りしました」 「ユーノ君ユーノ君ユーノ君♪ えへへ♪」 「なーのーはー♪」 「何故かここだけ隔離されてるけど……私、めげません!」 「“シャマルの物知りコーナー!”」 「ベルカの騎士はアリスソフトのゲーム出てますよ! ……って、えぇええええっ!?」 みなさま、ここまで読んでくれてありがとうございましたー(礼) 楽しんでいただければ幸い! さぁ、これで今年の大型更新はほんとに終わりっ。 ではみなさま、来年もよろしくお願いします……っ!(笑) |